• 検索結果がありません。

会計以外の報告要件 Reporting Requirements Other than Financial

ドキュメント内 JOGMEC…I†[…X…g…›…−…AŁ\‡P.pdf (ページ 134-137)

第 2 部 鉱業投資ガイド Investment Guide for Exploration and Mining

5. 会計報告とその他の報告の要件 Reporting and Accounting

5.4 会計以外の報告要件 Reporting Requirements Other than Financial

鉱山業者は州と鉱山業界規範が定める様々な報告書を提出する必要がある。これらの報告 書はそれぞれの関係基準に従って作成しなければならない。州は鉱区の開発が積極的に進展 することを目的として、鉱区保有者に年次の活動とテクニカル報告書の提出を義務付けてい る。鉱石の埋蔵量と資源量は鉱山業界の基準に従う必要がある。州は業界基準に従った環境 に関する報告書の提出も義務付けている。企業の財務報告書は法的条件を遵守する必要があ る。報告書やその他の条件が必要な基準を遵守しているか否かは管轄州の関係省および業界 の自主規制によって監視される。

5.4.1 操業報告および技術報告 Operational and Technical Reporting

各州・準州はそれぞれ報告義務を課すことにより鉱区保有条件が守られることを確実にし ている。内容、範囲、頻度は鉱区の種類によって異なる。報告義務は各州の鉱業法が、また 手順要件を鉱業規程が規定している。

一般に、探鉱および鉱区の保有者は年次報告書と最終報告書(放棄または鉱区期間の満了)

を管轄州・準州の登録機関に提出する必要がある。州によっては半年毎の報告を必要とする ものもある。報告書には取得したすべての地質、地球科学および地球化学データを記入し、

支出報告の詳細を含まなければならない。

報告日付は鉱山権証明書に指定される。採鉱権の場合、通常会計年度の最終日である 6 月 30 日となる。その他のライセンスの報告日付(探鉱権など)は通常四半期会計の最後、

つまり 3 月 31 日、6 月 30 日、9 月 30 日、12 月 31 日となる。しかし、州・準州のなかには 鉱山権の認可日に合わせて日付を設定するものもある。

報告書はプリントアウトまたはデジタル文書形式で提出できる。デジタルデータ提出に関 してはオーストラリア国内基準に従う。鉱業権保有者は、技術報告書の製本されたコピーと ともに、技術報告書および支出報告書のテキストの電子コピーをディスク、CD または電子 メールで PDF ファイルとして別に提出することを求められる。このデジタルデータは電子的 に鉱物石油リファレンス・センター(Minerals & Petroleum Reference Centre)に転送さ れ、法に基づいて後に出版される。

年次報告書に加えて、鉱区保有者が特定の活動をしている場合、あるいは特定の場所で 活動している場合には鉱業安全環境法の下で追加報告義務が課される。

5.4.2 埋蔵量および資源量報告 Reserve and Resource Reporting

鉱業界は最低報告基準とガイドラインに関する行動規範を策定した(6.1.1 参照)。

Australasian Joint Ore Reserves Committee が作成した JORC 規程は投資家や株主が鉱山 企業の業績と展望を理解するために必要な情報すべてを企業が確実に報告するためのもの である。

Australasian Code for Reporting of Exploration Results, Mineral Resources and Ore

Reserves (JORC 規程) の改訂版が 2004 年 12 月 17 日に発行された。改訂前は、オーストラ リア証券取引所(Australian Stock Exchange:ASX)の上場基準は JORC 規程に加えて探鉱結 果報告を義務化していた。しかし、この報告義務は現在では JORC 規程に含まれている。鉱 業企業は JORC 規程に準拠した報告書を四半期毎に ASX に提出する必要がある。

鉱業生産企業は、以下を含む四半期報告書を提出しなければならない。

• 企業あるいはグループの鉱山の生産と開発活動についての詳細、および関連事業に関す

る詳細と、これらによって発生した費用の概要の提出。もし生産しなかった場合、ある いは開発が行われなかった場合は、その事実を記載すること。

• 企業あるいはグループの探鉱活動(地球物理学的調査を含む)の概要とその活動によっ

て発生した費用の概要。探鉱が行われなかった場合は、その事実を記載すること。

探鉱企業は、以下を含む四半期報告書を提出しなければならない。

• 企業の探鉱活動の詳細とその活動によって発生した費用の概要。探鉱が行われなかった

場合は、その事実を記載すること。

• 企業の鉱業生産および開発活動の詳細とその活動によって発生した費用の概要。

5.4.3 環境報告 Environmental reporting

WA 州の産業資源省(Department of Industry and Resources)などのような州の鉱業省 は特定の鉱区(2 年以上の鉱山寿命と予測される鉱区など)の年次環境報告書の提出を要求 する60。報告条件は州により異なるが報告書は環境問題に対応し、必要に応じて、サイト計 画、要約データ表、選鉱屑データシート、その他の監視結果を添付する必要がある。

州の鉱業省は報告日から数ヶ月以内に鉱区の視察を行い、報告内容を確認し、操業の環境 パフォーマンス評価を実施する。

連邦政府は、オーストラリアの鉱山操業に一貫した環境基準を定めるために環境報告と会 計の全国ガイドラインを作成中である。

また、オーストラリア鉱業界は自主的な環境報告手段を実施している。豪州鉱業協会

(Minerals Council of Australia)はオーストラリア鉱業環境管理規程(Australian Minerals Industry Code for Environmental Management)を調整・管理している。このコ ードは加盟企業に一般公開用の年次環境報告書を規程に従って作成することを要求する鉱 業界の自主的な取り組みである。(6.1.3 参照)

環 境 報 告 に は 国 際 基 準 が 存 在 す る 。 国 際 報 告 イ ニ シ ア チ ブ ( Global Reporting Initiative :GRI)ガイドラインは、組織レベルの活動が経済、環境、社会に及ぼす影響に ついて、自主的報告する際の共通な枠組みを作成するための国際的な利害関係者による取り 組みである。2005 年 2 月、GRI と国際鉱業金属評議会(International Council for Mining and Metals:ICMM)は、鉱業企業が GRI ガイドライン従って報告するにおいて具体的に指導

60 以下のサイトから入手可能な Guidelines for the Preparation of an Annual Environment Report を参照 http://www.natural-resources.org/minerals/csr/docs/guidelines/annual%20env%20report%20guidelines.pdf

する、鉱業金属セクター補足(Mining and Metals Sector Supplement)の試験版をリリー スした。ガイドラインは、http://www.globalreporting.org/guidelines/sectors/Mining_

Pilot1.pdf から入手できる。

ドキュメント内 JOGMEC…I†[…X…g…›…−…AŁ\‡P.pdf (ページ 134-137)