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小学校水泳プールに自然発生するヤゴの教材化

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(1)題目. 小学校水泳プールに自然発生する ヤゴの教材化. 兵庫教育大学大学院 専 コ. 攻 一. ス. 学校教育研究科. : 教科・領域教育 : 自. 然. 系. 学籍番号. : M936131. 氏. : 高 田 昌 慶. 名. (高砂市立曽根小学校 教諭}. 主任指導教官. : 山 田 卓 三. 指導教官. : 山 田 卓 三. 本研究の一部門、日本理科教育学会(1994年11月26日 奈良教育大学・教育学部付属小学校〉において発表した。.

(2) 目. 次. はじめに・・・・・・・・・… …・・・・・・… 一… …・・・・・・・… ◎…・・1. 第1章 プールにおける羽化の実態調査………・・……… 3 1 材料および方法 1.材料と調査地・・・・・・… ……・・・・・… …・… 3. 2.羽化時刻および気象条件…・・…・… …・・… 9 3.羽化場所および位置……・・・・・・・・… …・… 9. 4.羽化した新成虫の生存率……・・・… …・・… 10 5.羽化と光(野外,室内実験〉・・…… …・・… 10. 6.羽化と風(室内実験)…… …・…・…・・… 10 7.プールの内容物・・・・……・・…………・… 11. H 結果 1.羽化頭数の時間的変化……… …・・……・・11 2.羽化頭数と気象条件との関係・・・・・・… …・… 17 3.羽化場所と位置の分布…・・・・・・・・… …・・… 17. 4.新成虫の生存率と気象条件…・・… ……・… 37 5。光による羽化抑制効果・…・・・・・・・・……・… 43. 6.風による羽化抑制効果……・・・・・・……・… 45 7.水生生物と堆積物 … …・・…・・・… …・… 48. 懸 考察. 1.プールでの羽化状況・・…・…・…・……・…52 2.羽化の影響因子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・……56. 3.羽化場所・位置の選択……・・・・・… …・・… 58 4.新成虫の生存条件・… …… …・・・・・・・… …60 5.プールの生態系・・… 6…・・・・・・・・・… …・… 61. 第2章プールにおけるギンヤンマの発生…・・…・・……・・65. 1 材料および方法.

(3) 1.ギンヤンマの教材としての有用性・… …・・… 65 2.水生植物の植栽と産卵・…・…… ■■・■…・… 66 3.人工産卵床の開発・・・・・・・・… …・・・・・… …・66. 皿 結果 1.水生植物への産卵・… …・…・…・… …・… 70. 2.人工産卵床への産卵………・…・……・…72 m 考察…. 。・。・。・・・・・・・・・・・…. ’・・。・・・…. 。・。・・…. 。・ 76. 第3章羽化の制御・・…・・…・・…・・・・・・・・・・・・・・・……・・82. 1 材料および方法 1.二二までのギンヤンマの飼育・・…… …・…・82 2.羽化日の特定・・・・・… …… …・・・… …・… 84 3.羽化抑制処理・・・・・・… …・・…・・・・… ……87 4.羽化の失敗……・・… …・・・・・・・・… …・… 88. 皿 結果. 1.ギンヤンマの飼育下における成長過程・…・…89 2.羽化日特定の判別基準…・・・・・・・・… …・・… 90. 3.羽化抑制と羽化促進・・…… ……… …・…94. 4.羽化失敗の原因と対策………………・… 104 皿 考察. 1.学校でのギンヤンマの羽化制御・………・…107 2.羽化成功の条件と対策…・……・… …・・… 112. 3.ギンヤンマ以外の羽化制御…・…・………・113 総合考察・・・… …・…・・…・・・・・… …・・・・・・・・・… ……・114 おわりに… …・・・… …・・・・・・・・・・… …・… …・・… …・・115 謝辞・・・・・・・・… 。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 。。・・・…. 。…. 。・…. 119. 文献・……・・・・・・・…………・■■・……・…・・・… …… 120 要旨……・… …… …・・・・… …・……・・・・・・・… ……122.

(4) は じ め に. プールに自然発生するヤゴは、最:近、各地で環境教育を意図して盛ん に教材化されている。. 本研究は、環境教育の教材としてではなく、生命尊重の精神を培う感 動体験および自然認識の素材として、大量に手に入るヤゴの教材化を図 る目的で行った。. プールは、条件が整っていれば、トンボ(ヤゴ)にとって、産卵・生 育の適地である。ヤゴは、魚やカエルなどの天敵が入り込めない、半自 然の閉鎖水系において、食物連鎖の頂点に立っていると言える(六山,. 1964a)。そして、初夏および秋には、種類によって異なるが数百∼千 頭単位で羽化する。. ヤゴは、手数がかからずに大量に手に入るため、教材としての価値は 高い。六山は、プールの生き物の教材化をまとめている(1963,1964,. 1971)。しかし、多くの教師はこの生息実態を知らなかったため、そ れ以後、本格的な実践・研究は、ほとんど行われていなかった。. 環境教育の指導目標は、トンボ(ヤゴ)の飼育・観察を通しての生命 躍動の感動体験:、さらに、自然破壊・自然保護・環境問題にまで目をむ. け、感じ、考える態度を育成するというものが多い。3年生の「昆虫の 体」に関連させ、蝶類の観察の発展としての扱いもある。. 私は、ヤゴを飼育・観察していく過程で、様々な感動的な体験を積み 重ねるだけでなく、ヤゴの死を通して、生命のはかなさにも気づき、命 を大切におもう心を育てたいと願っている。. 教材としては、数だけでなく、子どもの興味関心を引くだけの魅力あ る素材でなければならない。その点、水中という一種のブラックボック スで生育していた地味なヤゴが、華麗なトンボに変身し、未知なる空へ. 一1一.

