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※※同第一内科※※※福井大学工学部電子工学科

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Academic year: 2021

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MRによる心筋壁標識の試み 洋一夢外山貴士雰李鐘大※※

豪,※松井多志雰※※谷口慶治…

玉川

松田小鳥 輝男,※石井 靖鱗

次に、左前冠動脈造影で左前下行枝に90パーセ ントの狭搾を認める狭心症の患者の例を示す(fi9 4,5)。この患者は心筋肥大も有している。この imageでわかるように、磁気標識された部分の動 きから、左室壁全体の動きが小さく、中隔及び左 室側壁部分の運動の方向が、正常の反対の方向に なっていることがわかる。

このような心筋の運動は、心筋繊維の走行に依 存していると考えられる。心筋の繊維は、外層の 部分は、心尖部からみて左回りの走行しているこ とが知られており、この繊維が収縮すると心筋は 反時計回りに回転を伴うことが考えられる。一方、

内層の心筋は右回りの走行をしているため、この 筋肉の収縮によっては時計回りの回転を行うこと になり、心筋の収縮拡張にはこれらの筋肉の運動 による複雑な回転運動が伴っているものと考える ことができる。

近年、光子数の多いテクネ標識心筋製剤と、高 感度・高解像度のシンチカメラの出現などによっ て、心筋壁そのものの、より詳細な把握が可能に なろうとしている。このことによってMRなどの、

いわゆる形態画像との照合も行いやすくなってき ており、両者の照合から心機能解析に新しい手が かりがえられることが期待される。今回、我々は、

MRの手法を用いて心筋を磁気ラベルし、局所心 筋動態の観察を試みたので報告する1,23)。

〈装置及び方法>

撮像に用いたMRは、GE社製SIGNAL5Tで、

パルスシークエンスは、SE法の前の部分に磁気 標識用のRFパルスおよび傾斜磁場パルスを付加 したものを用いた(figl)。階段状の傾斜磁場パ ルスとRFパルスとの組合せによって、トリガー の直後に心筋に放射状の磁気標識をつけることが できる。

撮像に際しては心電同期法をとり、心電図のR 波をトリガーとした。SE法の部分のTEは20 mSTRは1RRとした。

〈結語〉

・心筋を磁気標識する事によって、心筋の運動に は一種の回転運動を伴っていることが視覚的に捉 えられることが可能となった。

・心筋の正常および異常例の比較により、心筋の 収縮時の回転方向に差があることが確認された。

〈結果及び考察〉

NormalVolunteerの遅延時間が3~400,sの imageをfig2に示す。また、前壁,中隔,後壁,

および側壁の角度変化をグラフに表したものを fig3に示す。横軸がR波からの遅延時間,縦軸 が角度変化で、プラスが反時計回り、マイナスが 時計回りの回転を表している。

緑で示す後壁部分は殆ど変化せず、黄色で示す 前壁とブルーで示す中隔部分は、はじめにわずか な反時計回りの回転をした後、時計回りに運動を 始めることがわかる。また、紫で示す後壁部分は 収縮と同時に反時計回りの回転をし、収縮末期に 元に戻ることがわかる。

このような傾向は、正常人3例中全てにみられ た。

〈文献>

1)ZerhouniEA,ParishDMRogersWJetal:

Humanheart:TaggingwithMRimaging- Amethodfornoninvasiveassessmentofmyo‐

cardialmotionRadiologyl69:19-63,1988 2)AxelLDoughertyL:MRimagingofmotion

withspatialmodulationofmagnetizationRa‐

diologyl71:841-845,1989

3)AxelLDoughertyL:Heartwallmotion:

Improvedmethodofspatialmodulationof magnetizationforMRimagingRadiologyl72 349-350,1989

※福井医科大学放射線科

※※同第一内科

※※※福井大学工学部電子工学科

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▲fig3 ▲fig5

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参照

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