解析
II
・講義ノート
第0回
(2020
年9
月28
日(
月)
配信分)
(10
月1
日(
木)
改訂)
はじめに
解析
II
を担当します加藤信です。例年は教室で行われるこの講 義ですが、今年度はこのように、インターネットによる講義ノー トの配信という形で講義を進めることになります。その講義ノートの内容ですが、講義資料と言うよりは、平常時、
教室での対面の講義ならば、私が皆さんに口頭でお伝えするはず の内容を、文字にしてお伝えするものです。板書の内容も含まれ ています。
どうぞよろしくお願い致します。
教科書・参考書
例年私は特に特定の教科書は指定せず、皆さん一人一人に自分 に合った参考書を選んでもらうことにしているのですが、皆さん は、前期の解析
I
で指定されていた「入門微分積分」三宅敏恒著(
培風館)
を既にお持ちと思いますので、引き続き自習用の参考書 として使用して下さい。(
他の本がよいと言う人は、それでも一向 に構いません。)
この本の内、この講義に関連する部分は、第4章:偏微分と第 5章:重積分です。ちなみに
OCU UNIPA
にあるシラバスとの対応を見ておくと、次の通りです。
シラバスの項目 参考書 多変数の連続写像
§ 4.1
多変数関数の微分§ 4.2
合成関数の微分に関する連鎖律§ 4.2
ヤコピ行列§ 4.2
微分演算子とラプラシアン§ 4.3
テイラーの定理と極値問題§ 4.3
陰関数・逆関数定理§ 4.4
ラグランジュ乗数法§ 4.4
可測性と可積分性§ 5.1
累次積分
§ 5.1
多重積分の変数変換公式
§ 5.2
広義積分とガンマ関数§ 5.5
線積分と面積分
§ 5.3, § 5.4
ガウス・グリーン・ストークスの定理§ 5.3, § 5.4
講義の進め方
とりあえず、毎週配信するこの講義ノートを読み進めて下さい。
順序はシラバスと多少前後することもありますが、内容的には概 ね同じ範囲についてお話する予定です。
ただ、参考書と全く同じことをお話しても意味が無いので、主 に
2
変数関数について記述されている内容を、1
変数関数との関連に重点を置き、よりくわしく説明して、高校数学及び前期の解 析
I
と自然につながるよう努めたいと思っています。この講義ノートでは、重要な語句や内容は赤字、練習課題は紫 字で、また、ちょっとした注意書きを小さい青字で記します。練 習課題の解答は次の回に掲載します。青字の部分は一旦読み飛ば してもらっても構いません。
なお、講義ノートでは理解しづらかった所や、省略した内容な どについては、並行して、参考書
(
他の本でも可)
の対応する箇所も読み進めることで、理解を補うようにして下さい。
また、自習してみて、考えても調べてもわからないことがあれ ば、掲示板で質問して下さい。簡単にお答えできることは、掲示 板でお答えしますが、数学の内容は長い数式や論理、場合によっ ては図などを用いた説明が必要な場合も少なくありませんから、
そのような場合には、皆さんからの質問を集約して、この講義 ノートでお答えして行こうと考えています。
なお、この講義ノートと参考書による学習だけでは物足りない
人には、
WebClass
とは別に私のホームページに、過去に私が解析II
で出題した問題をまとめた演習問題のプリントを用意していま すので、自由にご利用下さい。
http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/%7Eshinkato/kaiseki2 2020.pdf
演習問題のヒント集は
WebClass
にあります。解答例はあえてつ けていませんが、質問は掲示板で受け付けます。成績評価
最後に成績評価について。学期中に数回提出してもらうレポー トと、期末レポートを総合して合否を判定します。必ず、毎回欠 かさず、締切までに提出するようにして下さい。
大学での講義の進む速さは、高校までと比べてかなり速いと感 じる人が多いのではないかと思います。毎週の学習を後回しにし て、後でまとめてやればよいなどと考えていると、試験前になっ て結局時間が足りず、単位がとれずに留年と言うことになりかね ません。毎週、その週の学習はその週の内にすませるように心が けましょう。