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文化史学習の方法論的考察 : 中学校社会科歴史を事例として

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(1)研究題目. 文化史学習の方法論的考察 中学校社会科歴史を事例として. 兵庫教育大学大学院 学校教育研究科 教科・領域教育専攻 社会系コース. M91522K西端幸信.

(2) 目. 次. 序 研究の目的と方法 第1章 指導要領社会科における文化史の内容の変遷 第1節 昭和20年代の文化史の内容 (1)昭和22年版における文化史の内容 (2)昭和26年版一般社会科における文化史の内容 (3)昭和26年版中学校日本史における文化史の内容. 第2節 昭和30∼40年越の文化史の内容 (1)昭和33年版における文化史の内容 (2)昭和44年版における文化史の内容. 第3節昭和50年代∼平成期の文化史の内容 (1)昭和52年版における文化史の内容 (2)平成元年版における文化史の内容. 第4節 要約 第2章. 指導事例からみた文化史学習の方法. 第1節指導のねらいからみた文化史の方法. 1. 6 6 6 11. 17. 24 24 37 58 58. 74 90 95 95. (1)手段型文化史. 96. (2)目的型文化史. 112. 第2節 手段型文化史の授業展開 (1)表層文化を素材とした場合 (2)基層文化を素材とした場合 (3)物質文化を素材とした場合. 第3節 目的型文化史の授業展開 (1)表層文化を学ばせる場合 (2)基層文化を学ばせる場合. 第4節. 要約. 第3章 「平安時代の人々と文化」の授業梅成 第1節 「平安時代の人々と文化」の取り扱い (1)先行事例における平安時代の文化の取り扱い (2)教科書における平安時代の文化の取り扱い (3)考察. 第2節 授業構成の視点と方法. 126 127 148. 164 167 167 188. 197 202 202 202 206 216 219. (1)授業構成の視点 (2)授業構成の方法. 219. 第3節 授業モデル 結 研究の成果と課題. 238. 228 271.

(3) 序. (1)研究の目的 文化史学習の対象となる文化の概念は、一般的には、人間の精神や感性の営 みとする狭義の解釈と、精神的営みを含む人間の営為全般の表現とする広義の 解釈がある。〈注、〉中学校学習指導要領では、当初の昭和22年版においては、. 広義の立場であったが、昭和26年版では、狭義の立場に重きがおかれて内容 が選択されるようになった。そして、昭和33年版では、その傾向が最も顕著 にあらわれ、『指導書』の4.指導上の留意点く文化の取り扱い〉において、 「各時代の学問・宗教・芸術など」とし、代表的な表層文化を学ばせる狭義の. 文化史学習の規定がなされた。しかし、昭和44年版では、『指導書』の3. 内容の取り扱い(8)文化の取り扱いにおいて、「文化遺産とは有形・無形に かかわらず、我々の祖先が創造し、今日に継承されている民族的な文化遺産の ことをいい、庶民の生活のなかに伝えられたものも含むことは言うまで℃ない」 とし、表層文化だけでなく基層文化も含む精神文化と、物質文化まで〈注2>をさ. す広義の概念規定に変更された。以後、大きな変更なく推移してきており、社 会科教育では、文化の概念は広義の解釈に立つことが一般的になっている。し. たがって、本研究では、考察の対象とする文化史を昭和44年版の広義の解釈 に立った文化概念でとらえていくこととする。. さて、社会科の第一義の目的は、社会認識力の形成であることは、言を待た ない。中学校社会科歴史的分野では、分野固有の立場から考えると、社会認識 を支える各時代の時代構造なり、社会構造を明らかにする力を形成することに あるといえる。そのためには、学習している時代の時代像をイメージ豊かに描 くことができることが不可欠である。文化の側面から歴史を考察していくこと を考えると、その時代を代表する高度な文化のみに目を奪われて文化の学習を すすめたとすれば、非常に狭小な時代像しか描くことができない。しかし、そ の時代に生きたさまざまな人々が育んだ文化に視点を置き、学習がすすめられ たならば、はるかに豊かな時代像を描くことが可能であり、なぜ、そのような 文化が創造されたのかについて考察することにより、時代構造の本質に追るこ. 一1一.

(4) とができるといえる。このように、文化史学習は、社会科歴史のねらいを達成 するために重要な役割を担っているのである。 また、近年の社会科歴史の傾向として、小学校では、 「人物と文化遺産中心 の学習」,高等学校日本史では「文化の総合学習」世界史では「文化圏学習」. と、文化史は、その比重を高めてきている。中学校社会科歴史的分野において も文化は、通史学習のなかで取り扱われる政治・経済・社会と並ぶ重要な学習. 領域のひとつである。さらに、昭和52年版学習指導要領から、地域の生活文 化が強調されたことにより、観念的に流れがちであった文化史を生活文化を取 り上げることで、具体的に実感できるようにしょうとする研究がすすめられて いる。〈注3> しかし、現実に中学校の教室で行なわれている歴史授業は、通史. 学習という性格から、政治史中心に展開されることが多い。そのため、文化史 は、つけたし的な学習となり、時間不足や、教師の教材研究の不足等から、羅 列的な知識を伝達し、生徒に暗記を強いるおもしろくない領域としての印象が 強い。このことは、社会科歴史に系統的通史学習が導入されて以来、文化史学 習の問題点として指摘され〈注4>、改善をめざした実践や研究がなされてきたく注. ,〉が、十分な成果をあげえなかったことを示している。その後、生活文化重視. が打ち出され、身近な生活文化の教材化に関心が移行したため、従来の文化史 学習の形骸化については、あまり論議されなくなったが、この問題は、中学校 社会科歴史における文化史学習の抱える最も基本的な問題であるといえる。 また、生活文化の重視そのものも、問題とされている〈注、〉。生活文化重視は. 「社会の慣習、行動の型にみられる意識や価値観などには伝統的なものが色濃 く残っており、形を変えてその本質的なものが現在の文化の基盤に生き続けて いる」〈注,〉という基本的な考え方に立つことで、従来の文献に依拠しがちな通. 史学習を脱却し、当時の民衆の生活に目を向けることによって時代像を描かせ ようとするものである。しかし、問題点のひとつとして、生活文化が強調され るあまり、教室における実践場面ではともすれば、生活文化‘を’学ばせるこ とが主となり、懐古趣味的な学習に終始してしまう危険性を孕んでいることが あげられる。またもうひとつの問題点として、「生活文化(基層文化)だけが 日本人の行動様式、価値観などの底流にあるのではない。労働や社会との接点 をもっことなく文化や伝統が人間のものの考え方や生き方を規定するという発. 一2一.

(5) 想」〈注8〉は、科学的でなく、社会科教育の本質と相反するという指摘に代表さ. れるような、社会科教育の目的に関わる問題がある。これらのことから、社会 科歴史の立場から考えた生活文化の文化史学習への明確な位置づけが必要であ る。. 本研究では、以上のような現状は、これまで行なわれてきた文化史学習の内 容選択と授業方法に問題点があるためであるという前提に立ち、その改善をを めざして、社会科歴史としてのあるべき文化史学習の内容と方法について考究 する。そのために、これまでの社会科歴史において扱われてきた文化史の内容 と方法を分析し、改善すべき問題点を明らかにする。さらに、その成果をふま えて、新しい文化史学習の授業モデルを構築する。. (2)研究の方法と手順 1.学習指導要領の記述から文化史の内容を抽出し、文化領域別に分析する ことで、学習指導要領各期の内容の変遷をあとづけ、問題点を指摘する。 その際、初期社会科期は、 「学習活動の例」,昭和33年版以降は、 「内 容」を中心とし、 『中学校指導書社会編』 (以下、『指導書』と略称)お. よび、当該指導要領各期の文部省検定済教科書の記述を援用する。 (第!章). 2.収集・整理した文化史の指導事例から、各々の学習形態,中心となるね らいおよび授業過程の3点に着目して分析することにより、類型化を行な い、文化史学習の有効な方法を探る。指導事例は、中学校社会科歴史的分 野に関する実践書・研究書などの文献類および、社会科教育に関する月刊 雑誌(『文部省中等教育資料』 『月刊歴史教育』 『教育科学社会科教育』. 『歴史地理教育』等の既刊野分)から、文化史学習に関する指導事例を選. 択・収集する。. (第2章). 3.研究の成果にもとづいて、文化史学習の授業を構想し、モデルを提示す. る。. 〈注1>. (第3章). 関幸彦 臼井勝美 「日本史教育上の新しい視点」 安田元久監修 『歴史教育と歴史学S !991 山川出版社所収における. 一3一.

