第 7 章 プール
7.1 プール構築
新規にプールを構築します。
プール構築画面は、以下の画面から構成されます。
1. プール構築
物理ディスクの選択 2. 内容確認
詳細設定 3. 完了
●プール構築
構築するプールの設定を行います。
図7-1 プール構築画面
図7-2 M5000のプール構築画面 1. 構築済みプール一覧
[構築済みプール一覧を表示する]ボタンをクリックすると、すでに存在するプールの一覧 が表示されます。
[プール一覧を閉じる]ボタンをクリックすると、プール一覧は表示されなくなります。
2. 物理ディスクタイプ
物理ディスクのタイプを選択します。
SAS --- SASディスクです SSD --- SSDディスクです
NLSAS --- ニアラインSASディスクです SAS(SED) --- 暗号化SASディスクです SSD(SED) --- 暗号化SSDディスクです NLSAS(SED) -- 暗号化NLSASディスクです
AFSAS --- アドバンストフォーマットSASディスクです
3. RAIDタイプ
プールのRAIDタイプを選択します。
選択可能な物理ディスクのタイプおよび、RAIDタイプは、ディスクアレイ装置によって 異なります。
対象の装置で選択可能な物理ディスクのタイプ、RAIDタイプのみが、ドロップダウンリ ストに表示されます。
4. 物理ディスクの台数と容量
使用する物理ディスクの選択を行います。
○自動選択
使用する物理ディスクの台数と、物理ディスクの1台あたりの容量を選択します。
選択可能な物理ディスク数は以下の通りです。
RAID6/60(4+PQ) --- 6台以上 RAID6/60(8+PQ) ---- 10台以上 RAID5/50(2+P) --- 3台以上 RAID5/50(4+P) --- 5台以上 RAID5/50(8+P) --- 9台以上 RAID-TM --- 3台以上 RAID1/10 --- 2台以上
○手動選択
[物理ディスクを選択する]ボタンをクリックすると、プールに使用する物理ディスクを 手動で選択できます。
PDグループ
使用するPDグループを選択します。M5000を利用している場合のみ表示されます。
[構築後の容量を計算する]ボタン
ボタンをクリックすると、[構築後のプール容量]欄に、プールの容量(見積値)が表 示されます。
物理ディスクタイプ、RAIDタイプ、物理ディスク台数、物理ディスク容量、手動選 択での物理ディスク選択内容を変更した場合、「0 GB」と表示されることがあります。
5. 仮想容量プールで構築を行う
シンプロビジョニング機能が利用できる場合に、仮想容量プールとして構築を行うかどう か選択するチェックボックスが表示されます。
※詳細は、「iStorage シリーズシンプロビジョニング機能利用の手引」を参照ください。
6. ストレージコンテナで構築を行う
バーチャルボリューム機能が利用できる場合に、ストレージコンテナとして構築を行うか どうか選択するチェックボックスが表示されます。
※詳細は「バーチャルボリューム機能利用の手引」を参照ください。
7. 圧縮プールで構築を行う
データ圧縮機能が利用できる場合に、圧縮プールとして構築を行うかどうか選択するチェ ックボックスが表示されます。
指定した物理ディスクタイプおよびRAIDタイプで、物理ディスクの台数が不足している 場合、物理ディスクの自動選択ができません。 物理ディスクタイプ、RAIDタイプを見直 すか、手動選択で異なる容量、回転数および転送速度の物理ディスクを選択することで構 築が可能になります。
61台以上の物理ディスクでプールを構築すると、プール拡張が自動的に実行されます。
61台以上の物理ディスクでプールを構築する場合、表示される「構築後のプール容量」値 は概算値です。
M5000の場合、物理ディスクの自動選択がサポートされていません。
M5000の場合、物理ディスクの手動選択を行う前にPDグループを選択してください。
SSD の物理ディスクの場合に、容量と合わせて、SSD のエンデュランス情報が表示され ます。ただし、SSDのエンデュランス情報が取得できない場合は「不明」と表示されます。
「不明」と表示された場合でも、利用に支障はありません。
移動ボタン
[次へ]
内容確認画面に進みます。
[キャンセル]
終了の問い合わせダイアログが表示されます。ダイアログの[OK]ボタンをクリックす るとウィザードが終了し、[監視]-[画面表示]に移動します。
●物理ディスクの選択
物理ディスクの選択を行います。
物理ディスク選択欄には、リスト表示とビジュアル表示があります。上のタブにて表示を切り 替えることができます。
プール構築に使用できない物理ディスクはリスト表示ではリストに表示されず、ビジュアル表 示ではチェックボックスがグレーアウト表示されます。
「リスト」タブ
図7-3 リストタブ
「ビジュアル」タブ
図7-4 ビジュアルタブ