(5) 飛び立っていくというシナリオは、子どもたちの知的好奇心を十分満足 させうるものであると考える。. 子どもの興味関心が最も集中するのは、羽化である。ヤゴがトンボに 羽化して感動したという子どもは多い。しかし、羽化の瞬間を観察でき た子どもはほとんどいない。トンボ類の羽化の多くは、夜間に行われて いる。そのため、子どもが見る機会はほとんどない。最も感動的な場面 を、写真などで仮想体験し、満足しているのが実状である。. トンボを任意の時間に羽化させることについての可能性は、横浜市立 左近山第二小学校の西山教諭によって示唆されているが、方法として確 立されたものではない。. 本研究は、矢野(1977)が開発した「定めた時刻にチョウを羽化さ せる方法」などを参考にして羽化時間をコントロールし、学校時間内で 羽化を観察できるようにするための方法を確立すると共に、プールでの 羽化および産卵の実態調査から、十分な数の材料を確保するための手だ てを究明する目的で行った。. 一2一.

(6) 第1章プー・…ルにおける羽化の実態. 1993年3月、高砂市の環境保全課と合同で、環境教育の一環として、. プールに生息するヤゴの調査を行った。調査の結果、市内10小学校の 内、教材にできるほど多数のヤゴが生息しているのは、勤務校(曽根小 学校)と高砂小学校の2校だけであることが分かった。 ヤゴは、全てのプールに多数生息しているものと思い込んでいた。ま た、そうでなければ、一般的な教材化は望めない。そこで、羽化状況を 中心にして、プールの実態調査を行った。. 1 材料および方法. 1.材料と調査地. (1)材料. プールに飛来するトンボの種類は、地域によって多少異なっているよ うである(表1)。これらのトンボは、縄張りをもつものが多い。春・ 夏・秋の晴天の日を数日選んで観察すれば、記載漏れはないと思われる が、秋に大量発生するウスバキトンボは、見逃されやすい。. 調査した高砂市内の3ヵ所のプールに共通する種類は、ギンヤンマ・ タイリクアカネ・ウスバキトンボ・シオカラトンボ・ショウジョウトン ボ・コノシメトンボ・イトトンボ類であった。. 調査対象は、比較的数多く観察できる、タイリクアカネ・ウスバキト. ンボ・ギンヤンマの3種とした。この3種は、広範囲に分布しており、 一般的な教材化の材料になりうると考える。. 一3一.

(7) 表1 小学校水泳プ・一・dbルに生息するトンボ(ヤゴ) (松良,1994改変). 高砂市内の10校. 西宮市内の31校. 懸者肺門の18校. 大阪市内の21白. 丁イリクアカネ. タイリクアカネ. タイリクアカネ. タイリクアカネ. シオカラトンボ. シオカラトンボ. シオカラトンボ. シオカラトンボ. ノシメトンボ. コノシメトンボ. コノシメトンボ. コノシメトンボ. ■ギンヤンマ. ギンヤンマ. アキアカネ. アキアカネ. アキアカネ. ナツアカネ. ナツアカネ. 、 iツアカ不. ウスバキトンボ. ウスバキトンボ. アオモンイトトンボ. アオモンイトトンボ. ショウジョウトンボ. 一4一.

(8) ①タイリクアカネ(Sympetrum striolatum imitoides Bartenef). タイリクアカネは、石田ら(1988)によると、いわゆる「赤トンボ」. として親しまれているアキアカネを一回り大きくしたような、ややがっ しりしたタイプのトンボである。幼虫は、体長16∼18mmの小型のヤゴ である。. 国内では、北海道および青森・岩手・宮城の各県と、石川県ならびに 三重・和歌山・大阪・兵庫の各府県以西の本州・四国・九州に分布して いる。東海・近畿の内陸部にかけての中間的な地域では発見されていな かった。しかし、近年、京都市内の小学校のプールでの生息が確認され ている(小松・松良,1994)。タイリク(大陸)アカネの名前通り、 日本の北方と南方双方から、生息範囲を拡大してきたようである。. 成虫は、5月下旬から12月中頃まで見られるという。産卵形態は、 連結打水産卵が多い。 ②ウスバキトンボ〔Pantala flavescens(fabricius)〕. ウスバキトンボは、淡い榿黄色をした、中よりやや大きめのトンボで ある。幼虫は、体長22∼25皿mの淡い色をした中型のヤゴである。. 国内では、北海道・本州・四国・九州など、ほぼ日本全土に分布して いる。. 成虫が、おびただしい数で現れるのは、7月中旬頃からである。卵や 幼虫の成長は著しく早く、夏の高温時には、約1カ月半で世代を繰り返 す。しかし、熱帯性のトンボであるため、幼虫に休眠性がなく、越冬で きずに死滅してしまう。産卵形態は、連結打水産卵が多い。 ③ギンヤンマ(Anax parthenope/uiius・Brauer). ギンヤンマは、第3節の下縁が銀白色を呈した大型のトンボである。 幼虫は、体長49∼55mmの淡褐色をした、大型のヤゴである。 国内では、北海道から南西諸島まで、ほぼ日本全土に分布している。. 一5一.

(9) 成虫は、4月中旬から10月末頃まで見られる。産卵形態は、連結植 物組織内産卵が多い。 (2)調査地. 調査は、兵庫県の臨海部に位置する下記の3ヵ所のプールで行った。. ①高砂市立高砂小学校のプール(1993・1994)(図1−1) 東西に長い、25×21×0.8mのプールで、周囲は、サクラやニセアカ シアなどの樹木でびっしりと囲まれている。東西に走るパイプ格子で、. 低学年用の浅いプール(調査時水深0.3m),高学年用の深いプール (同0.8m)に仕切られている。. ②高砂市立曽根小学校のプール(1993・1994)(図1−2) 東西に長い、25×15×0.9mのプールで、北辺をヒマラヤシーダやマ ツが粗く囲っている。東西に走るパイプ格子で、低学年用の浅いプール (調査時水深0.4m),高学年用の深いプール(同0.9m)に仕切られて いる。. ③高砂市教育センタープール(1994)(図1−3> 南北に長い、25×19×1.1mのプールで、周囲は、主にクスノキでび っしりと囲まれている。市営プL・一一ルであり、浅い小さなプールが隣接し. ているが、調査は、深い方で行った。スタート台が設置されており、オー. バーフローより上部は、オーバーハングしている。. いずれのプールでも、朝・夕は、それぞれ東の壁際・西の壁際が影に. なり、日中は、南の壁際が影になる。また、風向きにもよるが、4隅の 部分が吹き溜まりとなり、ゴミなどが集まりやすい。. プール①②は、例年、6月下旬から9月上旬まで体育の授業で使用さ れる。循環式ではないため、毎日、薬剤(ハイクロン)で殺菌し、週末. には水を抜いて清掃を行う。プール③は7月1日から8月31日まで使 用される。循環式であるが、薬剤殺菌は同様に行われる。. 一6一.