(6) 文化の定義を引用 また、文化の摂念については、人類学において、「人間の生活の仕方のうち、学習によってその社会から習得した一切の部分の総 称」とした定義が一般的である。(平凡社 『世界大百科事典』)また、古典的には、E.タイラーの「文化もしくは文明とは、. 知識・信仰・芸術・道徳・法律・慣習その他、人間が社会の成員として獲得したあらゆる能力や千住のあの複合体のことである」. (平凡社 『世界大百科事興』)としたことが有名である。このように、文化は、社会科学では広義の立場に立つことが一・般的で. あるといえる。 〈注2>. 表層文化と基層文化については、「文化・文化史のとらえ方」 『和歌森太郎著作集』 S.54 弘文堂 において、表層文化. ぽ旧来の文化史が主に取り上げてきた文化現象であるとし、その性格は、エリート文化的,個人的.個性的,創這文化的である. とする。一方、基層文化は、その性格け、集団的,類型的,伝承文化的であるとする。そして、各時代の支配者層,上層のエリー. トが都会中心につくりあげてきた文化だけをもって文化史の全貌とみるべきではないとしている。. 物質文化試、社会科学で賦、文明とほぼ同義にとらえられ、「一般的にいえば、人間の意識,籍度などの精神欄面(文化)を支 える物質的状態・基礎をさす」(平凡社 『世界大百科事典』)とされる。旧来のドイツ哲学では、ディルタイのように情神的価 値を重視した文化の概念に対する、具体的な技術のζとき物質的な下位の想念に属するものと考えられてきたが、今日では文化の 基礎的部分を構成するものと解釈してよい。したがって、本研究では、文化領域をまず、請神文化と物質文化に大別L、精神女化. をさらに、表層文化と基層文化としてとらえていくこととした。 〈注3>. 生活文化を取り入れた歴史教育研究としては、. 。佐藤照夫編著 『郷土誌学習の展開』 1977 学事出叛 。佐藤照夫 星村平和編著 『中学校社会科の新展開2 歴史教材の精選とわかる授業』 :1978 明治図書. 。佐藤照夫 「移行期の中字校社会科研究の謹3」 『教育科学社会科教育1 1978 6月号 ・佐藤照美 「移行期の中学疫社会科研究の謹9」 『教育科学社会科教育a l978 12月号. ・島根県社会科教育研究会著 『中学校社会科基礎的・基本的事項の教材構成1 1981 明治図書 ・星村平漁著 『あたらしい歴史学習の構想』 S.55 東京法令出子.. ・小関洋潴著 『生活に根ざした文化の学習』 1990 明治図書 く注4>. などがある. 文化史学習の悶題点については、多くの報告がなされている. ・浜口量枝 「歴史教育における文化の取り扱いについて」 『歴史地理教育』 1955 NO.11 pp.52∼54. ・「文化史教材の扱い方」『歴史地理教育』 1956 NO.16 pp.12∼23. ・「文化史の見方」 『歴史地理教育S l969 NO.124 pp.16∼21. 等が、初期のものであり、その後も、雑誌などで紹介されている。 〈注5>. 文化史授業の改善を肋ざした研究として、. ・『教育科学社会科教育』 !965 NO.13 明治図書 および、『教育科学社会科教育S l972 NO.99. 一4一.

(7) 児治図書 において文化史学習のあり方について特集が組まれ、歴史研究者,歴史教育者等の立場から文化史学習の改善へ. η棍点を提起している。 ・黒羽清隆著 『増補版 B本史教育の理論と方法』 1972 地歴社 。黒羽清隆著. 「文化史で学ぶ日本の歴史』 1981 地歴社. 等があげられる. 文化史授業の改善をめざした実践として、第2章で分析対象として収集した指導事例等がある。 〈注6>. 学習指導要領における生活文化重視を批判的にみたものとして、. ・河井章編. 『双書 社会科の自主編成7. 一民衆の文化史学習』 1971 明治図書. ・門脇禎二 「日本文化の創造と歴史教育」 『歴史地理教育』 1978 NO.285 pp.38∼52 ・田中武雄 「官制社会科の文化学習に欠けているもの」 『歴史地理教育」 1982 NO.341 pp.8∼13. 等筋腸泌。 〈注7>. 前掲書 『申学校社会科の新展開2 歴史教材の精選とわかる授業』 p.37. 〈注8>. 前掲. 「官制社会科の文化学習に欠けているもの」 p.10. 一5一.

(8) 第1章 指導要領社会科における文化史の内容の変遷. 本章では、指導要領各回が示す社会科歴史において、どのような文化史の内 容が設定されているかを明らかにし、その変遷をあとづける。. 第1節昭和20年代の中学校社会科における文化史の内容 (1)昭和22年版学習指導要領社会科編における文化史の内容. ①文化史的内容の分類 次に示すA−1表は、『学習活動の例』〈注、〉に示された中から、文化 史的内容を抽出し、分類整理したものである。〈注2>. (A−1) 精 神. 文. 化. 物 質 文 化 工 層 文 化. 1.古鰍轍化の伝来醗,騰(1 一1). 2.日本の三代と現代の二上の髄(. 1−3). 基層 文 化 1.わ綱の都三家動蝦(1−2). 1.スキー磁入(1−1). 2.屠嚇の家甦活への影響(1−2). 2.郷土蝿気がくる以前との生活構. 3.謝活の変化による生活駒変化(1 一2). 3.古代文明の発生地(2−1). 4濃三業の三三三色(1−4). 4.四大文明の文化鍵齪し舶然条件. 5.雛の都市のできる鮒古購代畷や当. (2−1). 駒生活状態(1−5). 5.三二法律二三史(3−1). 6.古代人の羅資濠の鯛(2−2). 6.わ綱における群医学の雑(3一. 7.フランスの衣服魏業の闘の漸に与え. 1 7.大轍化の影響(3−1). てきた影響(2−3). 8.昔の親方徒弟礪係と粧の変化(2−3. 一6一. 砒較(2−2) 3.郷土の鉄道三三交趾体の難 (2−4). 4.わ綱の胴車,騨,貨勅楚 (2−4). 5.わ姻の船舶備代はる変化(2 一4). 6.断の古伽三代にいたる樋の 代表的な蝿舗の魏(2−4).

(9) 8.西洋史における文化発展の要因となる. 文化の影響(3−1) 9.原始人の芸術的表現(3−2イ) ユ0.日本の美の伝統と特色(3−2イ) 11.東洋古代の芸衛文化の現代日本への影. 響(3−2イ) 12.西洋の芸衛文化の現代のわれわれとの. 関係(3−2イ) 13.ギリシャ彫麺と現代彫麺の比較(3− 2一イ). 9.東海道の昔の旅の状態(2−4). 10.二百十日,入肩入夜の姶漂(2−5) !!.火に関する言葉,習俗,迷信,防火道具(. 7。無線電償電話の発明の歴史とわが国. への輸入(2−4) 8.交通通信機関の発達と衣食住の様式. 文化の程度の変化(2−4). 2−6) 12.日本人の洋嚴着用の始原(3−1) 13.両親,祖父母の若かった頃と現在の服装、. 、身の回り品の比較(3−1). !4.書物の歴史(3−1) 15.ことば,文字の発達(3−!). 16.。貨幣の歴史(3−1). 9.学用品の両親,祖父母の頃との比較. (3−1) 10.発明,発見,技術改良Kよる社会 生活の変化(3−1). 11.ガラス,セメントを豊富に用いる ようになった時期(3−1). 17.薬の歴史(3−1). 12.食器の種類と変遷(3−1). !8.昔の手舐、書物のことばの表現(3−1). 13.農具の種類と変遷(3−1). 15.科学の過去の芸術への影響(3−2イ. 19.迷信,禁忌の生活への影響(3−1). 14.交通用具の種類と変遷(3−1). 16.日本古代の芸術文化の大陸からの影響. 20.明治以来現在までの閤に道具,衣食住,生. 15.生活のあらゆる面で機械を用いる. 14.明治以来どんな国々の影響を受けてき. たか(3−2イ). (3−2一イ) 17.鎌倉仏教発生の理由(3−20).. 活様式,身の回り品などの著しい変化のあ. し つたもかったもの(3−1). 18.キリスト教の成立(3−20). 21.衣服の形式や材料の歴史的変化(3−!). 19.回教の成立と発展(3−20). 22.昔からの日本の家屋の種類と形式(3−1. 20.キリスト教と仏教の相違点と共通点(. 23.家屋構造,方位などについての禁忌(3−. 3−20) 21.世界の宗教の時代わけと分布(3−2. 1). 24.主食の変遷(3−1) 25.食事に関する禁忌(3−1) 26.家庭における年中行事(3−!) 27.婚姻方式と結婚に関する習慣の地方思態へ の影響(3−1). 28.農耕儀礼の種類,意味,方法(3−1) 29.行商人の組織,歴史,機能(3−1) 30.日本人の清米食の姶原(3−1) 31.地形に起源をもつ郷土付近の地名(3.・.・!. 32.昔の開墾方法や耕作方法から発生した郷土. 一7一一. ようになった時期 (3Ll) !6.用具による人類発達の時代区分(. 3−1) 17.機械文明の芸術文化に与えた影. 響(3−2イ).

