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<拒絶査定審判請求制度の変更>

1958 年商標法:

〔拒絶査定〕 → 高等裁判所(判事 1 人) → 高等裁判所(合議体) → 最高裁判所 現行商標法:

〔拒絶査定〕→ IPAB → IPAB (合議体)→取消請求(高等裁判所・最高裁判所)

17 Schanker氏からの情報による。

2003年IPAB(手続)規則第23規則(再審理)

(1) 審判部(Appellate Board)の下した決定に対する再審理は、当該決定が伝えられてから2ヵ月以内

に本規則書式6を使用して作成した再審理請求書3部を再審理請求の理由を記した理由書をとともに商 標登録局に提出することにより請求することができる。請求に係る命令が複数の相手方(respondent) に係るものである場合には、再審理請求書及び理由書の写しを十分な数だけ提出しなければならない。

(2) 商標登録局は、再審理請求書及び理由書を当該再審理願いに係る相手方に送付しなければならない。

(3) 相手方は、再審理請求書を受領してから2ヵ月以内に本規則書式1を使用して作成した答弁書を提 出することができるが、その際には商標登録局の通告の下に答弁書の写しを直接に請求人に送付しなけ ればならない。

(4) 再審理願請求は、商標登録局長が構成する合議体(bench)での審理に付さなければならない。

インド憲法第226条  特定の令状を交付する高等裁判所の権限

(1) 第32条の定めにかかわらず、高等裁判所は、自らが管轄権を行使する領域において、第III部で与 えられた権限を履行するため及びその他のあらゆる目的のために、いかなる人又は政府機関(該当する 場合には、政府を含める)に対しても当該領域内において、指示、命令又は令状(人身保護、職務執行、

禁止、権限開示及び記録提出、又はこのいずれかの性質の令状を含む)を交付する権限を有する。

インド憲法第136条  最高裁判所による上訴の特別許可

(1) 本章の別段の規定にかかわらず、最高裁判所は、その裁量権により、インド領域内の裁判所又は審 判所がいずれかの理由により又は事件において下した又は出したいかなる判決、審判、決定、刑の宣告 又は命令からの上訴に対して特別許可を与えることができる。

(b) 不使用取消審判の申請

  1958 年商標法において、請求人は不使用取消審判を登録官又は高等裁判所に対して 行なうことができるとされていた ( 1958 年商標法第 46 条 (1) ) 。 商標登録局における手 続きは、高等裁判所と異なり訴訟費用を要しないという利点があるが、侵害問題を同 時に争うような場合には高等裁判所へ進む方が訴訟経済に適うものであった。取消し の対象となる不使用期間は 5 年 1 月であった( 1958 年商標法第 46 条 (1) ) 。また、商 標の不使用状態が正当な理由により生じている場合(例えば、戦争や輸入禁止等の特 別な事情がある場合)には不使用取消を免れることができるとされていた( 1958 年商 標法第 46 条 (3) ) 。

現行法では、一定の要件に該当する権利者の不使用によって被害を受けた何人も、

登録官又は IPAB に対し、 不使用取消しの審判を請求することができる (商標法第 47 条 (1) ) 。なお、登録官とは、特許意匠商標長官のことをいう(商標法第 3 条) 。手続き が係属している登録官又は IPAB のことを商標法上「審査審判廷」と呼んでいる(商

標法第 2 条 (1)(ze) ) 。取消しの対象となる不使用期間は 5 年 3 ヶ月である(商標法第

47 条 (1) ) 。商標の不使用状態が正当な理由により生じている場合、例えば戦争や輸入 禁止等の特別な事情がある場合には、不使用取消しを免れることができる(商標法第 47 条 (3) ) 。商標登録局の判断について IPAB へ審判請求できる期間は、登録官の命令 又は決定の通知を受けてから 3 月である(商標法第 91 条) 。知的財産部審判部の決定 に不服のある場合は、拒絶査定不服審判の場合と同様に、 IPAB に再審理を求める

( 2003 年 IPAB (手続)規則第 23 規則)ことができるほか、高等裁判所あるいは最

18 Schanker氏からの情報による。

高裁判所に決定の取消しを求めることができる(インド憲法 226 、 227 条および 136 条) 。

<不使用取消審判制度の変更>

1958 年商標法:

申請人 → (登録官) → 高等裁判所(判事 1 人) → 高等裁判所(合議体) → 最高裁判所 現行商標法:   

申請人 → (登録官) → IPAB → IPAB (合議体)→取消請求(高等裁判所・最高裁判所)

