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圧縮管理領域の縮小

第 7 章 プール

7.3 プール操作

7.3.4 圧縮管理領域の縮小

圧縮管理領域の縮小を開始します。

・縮小容量

縮小する圧縮管理領域の容量を指定します。

1GB単位で、縮小容量を1GB以上で、縮小可能容量以内で指定する必要があります。

・実行速度

圧縮管理領域を縮小する実行速度を指定します。

縮小する実行速度は自動/高/中/低が指定可能です。

以下に、これらについて説明します。

① 自動

負荷状況に応じてディスクアレイが縮小する実行速度を自動調整し、業務システ ムに与える影響を最小限に抑えて縮小を行います。

推奨速度であり、縮小する実行速度の既定値です。

② 高

縮小する実行速度を常に高速にして縮小を行います。

負荷状況に応じないため、業務システムに与える影響は大きくなる可能性があり ます。業務より縮小を優先させたい場合など、特別な場合に指定します。

③ 中

縮小する実行速度が常に中程度になるように縮小を行います。

負荷状況に応じないため、業務システムに与える影響は大きくなる可能性があり ます。業務より縮小を優先させたい場合など、特別な場合に指定します。

④ 低

縮小する実行速度が常に低速になるように縮小を行います。

業務システムに与える影響は小さいですが、縮小が完了するのに時間がかかる場 合があります。

下記の場合には、圧縮管理領域の縮小の開始ができません。

・ 縮小可能容量は0である

・ プールの状態は「障害(comp-error)」である

・ プールの状態は「注意(compaction-fail)」である

・ プールの縮小状況は「実行中」である

・ 縮小を実施したいプール内でデータ最適配置が動作中である

縮小実行中の状態については、下記いずれかの手段で確認してください。

状態監視画面から、プールのプロパティの「圧縮」タブに表示されます。

「圧縮管理領域の縮小状況」項目に「実行中」と表示される場合に、プールの圧縮管理領 域の縮小が実行中である。また、「圧縮管理領域の縮小進捗率」項目に、圧縮管理領域の 縮小の進捗率を0%~100%で表示されます。「---」と表示される場合に、プールの圧縮管 理領域の縮小が完了したことが判断できます。

iSMview -plnコマンドで確認してください。

--- Compression Pool Information ---

セクションの「Compaction State」に表示されます。

「Compaction State」に「Running」と表示される場合、プールの圧縮管理領域の縮小 が実行中である。また、「Compaction Progress Ratio」に、圧縮管理領域の縮小の進捗率

0%~100%で表示されます。「Compaction State」に「---」と表示される場合に、プー

ルの圧縮管理領域の縮小が完了したことが判断できます。

プールの状態が「障害(comp-error)」もしくは「注意(compaction-fail)」となった場合、

以下の手順により復旧してください。

1)物理ディスク情報の一覧を表示し、各物理ディスクの状態の確認を行います。

プール内の物理ディスクに障害が発生している場合は、物理ディスクの保守対応を行って ください。

プール内の物理ディスクに障害が出ていないことを確認してから、次に進んでください。

2)対象の圧縮プール上にある障害状態の圧縮論理ディスクを削除して再作成してください。

3)再度、圧縮管理領域の縮小を実施してください。

4)再度失敗する場合は同一プール内の全ての圧縮論理ディスクを削除して再作成してくださ い。

縮小の容量変更を行いたい場合は、縮小を停止してから、再度縮小容量を指定してください。

停止

圧縮管理領域の縮小を停止します。圧縮管理領域の縮小中のプールのみ実施できます。

速度変更

圧縮管理領域を縮小する実行速度を変更します。

移動ボタン

[実行]

以下の確認ダイアログが表示されます。

7-25 圧縮管理領域の縮小の開始の確認ダイアログ

7-26 圧縮管理領域の縮小の停止の確認ダイアログ

7-27 圧縮管理領域の縮小の速度変更の確認ダイアログ

「はい」を選択すると、圧縮管理領域の縮小の設定が実行されます。

「キャンセル」

設定を変更せず、[監視]-[画面表示]に戻ります。

プール内の物理ディスクの稼働状態が修復中の場合は圧縮管理領域の縮小が進みません。

圧縮管理領域の縮小を優先的に行いたい場合は、圧縮管理領域の縮小の処理を先に行う必 要があります。

圧縮管理領域の縮小では、対象プール内で、圧縮論理ディスクのデータ移動が行われます。

この時に、移動先へのデータを格納する実容量が必要になるため、一時的に実容量の割り 当てが多くなります。そのため、対象プール内の圧縮論理ディスクにLD容量クォータや LD 容量しきい値を設定していてかつ、圧縮論理ディスクの空き容量が少ない場合、圧縮 管理領域の縮小による容量の割り当てにより一時的にクォータやしきい値を超過してしま う場合があります。LD容量クォータ、LD容量しきい値を設定している場合、設定してい る全ての圧縮LDに対して、(LD容量クォータ-割当済み容量)と (LD 容量しきい値-割 当済み容量)の残実容量が64GB以上ある状態で、縮小を実行することを強く推奨します。

縮小の停止を実行してから、「未実行」の状態になるまでに数秒間の時間がかかります。

再度、縮小を開始する場合は圧縮管理領域の縮小状態が「未実行」に変わったことを確認 してから実行してください。

圧縮管理領域の縮小では、縮小容量が最適なサイズに調整されるため、ユーザーが指定し た容量よりも大きく縮小される場合があります。

プールが縮小実行中の場合は、そのプール内で新たな圧縮論理ディスクの構築は実施でき ません。

プール操作の容量拡張を実施することで、圧縮管理領域の縮小に時間がかかる場合があり ます。圧縮管理領域の縮小を優先的に行いたい場合は、プール操作の容量拡張を実施せず に、圧縮管理領域の縮小の処理を先に行う必要があります。

プール内で、圧縮管理領域の縮小が動作している場合に、プール操作の再配置を実行する ことで、圧縮管理領域の縮小に時間がかかる場合があります。圧縮管理領域の縮小を優先 的に行いたい場合は、再配置を停止させてください。

複数のプールで同時に縮小を実行する場合は、装置の負荷状況により、縮小の完了に時間 がかかる場合があります。

圧縮論理ディスクの解除はバッググランド解放処理を行います。そのため、縮小可能容量 が増えるのに時間がかかります。

縮小可能容量は縮小の完了時または停止時に再計算を行うため、実行中は縮小可能容量は 変化しません。また、縮小する直前、縮小中に圧縮論理ディスクの解除を行うと、縮小の 完了時または停止時に増えて見える場合があります。

達する前にプールの圧縮管理領域の縮小が完了することがあります。

縮小可能容量より大きい容量を指定して実行した場合、圧縮管理領域の縮小に失敗する可 能性があります。メニュー[画面操作]-[最新の情報に更新]を実行して最新の情報に更新し た後に、圧縮管理領域の縮小を実施してください。

縮小を実行すると、データ圧縮機能で使用している内部制御用のボリューム(DPV)を自動 で削除する場合があります。