心電図同期SPECTによる心2分割位相解析
木本石井 達哉蕊 松下 靖※
小鳥 照雄瀞 前田 輝男瀞
中島 尚利ザ
範責 雄士晃 ※?※?※ ※ 鉄夫学
橋山高外原
りはそれぞれ19.1と21.8で15%の増加が認められ た。同様に横からみたイメージでは、septal6に 対しlateral5と中心位相の差は少ないものの、
位相の広がりは27.7と20.1でseptal側に30%の 増加が認められた。Apexからみたイメージでは、
中心位相はapex-5,base15,位相の広がりは17.3 と24.9で明らかにbaseに位相の遅れと広がりが 認められた。以上の様に定量化することにより、
base寄りのinferiorwallの運動異常がより明確 になった。
〔結語〕心電図同期SPECTにより得られた左 室を2分割したものに対し、位相解析法を応用し て壁運動を評価した。位相,振幅表示の画像を用 いても壁運動異常を検出することは可能であるが、
位相の中心及び広がりを数値的に評価することで、
通常の心電図同期心プールイメージは、LAO 30.-45゜の方向からデータを収集している。こ の方法では、左室と左房,右室,肺動脈との重な りが生ずる。また、一方向からのみの観察である ために、左室壁運動をくまなく解析することが不 可能である。今回、心電図同期SPECTを用い左 心室を任意方向から2分割し、それぞれの範囲で 位相解析をすることを試みた。
〔方法〕心電図同期SPECTを180.にわたり (LPO45o-RAO45。)20方向から、l心拍あたり16 分割にてデータ収集を行なった。再構成後左室だ けを取り出し、transaxial,coronaLsagittalimage を得た。このイメージを図1に示すように3通 りの分割を行なった。前上方からみたanteriorと inferior,apexからみたapexとbase,横からみた septalとlateralである。これら2分割イメージ
について1次のフーリエ解析を行なった。
〔対象〕Anginapectoris2名,myocardial infarction9名,hypertrophiccardiomyopathy2 名,primarypulmonaryhypertensionl名の計14
名である。
〔結果〕代表例を載げる。
症例.59才女`性。臨床診断:後下壁AMIでCAG 上LCXseg4に99%,LADseg6に90%の狭窄 あり。エコー,LVG上、後下壁に壁運動低下著 明。ECG上Ⅱ,maVFにabnormalQ、V6 にnegativeT出現。通常の心プールイメージで はわずかに下壁の位相の遅れと振幅の抵下を認め た(図2)。2分割法のSPECTによるカラーイ メージでは後下壁の位相の遅れが認められた(図 3白色部)。
しかし、表示のWindow幅を変えることにより、
イメージの印象が異なるものになること、遅延部 位の確認が困難なことなどがある。そこで、中心 位相と位相の広がりであるrootmeansquareを 算出することにより、遅れの定量化を試みた。中 心位相は前上方からみたイメージで、anterior
(図4)が-7に対し、inferior(図5)は20と inferior側に27゜の遅れがあり、一方位相の広が
壁運動異常の判定がより容易になった。
※福井医科大学放射線科
※※同第一内科
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