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Academic year: 2021

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99mTc-MIBIによる壁運動評価の試み

心拍同期pIanarimage

」貴士瀞山本和高瀞 卜靖潔山本雅之瀞※

を用いて 外山石井

清水

清水中島 鉄夫※

啓司瀞蕊李 鐘大蕊※ 寛正※※

1.はじめに

新しい心筋血流製剤として開発された99mTc- methoxy-isobutyl-isonitrile(MIBI)は大量投与 が可能であるため実用的な収集時間で心拍同期心 筋イメージ(gate像)が得られる。

今回gate像による局所壁運動の評価を試み左 室造影(LVG)と比較検討した。

2.対象と方法

対象は虚血性心疾患12例で男性10例女性2例、

平均年令は64才である。心筋梗塞の既往があるも のは9例である。

MIBIのgate像は安静時にMIBI555~740MBq を静注し、2時間後に心電図同期下にR-R間隔 を12分割するマルチゲート法で、左前斜位にて10 分間の収集を行った。10例については正面像も追 加した。

視覚的な局所壁運動の評価は左室を図lの如く 10区域にわけて、gate像およびLVGを動画表示

し壁運動の程度をnormaLreduced,akinesis(dys・

kinesis)の3段階に判定した。

定量的評価はカウント密度の変化率すなわち収 縮末期(ES)と拡張末期(ED)のカウント密度の差 をEDカウントで除したもの(%CDを壁収縮の指 標とした。これとLVGでのcenterlinemethod で求めたshorteningfractionとを対比した。

3.結果

図2はgate像とLVGによる視覚的な壁運動の 評価を比較したものである。両者の判定は110区 域中95区域(86%)で一致しておりgate像によ り局所壁運動の評価がある程度可能と考えられた。

不一致の原因としては、撮像角度が少し異なるこ と、gate像ではESにおいて健常心筋のカウント が重なってくることなどが考えられる。

図3はgate像での%CIとLVGの視覚的判定 との関係をみたものである。LVGでnormalの 区域では%CIは44.5±13.9、reducedでは30.5

±11.1、akinesisでは4.31±3.27となり、有意差

はあるものの%CIの値はかなりばらついている。

なお1区域ではEDで小さな欠損があってESで は消失しており、%CIが非常に高い値となって

しまうので定量的検討からは除外した。

図4は区域ごとの%CIとLVGでのshortening fractionを対比したものである。r=065と有意 な相関が認められているがやはりかなりばらつき がある。

図5に側壁梗塞症例のgate像を呈示する。上 段は正面像、下段は左前斜位像、左がED、右が ESである。心基部よりの後側壁はEDで欠損で ESでもカウントは増加せずakinesisと判定され る。他の部分はよくカウントが増加しており壁運 動は良好と思われる。

4.考察

今回の検討で99mTc-MIBI心拍同期イメージ による局所壁運動評価はLVGによる判定と比較 的よく一致し、心筋血流と同時に壁運動の情報も 得られることが示唆された。

定量的評価は、RI法では壁の厚さとカウント 密度にある程度まで直線的な相関があることより、

ESとEDのカウント密度の差をEDカウント密 度で除したものを%CIとして壁収縮の指標とし たが、結果はLVGのデータと相関があったもの のかなりばらついた。これはROIの設定方法や EDカウントで除したところに問題があったよう に思われる。たとえばcircumferentialprofilecurve で区域ごとの平均カウントが算出できれば、それ を用いた方が良いと思われる。またEDカウント のかわりにESカウントで除した方が良かったの かも知れない。いずれにせよ定量的評価の方法は さらに検討が必要である。

※福井医科大学放射線科

※※同第一内科

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参照

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