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ヶ月以内に、高等裁判所( High Court )に対して 抗告することができるとする規定により(意匠法第 36 条  高等裁判所への上訴) 、司法

「出願日から6ヶ月以内を超えない」とされている。この規定から想定される問題とし ては、当局による拒絶通知の日が出願日から 3 ヶ月を途過している場合で、かつ通知日 から 3 ヶ月の応答期間が出願日から 6 ヶ月より後になってしまう場合である (たとえば、

拒絶理由が出願日から 4 ヶ月後に通知された場合、 3 ヶ月以内に拒絶理由を除去したと

< Vadehra 氏からの回答>

「原則として、出願から 2 〜 3 ヶ月以内に FA があり、出願人は出願日から 6 ヶ月 以内(延長なし)に審査官の求めに応じる必要がある。出願はコルカタ、デリー、ボ ンベイ、チェンナイの 4 つの支局において受理するが、審査その他の手続は、コルカ タにおいて行われている。スタッフが不十分であり、審査に遅れが生じている。

現地代理人の回答によると、 FA 期間は日本( 2005 年で 7.0 ヶ月)や米国( 2005 年で 21.3 ヶ月)よりも迅速に感じるが、 「スタッフが不十分であり、審査に遅れが生じてい る」 との回答にあるように 1 〜 3 ヶ月の FA 期間であっても審査の遅延を感じているよう である。この点は FA 期間の定めはないものの、出願人は拒絶理由通知の日から 3 ヶ月 以内の拒絶理由除去ないし聴聞申請が必要であることや、拒絶理由除去の期間が出願日 から 6 ヶ月を超えないとされていることから、より迅速な審査を希望してのものと思わ れる。

意匠規則18  拒絶理由

(1) 法第5条(1)に掲げた出願に関する審査官の報告書の検討により、長官が何らかの拒絶理由を認め、そ れが出願人に不利なものであるか又は出願について何らかの補正を必要とするときは、当該拒絶理由通知 書を出願人又はその代理人に対して送付しなければならず、出願人又はその代理人が庁の拒絶通知の日か ら3ヶ月以内に拒絶理由を除去し又は聴聞を申請しない限り、出願人は、その出願を取り下げたものとみ なされる。

ただし、拒絶理由除去の期間は、出願日から6ヶ月を超えない。

<日米欧>

日本: FA 期間の平均期間は 7.0 ヶ月( 2005 年

33

) 。

米国: FA 期間の平均期間は、通常の審査の場合 21.3 ヶ月( 2005 年度)

34

欧州:共同体意匠は実体審査をしないので FA 期間は想定されない。通常、方式を満た していれば直ちに登録される( 1 ヶ月程度) 。

(4) 早期・優先審査制度の有無

  < Shanker 氏からの回答>

「早期・優先審査に関連する規定は存在しない。 」

(5) 写真、 CG 等による図面提出の可否

  意匠登録の願書には、意匠の表示 4 通を添付しなければならないとされている(意匠 規則 11 ) 。この 4 通は、当該意匠について全く類似する図面、写真、トレーシングその

33 特許庁編『特許庁行政年次報告書2006年度版』による。

34 Annual Report 2005, 4.2.1 Patent Performance, PENDENCYによる。

http://www.uspto.gov/web/offices/com/annual/2005/040201_patentperform.html

他の表示とし、又は当該意匠の見本でなければならない(意匠規則 14 ) 。手続の詳細に ついては、 意匠規則 14 に定められているが、 CG による図面提出の可否について現地代 理人に問いあわせたところ、両者の回答は相違している。少なくとも、法律および規則 の上では、図面から CG を除外する規定はない。 Vadehra 氏の回答があくまで想定であ り、一方、 Shanker 氏の回答も特段の根拠が示されていないことに鑑みると、運用に対 する代理人の認識に相違があるものと思われる。したがって、 CG による図面の提出を 試みる場合には、代理人および当局との間で事前に確認をする必要があるだろう。

< Vadehra 氏からの回答>

「 CG が意匠の用いられている物品の正確な特徴を示すことができることを考える と、特許意匠商標総局が CG を図面として提出することを否定する理由がないだろ う。 」

< Shanker 氏からの回答>

「見本を提出することは認められているが、 CG を「図面」として提出することは できない。 」

意匠規則14  表示

(1) 規則11により必要とされる意匠の写し4通は、当該意匠について全く類似する図面、写真、トレー シングその他の表示とし、又は当該意匠の見本でなければならない。

(2) 意匠を組物に使用しようとするときは、願書に添付される各表示には、当該意匠を当該組物に含まれ る物品に使用しようとする各種取合せのすべてを示さなければならない。

(3) 意匠を適用しようとするのが単一物品か又は組物かを問わず、当該意匠の各表示は、A4サイズの丈 夫な用紙(ただし厚紙ではない)の片面上のみに掲載しなければならない。図形は、当該用紙上に垂直 位置に配置しなければならない。2 以上の図形を示すときは、これらについては、可能であれば、同一 用紙上に示し、かつ、各図形には(例えば、透視図、正面図、側面図と)表示しなければならない。

