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同放射線科

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Academic year: 2021

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(1)

ATP負荷時QTcdispersion増大と心筋虚血との関連

中野顕,※岡村誠太郎,※奥谷剛※

竹内美紀子,※東博司,※松田英樹※※

矢迫貴史,※※木村康人,※※吉光外宏※

の差を△QTcdとした。

〔結果〕

1:対象とした97例は、ATP負荷201Tl心筋SPECTの 所見によりN群:60例,I群:18例,IS群:9例,S 群:10例に分類された(Tablel)。

2:BaselineのQTcdはN群及びI群に比してIS群とS 群において有意に大であった。さらに、ATP負荷に よりQTcdはI群と1s群で有意に増大した(Figlnel)。

結果として、△QTcdはN群及びS群に比してI群と IS群において有意に大であった(FiguIe2)。

3:ATP負荷時に心筋虚血の観察された(I群とIS群)

27例では、△QTcdと△ESとの間に良好な正の相関 を認めたが(r=065,p<0001)、△QTcdと△SSと の間には有意な相関は認めなかった(Figure3)。

〔総括〕

安静時心電図におけるQTcdは壊死心筋を有する 症例で有意に大であり、ATP負荷時のQTcd増大は 心筋虚血を示した症例において有意に大であった。

また、ATP負荷時のQTcd増大の程度は心筋虚血の 拡がりと密接に関連していた。

ATP負荷時のQTcd増大を評価することにより、

心筋虚血の有無のみならず、虚血の拡がりも推測 できる可能性があると考えた。

〔背景・目的〕

負荷心電図におけるQTcdispersion(QTcd)の増大 は心筋虚血と密接に関連することが、運動負荷時 のみならずATP負荷時においても報告されている。

しかしながら、このQTcdの増大の程度が心筋虚血 の拡がりや程度と関連するのか否かについては明 らかではない。そこで我々は、ATP負荷時のQTcd の増大と心筋虚血の拡がり及び程度との関連の有 無を201Tl心筋SPECTを用いて検討した。

〔方法〕

1:対象

当院においてATP負荷201Tl心筋SPECTを施行した 連続131例中、心房細動,期外収縮の頻発,著明な 左室肥大,脚ブロック,重症弁膜症,心筋症,抗 不整脈薬投与中の症例を除外した97例(男性:55 例、平均66±10歳)を対象とした。

2:ATP負荷Tl心筋SPECT

ATP持続静注(016mg/min/kg)開始3分後にzo1Tl GmCi)を肘静脈より注入し、2分間ATP静注を継続 した。2分後から初期像を撮像し、3時間後に遅延 像を撮像した。SPECT画像は視覚的に欠損と再分 布の有無を評価した。短軸像よりpolarimageを作成 し、normalmapを用いてextentscore(ES)とseverity score(SS)を算出した。遅延像のES・SSと初期像の ES・SSとの差(△ES・△SS)を、ATP負荷時の虚血

の拡がりと程度の指標とした。

SPECTの視覚的所見から、正常(N:欠損なし),

虚血(I:完全再分布を伴う欠損),虚血を伴う癬痕 (1s:不完全再分布を伴う欠損),懐痕(S:固定性 欠損)の4群に分類した。

3:QTC時間とQTCdの測定

標準12誘導心電図より。T時間を測定し、Bazett の方法に従い心拍数補正し、QTc時間を求めた。最 大OTC時間と最小QTc時間の差からQTcdを算出し た。ATP負荷時(投与開始3分後)とBaselineのQTcd

蕊国立療養所敦賀病院循環器科 同放射線科

※※

-19-

(2)

-第35回北陸循環器核医学研究会(2001.1)

BaselimeとArE投与中の0m。

患者背景

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▲Tablel ▲Figurel

ArP投与によるQThdの変化

Qmdispersionの増大と虚`血の拡がり/程度との関係

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▲Figure2 ▲Figure3

-20-

参照

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