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藤辮同放射線科 -23-

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Academic year: 2021

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(1)

セッションⅢ

陳1日性心筋梗塞における二核種心筋SPECTと T波交互脈陽'性誘導部位の樵寸

代澤千吉 ※※

?9満尚

中村由紀夫,※

木田寛,※

小見

多田

※※一旦明

〔目的〕

陳旧性心筋梗塞におけるmicrovoItレベルでのT wavealtemans(以下TWA)陽性誘導部位とmITl(Tl)

とI231-BMIPP(BMIPP)を用いた二核種心筋SPECTで 認めた欠損部位について検討した。

〔方法〕

1997年6月より1999年1月までにTWAを施行した 陳1日性心筋梗塞患者38例の内、TWA陽性例15例を 対象とし、TWA陽性誘導と12誘導体表面心電図の Q波を認める誘導との一致の有無、二核種心筋 SPECT施行11例についてはTl,BMIPPとも欠損し た部位を梗塞部位とし、TWA陽性誘導との関連に ついて検討した。

Tlで心筋の血流、BMIPPで心筋の脂肪酸代謝を 評価した。心筋スキャンの撮影はSPECTで行い、

注射後20分から撮影を開始し、検査時間は17分間 で、右前斜位から左後ろ斜位まで180度回転した。

今回の検討でのCambridgeHeart社製CH2000を用 いたTWA陽`性基準は、Valt>19座Vかつaltemans latio>3.0が1分以上持続し、VM,X,Y,Zいずれ か、または近接する2胸部誘導で認められ、artifact のないデータ区間が含まれている場合をsustained altemansとし、sustainedaltemansのonsetHRが110以 下、または安静時心拍数が110以上でsustained altemansが認められる場合をTWA陽性と診断した。

〔結果〕

前壁中隔梗塞,下壁梗塞における。波出現誘導と TWA陽性誘導の一致率を示すが(図1)、前壁中隔梗 塞では9例中6例、667%に。波出現誘導とTWA陽

`性誘導の一致を認め、下壁梗塞では6例中3例、

50%にQ波陽性誘導とTWA陽性誘導の一致を認め

た。

。波出現誘導とTWA陽性誘導が一致した前壁中 隔梗塞例Casel(図2)でのTWA陽性誘導ならびに二 核種心筋SPECTでは、TWAの陽性誘導と心筋

SPECTの欠損部位の一致を認めた。Q波出現誘導と TWA陽`性誘導が一致した下壁梗塞例Case3(図3)

でのTWA陽性誘導ならびに二核種心筋SPECTで は、TWAの下壁誘導と心筋SPECTの欠損部位の一 致を認めたが、viabilityがあると思われる部位にも TWAの出現を認めた。Q波出現誘導とTWA陽性誘 導が一致しなかった前壁中隔梗塞例Case9(図4)で は、二核種心筋SPECTで明らかな欠損を認めなか った。

二核種心筋SPECT施行11例のうち8例にviability のある部位にTWAの出現を認めた。

〔まとめ〕

陳旧性心筋梗塞でのTWA陽性患者15例のうち9 例に。波誘導とTWA陽性誘導の一致を認め、他6例 は梗塞部位とは異なる誘導でTWAが出現した。Tl,

BMIPP二核種心筋SPECTにおいても、梗塞部位の みならず正常部位にもTWAの出現を認める例があ った。

〔結語〕

TWAは虚血による障害心筋のみならず正常心筋 でも出現する可能性が示唆された。

1,,11m》

蕊国立金沢病院循環器科 藤辮同放射線科

-23-

(2)

-第35回北陸循環器核医学研究会(2001.1)

Q波出現誘憲とTWA陽性誘導の一致率(前壁中隔梗塞)

TWA陽性誘導: X,V32V4,V5,V6

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q波出現誘導とTWA陽性誘導の一致率(下壁糎寒)

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▲図1 ▲図2

TWA陽性誘導:VM,X,Y,R,F,V2,V3,W,V5,V6 TWA陽性誘導;VM,X,Y,Z,R,F,V2,V3,V4,V5,V6

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▲図3 △図4

-24-

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