PDグループは複数PDグループをサポートしている装置でのみ表示されます。
複数PDグループをサポートしている装置では、プール構築画面で選択したPDグループ が表示されます。
●内容確認
プールの構築内容が表示されます。
図7-5 内容確認画面
構築するプールの設定内容を一覧で表示します。内容に問題ないか確認してください。
「詳細設定」ボタンで、詳細設定画面を開きます。
基本設定 プール番号
構築するプールに自動的に割り当てられる、ディスクアレイ内で一意な番号。
PDグループ番号
選択したPDグループ番号。複数PDグループで構成した装置の場合、表示します。
物理ディスクタイプ
選択した物理ディスクタイプ。
RAIDタイプ
選択したRAIDタイプ。
プール容量
構築するプールの容量。
ストレージコンテナとして構築
ストレージコンテナとして構築するかどうかを示します。
圧縮プールとして構築
圧縮プールとして構築するかどうかを示します。
詳細設定
以下の項目は、「詳細設定」画面で変更できます。
プール名
構築するプールにつける名前。
修復の優先度
プールを構成する物理ディスクのどれかが障害が発生した際、ホットスペアディスクに 切り替えたり、交換後の物理ディスクにRAID構成を復旧したりする作業の優先度。
システムボリューム
プール構築時にシステムボリュームを作成するか否かを示します。最初のプール構築時 には「作成する」が既定値となっています。システムボリュームを作成済みの場合には表示 されません。
論理ディスク構築時の既定値属性
圧縮プールで構築する論理ディスクの圧縮属性の既定値。
移動ボタン
[実行]
確認ダイアログが表示されます。
図7-6 確認ダイアログ
[はい]をクリックすると、プール構築の処理が実行され、完了画面に進みます。
[戻る]
プール構築画面に戻ります。
[キャンセル]
終了の問い合わせダイアログが表示されます。ダイアログの[OK]ボタンをクリックす るとウィザードが終了し、[監視]-[画面表示]に移動します。
●詳細設定
プール構築の詳細設定を行います。
図7-7 詳細設定画面
プール名
構築するプール名を指定します。プール名には半角英数字と“_”と“/”を使用することができ、
最大32文字まで入力可能です。
修復の優先度
修復の優先度を設定します。初期値は「中」です。
「高」: 「中」指定時の半分の時間で修復完了するのを目標として、優先して修復を行 います。ただし、業務サーバとのデータ転送性能に影響を与える可能性があります。
「中」: 業務サーバからのディスクアクセスと調整しながら修復を行います。修復にか かる時間は RAID の種別やプールを構成するディスクの台数により変わります。頻繁 にディスクアクセスしている場合、修復作業中にディスクアクセス性能が低下するこ とがあります。
「低」: 「中」指定時の2倍の時間で修復完了するのを目安として、業務サーバとのデ ータ転送性能に影響ないようにプールRAID構成の修復を行います。
設定の右側に以下の情報が表示されます。
中の場合の処理時間の目安: 「中」を選択した場合の、修復にかかる時間の目安です。
システムボリューム
ディスクアレイ装置では、ディスクアレイ管理用のボリュームが必要となります。
システムボリューム作成が必要な場合、このチェックボックスが有効になります。
故障や稼動障害が発生した場合の調査に必要な情報を保持するため、必ずシステムボリュームを 作成してください。
論理ディスク構築時の既定値属性
圧縮プールで構築する論理ディスクの圧縮属性の既定値を設定できます。
圧縮プールとして構築する場合、圧縮プールの仮想容量は変更できません。圧縮プールの 仮想容量は、構築可能な最大の容量が設定されます。
修復の優先度「高」「低」の指定時の動作は、M10e/M100/M300/M500/M700/M5000 の 場合、以下の通りです。
● 「高」: 最優先で修復を行います。ただし、業務サーバとのデータ転送性能に影響を 与える可能性があります。
● 「低」: 業務サーバとのデータ転送性能に影響ないようにプールRAID構成の修復を 行います。
●完了
プール構築の結果が表示されます。
図7-8 完了画面 成功した場合、以下のリンクが表示されます。
「別のプール構築を行う」
別のプールを構築するために、再度「プール構築」画面を開きます。
「ホットスペアを構築する」
ホットスペア構築画面を開きます
「論理ディスクを構築する」
論理ディスク構築画面を開きます。
省電力設定で、「物理ディスクの省電力設定」を有効にしている場合、物理ディスクの稼 動開始処理のため、構築に時間がかかる場合があります。
プール構築に失敗した場合、ディスクアレイの最新の状態を確認してください。
プール構築に失敗した場合、物理ディスクが存在しないプールが存在する場合があります。
この場合にはそのプールを解除して、障害要因を取り除いて再度プール構築を行ってくだ さい。