(10) の地名(3−1) 33.昔の交通に園係して発生した郷土付近の地. 名(3−1) 34.昔のあることから発生した郷土付近の地名. (3−1) 35.昔の親方徒弟の関係と現在の変化(3−1. 36.盆踊りの変匿(3−1) 37.昔の説話の現在への影響(3−1) 38.中国と日本の年中行事の比較. 39.明治以前の日本 人の楽しみ(3−2イ) 40.産業の発達による装飾品の変化(3−2イ 41.仏教伝来後の日本人の社会生活の変化(3. 一ロ) 42.キリスト教の日本人の社会生活への雛(. 3−20) 43.日本入の職業の変遷(3−4) 44●封建時代の職業のしきたりの明治にな?て. の変化(3−4). .【22.面面が示す単元】 1−1 日本列島は、われわれにどんな生活の舞台を与えているか. 2−4 交通. 1−2 われわれの家庭生活は、どのように営まれているのであろう. 2−5 自然の災害をできるだけ軽減するにはどのようにした. の発達はわれわれをどのように結びつけたか. らよいか. か 1−3 学校は社会生活に対してどんな意昧をもっているであろうか 1−4 わが国のいなかの生活はどのように営まれているであろうか. 2−6 社会や政府は生命財産の保護についてどうてうことを. してb、るか. !−5 わが国の都市はどのように発達してきたか。また、現在の都. 市生活にはどんな問題があるか. 3−1 われわれは過去の文化遺産をどのように受けついでいる. 1−6 われわれは余暇をうまく利用するには、どうしたらよいであ. ろうか. であろうか 3−2イ われわれの芸術的欲求を満足させるために社会はどん. な機会を与えてvSるか. 一8一.

(11) 2−1 世界の農牧生産はどのように行なわれているか. ロ 宗教は社会生括に対してどういう影響を与えてきたか. 2−2 天然資源をもっとも有効に溜用するにはどのようにしたらよ. 3−3 我々の政治はどのように行なわれているであろうか 3−4 職業の選択に対し、また職業生活の能率をあげるために. いか 2−3 近代工業はどのように発展し、社会の括動や状態にどんな影. どんな努力をしなくてはならないか 3−5 消費者の物資の選択に際して社会の力はどういう影響を. 響を与えてきたか. 与えているであろうか 3−6 個人は共同生活によく適合していくには、どうしたらよ. いであろうか. 22年版学習指導要領社会科編(以下22年版と略称)では、『学習活 動の例』は、第7学年(中学校第1学年)から第9学年(中学校第3学年 )までの部分では、合計1301項目の学習活動を例示している。その内 歴史的内容を示すものは251例あり、〈注3>全学習活動中約20%を占め ている。さらに、文化史的内容のものは、82例(歴史的内容中33%) が抽出できる。文化史的内容82例中、文化領域による分布は、表層文化. 21例(26%)基層文化44例(54%) 物質文化17例(20%) となっている。. ②22年版の考察 『学習活動の例』に示された内容は、各問題単元の主題の問題解決のた めの学習経験として示されており、抽出した文化史的内容は相互に関連を もつものではないが、各々の文化領域での内容が示す特徴をみていくと以 下のことがいえる。. 表層文化では、文化発達の諸要因に関するもの,過去の高度な精神文化 の時代をこえた普遍的価値等の内容が、基層文化では生活様式・地名等の 変化発展に関するもの,一卑近な事物の変遷過程に関するもの,伝承・習俗. 等の歴史的意味や現代社会での意義等の内容が、物質文化では、道具・機 械等の発達が社会生活に与えてきた影響やその変遷過程等が主な内容にな. っている。さらに、A−1表からは、一見して、生徒の直接経験範囲に関 わる内容が多いこと、慣行的民俗的な伝承生活面に重点を置いた内容が多. 一9一.

(12) いことが指摘できるが、これは、22年版は、社会機能をスコープに、経 験領域をシークエンスにとった一般的構成原理をもっているため、生徒の 経験範囲の問題を多く設定することにより、興味・関心を高めて多様な学 習活動が展開されるように企図し、内容を選択しているためといえる。し たがって、生徒の経験範囲の事象が多い基層文化を扱った内容は、全文化. 史的内容82例中44例(54%)を占め、22年版の文化史的内容の中 核となっている。それは文化遺産を扱った第9学年(中学校第3学年)の 第1単元に最も顕著である。このことから22年版の文化史は、基層文化 に重点を置き、先人の問題解決をたどっていくことによって、「自分のも っている諸経験の歴史的由来や歴史的意味を把握する」〈4>ための内容を. 中心としていたことがわかる。このように、エリート的な表層文化に偏す ることなく、文化の概念を広く求め、身近な文化事象から多くの内容を選 択し、歴史的考察や吟味を行なおうとする態度は、今日の社会科歴史的分 野の文化史学習において、学ぶべき点は多い。. しかし、和歌森太郎氏は、「文化史学習に臨むときは、それぞれの時代 に、どこの、どういう立場のものは、どんなふうに人間的生き方を求めた か、常にその点を探ることが肝要である。」〈5>と、カ・つて述べた。文化. 史学習を時間と空間の幅において広くとらえ、さまざまな歴史的時代にお いて、さまざまな地域のさまざまな階層の人々が直面する問題解決の結果 として残じてきた所産を文化ととらえる時、その文化を通して、豊かな時. 代像を描くことを可能にする。22年版は、基層文化,物質文化の内容の 範囲において郷土付近の地域社会にとどまり、時代において現代近代から 近世ごろまでにとどまっている。これは、生徒の直接経験範囲に内容を求. めようとするためであり、22年版の一般社会科における文化史学習の内 容的限界を示している。. 無論、このことは、22年版は、一般社会科としての学習内容の質より も問題解決の過程を重視していたこと、また、20年代前半という考古学,. 社会史等の研究の成果が未発達な状況にあったこと等も考えあわせて評価. すべきであり、A−1表で抽出し、データとした文化史的内容も、22年 版が意図する内容をすべてカバーしたものでなく、『学習活動の例』が示. 一10一.

(13) すケースとして、22年版の一般的特徴を指摘したにすぎない。. 〈注1> 『昭湘22年版学習指導要領社会科編(H)』第1章 目標に規定された教材の配列にしたがって、学習活動が豊富に示されている。「生捷のすべてに同じように役立っような学 習活動を表示するのは不可能」としているが、22年版における学習内容を具体的に抽出する資料として有効であると思わ. れる。 〈注2> 文化領域の分類について駄以下の文献を参考とした。. 『和歌森太郎著作集第13巻』 p.p381∼388 「文化・文化史のとらえ方」. S.54年弘文堂. 『小学月世界大百科全書20』 丁平凡社世界大百科事典27』 〈注3>馬場四郎著. 『社会科の本質』. 同学社 S.23 p.126 第12表. く注4>前掲書 『和講太郎著作集第13巻』. p.332. 〈注5>同上書 P.387. (2)昭和26年版における文化史の内容 ①文化史的内容の分類. 次に示すA−2表は、『学習活動の例』に示された中から、文化史的内容 を抽出し、分類整理したものである。. (A−2). 精. 神. 文. 化. 物 質 文 化. 表 層 文 化. 1.明治以陶鮪の移り変り(1−1). 基 層 文 化. 1.封鶴代糊治以勧家庭生活哺. 一11一. 1.蒸気機関鮫通に朋され、櫛や汽櫛.

