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現代インド研究 (2014), 4

現代インド研究 第 2 号 頁 2011 年 Contemporary India, Vol. 2, 2011, pp 榎木 : インド南部の仏教徒運動における僧侶の役割 研究ノート インド南部の仏教徒運動における僧侶の役割 ボディ ダンマ僧侶の活動事例 榎木美樹

現代インド研究 第 2 号 頁 2011 年 Contemporary India, Vol. 2, 2011, pp 榎木 : インド南部の仏教徒運動における僧侶の役割 研究ノート インド南部の仏教徒運動における僧侶の役割 ボディ ダンマ僧侶の活動事例 榎木美樹

... 1) インドにおける仏教徒について述べるとき、常にひとつの議論となるのが、仏教徒に対する呼称である。 概して 1956 年以降、アンベードカルに従って仏教へ改宗した人々のことを、既存の仏教と区別する意図 から「新仏教徒」と呼称することが多い。またインド仏教徒のマジョリティは「不可触民」からの改宗 者であるため、非「不可触民」を出自とする仏教徒が自分たちを単に仏教徒と呼称するのに対し、下層 ...

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南アジア研究 第28号 028学会近況・杉本 大三「日本語テーマ別セッションIV  現代インドの消費変動と社会システム」

南アジア研究 第28号 028学会近況・杉本 大三「日本語テーマ別セッションIV  現代インドの消費変動と社会システム」

... 核家族化に伴い白物家電の広告が増加し、中間層の新たな価値として子 供の教育や家族の健康が浮上する。すなわち、広告は一般に言われてい る中間層の消費生活の変化を反映しているのである。 第4報告の杉本良男「南インド農村における宗教の消費」では、南イ ンド、タミルナードゥ州タンジャーウール県クンバコーナム市および近 郊のティルップランビヤム村の事例をもとに、経済自由化後いっそう流 ...

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南アジア研究 第28号 004書評論文・佐藤 宏「長崎暢子・堀本武功・近藤則夫(編)『現代インド3 深化するデモクラシー』」

南アジア研究 第28号 004書評論文・佐藤 宏「長崎暢子・堀本武功・近藤則夫(編)『現代インド3 深化するデモクラシー』」

... はじめに 現代インドを対象とした総合プロジェクトの成果の一部である本巻 は、2002年に刊行された『現代南アジア』シリーズの第3巻『現代南ア ジア 民主主義へのとりくみ』[堀本・広瀬 2002]の後継作品とみられ よう。旧巻の「民主主義へのとりくみ」に対して、本巻が民主主義の 「深化」と表現しているところに、この間の政治・社会の変容を読みと ...

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南アジア研究 第28号 012書評・名和 克郎「三尾稔・杉本良男(編)『現代インド6 環流する文化と宗教』」

南アジア研究 第28号 012書評・名和 克郎「三尾稔・杉本良男(編)『現代インド6 環流する文化と宗教』」

... 第Ⅰ編の四つの論文が、基本的には自らのフィールドワークに基づく 民族誌的なものであったのに対し、第Ⅱ編「インド的なるものをめぐる ポリティクス」からは、主に文献レヴューに基づく論文も登場する。第 5章(松川恭子)は、1990年代以降のインドの新しいメディア状況の形 成を、衛星放送導入等によるメディア独占の終焉とその帰結、携帯電 話の普及と社会への影響、インターネット上の社会関係、の三点につ ...

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現代社会文化研究

現代社会文化研究

... 9) 文献 1、p.134。 10) キャンペーンの参謀長は、広告代理店「J・W・トンプソン」副社長のロバート・ホールドマンで、彼 の部下のロン・ジーグラー、ドワイト・チャピンも加わった。ジーグラーは、報道陣にニュースを発表 する報道係をつとめ、チャピンは、遊説進行を担当した。CBS テレビ副社長フランク・シェークスピア は、テレビ演出を担当して「ニクソン・フォーマット」を作った。広告代理店 J・W・トンプソン副社長の ...

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南アジア研究 第28号 010書評・友澤 和夫「水島司・柳澤悠(編)『現代インド2 溶融する都市・農村』」

南アジア研究 第28号 010書評・友澤 和夫「水島司・柳澤悠(編)『現代インド2 溶融する都市・農村』」

... 人間文化研究機構・現代インド地域研究事業( INDAS )の成果とし て、『現代インドシリーズ』全6巻が東京大学出版会より刊行された。 その第2巻にあたる本書は、現代インドの都市と農村を「溶融」とい う観点から論じたものである。溶融という言葉に込められた本書の意 図は、都市と農村の「それぞれの固有の動きを捉えながらも、両者が ...