(10) N サクラなどの樹木. M i XV t t. 7 ’. t SJX t X. s. S N Slt N S X. rtXfiT. ノ ’. S N Nk N S. N N X X S. ’ i. / t. ノ. 〈}一一一一一一一一 25m 一一一一一一一一一〉. ?. tN. 浅いプール 21 m. k. k購.馴騨w.一鴨隔一一m一. >.x). F. tN N. 深.いプール. ,. ’ ’. ’ ’. 図1−1. ヒマラヤシーダなどの樹木. @・ E{gD. (cl})). ’. 一25m 一レ 浅いプール.. 15m. 輌. 噸. 一. 一. 深いプール ,. 図1−2. x s. 高砂小学校のプール. 一 (@)〉. N x. 曽根小学校のプール. 一7一. 一. 一. 一. th.

(11) AA. 一fiA ピ」A hft一. Av−h. AA AA. AA一 一一. “. 一一一t 一一. 一L AV・h 一A 一一一 A 一 iV AAA A A. 一一A 一一. 一 A一 N” h. A. /一・ 一. −A IL」」晶 一A. ♂」罐LA. 一一 晶. 轟A.. ■tA轟. AAA・A. 深いプール. 25m. 〈一..一一一 19・m 一. 全てクスノキ. N. 浅いプール. AA一A fi. “h. A凸 dL西西 hA ごLAA hA A曲. AA. ft. 図1−3 教育センタープール. 一8一. 轟6しげ」. 凸A弗A凸曲 ♂b♂L 轟凸. A. 轟凸. 晒AA げ」6し.

(12) プール使用中に産卵された卵は、薬剤殺菌のため、艀化できないと思. われる。プールは、閉鎖している約9ヵ月間、コンクリートの割れ防止 と地域の防火用水として、水を張ったまま放置されている。トンボの産 卵およびヤゴの艀化・生育・羽化は、この期間に行われている。プール ②には、ギンヤンマを呼ぶため、1993年10月に、ホテイアオイ2◎株・ ガマ6株を植栽した。. 1993年度の利用期間は上記の通りであったが、1994年度は、異常渇. 水のための取水制限措置により、プール①②は7月31日、プール③は 8月13日で、使用を打ち切った。産卵・生育の期間が例年と異なるた め、プールの生態系に何らかの影響が出た可能性がある。. 2.羽化時刻および気象条件. 調査は、日没後から翌日早朝まで、徹夜調査も含めて行った。プール. の周囲を8つに分割(A∼H)し、内壁面(コンクリート〉に上陸・羽 化するヤゴの頭数および累積頭数を30分毎に記録して、羽化数の時間 的変化を調べた。同時に、気温・水温・湿度・気圧・風向・風速および 天候・月齢を記録した。. また、高砂小学校の赤松教諭と学級の児童の協力を得て、昼休みの時 間帯に羽化殻を採集することにより、毎日の種類別羽化頭数も記録した。. 3.羽化場所および羽化位置. 羽化場所(水平分布)の調査は、全周を1m毎に区切って行った。羽化殻 数を羽化頭数とみなしてカウントした。羽化場所の密度分布を把握し、影響 因子の有無を確認する目的で行った。. 一9一.

(13) 羽化位置(垂直分布)の調査は、水面からの5cm刻みの高さ別羽化殻数を 集計し、影響因子の有無を確認する目的で行った。なお、教育センターの水 面を調節し、高砂小学校と同じ条件設定とした。. 4.羽化した新成虫の生存率. 羽化し終えた新成虫は、朝方に飛び立つが、夜明け後、しばらくして飛来 するセキレイやツバメに捕食されることがあった。羽化頭数と被捕食頭数か ら、新成虫の生存率(プールからの脱出率〉を算出し、影響因子について検 討した。. 5.羽化と光(野外,室内実験). トンボの羽化は、夜間に行われることが多い。光が羽化を抑制している可 能性を確認するため、野外と室内で実験を行った。. 野外での実験は、日没から夜明けまで、プールでの羽化密度が最も高い場 所に、150wの電灯で光を照射し続けて行った。 室内での実験:は、日没から夜明けまで、簡易羽化装置をセットしたバット. に、20wの蛍光灯・60W電球で光を照射し続けて行った。. 6.羽化と風(室内実験). 翅は、伸長時から完全に乾くまで大変柔らかく、力が加わると、簡単に変 形してしまう。強風時、ヤゴが危険を避け、羽化を自制するか否かを確認す るため、送風機を用いて、室内で実験を行った。送風機は、上陸用の登り棒. から50cm離し、目盛り3(風速約5.6m)にセットした。ギンヤンマには. 一1 O一.

(14) セイタカアワダチソウの登り棒を与えた。ウスバキトンボは数量が多かった ため、レンガを上陸場所として与えた。. 7.プールの内容物. ヤゴの餌になりうる水生生物の種類や数は、プールによって異なっている と思われる。それらの餌となるプランクトンや藻類は、水底に堆積する落ち. 葉などが分解されて生ずる有機物を養分としていると考えられる。また、落 ち葉などは、ヤゴの餌場になると共に、障害物のないプールの中で唯一の隠 れ家として、異種間の住み分けにも関与していることが考えられる。そこで 10ヵ所のポイントを設定し、プ・一一ルに立ち入り、1×0.6mの大型ネットで. 1×2mを底引きして、水生生物および落ち葉等のサンプリングを行った。. プール掃除前の減水時には、プールの4辺および中央部を1×2mずつ底 引きし、未羽化のヤゴの生息分布数をカウントした。. ll 結 果. 1.羽化頭数の時間的変化. (1)30分毎の羽化頭数変化 高砂小学校(1993年)と教育センター(1994年)で、タイリクアカネの 羽化状況についての調査を行った。各時間帯毎の上陸数と羽化数の割合変化 を図2に示した。. ヤゴは、羽化場所を求めて壁面へ上陸する。上陸開始密度が最も高かった. のは、午後10時から10時30分にかけてであった(約20%)。上陸開. 一1 1一.