(14) 2.ナイル川流域κ昔文化が発達した理由(. 徴(1−!). 1−3). 2.石器時代の生活と現代の生活様式の. 2.明治以後日本の鉄道網⑳発達(1−4). 3.世界でもっとも早く文明の開けた地方(. 比較(1−2). 3.郷土で鉄道の敷かれた時期(2−1). 1−4). 3.豊代の東西交通(1−4). 4。交通機関が発達していなかった頃の都市へ. 4.古代ギリシャ文明が開けた要因(1−4. 4.わが国の古い歌や物語にでている昔. 5.アレクサンダー大王の遠征による文化の. の旅の様子(!−4). 5.原始人の丸木船製造法,利用法(2−2). 東方伝播(1−4). 5.奈良時代,平安時代の都市農村の生. 6.印瑚術発明前の版木印刷(2−2). 6.古代インド中国文明の交流(1−4). 活(2−1). 7.イギリス紡綾業発達の歴史(2−2). 7.わが国で発見された青銅の剣や鏡などの. 6.明治以前の都市生活,いなかの生活. 8.近代工業に大切な役割をはたした発明発見. 中国と の文化的つな寿り(1−4). 状態(2−1). の歴史(2−2). 8.遣晴使遣唐使の交通路,時間,苦労(1. 7.原始時代の土器石器の襲作方と利用. 9.厘始社会で用いられた衣食住の材料や道具. −4). 法(2−2). 9.古代ギリシャの民主主義と現代民主主義. 8.1日石器時代,新石器時代の意味と長. (3一 1). さ(2−2). 10.ルネサンスはどうしておこったか(3. 作られた時期(1−4). 行く道筋,時間(2−1). (2−3) lQ.石油石炭がわが国で初めて知られた時期と. 利用法(2−3). 9.青銅器の作られはじめた時期(2−. 11.紙の発明以前の記録の仕方(2−3). 1). 10.中世におけるギルドの組織(2−. 12.エジプトギリシャの建築材料とわが国の建. 11.明治以前の洋学の発達と民主主義思想. 11.奈良,平安時代の人々の職業(2. 生長〈 平賀源内の田下〉(3−1). 4). 12.明治の自由民権論の展開く福沢諭吉,. 12.江戸時代の町人の糠(2−4). 中江兆民の旧劇〉(3−1). 13.江戸時代の職業の種類と現在との. :. 一. 13.民主主義の政治,軽済,文化の発展へ. 13.H常使っている品物の現在までの発達(3. 較(2−4). 貢献(3−1). 14.貨幣の歴史(3−3). 14.医学,薬学の進歩の恩恵〈ペニシリン. 15.自分たちの町や村の郷土芸術の歴. 発明〉 (3−4) 15.科学上の法則や事実がもつ重要な意味. ニュー トン,キュリー夫妻〉(3−4) ユ.6.古代,封建社会の学問の修め方、伝え. 〈一子 相伝,秘伝,奥義〉(3−4). 築材料の違い(2−3). (3r4) 16.原始,古代社会の入々の自然観,. 宙観(3−4) 17.鎖国当時の人々の西洋人に対する. 考え(3−5). 17.学問が発達しなかった時代の原因とし の社会 情勢(3−4). 一一一. @1 2. −4) 14.交通通信機関における科学の進歩による恩. 恵(3−4).

(15) 18.封建時代の学問の不自由と当時の社会. 織,政治の仕方との関係(3−4) 19.明治に来朝した外国人学者の人物,業. (3一 4) 20.学問の発達上からみた明治以前と以隻. 条件の 違い(3−4) 21.主な学者の還郷,国籍,年代,研究成 とわれわれの生活への影響(3−4). 22.明治以後のわが国の著名な科学者(3 4) 23.日本文化の特徴や発達〈万葉集 奈良 町の美 術工芸品〉(3−4) 24.法隆寺の絵画,建築にみられる外国の. 響(3−4) 25.明治以後の酉欧の芸術のとり入れられ と与え た影響(3−4). 26.わが国および西洋の代表的芸術家と作. (3−4) 27.ルネサンスが科学,芸術に及ぼした影. (3−4) 28.芸術,科学の発達と宗教の閨係(3−. 29.宗教改革の社会的意義(3−4) 30.三大宗教の起源,教義,発達,現在の 布と時代による社会生活への影響(3−4). 31.キリスト教のわが国への伝来と人々や. 化への 影響(3−4). 【26年版が示す問題単元】 1−1 学校や家庭の生活を明るくするにはどうすればよいか. 1−2 わが国土はわれわれにどんな生活の舞台を与えているか. 2−3 天然資源をいっそう有効に利用するにはどんなことに心. がけたらよいか. 一13一.

(16) 1−3 世界の人々の衣食住の様式は、それぞれの土地の自然とどのよ. 2−4 職業は我々の生活にどんな意味をもっているか. うに結びついているか 3−1 我々は民主主義をどのように発展させてきたか. 1−4 世界の諸地区はどのように結びついてきたか. 3−2 我々の政治はどのように行なわれているか 、3−3 経済生活を改善するにはどのように協力すればよいか. 2−1 都市や村の生活はどのように変わってきたか 2−2 近代工業はどのように発達し、我々の日常生活にどんな変化を. 3−4 我々は文化遺産をどのように受け継いでいるか. 3−5 我々はどのようにして世界の平和を守か. 与えたか 2−3 天然割目をいっそう有効に利用するにはどんなことに心がけた. らよいか. 昭和26年版学習指導要領社会科編一般社会科(以下26年版と略称)に は、『学習活動の例』は、中学校第1学年から中学校第3学年までの部分で. は、全部で591例が例示されている。その内、歴史的内容を示すものは1 23例あり、全学習活動中21%を占めている。さらに歴史的内容のうち、. 文化史的内容は、62例(歴史的内容中50%)が抽出できる。. 文化史的内容62例中、文化領域による分布は、表層文化31例(50. %)基層文化17例(27%) 物質文化14例(23%)となっている ②26年版の特徴と考察. A−2表から、26年版が示す文化史の内容は、22年版に比べて基層 文化の内容が減少するとともに、表層文化の内容が増加し、文化史の内容 が大きく変化したことを示している。. この背景は、26年版において、22年版実施にあたって解釈の誤解, 混乱があったことく注、〉を指摘し、社会科の性格を社会科学の成果を背景と. し、教育的立場から教科として組織したものと明確に位置付けたことによ る。それにより、単元組織は、 「歴史・地理・政治・経済・社会等の人間. 関係の分野において生徒にとって関心があり、また、重要な問題を中心と して、ある一定の教育目標の達成をめざして展開される学習経験のまとま り」〈注、〉としての性格づけが行なわれた。さらに、単元内容は、地理・歴. 一14一.

(17) 史・政治・経済・社会のすべてを融合し、生徒の経験範囲から問題を設定 すべきであるく注3>という、22年学的な解釈を排して、学年による単元の. 系統をあたえ、第1学年では地理および歴史 第2学年では歴史および地 理 第3学年では政治・経済・社会および歴史とした。これは、後の改訂 における分野別学習への道をつけた改訂の大きなポイントといえる。以上 略述した改訂による一般的な構成原理の変化にともなって、文化史の内容 は、家庭・地域・郷土の文化中心から中央の文化中心へと移行した。. 以下は、各々の文化領域の内容から、26年版における文化史の特徴に ついて示す。表層文化の内容は、22年版と同様、文化発達の諸要因に関 するもの,文化の特質と意義に関するものが中心となっているが、22町 版が各々の問題を一般的な形で提示していたのに対して、26年版では、 問題解決のための教材として、一定の事象や事物、人物の名前,行為,業. 績等を例示していることに気付く。また、第3学年第4単元において、文 化の概念を科学・芸術・宗教に重点を置いたもの〈注。〉としたため、それら. のジャンルの文化が増加している。この文化概念の転換は、22年版で文 化史の中心的内容となっていた基層文化の身近な文化事象に関する歴史的 考察,吟味を行なう内容が、ほとんど姿を消したことにも顕著に反映して いる。. 文化の概念を主に普遍的価値の高い表層文化に求め、それらの歴史的研 究の成果により明らかになった、さまざまな背景・事物・事象・人物の思 想・行為等を中心に教材として問題単元の主題に迫る内容を選択している. ことが26年版の文化史の特徴であり、このことは、「社会認識が、経験 的・日常的な量的拡大に向かうことで満足してしまう結果をつくりだして いる。」<注6>等の22年版に対する批判に一定応えるものであったといえ. る。しかし、表層文化において、世界史的視野の中で文化発展の諸要因を み、その流れの中で日本文化の世界史的共通性と日本的独自性をみるとす れば、一方で、基層文化の内容において郷土や地方の生活様式に根ざした 文化が大幅に減少し、中央の一般的文化が中心となったことは、文化創造 の地域性,生活性の視点を閉ざすことにつながる。そして、日本は、外国 の影響を受けつつ形成されてきたひとつのまとまった文化のもとに推移し. 一15一.

