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サハラ以南のアフリカは、18 歳未満の子どもたちが人口のおよそ半数を占める、世 界で最も若者の比率が高い地域であるため、これだけの集中は特に憂慮すべきことで ある

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。今後 15 年間にわたり、同地域は全世界の子どもたちの人口増加分のほぼす べてを占めることになるだろう。現在の傾向がこのまま続けば、2030 年にはサハラ 以南のアフリカの 1 億 5,600 万人の子どもたちが、1 日 1.90 米ドル未満で生き延び るために苦闘することになると考えられる。そして彼ら全体で、全世界の極度の貧困 層の半分近くを占めることになる

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サハラ以南のアフリカでは、他の地域と比べて貧困がより広く蔓延しているだけで なく、その程度もより厳しいものとなっている。同地域の貧しい人々は平均的に、1.90 米ドルという極度の貧困の基準値を超える生活水準の実現に向けた努力を、世界の他 の地域における同様の人々よりも低い基点から始めることになる。2012 年には、同 地域の約 8,900 万人(人口のおよそ 10%)の人々が、1 日 80 セント未満で生活し ていた。サハラ以南のアフリカでは、極度の貧困の基準値を下回っている人々は、平 均して 1 日 1.20 米ドルで生活しており、これに対して南アジアにおける極度の貧困 層の人々は 1 日 1.50 米ドルで暮らしている

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「中程度の貧困」の中で生活する

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世界子供白書 2016

2008 年の世界金融危機発生から 8 年が経過した今、景気回復の足取りは重く、高 い失業率、財政圧迫、格差拡大が、経済協力開発機構(OECD)に加盟する高所得国 の子ども世代の希望を奪っている

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。同時に、各国政府が危機に対応して開始した財 政削減の影響が子どもたちや貧困世帯に及んでいる

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2014 年に、最富裕国 41 カ国において金銭的な貧困の中で生活している子どもた ちは 7,700 万人近くに上った

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。金融危機前の水準を基準にすると、OECD 加盟 23 カ国の子どもの貧困率は 2008 年以降上昇している。5 カ国では子どもの貧困率は 50% 以上上昇している

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。欧州連合(EU)に加盟するほぼすべての国で、子どもの 貧困率がおとなの比率を上回っている(図 3.4. を参照)。

子どもたちと貧困:悪循環を断ち切る

>> 富裕国に暮らす子どもたちの貧困

100%

80%

60%

40%

20%

0

東アジアと太平洋地域 ヨーロッパと

中央アジア地域 ラテンアメリカと

カリブ海諸国 南アジア地域 サハラ以南の

アフリカ 合計

7%

22%

2%

6%

13%

6%

12%

25%

15%

35%

55%

43%

67%

84%

19%

55%

82%

極度の貧困状態にある人口の割合(1 日 1.90 米ドル未満)

中程度の貧困貧困の状態にある人口の割合(1 日 3.10 米ドル未満)

貧困に陥る可能性のある人口の割合(1 日 5 米ドル未満)

44%

グラフ 3.3.

低・中所得国の人口の半分以上が 1 日 5 米ドル未満で生活している

生活水準が各種の国際貧困ラインを下回る人口(%)<世界銀行の地域区分による>(2012 年)

注:合計は、PovcalNet によるデータ入手が可能な低・中所得国を参考にしている。算出時点で中東および北アフリカのデータは入手できなかった。推定値 はすべて 2011 年国債比較プログラムのベンチマーク推計から外挿法で入手した購買力平価(PPP)<現行の国際ドル>に基づいている。1 日あたり 5 米ド ルは世界銀行が使用している公式の国際貧困ラインではない。

出典:世界銀行(2016 年)。

チェコ共和国 オランダ デンマーク スロバキア フィンランド フランス オーストリア キプロス スロベニア ハンガリー スウェーデン アイルランド ベルギー マルタ ルクセンブルク ドイツ 英国 ポーランド リトアニア クロアチア イタリア ポルトガル ラトビア ブルガリア エストニア ギリシャ スペイン ルーマニア

0 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40%

合計貧困率 おとなの貧困率

おとなの平均 貧困率 16.3%

子どもの平均 貧困率 21.1%

貧困のリスクがある人口の割合(%)

子どもの貧困率

図 3.4.

大半の欧州連合(EU)加盟国で子どもの金銭的な貧困リスクはおとなを上回っている

欧州連合で貧困リスクにある人口(%)<年齢別>(2014 年)

注:「貧困リスク」は、社会的移転調整後の等価所得の中央値の 60% とする貧困の閾値以下で生活する状況と定義される。

出典:Eurostat (2016) based on European Union Statistics on Income and Living Conditions。

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