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山昌一先生の早世を 悼む

ドキュメント内 2003July-August Vol (ページ 99-112)

野村不動産株式会社 取締役社長

中野 淳一

追悼  山先生

牛島総合法律事務所 弁護士

田村 幸太郎

は、乗り越えなければならない障壁が数多 く存在する。そのなかで最も決定的な壁は これまでの不動産取引に根強く存在する慣 行である」と市場改革を強く求めることも 忘れなかった。不動産市場の常識が不動産 に対するリスクプレミアムを必要以上に高 いものにしていることをすでに看破されて いたのである。不動産業界に身をおく者と して、不動産市場改革の遅れには内心忸怩 たるものがあるが、着実な改革の歩を進め

て行く必要性を痛感する次第である。

それにしても、63歳という年齢で鬼籍に 入られたことはあまりにも早世というべき である。この時期に先生を失ったことは、

不動産証券化業界にとっても日本経済にと っても大きな痛手であり、残念なことでは あるが、今はただご冥福を祈るのみである。

合掌

※「 」内の引用文はいずれも報告書添付のディス カッションペーパーから引用した。

(平成 8 年11月〜平成 9 年12月)

日本型不動産投資ファンド研究会は、当協会の前身である不動産シンジケーション 協議会が、 山昌一大阪大学大学院教授(当時)を座長に、平成 8 年11月、学・官・民 11名で発足させた研究会である。翌平成 9 年 8 月に「日本型不動産投資ファンド創設」

の提言を行った。

提言は、不動産特定共同事業法の大幅な改善により不動産投資ファンドの創設を目 指したものであったが、ちょうど金融審議会などで金融システム改革につながる審議 が行われていた時期と重なり、金融ビッグバン後の金融制度や広く投資ファンドのあ り方までを展望した内容になった。

主な提言内容は、「不動産市場と金融資本市場を結ぶ日本型不動産投資ファンドの創 設」、「不動産と金融という縦割りの枠を超えた官民の対応の必要性」、「会社型の日本型 不動産投資ファンドと株式市場の創設」、「金融商品の自由な設計と投資家保護を目的と する投資包括法である金融サービス法の創設」、「金融商品税制と不動産税制の平準化を 図り資産運用時代に適した法税制とする必要性」などである。また、不可欠なインフラ 整備として、①ファンドの仕組み者に対する忠実義務、監視機構の導入、②ファンド 持分の流通市場の整備、③不動産投資インデックスの策定と公表、④不動産投資顧問 業および格付け機関の確立も提言した。

この成果は、その後の不動産証券化制度整備の羅針盤となり、SPC法の制定とその 改正(資産流動化法)、改正投資信託法の制定に影響を与えた。

平成13年 3 月東京証券取引所に不動産投資信託市場が創設され、「日本型不動産投資 ファンド創設」の提言に盛り込まれた提案が具体的な形で実現したわけであるが、

山座長がこの提言で不動産投資ファンドに期待したものは、不動産投資ファンドが新 しい金融仲介チャネルの枢要な位置を占めるところまで拡大し、国民の金融資産が都 市開発等の社会資本整備に振り向けられ、わが国経済の活性化に貢献することである。

また、 山座長以下本研究会が提示した多くの問題点は、今もって解決途上にあると いわなければならない。

関係者の責務は依然として重い。

平成15年度 組織図および委員一覧

第1回通常総会第3号議案が承認されたことにより、平成15年度各委員会の委員が決定した。

総 会 

理事会  運営委員会  企画委員会 

制度委員会 

開発型証券化研究会 

税務・会計委員会 

市場整備委員会 

市場動向委員会  広報委員会 

(平成15年7月16日現在) 

規律委員会  規律委員会WG

教育プログラム  政策検討委員会 

J-REIT商品特性研究会 

(大橋研究会) 

不動産証券化税制研究会 

(岩崎研究会) 

投資行動研究会  資産流動化手引き研究会  J-REIT小委員会 

総務部  広報部  業務部  企画部  苦情相談室  事務局 

教育プログラム  検討WG

■組 織 図

■平成15年度新委員(敬称略・順不同)

運営委員会

委員長 宮本 照武 三菱地所(株) 資産開発事業本部代表取締役専務執行役員 副委員長 渋谷 正雄 住友信託銀行(株) 取締役兼常務執行役員

副委員長 松井 久生 住友不動産(株) 専務取締役ビル事業本部長 副委員長 丹治 和男 東急不動産(株) 執行役員資産活用事業本部長

副委員長 倉 弘昌 日興シティグループ証券会社 投資銀行本部マネジングディレクター 田代 正明 オリックス(株) 常務執行役員不動産ファイナンス本部長 山根 明穂 清水建設(株) 常務執行役員投資開発本部長

大井 正康 大和証券SMBC(株) 常務取締役 正春 中央三井信託銀行(株) 取締役専務執行役員 畑中 誠 東京建物(株) 代表取締役 専務取締役 牛山 憲幸 野村證券(株) 執行役

