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では・多面的な見方殖てる歴史学習を行う歴史授業理諏基づいて、2っの授 業モデルr満州は日本の生命線?一進出か撤退か一」、r新生目本の出発点一単独講和か全

らず、小学生にとってかなり難しいものとなっている。

 第2章では、先行授業実践を分析し、r学習論」、r価値形成」、r教材選択の視点」という 視点で類型化した。

 その結果、小学校歴史学習における人物学習では、一っの立場に立つ人物を教材として 取り上げ、その人物の行為を追体験させることを通して人物の働き.(行為の自的・意図・

動機とその意味・意義)を理解させるという方法原理に基づいた学習方法が多いことが明 らかとなった。しかし、そうした学習方法は、児童の価値観を一つのものに収束させる「閉 じられた価値形成」となり、r社会事象を多面的に考察し、公正に判断する能力や態度」が 育成されるとは考えにくいことも明らかになった。

 そして、「社会事象を多面的に考察し、公正に判断する能力や態屋」を育成するための方 法原理を、以下のように抽出した。

 第一に、教材は、時代の選択という観点では、歴史上の人物が問題解決的行為を迫られ た歴史的論争場面があった時代で、その人物がとった一つの解決策だけが現実可能な案で はなかったと思われる時代を教材として取り上げる。また、人物の遷択という観点では、

教材として取り上げた歴史的論争場面を解決するための異なる方法を主張した人物のうち、

同等かそれに近いだけの実行可能力を持った主張をした複数の入物を取り上げる。

 第二に、授業過程としては、.導入部では、歴史的論争問題の場面を提示し、児童に学習 問題を発見させ、学習方法を明確にさせる。展開部(1)では、その問題を解決しよう と

した国内外の複数の立場の人物の主張やその根拠を資料からまとめて記述し、.当時の状況 を把握する。展開部(2)では、それぞれの主張から導き出される結果を予馴し、どの年 張を選択するかの判断を下す。さらに、その根拠となる自分の考えを明らかにする。終末 部では、レポートの作成など総合的な表現活動を行い、それについての自己評価・相互評

価を行う。

第3章では・多面的な見方殖てる歴史学習を行う歴史授業理諏基づいて、2っの授

分析フレームワーク

Nα 1 実践者 浅永 剛司

出典 藤岡信勝編rストップモ」ション方式によるi時間  の授業技術 小学社会6年」 日本書籍 198菖年 表題  r武士政権の誕生一源頼朝」

指導目標:源頼朝の生き様に嫉させることによって、武士中⑩新しい時代竣わっていく

   世の中の変動をつか玲とらせる。

視点1

学習論

伝達・注入 理解 説明 、 』意思決定

視点2:価値形成

視点3:吻教材

開かれた価値 成

閉じられた価

形成

1〜2人の人物

一つの立場)

無名の民衆 一つの立場1

複数の人物.

なる立場)

○ ○

コメント

視点1:源平の戦いや源頼朝の生き方を事例にして、武士が中心となる世の中の様子を理解    させる学習であるので、r理解」になる。

視点2:源頼朝に共感をし七、学習を進めていく形式となるめ智閉じら嫌価値形勢」と

   なる。

視点3:単元の中心となる天物が源頼朝なので、「1〜2人の人物 (一つの立場)」と塗る。

Nα2 実践者 平尾 和子

出典 藤岡信勝編「ストップモ」ション方式による.1 時問

 の授業技術ノ瞠社知年」目本論・988年!

表題  「勘合貿易と足利義満」

指導目標:足利義満が行った勘合貿易が社会に与えた影響を調べざせることを通して、歴史を    多面的にとらえるカをつけさせる。

.   視点1

       .   習論

伝達・注入 理解 説明. 』意思決牢

視点2:価値形成 視点3:.人物教材

開かれた価値 成

閉じられた価

形成

1〜2人の人物

一つの立場)

無名の民衆 一つり立場)

夜数の人物 異なる立場)

○ ○

コメント

視点1:金閣寺を導入に使を\それを立てた足利義満の財力に注目させ、財力形成の大きな    要素となった勘合貿易について学んでいくことを通・して二室町幕庸が全国への支酉己    力を強めていっ礪子を理解させるので「理解」になる6

視点2:「勘合貿易は室町幕府の支配力を強めるための大きな要秦となっだ。」という結論硅    達する授業なので!「閉じられた価値形成」になる。

視点3:足利義満という一木の人物に注目して授業が構成されているので》「1〜2人の人    物(一っの立場)」になる。

No.3 実践者 田中 力,

出典藤岡信勝編rストッナモニショ坊式による・時問

 の授業技術小学社会6午」昨書籍・088年』

表題  r農民の生活を高めた宮崎安貞」

指導目標:宮崎安貞の生き様や彼の書いた「農業全書」を調べることを通してさ江戸時代の農    民の姿をつかませづ。

視点1

学習論

伝達・注入 理解 説明 .意思決牢

視点2:価値形成 視点3:人物教材

開かれた価値 成

閉じられた価

形成

1〜2人の人物

一っの立場)

無名の民衆1 一っの立場)

護数の人物.1 (異なる立場)

○ ○

コメント

点・:宮崎安貞の書いた・儂業全書」を導入に使い、作者の宮崎安貞に齢させ、彼の生    き方や農民との触れ合いの様子を調べていくことを導して・江戸時代の農民の様子    を理解させる学普なので、r理解」になる。

