博士(文学)学位請求論文審査報告要旨
2
0
0
全文
(2) 氏名 中島 悠介. 与が示されている。したがって、周辺随伴性残効を生じる視覚特徴の連合は、より高次の視覚シ ステムにおいて実現されている可能性が高いと論じている。視覚システムは、階層構造を形成し ており、低次領域では、単純な視覚特徴が処理されるが、情報が高次領域に送られると、これら の特徴が統合され、より複雑な特徴が処理されると考えられている。周辺随伴性残効の実験結果 は、こうした視覚システムの階層構造をよく反映していると考えられる。 このように、この論文の中で、著者は残効現象に対して新たな知見を提供することで方位や動 きといった比較的初期段階で処理されると考えられる基本的な視覚情報においても、周囲の情報 と結びつき、空間座標で表現されるなどより高次の情報統合・表現系が成立する可能性を提言し ようと試みている。また、古典的な心理物理学的測定法だけでなく、パブロフ型条件付けを用い た新たな実験パラダイムを用いて知覚効果の測定を試みている。これらの研究内容は、非常に高 く評価できる。したがって、この論文を、博士学位を授与するに相応しい論文であると評価する。. 公開審査会開催日. 審査委員資格. 2017 年 6 月 1 日 所属機関名称・資格. 氏名. 専門分野. 博士学位名称. 主任審査委員. 早稲田大学文学学術院・教授. 杉田 陽一. 知覚心理学. 医学博士(東北大学). 審査委員. 早稲田大学文学学術院・教授. 日野 泰志. 言語心理学. Ph.D. in Psychology (西オンタリオ大学). 審査委員 審査委員 審査委員. 立教大学現代心理学部・准教授. 日高 聡太. 知覚心理学. 博士(文学)東北大学.
(3)
関連したドキュメント
第 5 章では,同一立場内に複数の評価者がいる
審査要旨
フランス 19 世紀中葉の作家ギュスターヴ・フローベールは、何よりも小説言語の彫琢にこだわ
審査要旨 本論文は、無名のままに埋もれていた増野悦興(1865~1911
本研究は、大きく以下の 3 点によって、当該領域の発展に貢献するものである。 ①
労働災害保険、いわゆる労災保険はイギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパ先進国では19世紀末に整備されたこ
基本的構図を鮮明にする。その後に検証される「物語」は、小説テクストだけではなく、メデ ィアに流通した作家のイメージ等も含んでいる。そこに本論文の特色がある。
Aの語り手の立場の語りは、状況説明や大まかな進行を語るときに有効に用いられてい