(18) てきたという、歴史認識を与えることになる。このことは、日本の歴史を. 単一民族・単一国家の歴史とみなす文部省社会科の30年代以降の改訂で 明確化してくる「ある特定の歴史観」<注7>の端緒を示しているといえる。. 物質文化の内容は、22年版と同様、現代に視点を置いて、生活・生産 に関わる道具・機械の変遷と、変化発展の契機となる事象をみていくこと で、物質文化の進歩による社会生活への影響を考えることが主な内容にな っている。科学・技術の進歩に裏付けられた物質文化は、現代社会のさま ざまな場面においてあふれ、その功罪がしばしば指摘されながらも、我々 は、その恩恵を享受しつつ生活を営んでいる。にもかかわらず、今日の歴 史学習の中で物質文化は、学習内容において十分な位置付けがなされてき ているとはいいがたい。物質文化は、言わば、人間の欲求の機能的具現で あり、精神文化とともに歴史の文化史的考察の両輪となりうるものであろ う。この20年代の社会科が示すものは、交通通信機関,生活・生産用具等 でその始原や変遷をたどるものであるが、それぞれの時代のそれぞれの階 層の人々の生活文化と関連づけて物質文化をみていく視点を加えることに より、より生き生きとした時代像を描きだすことのできる文化史学習が構 成できるはずである。. 〈注1>『中学校高等学校学習指導要領社会科編1 中等社会科とその指導法 試案S. (昭和26年改訂版). 第1章社会科とその目標参照 〈注2>同上書 第R章社会科の教育課程 単元組織参照. 〈注3>馬場四郎著 『社会科の本質j S.23 同学社. pp.146∼150参照. 〈注4>e中学校高等学校学習指導要領 社会科編皿 一般社会科S (昭和26年改訂版). まえがき参照. 〈注5>同上書 第3学年第4単元 要旨参照. 〈注6>教科研社会科部会著 『社会科教育の理詮j S.41. p・87. 〈注7>北島万次・峰岸純夫編 『歴史を学ぶこと教えることS 1986 東京大学出販会 p.211. 一16一.

(19) (3)昭和26年版中学校日本史における文化史の内容. ①文化史的内容の分類. 次に示すA−3表は、『学習活動の例』に示された中から、文化史的内容 を分類整理したものである。その際、昭和26年版学習指導要領社会科編中 学校日本史(以下、26年版日本史と略称)に示される単元は、原始・古代 ・封建・近代・現代の発展段階に基づいた時代区分で例示されているため、. A−3表でも、それに準じて整理を行なった。. (A−3). 精. 神. 文. 化. 物質文化 三層文化. 基層 文 化. 唖. 石器や貝塚を残した人々はどのようにして生活を切り開いていったか. 1.燗最初破明靴粥た舳. 1.貝塚の踊,出蝿を継る. 1.礁土器の観目的. 2.西暦紀元前後から4世紀頃までの世界の文化. 2.神話,伝説の關性. 2.燗の使う道期材料. とその時の日本の状態. 3.員塚,住居跡にみられるその頃の生活の様子. 3.牒を営む砿嫉なもの. 生土器の形,文様. 4.縄文弥生賦鞭われて}、. 5.太陽や山の神が尊敬されるようになった理由. た擬今も続いているもの. 6.土器,鱗にか繍た絵備徴 7.原隅代の姐の仕事. 8.縄斌文化と弥執文化の髄. 9.監式住駒住磁 !0.農灘活と繍生勧特徴. 奈良や京都のような都は、どのような世の中で作られたか 一一. P7一.

(20) 1.日本に仏教が伝来するまでの経路. !.地方で同じ姓がよくある部落とそのわけ. 2.帰化人のルーツ,果たした役割,待遇. 2.人々の税の納入方法. 3.古墳,陵の造営方法. 3.古墳時代の入々の風俗,生活. 4.聖徳太子の頃の建築,芸術,工芸. 4.古代人の生死に関する考え方(古墳の副葬品). 5.法隆寺建立の事情. 5.どのような衣巌をきていたか. 6.伝来した大陸の分物. 6.縄文式時代から古墳時代までの郷土の採集品. 7.古事記,日本書紀の内容と編纂目的. 7.このころの風俗,習慣で今日に残ついるもの. 8.簸の生活. 8.地方農民の生活(貧窮問答歌). 9.正倉院の御物にみられる奈良文化の世界性. 9.都と地方の生活(万葉集). 10.唐文化の衣食住,.年中行事への取り入れ. 11.かな発明の文化発達への影響. 12.寝殿造りと今日の家屋の比較. 13.飛鳥,奈良,平安の代表的な美衛・工芸の. 馳. 各地に城が建てられたころの世の中はどのよう であったか 一. 1.「神風」の意味. 1.乎安末期の武士の生活(芋粥). !.鉄砲伝来の由来. 2.水無瀬神宮,湊川神社,藤島神社のできた理. 2.地域の市のたっ日の始原. 2.水車,紳. 由. 3.郷土の仏教の宗派の流入時期と経路. 3.金閣,舗. 4.このころの村の自治と前口の自治との差. 4_仁王像が作られた理由,時期,宗派. 5.質屋の始原と昔起こったこと. 5.麟の題. 6.この時代に日本藷となった西洋から伝わったこと. 6.茶,能,狂言が盛んになった時期,功労者. ば. 7.茶室の見学,茶の作法. 7.ヨーロッパ人の渡来が国民の衣食住を豊かにした. 8.能楽の観賞,狂言の実演. 例. 9.武士の時代のキリスト教. 8.全国の名産の始原. 10.この時代にヨーロッパからはいってきたも. 9.お金の使われ方,町や道路の様子,一・般の人と武. のにみる東洋と西洋の違い. 士の違い等(東海道中膝栗毛). !8.

(21) 11.浮世絵はどんな人々が作りだしたか. 10.貨幣の勲. !2.歌舞伎はどのようにして盛んになったか. !!.家族制度の今日との比較. 13.芭蕉,蕪村,一・茶の俳句. 12.このころの人々の生活(浮世絵). 14.町人文化と東山文化とめ比較. 13.当時の人々の物の考え方(歌舞伎のすO). 15.元艮文化の特徴. 14.このころの人々のレクリェーション. 16.「蘭学事始」に見える先人の労苦. 15.封建社会のもので今日に残っているものの是非. 17.昔の学校と勉強の内容 18.代麦的な学者と業蟹 19.貴族の政治,文化と武士の政治,文化の大. きな違い. 20.ヨーロッパの騎士道とわが国の弐士道の比. r. 新聞やラジオの作られた世の中はどのようにして生まれたか. 1.二二ついて. 1. 黒船を始めて見た時の当時の人々の驚き. 1.手工業の機械や道其. 2.福沢諭吉,板垣退助の思想. 2.明治初年の学校や生徒の今日との比較. 2.当時の日本の武器,軍艦と. 3.国木田独歩「武蔵野」長塚節「土」樋ロー葉. 3.明治の頃の切手,雑誌,新聞,貨幣. 外国のぞ描の比較. 「たけくらべ」にみられる社会状態. 4.牛乳,バター,チーズを食べだしたころ. 3.汽車が始めて走った頃の様. 4.明治の教育の行なわれ方. 5.洋服,靴,こうもりがさが使われだしたころ. 子. 5.明治大正の作家と作品. 6.近くの西洋建築がたてられたころ. 4.今日の生活用品で明治にな. 6.明治文化の特色. 7.明治初年の神社,寺院,教会の様子. ってから用いられるようになつ. 8.学校ができた頃の様子. た勧. 9.ちょんまげがなくなったころの話. 5.映画. 10.鰍の渤劃. 6.瀦機. 1!.明治のころの服装. !2.明治のころの教科書や少年少女の読み物の今と. の比較. !3.唱歌の冶漂,種類. 一一. P9一一.

(22) どこの町や村でも中学校が建てられるような世の中になったのはなぜだ ろうか. 26年版日本史では、発展段階に即した5つの問題単元を設け、合計2 39例の『学習活動の例』が提示されている。その内、文化史的内容は、. 99例あり、全例中41%を占めている。さらに、文化史的内容中、文化. 領域による分類では、表層文化41例(40%) 基層文化46例(47 %) 物質文化12例(13%)となっている。. ②26年号日本史の考察 A−3表から、26年版日本史が示す内容は、歴史的発展段階順に設 定された各時代ごとに、ほぼ年代順に、文化史的事象を配していること がわかる。これは、戦後中学校において、前項までみてきたように、一 般社会科が昭和22年力・ら学習指導要領の発表とともに実施されてきた. が、それに先立つ、昭和21年10月に日本歴史(24年に日本史と改 称)が、再開されく注、〉、新学制発足後は、中学校では、国民学校用に編 集された『くにのあゆみ』〈注、〉等の通史的構成の教科用図書を用いて授. 業が行なわれていたことによる。26年版日本史は、この流れのうえに 立つものであり、「社会科歴史」として、初めて学習指導要領に位置付. けられたものである。そのため、通史的な構成をもちながらも、歴史的 発展段階における各時代の社会を主題とした問題単元を設定し、一般社 会科とは異なり、歴史的視点で各時代の特徴をとらえていくための内容 が選択されている。. 原始社会においては、表層文化で文化発生の一般的要因,原始日本文 化の世界史的位置等を、基層文化では、発掘物等をもとに、原始社会の. 入隅の生活,心性を探る内容が、物質文化においては、原始社会での道 具の材料や、目的の特徴、社会発展にともなう道具の変化等が主な内容 となっている。. 古代社会においては、表層文化で、大陸文化の影響を中心とした古代 文化の世界性,古代エリート層の理念等に触れ、古代国家建設の文化的. 一20一.