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南アジア研究 第22号 011テーマ別発表2 インド近現代史のなかの社会運動  石坂 晋哉「趣旨と全体的報告」

南アジア研究 第22号 011テーマ別発表2 インド近現代史のなかの社会運動  石坂 晋哉「趣旨と全体的報告」

... これまでのインド社会運動研究は、 1947 年以前の運動を扱う歴史学 的な研究と、それ以後の運動を扱う政治学者や社会学者による研究とに 分断され、両者の交流が乏しかった。また、多くの詳細な個別事例研究 がなされる一方で、社会運動研究の理論的枠組を踏まえつつ近現代イン ド史の流れとの関係のなかでそれらを理解しようとする試みはあまりな ...

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南アジア研究 第27号 007書評・三輪 博樹「近藤則夫『現代インド政治―多様性の中の民主主義―』」

南アジア研究 第27号 007書評・三輪 博樹「近藤則夫『現代インド政治―多様性の中の民主主義―』」

... 第5章では、連邦下院選挙における会議派の得票率とその決定要因が 分析されている。分析の結果、経済政策の失敗やコミュナル暴動によっ て会議派の支持基盤が揺り動かされ、人々の期待に沿えなかった会議 派に対する支持が縮小していく過程が見られた。それによって政党シ ステムは断片化し、イスラーム教徒などの宗教的少数派が政治的な重 要性を高めることとなった。そして著者は、第4章と第5章の分析結果 ...

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現代社会文化研究

現代社会文化研究

... は日本交通公社、日本旅行、近畿日本ツーリスト、東急観光の大手 4 社とともに 1968 年から共同運営してきた旅行センターを直営化することとした。そして「時刻表」を発行し、 各駅に置く時刻表も従来の日本交通公社が出版したものと入れ替えた。その他、定期券の販売 契約を打ち切り、自社に取り戻した。JR は「宿」の確保にも素早く乗り出し、 「JR 協定旅館連 盟」を組織して送客を開始した。また従来ライバルと見なされていた航空券も ...

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南アジア研究 第25号 014書評・吉田 修「近藤則夫(編)『研究双書No.599 現代インドの国際関係─メジャー・パワーへの模索─』」

南アジア研究 第25号 014書評・吉田 修「近藤則夫(編)『研究双書No.599 現代インドの国際関係─メジャー・パワーへの模索─』」

... このように、議論が地域の呪縛を克服する可能性を見せ始めると、そ の関係は他の地域とインドとの関係に比肩できることになる。第5章は その意味で、インドと発展途上国一般との関係がインドの「世界大国」 化の中でどのように位置づけられるかの試金石となっている。編者でも ある執筆者は、1990年代以降、特に21世紀に入ってからのインドによる ...

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南アジア研究 第28号 018書評・三宅 博之「鈴木真弥『現代インドのカーストと不可触民―都市下層民のエスノグラフィー―』」

南アジア研究 第28号 018書評・三宅 博之「鈴木真弥『現代インドのカーストと不可触民―都市下層民のエスノグラフィー―』」

... 介したい。 第一点目は、著者の真摯に取り組んだ調査姿勢である。調査対象で ある清掃カースト集団が居住する地域の物理的社会的環境はさほど良 くない。2012年12月に偽バスの中で23歳の女医実習生が酔っ払った男 性集団に強姦され、最終的には死亡した事件にみられるように、経済 成長の発展による女性の社会進出に伴い、女性への性犯罪は増えてい る。著者自身も「インフォーマントの大部分が公務員を退職して弁護 ...

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南アジア研究 第24号 009書評・石井 一也 〔石坂晋哉『現代インドの環境思想と環境運動─ガーンディー主義と〈つながりの政治〉─』〕

南アジア研究 第24号 009書評・石井 一也 〔石坂晋哉『現代インドの環境思想と環境運動─ガーンディー主義と〈つながりの政治〉─』〕

... グナーらガーンディー主義者第二世代であるという。第二世代には、さ らにエビ養殖反対運動を指導した S ・ジャガンナータン、反原発・有機 農業運動を指導したナーラーヤン・デーサーイー、ナルマダー・ダム反 対運動に携わったバーバー・アムテーらが含まれる。インドのガーン ディー主義者は、アーシュラム間の連携や年次大会を通じてネットワー クを構築してきたものの、第二世代から第三世代に移行するにしたがっ ...

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南アジア研究 第28号 023学会近況・藤田, 浅田, カマル・ ヴァッタ, 佐藤, スレッシュ・ クマール「英語テーマ別セッションI  現代インドにおける資源環境問題」

南アジア研究 第28号 023学会近況・藤田, 浅田, カマル・ ヴァッタ, 佐藤, スレッシュ・ クマール「英語テーマ別セッションI  現代インドにおける資源環境問題」

... は不明である。近年、国際的に注目を集めている食料-水―エネルギー 連環のような学際的研究の蓄積により、この問いに対する答えは明らか になるものと考えられる。 4 Growing Manufacturing Industries and Water - related Issues in India : Case of Tiruppur , Tamil Nadu ...