(15) 25. 睡羽化開始. 20. 鼈黶Z一噛上陸開始. 頻15 度 sO160. 10. 5. o. 8 9’. 8 霊 88 8 霊 8. 8. 8. わ. 寺. 2. ?. ?. 時間. 図2 タイリクアカネの30分毎の羽化状況 (1993一高砂小学校,1994一教育センター). 一1 2一.

(16) 始時刻は、午後9時から11時30分までに集中していた(約70%)。 羽化開始密度が最も高かったのも、午後10時から10時30分にかけて であった(約25%)が、次の30分間にも約23%が羽化し始めでいた。. 羽化開始時刻は、9時30分から12時までに集中していた(約85%〉。 夜間の調査であるため、羽化頭数をカウントする時に、小型懐中電灯を使. 用した。午後7時30分,8時0分にチェックした際、上陸しようと頭部を 水面に出していたヤゴの申には、光に反応して水中へ引き返した個体もあっ た。それ以後のチェック時には、こうした光に対する拒否的な反応は見られ なかった。. (2) 1日毎および累計の羽化頭数変化. 高砂小学校でのタイリクアカネの羽化頭数は、累計2008頭であった。 1日あたりの最多羽化頭数は、167頭であった(図3−1)。これは、1993 年度のプール掃除日(6月17日)までの記録である。. 教育センターでのタイリクアカネの羽化頭数は、累計759頭であった。. 1日あたりの最多羽化頭数は、104頭であった(図3−2)。これは、1994 年度の調査結果であるが、プ…一ル掃除日(6月24日)までに、タイリクア カネの羽化は、終了してしまった。羽化時期の初期調査はできていない。 教育センタ・一・・でのウスバキトンボの羽化頭i数は、累計1674頭であっ. た。1日あたりの最多羽化頭数は、133頭であった(図3−3)。調査を開. 始した1994年9月12日には、すでに218頭が羽化済みであった。調査は 10月19日で打ち切った。その後、12月に入っても10頭前後の羽化がダラ ダラと続いたが、12月27日の調査では、1頭もヤゴを確認できなかった。. 高砂小学校での1993年と1994年の種類別羽化頭数には、大きな変化が見. られた。タイリクアカネの羽化頭i数は、1993年には2008頭であったが 1994年には、わずか1頭と激減した。シオカラトンボの羽化頭数も、35 頭から0頭に謙った。. 一1 3一.

(17) 2500 「一国■脚繍. P2008. ■羽化頭数. 2000. =繭 噂. 鯛 鞠. [コ累積羽化頭数. 1500 頭 数. 1000. 500 口 騨. il 167 ;.. o. 5/ 6/. 21 23 25 27 29 31 2 4 6 8 101214 16. 日時. 図3−1 タイリクアカネの 羽化頭i数と累積羽化頭数 (高砂小学校 1993) *点線で囲った数値は、羽化頭数・累積羽化 頭数の最大値である。. 一1 4一. 購 騨.

(18) 2000 圏羽化頭数 図累積羽化頭数. 1500. 頭 1000 数. アロココロじ. 17591 L.」. 500 11041. o 5/6/. 31 1 23456789 10 11 12 日時. 図3−2 タイリクアカネの 羽化頭i数と累積羽化頭数 (教育センターープール 1994). *点線で囲った数値は、羽化頭数・累積羽化 頭数の最大値である。. 一1 5一.

(19) 2000 lil疲il__1. ■羽化頭数. 1500. 覧ン積羽化頭数. 頭 1000 数. 500 i1133’ :1.. o. 9/ 10. 13 16 19 22 25 28 /1 4 7 10 13 16 19. 日時. 図3−3 ウスバキトンボの 羽化頭数と累積羽化頭数 (教育センター 1994) *点線で囲った数値は、羽化頭数・累積羽化 頭数の最大値である。. rl 6’.

(20) 一方、ギンヤンマの羽化頭数は、1993年には2頭しか確認できなかった. が、1994年目は106頭に増加した。イトトンボ類の羽化頭数も、86頭. から229頭に増えた(図4)。 4種の羽化頭数変化は、それぞれ異なったパターンを示した(図5−1,2,. 3,4)。タイリクアカネ・シオカラトンボ・ギンヤンマの3種の羽化は、 プール掃除日にはピークを過ぎたばかりであり、まだ終結していないことが 分かった。相当数のヤゴが、薬剤(次亜塩素酸ナトリウム)と共に流されて いたことになる。. 2.羽化頭数と気象条件との関係. 異種であるタイリクアカネとシオカラトンボの羽化頭数変化の中で、増減 の様子が類似する部分があった。これは、産卵日のズレや生育差などの内的 要函によるバラツキだけではなく、何らかの外的要因の影響を示唆するもの ではないかと考え、タイリクアカネの羽化頭数の変化(1993)を、気温や 水温などの気象条件の変化と対比してみた(図6・1,2,3,4)。弱ないし. 中程度の相関が見られたのは、羽化前の最高・最低気温および日没後の気温 ・湿度との間であった(表2−1,2)。水温・気圧・風力・天候・月齢との問 の相関は、見られなかった。. 3.羽化場所と位置の分布. 調査したプールは、いずれも20年以上前に設置された、コンクリートプー ルである。ヤゴは肢先端の爪をコンクリート内壁面の凹凸に引っかけながら. 上陸し、体を固定(定位)して羽化に至る。プールに生息するイトトンボ類 以外のトンボの羽化は、倒垂(ぶらさがり〉型であり、肢にかかる負担が比. 一1 7一.