(c) 無効審判の申請

  1958 年商標法では、請求人は無効審判の請求を、登録官又は高等裁判所に対し行な うことができるとされていた( 1958 年商標法第 56 条) 。登録官に対する手続きは、高 等裁判所と異なり訴訟費用を要しないという利点があるが、侵害問題を同時に争うよ うな場合には高等裁判所へ進む方が訴訟経済に適うものであった。登録官の判断に不 服の場合には、高等裁判所へ不服申立を行なうことができた( 1958 年商標法第 108 条) 。高等裁判所への不服申立期間は命令又は決定の通知の日から 3 月である( 1959 年商標規則 121 ) 。高等裁判所(判事 1 名)の判断に不服の場合には、高等裁判所の合

議体( Bench )に不服申立を行なうことができた( 1958 年商標法第 108 条) 。合議体

の判断に不服であればさらに最高裁判所へ不服申立を行なうことができるとされてい た。

現行商標法では、無効審判の申請は、 利害関係人が( any person aggrieved ) 登録官 又は IPAB に対し行なうことができる(商標法第 57 条) 。なお、登録官とは、特許意 匠商標長官のことをいう(商標法第 3 条) 。手続きが係属している登録官又は IPAB の ことを商標法上「審査審判廷」と呼んでいる(商標法第 2 条 (1)(ze) ) 。商標登録局の判 断に対し IPAB へ審判請求できる期間は登録官の命令又は決定の通知を受けてから 3 ヶ月である(商標法第 91 条) 。知的財産部審判部の決定に不服のある場合は、拒絶査 定不服審判の場合と同様に、 IPAB に再審理を求める( 2003 年 IPAB (手続)規則第 23 規則)ことができるほか、高等裁判所あるいは最高裁判所に決定の取消しを求める ことができる(インド憲法 226 、 227 条および 136 条) 。

<無効審判制度の変更>

1958 年商標法:

請求人 → (登録官) → 高等裁判所(判事 1 人) → 高等裁判所(合議体) → 最高裁判所 1999 年商標法:   

請求人 → (登録官) →IPAB → IPAB (合議体)→取消請求(高等裁判所・最高裁判所)

2.インドの知的財産制度と運用状況 2−1手続関係

(1) 情報の公開方法

① 特許公開公報及び特許公報

特許については、 以下の表に見られるように毎週金曜に公開公報と特許公報が特許意 匠商標総局のホームページ上で公開される。

公開方法 公開頻度 入手可能場所 入手料金

a.公報への掲載 毎週金曜 インド特許意匠商標総局のホームページに

Official Journal of Patent Office(注)として 掲載(2005.1.21〜2007.1.12がアクセス可 能:2007.1.17現在)。又は、インド特許意 匠商標総局に依頼することにより入手可

(別料金100ルピーで郵送も可)

ホームページへのアク セスは無料。

印 刷 物 で 受 領 す る に

は、年間 20,000 ルピ

ー。1回分の場合は400 ルピー。

b. CD-ROMの発行

(等)

インド特許意匠商標総局に依頼することに より入手可(別料金50ルピーで郵送も可)

年間12,000ルピー。1 回分の場合は250ルピ ー。

(注)http://ipindia.nic.in/ipr/patent/journal_archieve/journal_2006/patent_journal_2006.htm

Official Journal of Patent Office には書誌事項と要約のみ(場合により図も)が公開

されているだけであるが、ページ当り 4 ルピー支払うことにより完全明細書、図面の写 しも入手することができる。ただし、電子的な形で入手することはできない。

< Indian Official Journal of the Patent Office の統計数値の分析>

2006 年 1 月 6 日から 12 月 29 日の間に発行された Indian Official Journal of the

Patent Office についての分析結果を以下に示す。

(a) 早期公開

  インドにおいては、 特許法第 11A 条 (2) により、 出願人は自出願について出願日から 18 ヶ月前に公開するよう申請することができ、 インド特許意匠商標総局は速やかに公 開することが求められている。この早期公開申請により公開された件数に関して以下 のようなことが言える。

(i) チェンナイが最も多く 288 件。続いてムンバイ 198 件、ニューデリー 135 件、コ ルカタの 92 件である(図 1 参照、 75 頁) 。

(ii) 早期公開の申請後、公開されるまでの期間は、申請をした日が明らかにされてい

ないので不明である。参考として、 2006 年 9 月 6 日から 10 月 13 日の間に早期 公開された出願の出願日からの経過月数を下にグラフ化した。出願から 1 ヶ月後 に早期公開されたものが最も多く、次に 4 ヶ月、 2 ヶ月と続くが、それ以降 20 ヶ月までにわたり幅広く分散している(次頁図参照) 。

   

早期公開の出願からの月数(2006.9.8〜10.20)

0 2 4 6 8 10 12 14

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

1 0

1

1

1 2

1

3

1 4

1

5

1 6

1

7

1 8

1

9

2 0

出願からの月数

NewDelhi Kolkata C hennai Mumbai 月別合計

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