(23) 側面を、さらに、古代後期のかな文字,寝殿造り等からの文化の国風化 等を主な内容としている。基層文化では、原始社会と同様、古:墳時代の. 出土品から、古代の人々の生活や心性に迫る内容および、貧窮問答歌等 の当時の文書資料から民衆の生活実態や、都と地方の落差等に迫ろうと している内容が目に付く。物質文化については、古代社会には、該当す るものは示されていない。. 封建社会においては、表層文化では、前期の内容として、台頭してき た武士や豪商の気風の反映を建築,芸術,宗教等を通してみるもの、後 期になると、武士に加えて、社会・経済の発展につれて表層文化の担い 手となってきた、上方や江戸の都市民を中心に創造された文化および学 問等が主な内容になっている。基層文化では、都市民を中心とした生活 文化の内容が主であり、当時の文学作品や絵画,演劇の筋等から都市民 の生活の有様や心性に迫ろうとする社会史的な取り扱いの内容も見られ る。物質文化については、非常に軽い取り扱いである。. 近代社会においては、表層文化では、明治維新を支えた思想,近代民 主主義思想の推進者,文学者および文学作品,教育の制度等を通じて近 代文化の特色を 基層文化では、文明開化期の西欧文化移入による生活 様式の急激な変化を中心とし、物質文化では、西欧文化移入,産業革命 による機械,生活用品等の変化が、扱われている。. 以上、’26年版日本史の文化史的内容のあらましをまとめたが、その. 内容から、以下の特徴を指摘することができる。まず、A−3表を一見 すると、表層文化と基層文化がほぼ同等の重さで取り上げられているよ うに見える。しかし、その内容を年代に注意してみると、原始から古代 初期までは基層文化が、それ以降の古代社会の内容は、表層文化が中心 になっていることがわかる。生徒たちにとってみれば、 「せっかく古い. 時代の、集団的,類型的な日常生活文化を学んだのに、それがその後ど のように進化したかを見ないですぎていく」〈注、〉ことになる。また、封. 建社会でも、基層文化の項目は多いが、この時代に台頭してくる都市民 の生活文化に焦点を当てた内容がほとんどで、同じ時代に生きた大多数 の都市民以外の民衆の文化的営みをとらえようとするものはない。近代 一2 ! 一一一.

(24) 社会においても基層文化の内容は、東京を中心とする極めて限られた地 域での文明開化による生活様式の西欧化を取り一ヒげているにすぎない。. つまり、古代国家成立後は、それぞれの時代の政治的経済的中心地等 を文化的先進地として文化史の舞台とし、その推進者たちが受容し、創 造した文化をそれぞれの時代を代表する文化として位置づけ、内容を選 択しているのである。ある時代の典型的な文化事象を選んで窓とし、そ の考察を通して歴史像を描かせようとする態度であり、この文化史の内 容選択基準は、以後の学習指導要領における文化史の内容選択基準の原 型をなすものであるといえる。. 表層文化において、少数のエリート,支配者層がその創造を推進して きたことは事実であり、彼らの問題解決の帰結として現代に残る文化遺 産を通じて学ぶこと、また、現代の文化に連なるものの源流を探ること 等も、歴史教育として、一定の意義を見いだすことができる。. しかし、この傾向は、26年版一般社会科で指摘した文化創造の地域 性,生活性の視点を閉ざした文化史学習を生むことになる。そのような 学習から導きだされた中学生にとっての農民を中心とした大多数の民衆 像は、いつの時代にも文化の光からとり残され、肉体的にも経済的にも 搾取され、貧しく、苦しい人々の後ろ姿といった、極めてモノトーンな ものとなってしまおう。. この傾向は、物質文化の内容に最も顕著である。原始社会では、人々 の生活そのものに文化的価値を認めているため、また、近代社会では、. 西欧文化の移入に始まり、資本主義体制の発展にともなう近代工業の進 歩の所産として物質文化が取り上げられているが、古代,封建社会では 文化史の内容が、表層文化とその担い手が中心であるため、物質文化は ほとんど顧みられていない。. しかし、原始社会において、生活様式や生産技術を支える道具として 人々が創りだしてきた物質文化は、近代社会になって突然進歩し、産業 革命を誘発し、現代のような物質溢れる社会を現出させたわけではない ことは明らかである。原始社会の生活のなかから人々が生み出した物質 文化は、古代,封建社会を通じて人々の生活や生産を支えるために工夫. 一22一.

(25) 改良されてきたのであり、その恩恵は、人々の精神文化の豊かな創造 に寄与してきたといえる。その証左は、考古学や民俗学.社会史の研究 成果等に求めることができよう。つまり、物質文化の歴史は、歴史社会 における諸文化の発展を支える社会的技術の水準と深く関わっており、. 物質文化を文化発展の基礎となる社会的技術の一指標としてとらえるこ ともできるわけである。このように物質文化は、さまざまな民衆の精神. 文化と不即不離の関係にあり、物質文化が軽視された26年版日本史の 文化史の内容的限界を指摘せざるをえない。 歴史学習を楽しくし、よ り豊かな時代像を描く学習を生徒に保障するためにも、それぞれの時代 のそれぞれの階層の人々の文化的営みを広くとらえていこうとすること が、文化史内容の選択に必要な視点であるといえる。. 〈注1>奥田真丈監修 星教科教育百年史』 1986 建畠社 p.646 〈注2>『くにのあゆみ』は、戦後国民学校用に編集された文部省著作教科書であるが、新学制発足援の中学校国史教科書が結局発行されな. かったため、暫定的に多くの学校で昭和25年ごろまで使用されている。(上田薫ほか編 社会科教育資料! 2 3 および前掲. 教科教育百年史,和歌蘇太良旧作集13等にその闇の事情が詳しい。). eくにのあゆみsの文化史的内容は、 例えば、第三 平安京の時代では、三 はなやかな文化の項目にまとめられ、文化の移りゆきとして、寝殿造り,大和k,. かな,和歌,古今集,竹取り物語,紫式部 源氏物語,清少納言 枕草子,平安仏教,鳳璽堂といった国風文化の内容が 示され、麦層文化に重点がおかれているが、写真資料として、京都の店の絵画資料が載せられており、都市の民衆の生活の. 一端を知ることができる。 〈注3>和歌森太郎著作集 e文化・文化史のとらえ玩. S.54年弘文堂 p.386. 一2 3.

(26) 第2節昭和30∼40年代の文化史の内容 昭和33年置 学習指導要領(以下、33年版と略称)に先立って、昭和 30年版 学習指導要領社会科編(以下、30年版と略称)が、出されてい る。これは、26年版をめぐり、民間教育団体や、研究者の間で展開された 論議〈注、〉や国内・国外情勢の変化にともなう文教政策の変更〈注2>等の流れの. なかで、第2次改訂への動きが進んだことによる。直接的には、昭和27年 12月の岡野文相による「社会科の改善、とくに地理・歴史・道徳教育に関. して」の教課審への諮問に始まる。教課審は、翌28年8月学習指導要領の 改訂を示唆する答申を出し〈注3>、改訂作業が進められた。この間、社会科問 題協議会による批判〈注4>等、教育の反動化、社会科解体を防ごうとする論争. が展開されるなか、前年の小学校学習指導要領社会科編につづき、昭和31 年2月に中学校学習指導要領社会科編として発表された経過をもつ。. 30年版は、 「社会科の指導計画を一本化し、日本史も社会科の指導計画 の中に織り込んで計画することにし」〈注。〉「学年別の単元組織を示す事なく 地理的分野、歴史的分野、政治・経済・社会的分野に分けて示し」〈注6>て、. いわゆる分野別系統学習の端を開いたものであること。また、(試案)の文 字が削除され、拘束性の強化がねらわれていること。さらに、道徳的理解や 判断力の育成を重視していること等、学習指導要領として、これまでのもの と比べて、ひとつの大きな画期をなしているものである。. しかし、33年版までの過渡的な改訂で実施期間も短かったこと 本章の 対象である文化史の内容に関しては、33年版とほぼ同様の内容が提示され ていることから、.本項においては、33年版を内容の考察対象にする。. (!)昭和33年回における文化史の内容. 33年版では、歴史的分野は、中学校第2学年に年間175単位時間配当 されている。この改訂から、文部省告示の形で発表され、指導計画作成の法 的拘束力を強めたものとなった。したがって、内容の示し方も、これまでの. 一24一.