(21) 2000. 團1993年 1500. 囲1994年. 羽. 化. 頭1000 数. 500. 229 106 86. i 35 0 2 o タ. シ. ギ. イ. イ. オ. ン. ト. リ. カ. ヤ. ト. ク. ラ. ン. ン. ア. ト. マ. ボ. カ. ン. ネ. ボ. 図4 種類別累積羽化i数の変化 (高砂小学校). 一1 8一. 類.

(22) 180 e. 160. 一●一1993年. i40. e. 一6隔1.994年. 羽120 化100. e. 、ノ. A.● ●い・. 頭80 数60. 〆刃●・. 40 20. 1’ 一i zz一一t一一i一一easf:J k’e/::=一n一一 ll 一’ne−m一一:g一一一Dnir. 0. 5/. .6/. 6 9 12 15 18 21 24 27 30 2 5 8 11 14 17 日時. 図5−1 タイリクアカネの羽化頭数変化. 5. e. 一●一1993年. 4 羽. e. 一” u 1994年. 3. e. 化 頭 2 数. e. e. 1. e. e. e−e. e. 〈. 宏●. e・e. 0置鐘コ・■匿自・9纏・■ll口・髄薗薗・屡■・蟹■圏遭■咀・贋麗・巳贋9・■馴聖・遇■・■璽慶・■■瞼・■■圏・口嗣. 7. 5/. 6 9 12 15 18 21 24 27 30 2 5 8 11 14 17 日時. 図5−2 シオカラトンボの羽化頭数変化. 一1 9一.

(23) 10. eny 11==麗l !・属 gl r一一一一一一一一i i¥.. 羽. 6. 蜀. 5i , p/. 化 頭 数. gi ,a. ,,.A7・・/ Wl. l』_訟:鷹_濫… 5/ 6!. 6 9 12 15 18 21 24 27 30 2 5 8 ll 14 17 日時. 図5−3 ギンヤンマの羽化頭数変化. 20. 一●一1993年. 18 16. 一一揶鼈黷P994年. e. 14. 羽12. 化. 蒙壌 e .卍. 2,. e. . . o.●.●一●・●. _.. v.』_蠣ムb. 5/. 6 9. V. ._協. 6/. 12 15 18 21 24 27 30 2 5 8 11 日時. 図5−4. e. イトトンボ類の羽化頭数変化. 一2 O一. 14 17.

(24) [=====]羽化. ○. 最高. 難. i. 気温. 頭数. 21時 気温. ・. 35. 180. 160 140. e. t/. ●ハ n. ●、. 轟く. ●●’. 、. ●A. し. 一. 120. 30. E. 25. e. “. 一◆’. \ 彰◆一・. 翻 ●. \/. e−“N“,. 20. :・◆一◆ ◆〆▲!圏. \\朋’. い ◆〆呼v\. 頭 数. e. ●一●. 改. 100. e. 奄. ▲. 隠. ℃. /. 80. 15. ▲. A. A. 60 10. 40. ’. 5. 20 s. 0. 1. 0. 5! 6/ 21 23 25 27 29 31 2 4 6 8 10121416 日時. 図6・1. タイリクアカネ羽化頭数と気温の変化 (高砂小学校 1993). 一2 1一.

(25) 【=====コ羽化. 頭数. 一●一最高 一▲一最低 一◆一21時 水温. 水温. 水温. 35. 180. 160 ●. !隔●. ●. ●. 140. ●’、●一 ●. 、臥一. ◆. 〈。. 120. 慌. ●〃. /1ノ・!『幽ピ. ▲. 一▲. 25. ▲/\. 誕. 20. 100 頭 数. 30. ◆. ℃. 80. 15. 60. 、. 10 ’. 40. ’. 、 ’. 5. 、. 20 o. o 51 6/ 21 23 25 27 29 31 2 4 6. 8 10 12 14 16. 日時. 図6−2 タイリクアカネ羽化頭数と水温の変化 (高砂小学校 1993). 一2 2一.

(26) 麟…………ミ………………………:……・……………ミ……=:……・…………羽化. e. 頭数. 180. 午前 天気. 午後 天気. ・. A9. k. tA一ム◆・●. 夜の 天気. 100. 90. 160. 80. 140. 70. 120. 60 100 頭 数. 相. 50対 値. 80. 40. 60. 30. 40. 20. 20. 10. o. o 5/. 6/. 8 10121416. 21 2325 27 29 31 2 4 6. 日時. 図6−3. タイリクアカネ羽化頭数と天気の変化 (高砂小学校 1993). 一23一.

(27) 1==:===コ羽化頭数 一●一風の強さ 一◎一一21時湿度. 180. ●. .目.. 160 140. 100. ○. ●願●一●・●學●. ○. ●. ■卿●. ●. ●. ●. ●. 90 80. ●一●. 70. 120 ≧. ●一●. ●. 醐. 60相. ●○. ●. 100 頭 数. 対. 50値. 80. の. 、. 40% 60. 、. 30 、. 、. 40. 20. 、. 、. 喝. 、. 、 、. 20. ’. 、. 、 、. 、 、. 10. 、. 、、. o. 、. 、. 5/. 6/. 21 23252729 31 2 4 6 8 10121416. 日時. 図6−4 タイリクアカネ羽化頭数と 風・湿度の変化(高砂小学校1993). 一24一. o.

(28) 表2−1 羽化頭数と気温との相関 (N−28) F. r. 説明率%. 相関の程度. 最低気温. 0.47蜘. 7.43. 22.2. 中. 最高気温. 0.35. 3.69. 12.4. 弱. 19時気温. 0.29. 2.42. 8.5. 弱. 20時気温. 0.40禽. 4.99. 16.1. 中. 21時気温. 0.40禽. 4.93. 16.0. 中. 22時気温. 0.36. 3.78. 12.7. 弱. 23時気温. 0.41費. 5.13. 16.5. 中. 24時気温. 0.40費. 4.83. 15.7. 中. (F(1,26), *p〈.05). 表2−2 羽化頭数と湿度とめ相関 (N=:21) r. F. 説明率%. 相関の程度. 19時湿度. 0.33. 2.33. 10.9. 弱. 20時湿度. 0.41. 3.81. 16.7. 中. 21時湿度. 0.47鳶. 5.40. 22.1. 中. 22時湿度. 0.47費. 5.52. 22.5. 中. 23時湿度. 0.41. 3.77. 16.5. 中. 24時湿度. 0.36. 2.85. 13.0. 弱. (F(1,19), “p〈.05). 一2 5一.