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南アジア研究 第28号 009書評・松浦 正孝「田辺明生・杉原薫・脇村孝平(編)『現代インド1 多様性社会の挑戦』」

南アジア研究 第28号 009書評・松浦 正孝「田辺明生・杉原薫・脇村孝平(編)『現代インド1 多様性社会の挑戦』」

... 7章(杉原)は、インドが近代以前からの経済社会を継続・発展させ て国内的・内発的発展をしていることの例として、1910年段階で世界 第4位だったインドの鉄道が、例外的に人口希薄で広大な開拓地域でも 工業国でもなく、膨大な人口がすでに旧来ルートでつながっていた地域 に敷かれたことを指摘する。第5章(太田)も、経済社会や商人にお ける前近代以来の継続性を解明している。しかし、植民地前後の断絶・ ...

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南アジア研究 第25号 013書評・中津 雅昭「ラーマチャンドラ・グハ(著)、佐藤宏(訳)『インド現代史─1947-2007─』(上巻・下巻)」

南アジア研究 第25号 013書評・中津 雅昭「ラーマチャンドラ・グハ(著)、佐藤宏(訳)『インド現代史─1947-2007─』(上巻・下巻)」

... 本書は、高名なインド人歴史家・作家として知られるラーマチャンド ラ・グハ( Ramachandra Guha )の著作India after Gandhi: The History of the World's Largest Democracy. London: Macmillan, 2007 , xxvi+ 900 pp. の邦訳 本である。本書及び原著のタイトルが示すように、約半世紀前の分離独 ...

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南アジア研究 第27号 002研究ノート・田中 鉄也「現代インドにおける「公益の仕事」としてのヒンドゥー寺院運営」

南アジア研究 第27号 002研究ノート・田中 鉄也「現代インドにおける「公益の仕事」としてのヒンドゥー寺院運営」

... よって登場した慈善協会( Charitable Society )を意味する 6 。他方で 1882年に施行された「インド信託法( Indian Trusts Act )」のように、特 に宗教的な財産を私的に管理する私益信託( Private Trust )も存在する。 しかし1890年代以降、議論はますます複雑化していく。例えば世俗 的な慈善活動ではなく、巡礼客を宿泊させる宿坊や貧民への喜捨におけ ...

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現代社会文化研究30

現代社会文化研究30

... 12) 安哲・朴東明著『北朝鮮飢餓ルポ』小学館 2001 年 3 月 p.58。 13) 主な駆け込み事件が次の通りである。 ・北京 UNHCR 籠城事件(2001.6)7 人 ・中国北京スペイン大使館駆け込み事件(2002.3.14)25 人 ・中国北京アメリカ大使館駆け込み事件(2002.4)2 人 ・中国北京ドイツ大使館駆け込み事件(2002.4)1 人 ...

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南アジア研究 第24号 008書評・小島 眞〔石上悦朗・佐藤隆広(編著)『 現代インド・南アジア経済論』〕

南アジア研究 第24号 008書評・小島 眞〔石上悦朗・佐藤隆広(編著)『 現代インド・南アジア経済論』〕

... きく、しかもグループ間よりも各グループ内部の方がはるかに深刻であ ること、さらには人間開発(教育、健康)の不平等には男女差、それに 公共財へのアクセスの違いが反映されていることが指摘されている。 第2章では、時系列データに基づいて、インドの財政連邦制制度、さ らには財政赤字問題が詳細に検討されている。財政赤字の背景として、 中央から州への財源移転、利益誘導政治に基づく補助金増大が指摘さ ...

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南アジア研究 第26号 013書評・藤森 梓「柳澤悠『現代インド経済─発展の淵源・軌跡・展望─』」

南アジア研究 第26号 013書評・藤森 梓「柳澤悠『現代インド経済─発展の淵源・軌跡・展望─』」

... しかしながら、従来の東アジア型経済発展モデルと比較すると、イン ドの経済発展パターンは様相が異なっている部分が多い。インドの経済 発展においては、相対的に製造業の寄与度が小さく、サービス産業が重 要な役割を果たしている点が特徴である。実際に、中国とインドのGDP の産業別構成を比較すると、中国の場合、製造業が32%、サービス業が 43%であるのに対して、インドの場合、製造業が15%、サービス業が ...

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08現代インドの国際関係-6章.indd

08現代インドの国際関係-6章.indd

... の特徴を,軍事的側面から検討する。第 4 節では,PKO と国連外交の新し い結合の様相を明らかにすることによって,問いに対する答えとしたい。 インドの PKO における「国連主義」に含まれる,欧米諸国主導の軍事行 動を抑制したいという要素が,PKO 自体の性質の変化によって弱まったの ではないか。インドが PKO をすぐれて軍事作戦として捉えていることが, ...

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