視点2:宮崎安貞の生き方に共感し、業績を肯定的にとらえる弩業構成な¢で、「閉じられ    た価値形成」になる。

視点3:江戸時代の農民(蘇)の姿をつかむ授業であるが諏材として館崎安貞を蝶

   の中心にすえた、11〜2人の人物(一つの立場)」になる。

No.4 実践者 泉 和好』

出典 谷川彰英・国井寛編著『小学校 地方の人物に学ぶ  歴史の授業』東京書籍 ま♀92年

表題  「大和朝廷と東国」

指導目標:稲荷山古墳から出土した鎌IIの文字(・・5文字)を手赫りとして、埋葬ざれた    豪族は、大和朝廷から武蔵国の統一を依頼されるぼどのカがあづだことを考,えさせ    る。

視点1

学習論

伝達・注入 理解 説明

¥意融定1

視点2:価値形成 視点3:1人物教材

開かれた価値 成

閉じられた価

形成

1〜2人の人物

一っの立場)

無名の民衆1 一つの立場)

複数の人物、 .(異なる立場)

コメント

視点・:古墳に鉄剣が埋められたわけや、豪族が鉄剣を持ってい鯉由藤習してレ1疑ど.

   を通して、武蔵殴大和朝廷がつながっていたことをつかみ、大和朝廷の婿力が

   広い範囲に及んでいたことを理解させる学習なので.r理角奉」に嫡.

視点2:豪族が鉄剣を持つ意味や大和朝廷の支配力が強まったことに対しで、肯定的な考え

   も否定的な考えも子どもに持たせるものqまないのさ1雌形晦意図しない授業

   であるといえる。

視点31教材のなかにあげられている人物は、豪族、朝廷などが南るが、支配者層であるい    うことからr1〜2人の人物(一つの立場)」になる。㌃

Nα5 実践者 近藤 信義

出典 谷川彰英・国井寛編著『小学校 地方0)人物に学ぶ

 歴史の授業』東京書籍 1992年

表題  「ご恩と奉公」

指導目標:頼朝と武蔵武士.(畠山重忠)との結びつきを通し.て紹政治の中心人物を支えた武    士のあり方(ご恩と奉公)にっいて考えさせる。

視点1

学習論

伝達・注入 理解 説明 ♪意思決定・・

視点2:価値形成 視点8:人物教材

開かれた価値 成

閉じられた価

形成

1〜2人の人物

一つの立場)

無名の民衆、

一つの立場)

蹴の人物.』

異なる立場)

○ ○

コメント

・:畠山重忠の生き方禰頼朝が畠山重忠を信頼した髄調べるζヤを通してlrご

   恩と奉公」という鎌倉時代の武士の様子を理解させる学習なので1、f理解」に奉る。一 視点2;源頼朝に忠節を尽』ぐす畠山重忠を肯定的にと

  ているので「閉じらわた価値形成」になる。

視点3:畠山重忠を教材の中心にすえているので・r・〜2人の入物(一つφ立場)」陣臥

らえさせ試とを意図する蝶となっ・

Nα6 実践者 下山 トヨ子

出典 谷川彰英・国井寛編著『小学校 地方の人物1と学ぶ

 歴史の授業』東京書籍・1992年

表題  「参勤交代」

指導目標:参勤交代の藩主あ触書を肌て名主を中心とし縮場の組織的な対応嚥子にづ

   いて考えさせる。

視点1

・学習論

伝達・注入 理解 説明 意思決定

視点21価値形成 視点31人物教材

開かれた価値 成

閉じられだ餌

形成

1〜2人の人物

一っの立場)

無名の民衆 一つの卒場)

複数の人粉

なる立:場)

コメント

視点・:川越藩藩主松平斉典が参勤交代の際に宿場咄し融書を調べる舛とを凪て、名:

   主を中心とした錫の組織的な対応の様子をつか襟業筋るので「理解!になる9・視点2:本実践の前にr参勤交代を通しての将軍と大名と酷びつき」を学習し、本実践と

   あわせて、幕府にとっての利点や大名や民衆にとっての負担など丸,参勤交代φ意義    を子どもが判断ずるようになっているカ§、本実即みで!ま、r齢られた価値形成」

   になる。

視点3:参勤交代の際に禾帰れる宿場町の人に焦点を当てて・轄をすすめてし・く・「エ    〜2人の人物(」りの立場)」になる。

出典 谷川彰英 国井軍編著『小学校 地方の人物に学ぶ

Nα7 実践者 高根

自旦

歴史の授業』 東京書籍 ig92年 表題 「江戸時代の村づくり」

指導目標: 村づくりのプラシを考え、実際の村づく りでどんなごとが行われたのかを調べう 活動を通して、 灘柳沢吉保の村づく り一の願いや工短っかませる。

視点1

学習論

伝達・注入 理解

説明1

・意思決定』

聞 ■

視点2:価値形成 視点3:人物教材

開かれた価値

閉じられた描

1〜2人の人物 無名の民衆

複数の人物

形成 値形成 (一つの立場) (一つの立場) 保なる立場!

○ ○

コメント

・視点1

「江戸時代の村づ< り」 やr上富村の入植証文」やr村名の由来ξ『なった論語」な どの資料を調べる ことを通して、 藩主柳沢吉保の村づく りへの願いや工夫を理解 し、その結果現在舶分たちが住んでいる町ができ,て喝ことを命ませるという 学習なので r理解⊥ になる。

・視点21郷土の開発に努加た柳沢吉保を肯定的にとらえさ略麟構成と勧ているので、

「閉じられた価値形成1になる。

・視点3 ;柳沢吉保という村づく りを計画する人物の視点から授業が構成されているので、「1

〜2人の人物 (一っの立場)」になる。