(29) 較的大きいと思われる。. 最近のステンレスやFRP製のプールに生息しているヤゴは、上陸しよう としても足がかりになる凹凸が少ないため、大半が溺死してしまうようであ る。都会のプールで行われる「ヤゴ救出作戦(ヤゴすくい〉」は、こうした 理由によるものである。. コンクリートプールでは、4壁面全てで、上陸および羽化が可能であった (ギンヤンマ以外〉が、場所によって羽化頭数に違いが出た。 (1)羽化場所の分布(水平分布). ①高砂小学校〔調査対象タイリクアカネ,調査回数7回,1993年〕 内壁面を8つに分割(A∼H)し、羽化総数の割合を比較した結果、北東. 面(D)が22%で最も高い値を示した。次いで、北西面(C>18%,東. 北面(E)15%,東南面(F)14%,西北面(B)11%となり、南東 面(G),西南面(A>,南西面(H)は、各々7%,7%,6%と、少な かった(図7−1)。. さらに細かく1m毎の羽化頭数を集計してみると、浅いプール側の北西の. 隅と北東の隅がそれぞれ11.4%,10.3%と、特に高い値を示した。深 い方のプール側の南東の隅が第3位で7.4%、深いプールと浅いプールの境. の東側の隅が第4位で6.1%、深い方の南西の隅が第5位で4.4%、境の 西側の隅が第5位で3%となった。 数字自体は小さな値であるが、他の場所での平均が1.4%であることから 見て、全体的に判断すると、4隅に羽化が集中しているようである。. 7回の調査を通して羽化頭数0の部分が、6カ所(西南面4,南東面・南 西面1ずつ)あった(図8−1)。. ②教育センター〔対象一男イリクアカネ,回数13,1994〕 1994年度、高砂小学校におけるタイリクアカネの羽化数が激減傾向にあ ったため、教育センターで調査を行った。. 一2 6一.

(30) プールの形状は違うが、同様に内壁面を8つに分割し、羽化総数の割合を 比較した。結果は、高砂小学校のものとは、かなり異なったものになった。. 1位は、西南面(A)の25%、次いで、西北面(B)・南西面(H)の. 16%、東北面(E)11%,北東面(D)・南東面(G)9%となり、北 西面(C)・東南面(F)は7%と、少ない値を示した(図7−2)。. 1m毎の羽化数を集計して割合を算出した結果は、深い・浅いの境目のな いプールであったため、4つの隅に集中している傾向を示した。. その中でも、南西の隅は17%と特に高い値を示した。北西の隅が第2位 で9.1%、北東の隅が第3位で6.2%、南東の隅が5.4%であった。他の 場所での平均は、1.3%であった。. 13回の調査を通して、羽化頭数0の部分が2カ所(いずれも南東面)あ った(図8−2>。. ③教育センター〔対象一ウスバキトンボ,回数29,1994〕 初夏のタイリクアカネに続いて、秋のウスバキトンボの羽化を調査した。. 1m毎の羽化数を集計して割合を算出した結果は、タイリクアカネと同様 に、4つの隅の集中している傾向を示した。. 第1位は北西の隅で11.5%、第2位は南西の隅で10.4%、北東の隅 が10.1%で第3位、南東の隅が6%であった。他の場所での平均は、1. 3%であった(図8−3)。. ④高砂小学校〔対象一ギンヤンマ,回数8,1994〕 ギンヤンマの羽化は、5月22日から始まった。ギンヤンマは、他種より も自重が重いため、コンクリートの凹凸程度では体を支えきれず、羽化でき. ないで溺死してしまった観察例もあった。6月2日より壁面沿いに32ヵ所 (a∼af)簡易羽化装置を設置し、羽化場所の分布を調査した(図9−1). 簡易羽化装置は、レンガ大のモルタルブロックにドリルで穴を開け、セイ タカアワダチソウをねじ込んで製作したものである。太さ(15mm・8mm)と. 一2 7一.

(31) D. c. x. / 匿. x 110/o. Aノタ7%. 図7−1 高砂小学校プールの場所別羽化頭数の割合 (1993). N. ⑪*A−H、V、k、.プール纐を8つに分害,Jした柵を撒. c. X. ’ /. gelo. 鍵. D. 11%t匠 7%. 眺\, A’.>2so/,’. 16SOI6e. /. wa/1. 図7−2 教育センタープールの場所別羽化頭数の割合 (1994). 一2 8一.

(32) 轟勲嚇融贈飽工麹し轍幽幽職z 毒 15i. 浅. い プ 一 ル. 匪12. 摯一一一一一一一傭 瓢. 〔亙. レ旦 1”.s. .一.!i!1 is. 魂. 深. 1懸. い プ. 一 ル. IIIIII (1:3:1 。謡. 0番. コ 瀦. 15. 〔三 L豆. 乳閣「町輔職、丁醐b回護 図8−1 タイリクアカネ プール壁面1m毎の 羽化頭数の割合 (数字は%×10を表す 高砂小学校1993). 一2 9一.

(33) i32i座…し彗一齢1ユL⊥i.薯滋エ≧Zし毒滋豆坐i14i3。i. 一。SgMNW. 岬. −wa_. ト争. ……姻1. 1…・…. 12i. l7. ゆコ. アリリ. 71. 雪7. 』. a. 一ユ91. 51 で 14i :::::::鶉. 3豊. 曜. 「観. .. {::蓋:. 重5. 3i. rぎ L隻. l4. ”””4”l り サ コ. 81. r召9 じ. 署4. _z.: 5!. ゆ. 12i. …司. =薫}. 憶. 箭畠. …71 一一.一一一z. L蕊. 18 ヒ l7. Ll急 量1. レ. l5. rぎ. 〔z. 触佑鱒購震欄暖糊雄 図8−2 タイリクアカネ プール壁面1m毎の 羽化頭数の割合 (数字は%×10を表す 教育センター一一 1994). 一3 O一.

