s 長支間(8m)I形鋼格子床版の疲労耐久性検討
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(2) CS4‑057. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 【Case‑1】 312.5cm. 【Case‑2】. 床版支間800cm 車輪間隔175cm. 312.5cm. 【Case‑3】. 床版支間800cm. 400cm. 175cm. 225cm. 床版支間800cm 175cm. 586.5cm. 38.5cm 床版厚. 27cm 77cm. 77cm. 図3 検討ケース. Case‑1 は T 荷重を支間中央部に載荷,Case‑2 は T 荷重の片 輪が支間中央にくるように載荷,Case‑3 は T 荷重を端部に載荷 したケースである。 3.検討結果 FEM 解析で求めた断面力(M,Q)と,式(1)による応力計算結 果の抜粋を図 4 に示す(橋軸方向中央位置)。I形鋼パンチ孔. M(kNm/m) Case‑1 橋軸直角方向の断面力分布 ‑60 M ‑40 Q ‑20 0 20. ‑40 0 40. 40 60. 80 120 0. 1. 2. 偶角部に発生する応力の最大値(図 4 の表中*印)は,Case‑1. 3 4 5 6 橋軸直角方向の位置 (m). 橋軸直角方向位置(m) 曲げモーメント M(kNm/m) せん断力│Q│(kN/m) σM (M Pa ) σQ (M Pa ) σ=σM +σQ (M Pa ). :76.2MPa,Case‑2:75.3MPa,Case‑3:66.8MPa である。いず れも JSSC の疲労 B 等級の一定振幅応力に対する打ち切り限界 ⊿σce=155MPa よりはるかに小さい値となっており,疲労照査 を行う必要がない応力範囲である。. 2.0 2.7 20.1 37.3 29.6 61.5 23.8 44.1 15.4 32.1 39.2 * 76.2. 以上の検討は T 荷重 1 組を対象にしたものであるが,実際に は発生頻度は小さいものの,T 荷重 2 組が橋軸直角方向の同一. ‑60. 線上に並ぶケースも生じる。また,過積載荷重も想定されるが,. ‑40. 実用的にはタンデム荷重(2 軸)で 40tf 程度が最大であると考え. Q(kN/m) ‑120 ‑80. 7. 3.0 4.0 5.0 45.2 36.7 45.2 25.2 0.0 25.2 53.4 43.3 53.4 13.2 0.0 13.2 66.6 43.3 66.6 Q(kN/m). Case‑2. M(kNm/m). 8. ‑120. M Q. ‑80. ‑20. ‑40. 0. 0. られる 。これらを考慮して T 荷重を 2 倍にして計算すると,. 20. 40. 40. 80. I形鋼パンチ孔偶角部に発生する最大応力は,76.2×2=152MPa. 60. 3). となる。この場合も,打ち切り限界⊿σce=155MPa より小さい また,参考として,同一条件での床版支間 6m での発生最大 曲げモーメントを求めて比較したところ,6m に対して 8m の場 合は Case‑1,2 ともに約 1.17 倍であり,設計曲げモーメント (約 1.30 倍)ほどには大きな値は発生していなかった。 が,実際には床版の断面剛性に寄与しており,安全側の検討に なっている。 4.まとめ 床版支間 8m の橋梁にⅠ形鋼格子床版を適用するに当たり,疲 労耐久性の解析検討を行った。その結果,T 荷重を 2 倍にして 計算しても,I形鋼パンチ孔偶角部に発生する最大応力は, JSSC B 等級の打ち切り限界より小さい値となっており,疲労照 査を行う必要がない応力範囲である。したがって,Ⅰ形鋼格子 床版は十分な疲労耐久性を有していると言える。. 1. 2. 3. 橋軸直角方向位置(m) 曲げモーメント M(kNm/m) せん断力│Q│(kN/m) σM (M Pa ) σQ (M Pa ) σ=σM +σQ (M Pa ). 値となっており,疲労照査を行う必要がない応力範囲である。. なお,今回の検討は,底板を非強度部材として計算している. 120 0. ‑60 ‑40 ‑20 0 20 40 60. 4. 3.0 23.1 28.5 27.3 14.9 42.2. 5. 3.6 37.9 58.4 44.8 30.5 * 75.3. 6. 4.0 46.1 10.4 54.5 5.4 59.9. 7. 5.0 35.4 2.7 41.9 1.4 43.3. 6.0 37.8 56.1 44.6 29.3 73.9. 6. Q(kN/m) ‑120 ‑80 ‑40 0 40 80 120 7 8. Case‑3. M(kNm/m) M Q. 0. 1. 2. 3. 橋軸直角方向位置(m) 曲げモーメント M(kNm/m) せん断力│Q│(kN/m) σM (M Pa ) σQ (M Pa ) σ=σM +σQ (M Pa ). 4. 5. 4.0. 5.0. 6.0. 11.1 10.5 13.1 5.5 18.5. 19.8 26.1 23.4 13.7 37.1. 35.8 11.8 42.4 6.2 48.5. 8. 7.0. 8.0. 19.4 3.9 1.6 119.1 22.9 4.6 8.0 62.2 23.7 * 66.8. 図4 検討結果. 【参考文献】1)土木学会:鋼構造物設計指針 PART B 合成構造物[平成 9 年版],1997.9. 2)藤井,森,高木,松井:輪荷重走行試験における Ⅰ形鋼格子床版の疲労耐久性評価手法の検討,土木学会第二回道路橋床版シンポジウム講演論文集,2000.10. 3)高木,水口,檜 作,藤井,松井:鋼少数主桁に適用するⅠ形鋼格子床版の疲労耐久性,土木学会第一回鋼橋床版シンポジウム講演論文集,1998.11. ‑224‑.
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