(27) ものとは異なり、大・中・小の項目により示している。大項目として8 中. 項目として25 小項目として!14の内容が系統的に提示されており、大 綱的である。そのため、26年版までの学習指導要領の具体的な内容を示す 「学習活動の例」のようなものはない。本章では、文化史の具体的な内容の. 分析を目的としていることから、文部省発行の『指導書』および検定済教科. 書を援用することとした。33年版の文化史の内容に対応する『指導書』と 教科書の記述をあわせて整理し、分析対象としている。. ①文化史的内容の分類 A−4表では、教科書の記述も含め整理するので内容が膨大となるため、 古代文化と近世文化を対象とすることにした。(以後の改訂における分析対. 象も同様とする)示し方は、33年版の大項目を全角文字で 中項目を「」 つきの全角文字で 小項目および、その他の指導要領の記述を半角文字で. 『指導書』の記述を()つきの半角文字で 教科書の記述は、一一一で囲 んだ半角文字でそれぞれ示している。なお、教科書は、東京書籍版 新しい. 社会2 昭和36年4月20日文部省検定済(以後の分析においても、当該年度 の東京書籍版を使用する)を使用した。. (A−4). 表 層 文 化. 基 層 文 化. 物質文化. 2.日 本 の 古 代 と ア ジ ァ 墲ェ国の古代史を世界史的撹野から正しく理解させ、そのうえに立って国家・民族の伝統および日本文化の特質を考えさせる. 「国家の形成とアジア」 P.古墳文化 (騙などに見られる生活難の一端). i物出さ続歴蜘背景) “. P. 賃. ≡. 奄S∼6世紀に造られた天皇や豪族の墓. ‘. i. ?. 晒. l. 塩寘俣y糊進んだ素焼きの土器i. 一25一.

(28) 1大和地方を中心に朝廷の勢力の及んだ地域に分布≡. 1丸い筒型 いろいろな嚴装の男女 馬. 垂. 曇円墳・方墳・前方後円墳. ≡犬 にわとりなどの動物 家や船. ≡. ≡. 3. 職. 垂応神天皇,仁徳天皇陵〈写真〉. 垂. 曇埴轍こよって生活の様子や風俗などを知≡. 1石棺鏡玉武具馬具. l. 1ることができる〈写真6枚〉. l中国製の鏡西アジアから伝わったガラス製品 /l. 彗. 隆朋・.閥・・eSt“t...■露..ttt■t■ny、‘■■、、■■..騙......■..tt■t....■昌. l品物と古墳から文化の状患,支配者の富と権力の1 畢程度がうかがえる. ≡. 麗 ■ s , ■ “ ● 開 ■ “ 朋 ■ t . ■ ■ 巳 ■ fi ■ ■ ■ ■ ■ . □ ・ ■ 腫 ■ ■ t ■ ● ● ■ ● t , ■ ■ 匿 o t ■ ‘ ■ . . . 邑 ■ ● 璽 t 邑 ● ● ● ■ ● ■ ■ ● ‘ ■ ■ 颪. 2.大陸文化の伝来 (帰化人を中心とした伝来文化). (農業の大きな発展). (儒教,漢字,仏教,種々の技術). ■悶… ntttdt・開■冒冨・.冨■開.■置■層曜.開■.tt・冒■■開■冒■開冨.阻.ttt4ttett■麗ISIII冒. ≡5世紀のはUめごろ漢字・儒教の伝来 1のちに暦。医学の書物の伝来. ≡ l. v■■■■..5■.・・.・巳閏5.tl.匿■..■・.層置暉6.虞■鰯闘属口6闘■陰曽■■.t.曜..曇.・貫・■置咀. v■■..邑.■農・■繭蘭圃.冨輻■.■・□.■6竃璽.璽『. …帰化人による養蚕・織物・かO・造船・ 垂. 蓄帰化人による鉄製彗. ≡建築・陶器・くらっくり等の進んだ技術≡. ≡の農具の普及. 1の伝播. e■tt■肌巳闘叫開朋●■■●■■開■朋巳■薗. ロ. 16世紀の半ば百済から仏教伝来(仏教伝播経路地藝. 1図). 塁. 1 ヨ. ≡池・溝の造成技術の活用. ≡. 卿・ ■ 曙。.邑■ . . .. .■■tO ■ .・ ・o ■■ ■ ■ ■●■ ■蟹■重■ 暉 ●● ●■● ● ■ ■ ■ ■ □■ t 巳■ tO 圏 ●翻 ”聰● ■瞬. 馳t■■●■腫昌■■欄■●8■■‘圏■■■■■■邑圏■■■■■■■■■t■開贋●■■■1麿●鱈●t■td■8●■■t■●rt■●■■■tttd. (わが国の文化の大きな発展). 3.古典に見える神話や伝承等から、当時の人々. の信仰やものの見方に触れる. 鰯 随t■05巳・置.邑... ■嗣 . .塵 08■ ■■ ■■ ■t■ 鰯■躍 鱒t■ 零嗣 鰯冨膿唇■ ●■ ■ 匿■ ■t虞t■■■● 口 r燭 曜. ≡倭王武の中国皇帝への手紙 =. ≡. ■. …ヤマトタケルノミコトの熊襲・蝦夷征伐≡ ≡神功皇后の朝鮮征伐. 「大化の改新と律令制」. 垂* 氏姓制度に関連して ロ. 4.鶉文化. ミ. ヨ. ≡農業を守る神の信仰一一豊年を祈り、収≡. (聖徳太子,法隆寺,視聴覚教材の活用). ,.t・■■露口・繭.■■曇.■…. ≡. 噂・6亀・・●鵬t“画■・■.■・・唇.・■O■■0噂噛■0■巳■■■■....■・・6團8■噂0■■層. …穫を感謝する春祭り,秋祭り. …. 1祖先を氏神として敬う一一血筋を尊ぶ気1. 1聖徳太子〈写真〉が仏教を篤く保護したので、都≡. ≡持ち 同族の信仰心をもとにして氏上が言. 1のあった飛鳥地方で仏教を主とする文化が栄えた1. 1礁を渤た. 一26一. i. ≡.

(29) 藝建築一一法隆寺〈写真〉 世界最古の木造建築 1. 臨●■■■冒冒■巳■■■■●■■●艦●●層8哺■■冒■■■●■5■昌■書■■■■■■●■‘‘露■●●■●廓6璽●■胴愚. ≡仏像一一釈迦三尊〈写真〉 百済観音〈写真> i. l工芸一一玉虫厨子〈写真〉. ≡. 善中国,インド,ペルシヤ,ギリシャの影響. ≡. be■.・.騙闘._d●●nt■■■■■●‘騨㎜■■“ttdd■闘國m●曙■■日■闘●t■nySt■■■圏■梱■暫●■■聞. 5.八代文化の特色 (国際的な性格の理解). ■髄●■■“■●■■■巳■■■駒膠瞑繭喝圏■.■t■■tt.Mt目“04d■鳳■■■■■■■r■■■■■“■闘■■‘■t■●薩■■. 垂7世紀はじめ唐が中国を統一〈7∼8Cのアジア1 ヨ. 1画図>. ほ. 1. 葺勢力範囲の拡大により、東西交通が盛んになる ≡. 1アラビア商人との交流キリスト教,イスラム教垂 ≡の伝来 西方の文化の取り入れ. 1国際都市長安. 蓋. 1. 口■‘曽暉●騨幽幽曜麟鰯闘口・噸“楓瞳哺駕闘d鷹噂胴暉胴暴曜●口{■翻■■■tt■昌■●■■■●■tt■■巳■■tt■■■■■■●●■薩■顧咀. 6.制度,文化の輸入にあたって当時の人々が払った苦心. (国家や文化の発展に尽した先人の努力や業績の理解). ,..■層■■■膠.■■■■.巳■■..■..8.冨■■■.■...8■■‘.■璽..■■巳・.8■86■■」昌■■.9璽・■・868■邑■■艦. ヨ. コ. ≡遣晴使 遣唐使 阿部仲詮議. ≡. ≡. 〈遣唐使船の写真〉. ≡. 藝唐の文化を学び取る熱意 小さな船,荒波,数か≡ ヨ. ロ. 錦磁. i. ■t{■t鳳t璽膨鱒。●.霞■●t嘱露●t圏t聰■”・■圏哺卿曇繭.圏脚●‘幽圏■願■{,■匿關ny■■●6■■■■■■■●■■■●■●■■曜“. 「奈良・平安時代の政治と日 本の変化」 7.奈良の都と地方. 「....欄・・露・・鴫叫.閃.■■■… 8鱒. 闘 ■■.騨. 開開開・■.・… 噛 t.電■. 印咀幽幽璽・凹6・印融tt圏t■■露■■・■■昌■■8・・幽圃■冨棚.國.聖■tt幽闘圃●犀●■tt■■層■■■圃●■圏暫●■■巳唇晋■●■9臨. ≡口分田からの収穫だけでは生活が困難. 垂国分寺は地方の文化の中心. i庸調を都まで運んだり働きてを兵士に取≡. i. bt噂08虜ロ9飼鱒●o冨冒■■響■冒響開置鱈●8■謬8膠■響ttt■8麗6■■■■Otr開。..闘.四.引膠.開朋健聯開冨曜6. 8.天平文化. 1られたり. ≡. 1. 垂農民の負担は重く、生活は楽ではなかっ垂. 一27一.