(34) 壷L難エ明野ユ曲鯉黒影. 1..ii・ii・i lli−il・・. 鞠三鰍τ醐糊そ罰磁〒譜 図8−3 ウスバキトンボ プール壁面1m毎の. 羽化頭数の割合 (数字は%×10を表す 教育センター1994>. 一3 1一.

(35) 角度(90.・60.)を変え、上陸場所としての選択肢を4種設定した(図 9−2)。水面からの高さを40cmに設定して、各ポイントに沈めた。羽化数 は少なかったが、角度よりも、太さ(15mm)を選択する傾向が見られた。 羽化が比較的多かった場所は、タイリクアカネとは異なり、深いプ・・一一ルの. 東面であった(図9−3)。ギンヤンマは、羽化の絶対数が少ないため、こう した調査の対象としては適していないと考える。 (2)羽化位置(水面からの高さ)の分布(垂直分布). ①高砂小学校〔対象一握イリクアカネ,回数6,1993〕 羽化の大半(59.6%)は0∼10c皿の問で行われた。最も多かったのは. 5∼10 cmの問で33,8%、次いで0∼5cmの25.8%であった。10∼ 20 cmの位置は、合わせても18%しかなく、減少傾向を示した。. さらに上部のプール内壁およびオーバーフm一を登り切った部分は「型に なっており、前肢の固定に優れているためか、9.8%,10.8%とやや多 く羽化位置として選択された。. このプールでは、プ凹目ルサイドまで這い出した個体が2.9%あった(図. 10−1)。水面から離れ、プール外壁で羽化しているギンヤンマを3個体確認 した(1994)。. ②教育センター〔対象一宮イリクアカネ,回数13,1994〕 ここでも、0∼10 cmの位置が、羽化位置として特に多く(59.2%)選 択された。最も多いのも0∼5c鵬の位置(35.8%)、次いで5∼10 cmの (23.4%)と、共通した傾向を示した。. このプールは、オーバーフローより上部がオーバーハング(ネズミ返し状 態)している。上陸したヤゴは、プール外まで這い出すことはできない。. 内壁を登り切った部分は、タイル張りで凹凸が比較的少ないためか、最も 少ない値(4.1%)を示した(図10−2,3)。. ③垂直分布と気象条件〔対象一廻イリクアカネ,1993・1994〕. 一3 2一.

(36) 図9−1 プールに設置した. ギンヤンマ用羽化装置. 細いセイタカアワダチソウ. 太いセイタカアワダチソウ. iiiぎ毛フrダ}ジヲ自’ラ’タiiii、…. 図9・2 ギンヤンマ用羽化装置. 一3 3一.

(37) 1” 1 ’ i − i. t. 卜. =. klilimlniolplq. =. i 1・. 1. で. 1. 9. 2. f. 1. e. 2. d. 1. c. 1. t”“”r””” 浅いプール. 1. S. 7. t. 深いプール. b マサワリドドリドロロ. i1. 1 i 1 3 1’. 21, 12 i121・1. u. 2. v. 5. W. 2. 2. x ナ. る. ロ. さ. ほ. ロ. ら. ドロロロリロロロロリ. ・i・fi「・ei・diaci・biaai・}y. il lll 二. =. 1’”’Ti一一・. 1i 21’. 1. 図9−3 ギンヤンマ プv…ル壁面での. 場所別羽化頭数 *a∼afは、プール内壁面を32に分割 した各部分を指す。. 一3 4一.

(38) 4ク/..一.ii!:’バーフロー. 2囎i羅翻1・・8/ 20∼27cm羅9.8. 羽化殻総数. 15−2・cm陣69 613頭 1・一15cm羅翻1・・1 ._ 5∼1・㎝舞羅翻曜i六三33・ビ ・一5㎝璽羅璽羅翻翻25・8 鍵’一 水. 面. 図10−1 高さ別羽化頭数の割合 (高砂小学校 1993). 薩診耗フロー 20∼27㎝i鐘4.1. 羽化殻総数. 15−2・・旧1羅羅112.・ 706頭 1・∼15cm籔羅盤翻17.8 ノ. ぶ. 5∼1・㎝羅醗醗醗高高≡35・gW ・一5㎝麹羅麟才を3:4 ,_’ ?. 鷹飼. 面. 水. 図10−2 高さ別羽化頭数の割合 (教育センター 1994).

(39) 騨… @一. 1風忌羅認鱒 岬. 図、1一,プール内壁面で羽化したタイ1〃アカネ. 表3 平均羽化位置(高さ)と湿度との相関 (N−28) 「. F. 説明率%. 相関の程度. 19時湿度. 0.37. 2.57. 13.7. 弱. 20時湿度. 0.35. 2.21. 12.3. 弱. 21時湿度. 0.47. 4.42. 22」. 中. 22時湿度. 0.47. 4.47. 22.1. 中. 23時湿度. 0.54費. 6.62. 29.2. 中. 24時湿度. 0.64蝋. 1t4. 41.0. 中. (F(1,26), “p〈.05“’p〈.Ol). 一3 6一.