植松 丘 野村不動産(株) 専務取締役資産運用カンパニー長 小松 義秀 みずほ証券(株) 常務執行役員

矢作 光明 (株)三井住友銀行 常務取締役 生江 隆之 三井不動産(株) 常務取締役

近藤 憲 三菱証券(株) 常務執行取締役投資銀行本部長 中西 良和 三菱商事(株) 理事環境・開発プロジェクト本部長

企画委員会

山下 鉄也 オリックス(株) 不動産ファイナンス本部投資企画部長 谷田部 晴雄 清水建設(株) 投資開発本部投資企画部長

千田 正 住友信託銀行(株) 不動産業務部長 西本 芳照 住友不動産(株) 経営企画本部企画第一部長

佐野 秀一 大和証券SMBC(株) ストラクチャード・ファイナンス部付部長 角谷 歩 中央三井信託銀行(株) 不動産業務部長

小倉 敏 東急不動産(株) 執行役員資産活用事業本部ファンド推進部統括部長 加藤 和政 東京建物(株) 取締役投資事業開発部長

大都 保幸 三菱証券(株) 金融開発部長

倉 弘昌 日興シティグループ証券会社 投資銀行本部マネジングディレクター 桜井 淳夫 野村證券(株) アセットファイナンス部長

前田 研一 野村不動産(株) 資産運用カンパニー企画室長

梅田 浩樹 みずほ証券(株) ストラクチャードファイナンスグループ不動産投資銀行部不動産投資信託室長 川村 嘉則 (株)三井住友銀行 ストラクチャードファイナンス営業部部長

市村 重治 三井不動産(株) 企画調査部長 檀野 博 三菱地所(株) 執行役員資産開発事業部長

佐々木 伸 三菱商事(株) 環境・開発プロジェクト本部不動産事業・企画ユニットマネージャー

制度委員会

委員長 檀野 博 三菱地所(株) 執行役員資産開発事業部長

副委員長 仲田 裕一 三井不動産(株) 不動産証券化推進部不動産証券化推進グループ主事 副委員長 岸 正治 UFJ信託銀行(株) 不動産投資開発部営業推進部第1グループグループリーダー

槌尾 雄造 興和不動産(株) 不動産事業本部法人営業部証券化推進室副室長 渡辺 成輝 住友不動産(株) 経営企画本部企画第二部主査

太田 道春 大成建設(株) 資産マネジメント部証券化プロジェクト室長 長町 基志 東急不動産(株) 資産活用事業本部業務推進グループグループリーダー 若林 精 東京建物(株) 投資事業開発部グループリーダー

松崎 寛 日本土地建物(株) 資産開発運用部次長

吉田 祐康 野村不動産(株) 資産運用事業部投資マネジメント課マネジャー 石室 雅生 阪急電鉄(株) 不動産事業本部不動産運用部調査役

渡部 靖隆 平和不動産(株) 事業開発部課長

梅田 浩樹 みずほ証券(株) ストラクチャードファイナンスグループ不動産投資銀行部不動産投資信託室長 林 仁治 三菱信託銀行(株) 不動産カストディ部長

瓜生 真一 安田不動産(株) 社長室長

税務・会計委員会

委員長 尾崎 昌利 三井不動産(株) 不動産証券化推進部長

副委員長 木村 誠宏 野村證券(株) アセット・ファイナンス部課長 副委員長 田丸 雅康 三菱地所(株) 資産開発事業部副長

宮地 典之 (株)アーバンコーポレイション 取締役 西村 隆至 近鉄不動産(株) 取締役企画統括室長 伊藤 尚憲 (株)ケン・コーポレーション 営業推進部課長 高田 実 (株)サンケイビル 統括管理部部長

渡辺 成輝 住友不動産(株) 経営企画本部企画第二部主査 三浦 敬司 西武不動産販売(株) 総務部次長

冨田 賢次 中央三井信託銀行(株) 不動産投資顧問部主席調査役

河原 俊樹 東急不動産(株) 資産活用事業本部ファンド推進部ファンド推進グループグループリーダー 斉藤 充 東京建物(株) 投資事業開発部課長代理

萩原 俊昭 日興シティグループ証券会社 投資銀行本部ディレクター 吉田 祐康 野村不動産(株) 資産運用事業部投資マネジメント課マネジャー 矢嶋 悟 阪急不動産(株) マンション事業部部長

堀内 勉 森ビル(株) 業務管理本部財務部財務企画グループ課長 アドバイザー 杉本 茂 (株)さくら綜合事務所 公認会計士

アドバイザー 七搦 晃 (社)不動産協会 事務局長代理

市場整備委員会

委員長 千田 正 住友信託銀行(株) 不動産業務部長

副委員長 白石 孝生 オリックス(株) 不動産ファイナンス本部投資企画部課長 副委員長 加藤 和政 東京建物(株) 取締役投資事業開発部長

飛田 茂実 住友不動産(株) 経営企画本部企画第二部課長

植田 陽二 大和証券SMBC(株) ストラクチャード・ファイナンス部次長

ドキュメント内 2003July-August Vol (ページ 99-112)