(4) 意匠が組物に使用されるときは、所定の物品が組物を構成するか否かの疑義は、長官がこれを決定す る。

(5) 長官の見解として見本が特許庁の記録に適さないときは、それらは表示で代替される。

(6) 語句、文字、又は数字が意匠に不可欠なものでない場合は、それらは表示又は見本から取り除かれる。

それらが意匠に不可欠なものである場合は、長官は、それらの排他的使用の権利の部分放棄の文言挿入 を請求することができる。

(7) 繰返し表面模様から構成される意匠の各表示は、完全な模様並びに長さ及び幅で当該繰返しの十分な 部分を示し、かつ、寸法は少なくとも縦5インチ、横4インチ、すなわち縦13.00cm、横10.00cmでな ければならない。

(8) 生存者の名称又は表示が意匠上に示される場合において、長官は、必要と認めるときは、当該意匠の 登録手続の前に前記生存者からの同意を取り付ける。死亡者の場合は、長官は、それらの者の名称又は 表示が掲載されている意匠の登録手続の前に、それらの者の法律上の代表者からの同意を請求すること ができる。

(6) 新規性阻却事由

①世界公知・公用の採用

現行意匠法によって、世界公知・公用が採用されており(意匠法第 4 条 (b) ) 、登録要

件として審査されるとともに(意匠法第 5 条) 、登録取消の理由ともなっている(意匠

法第 19 条 (1)(b) ) 。

登録審査時には、世界公知公用が採用されており(意匠法第 4 条 (b) ) 、登録要件とし て審査されるとともに(意匠法第 5 条) 、登録取消の理由ともなっている(意匠法第 19

条 (1)(b) ) 。すなわち、第4条 (b) は、出願日又は優先権を主張する場合には優先日前にイ

ンド国内又はその他の国のいずれかにおける有形物として公開された意匠について登 録できないとしている。もっとも、審査時において、制度的には、インド国内での先願 に係る登録前の意匠の存在は勘案されない。ただし、外国の先願意匠が公開されている 場合、条文上は、インドを含む各国で有形の形式の発行( publication in tangible form ) 又は何らかの方法 ( or in any other way ) により公衆に開示されているといえるだろう。

もっとも、外国での先願意匠の存在を考慮した審査が実際になされているかどうかは明 らかではない。

<新規性喪失の理由となる先行意匠>

(i)意匠審査時 (ii) 取消審判(聴聞)時35 (iii) 審判・審決取消時 (高等裁判所)36 A.先願による

新規性喪失

イン ド国内で は審査時 に先 願による 新規性判 断は行われない。

イン ドにおい て先に登 録(not 出願)されている 場合

インドにおいて先に登録(not 出願) されている場合?(高等裁判所が専 門家の支援を受けて決定を下すか

(第36条(3))又は自ら意匠法に 一致する規則を定めて判断)

B.公開文書に よる新規性喪 失

イン ドを含む 各国で有 形 の 形 式 の 発 行 (publication in tangible

form)により公衆に開示

登録 日前にイ ンドを含 む 外 国 で 発 行 (published)

同上

C.公知公用に よる新規性喪 失

イン ドを含む 各国で使 用又は何らかの方法(use or in any other way)に より公衆に開示

登録 日前にイ ンドを含 む 外 国 で 発 行 (published)公 用 に つ い ては規定なし37

同上38

35 意匠法第19条(規則29条)に基づいて、利害関係人が意匠登録の取消を申請する場合。取消の審判は、

聴聞という手続きを経て、特許意匠商標総局長官が決定を下す。

36 取消の審判(聴聞)は、特許意匠商標総局長官が高等裁判所に付託する場合がある。また、特許意匠商標 総局による取消の審判において長官が下した命令に不服がある場合には、高等裁判所に上訴する。いったん裁 判所に対して審判が行われると、裁判所は、専門家の支援を受けて決定を下すか又は自ら意匠法に一致する規 則を定め、当該事項を決定するために必要だと考える同法のあらゆる手続きを行うことができる(第36条

(3)(4))。もっとも、現地代理人によれば、そのような意匠法に一致する規則は定められていないという。

37 取消申請時については、インドにおいて先に登録されている場合が取消事由となっているものの、先願の 存在そのものを新規性喪失事由となるかについて規定しているわけではないが、登録日前にインドを含む外国

で発行(published)されていることを取消事由として規定しているため(意匠法第19条(1)(c))、外国で先願が

発行されている場合には、取消し事由となりうるだろう。また、登録日前にインドを含む外国での発行に係る 取消事由は、公開文書による新規性喪失を含むものといえる。しかし、一般的な公知公用に関しては、登録日 前にインドを含む外国で発行(published)が公知に該当するとしても、公用には該当しないので、取消時には、

公用については判断しないものとも思われる。なお、第19条(d)は、「当該意匠が本法の規定によれば登録可 能でない」と規定し、登録できない意匠について定める第4条(b)の規定を包含するものであるとすれば、取 消時の判断においても、登録審査時の世界公知・公用を採用することになる。もっとも、この解釈によれば、

世界公知公用について定める第4条(b)の規定内容が意匠法第19条(d)に包含されることで、第19条(1)(c)の規 定が無意味になる。意匠法において、登録できない意匠と新規性の喪失を第4条という同じ規定に設けている ことからくる条文構造上の不都合である。

38 意匠が公知・公用となっているかどうかに関する審査は現行意匠法に従って行われるが、裁判所における 審理は特許意匠商標総局が既に確定している事実及び専門家の意見に基づいて行われる。

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