(30) (唐代文化を背景tcし、特に仏教を中心にして成長). 1た 垂. (当時の仏教が、国家や貴族の保護のもとに政治や学問. 毒貧晶晶. の面で重要な役割を果たしていたこと). i甑租㈱を藩論. (後世に及ぼした影響). i土繍たりするも㈱れた. i E E E E E :.. i i f t E :.. :.. i. :. ■.朋闘闘醐闘鯛闘.開.・..5.開脚開6騙・開鯛開膠■■匿.‘.■.・璽閥艦轍.開.8■開8■.咀 1・. i. 唖・鳳…一開層…鵬開麗鴨・騙臨一臆巳艦・鵬闘欄闘…隔恥闘Pt. l i. 垂仏教が国を守り繁栄させるという考え. :. i. 蓄. i. 垂朝廷や貴族の仏教保護. :ny. l. l l i. f. i聖武天皇…国分寺 東大寺 大仏の造営. ヨ. 1. 邑. ≡唐の貴族の生活を取り入れた天皇や貴族たち. .. 1 !. 垂. 1. 垂建築一一唐招堤寺 東大寺正倉院(校倉造り). :. E i. :.. l i. l. 〈写真>. i i :. i. 垂仏像一一東大寺法華堂月光菩薩. 邑. i l. 量. ≡絵画一一法隆寺の壁画 薬師寺吉祥天女像 鳥毛. i. i. i. 善. :. 立女屏風図〈写真>. 言. 1 i’. :.. :.. 1正倉涜御物にみる天平文化の世界の文化とのつな. i {. E. l i. iがり〈鷺双六盤の写真>. l :. i. i. 垂記紀の編纂一一回目や貴族による国家や皇室の由. i ;. 看. :ny. i. 1来などの歴史を顧みる強い気持ちの現われ. :.. :.. :.. f. 1古くから伝えられた神話や歴史をまとめたもの. :. 署 蓄. 1 :. 1風土記一一朝廷が諸国に命じて書き出させた産物. :.. i. i. :. iや地名の由繍. l l i. !. :.. 1万葉集一一天皇貴族,防人,農民の歌約45σ. :.. i 量. : :.. ≡0首 柿本入胤山部申入,山上億N,大伴家持. ヨ. i. i. 垂額田王. :. 〈万葉がなの図版〉. i E. 垂. 巨. l. ≡漢諜一瓢藻. i l. 1. l :. 匿.㈹●開雷■■開■●■●■■■■■昌■●■●脚●“■■■8■●●.開●●欄昌明.●.開■■脚閥■●●國闘.梱..研幅. 一 一一 ・ 一. ■t.tStl.“.開・.・■鱒鱒開闘.●邑■●■・朋繭鱒騙開■冒膠■■舶.唇開量.●■■●■●開■o.噂稠脚●6■ 腰 一 一 一 i. ■ 一 一 一 一. 一 ■. 曜. 鱒. ●. 一最澄(伝教大師)一一比叡山延鳴戸〈写真〉. 垂空海(弘法大師)一一高野山金剛峰寺〈写真> 一. 一. 一. 一. 一. 一. @. …. 1、. 垂 国家を守り、貴族の幸福を祈る仏教で、民衆の垂. 一. I. 腫鯛・■■■・6.・■...開・■dt■一.・t■tdO・●.開8.■・開圏卿團...巳.t.幽■・圏・・.・,. i迷論を鱒このころは 垂今日は日が悪いとか方角がよくないとい. iうこと繍欄の祈り藤. 28.

(31) 1うことも多かった。これらの迷信はいま. ≡ 聞にはまだあまり広がらなかった. でも残っている。. .口■曝韓●●露O鱒“噛■・鰯騨需喝唱餌■●■●■露■■■■■■■幽●●魯■●■●層圏6●■■■鳴■■●■■層■■5■■■闇暫.‘■量冒巳・噛伽. 口■t騨日■・.刷..■・噛8邑666璽0■‘.■‘■■■■■■■■燭匿■闇■暉■■■■■圏■■■■rt●■■■■■唇鰯. 9.国風文化 (かな文字や建築などを通して日本独自の特色をもった. 文化が生み出されたこと). (優美・繊細で自然と人間の調和の点ですぐれていたこ. と). (遣唐使の廃止や、闘接的ではあるが公家の富裕な生活. を支えた経済的基盤があったこと). (後世に及ぼした大きな影響). 脚.暫鱈瞬.t鱒.鱒圏・圏圏.露開■.■巳■璽暉邑.o■鞘■閏8繭tt●嘲纈鱒.瞑腫暉駒・噂■闘騨囎闘oo‘o脚冒■塞膠●亀■tt噂■t闘8 嘩. .. 嚇 . 圃. 富 口 ■. 垂衣冠 束帯 十二単 ■ ■ .. ≡ . 騨 ■ ロ. …優美な色彩 ひOようにはなやか 弓 ■. 1. 圃 胴. 6 ■. ● ■. 灘図1水築燃蹴i ・. ・. 圃隔■■■●■■■■■■冨■■■暫■置■昌■6tt一■“■1●●■●●■●閣■■■■■圏層■■闇層■●■8■●■冒“ . 噛 . .. .. . ● ■ o ■ コ. ■. 騙. ロ. ロ. 彗京都の店屋(直幹申文絵詞)〈図版〉 ≡. i購撚道真i. ■. ■. .. ■. .. ■. 幽. 騨. 噛. 鴨. 嗣 ■. ■ ●. . 「. 噛 ■. 「. ■. 咀. 纏綴漉i. 鱒. 團■層■■■●■■■■■置瓢●■電風圏」●鵬●億幽闘■●■●●関■;”s■●■oo■幽■暉撃■t隔■量●闘■●e. ill灘1_i 一一一一1一一t−tt−e−el一{e−t一一一一一“dttet一一一一ttte−e−tt一一e−e−Hte−t一“ 層. .. 鱒. 璽 鰯. l響_:. ■ ■. ≡天災,流行病,地方での争い等のため. t. l浄土信仰は一般の人々の間にも広まった1 #. 一. 晶・昌・醐膠.蜀”胃4・曜昌●騨●oロ■●■■●璽■幽皿■●■●■■■●■■■■■巳■巳■■■腫■■‘■●■●6偏. 一29一.

(32) 1 世も末だという考えの漆行. i 中尊寺金色堂〈写真〉 富貴寺. 言. i≡. ≡…びょうぶやふすまに描かれた大和穀. 暑≡. ll. l妻源氏物語絵巻 鳥獣戯画絵巻〈写真〉. …. 垂≡. ≡. ≡轟_..鵬旧・開闘...。哺.......闘.鵬..」…喀欄...開.。醐....鴫開....鱒噛8置. (4)武. 家社.会 の 確 立. この時代の社会,経済,文化の発展と有様について理解させる. この時代に作られた文化や慣習などが現在に至るまで影響を及ぼしていることに注意させ、ワしれに対する年しい理解と判断をもつようにさせる. 「江戸時代の社会と文化」 1.封艶会と膿工商. ,■■髄■.■■卿闘膠.■.開●曹■.開“...朋9■.■.■闘・璽.髄.■.■・■■朋.■.■露■盟. ゚. 導. ≡. ≡. 於ル繍士の聞だけでなく・百i 艶ゥや商人の間㈱㈱になiiつた。本家と分家づ地主と小作人ヲ主人i. iと番頭,親方と徒弟,親分子分の関係等i≡. 応gこ雄まれた ≡. ≡. i. ≡. 演ニ長幅糊度男尊女輔習i. i竺__1 2.村のしくみと農民の生活 (農民の努力や苦心). (蝕の改良). (五入組制度 結婚」衣食住に闘する制限). C開’騙・●”闘’聴開’開.’開鯛開”.闘■’”闘闘’”璽’鯛’冨開m曹”哩. ゚ … ≡ ≡ …室町時代からの自治的な村の仕組み 1 ≡. ≡. i <庄屋の家(紀併名所図絵)>. 一30一. i凹………開量 炎b?i≡. i農民の生活の実情). i. ≡. 遠O i …. ≡. …. ≡. 1千石どおし 1. 1 〈写真>1.

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