(40) 調査日毎の上陸した高さの平均を算出し、気象条件と対比した結果、ある. 程度の相関があったのは、湿度との間であった(表3>。しかし、上陸およ び羽化時間のピークよりも遅れて相関強度が強まる傾向があった。. 4.新成虫の生存率と気象条件. タイリクアカネは、羽化完了後直ちに飛び立ってしまう(尾花,1967b) とも、殻の上に止まったまま夜を明かし、翌日の未明から早朝に飛び立つも のが多い(石田他,1988>とも言われている。. プールでの羽化開始時刻の最終は、午前1時30分であった。未明に羽化 した個体もあったが、わずか2頭であった。. 最も早く飛び立ったのは、午後11時30分の3頭であった。次いで、午. 前0時30分の3頭であった。. この日は、午前3時30分までに21頭、午前4時30分までに108/ 132頭が飛び立った。気温は、24.0∼24.7℃と高めであった。 これは例外的であり、ほとんどの個体は、石田らの報告通り、羽化殻や壁 面につかまり、完全に翅が乾いてもそのまま夜明けまで静止していた。. 1993年度は冷夏であり、調査期問中、夜明け時の気温が20℃を越える 日は少なかった。羽化した新成虫は、翅が完全に乾いていても、気温が低い と体温が上がらないため、飛び立つことができない。. 午前4時頃に空が白み始めた。比較的暖かい朝の例では、新成虫は、4時 30分の見回り時、人影に驚いたかのように次々と飛び立っていった。他の. ほとんどの個体は、鳥が鳴き出す午前4時30分頃から、約15分以内に飛 び立ち、捕食を免れた。それ以後の行動は、周囲の木々に止まって休んだり. 遠くまで飛び去っていったりで、把握できなかった。これらは、無事にプー ルから飛び立てたということで、生存個体としてカウントした。. 一3 7一.

(41) 一方、午前4時30分頃から鳥が鳴き始め、4時45∼55分の問に、ツ バメとセキレイがプールに飛来した。そして、飛び立てず壁に張り付いてい るタイリクアカネを、次々と捕食していった。飛び立てなかったトンボは、. 高砂小学校ではツバメ3羽とセキレイ2羽、教育センターではツバメ1羽と セキレイ2羽によって、ほとんど全て捕食されてしまった(図11−1,2>。. 周囲の木々や電線には、スズメ,ドバト,ヒヨドリなどの姿も見られたが プールでトンボを捕食したのは、セキレイとツバメだけであった。. ツバメは、この時期、子育ての真っ最中であり、20∼30秒毎に1頭ず つトンボをついばんでは、巣に持ち帰った。時間的には、ツバメによる被害 の方が大きいと言える。しかし、ツバメは、一一一一・度もプールサイドに降り立つ. ことなく、放物線状に飛翔したまま、その頂点でトンボを捕食する。そのた. め、羽化頭数の多い4隅の部分のトンボを捕食することは困難であった。そ の内、このツバメの子と見られる5羽のツバメが飛来するようになったが、 水を飲むだけで、捕食行動は全く見せなかった。. セキレイは、各個体が捕食するため、捕食間隔が3∼5分間程あった。し かし、セキレイは、プL・一・ルサイドを小走りに歩き回り、4隅だけでなく、昇. 降用はしごの裏のトンボまで捕食していった。さらに、ホバリングできるた め、オーバーハングしたオーバS一・一・フローにまで回り込み、ツバメの餌食とな. らなかったトンボも全て捕食した。捕食時に取り落とされたトンボは、水面 に落ちて、アメンボの餌食となった。. 午前6時30分から7時頃までに、鳥による捕食行動は終了した。プール にトンボの姿はなく、二枚の翅と、アメンボに体液を吸われたトンボが数個 体、水面に浮いているだけであった。. 新成虫の羽化頭数から被捕食頭数を引いたものを生存数とし、生存率と、. 午前4時30分の気温の関係を調べてみた(図12−1,2,3)。相関係数は. 0.759であり、有意であった(:F(1,11)=14.94,p<.01)。説. 一3 8一.

(42) 嚥. 図11−1 ツバメに捕食されるタイリクアカネ. 図11−2 セキレイに捕食されるタイリクアカネ. 一3 9一.

(43) 懸成虫生存率% 一一〇一・A.M.4:30気温. 90. 25. 80 20. 70. 60 15. 50. eC. 5e160. 40. 10. 30. 20. 5. 10 o. o 6/2 6/5. 6/7. 6/10. 6!12. 6/17. 日時. 図12−1. 新成虫の生存率と早朝の気温 (タイリクアカネ 1993). 一4 O一.

(44) 魎成虫生存率% 一←A.M.4:30気温 90. 25. 80 20. 70. 60 15. 50 ℃. 。/o. 40 10. 30 20. 5. 10 o. o 5/31 6/1 6/3. 6/4 6/6 6/7 6/10. 日時. 図12−2. 新成虫の生存率と早朝の気温 (タイリクアカネ 1994). 一4 1一.

(45) 100 e e. 80. e. 60. e. 生 存 率. e. sO)60. 40 e e. 20 亀. e /e. o. 10. 15 20. A.M.4:30の気温℃. 図12−3 新成虫の1日毎の生存率と 早朝の気温との相関 (タイリクアカネ 1993.1994). 一4 2一. 25.

(46) 明率は57.6%であり、生存率と気温との問には、強い相関があると言え る。降雨時のデータは、条件的に大きな差が生じたので割愛したが、雨粒に 叩かれて水面に落ちたり、翅が乾かず飛び立てないまま捕食されたりして、 生存率は低くなった。. ウスバキトンボの場合は、羽化盛期にはまだ気温が低下していないため、. 生存率が高かった。夜が明け空が白み始めても、飛び立つ個体はほとんどな. い。しかし、鳥が鳴き出した頃、10分間ぐらいの問に、ほとんどが飛び立 っていった。タイリクアカネは、ダラダラと飛び立つが、ウスバキトンボは 一斉に飛び立つという傾向がある。. 5.光による羽化抑制効果. (1)野外(プール〉での実験(教育センター,タイリクアカネ,1994>. 実験場所は、特に高い羽化の割合(17%)を示したSWの位置である。 プールは、北西の水銀灯、北東と南西の蛍光灯からの光で、常時照らされ ている。火,水、木曜日には、午後9時まで、隣接する小学校の体育館の照 明光が南西から入る。しかし、いずれも、ヤゴを肉眼で観察できるほどの光 量ではなかった。. 5月31日から6月11日までの調査期間の内、6月4日,6日,7日, 8日の4日間、午後7時より1晩中ライトアップし続け、羽化頭数の変化や 羽化場所の移動傾向の有無を調査した(図13−1)。表4は、光照射の有る場 合と無い場合の羽化の割合平均と標準偏差を示したものである。分散の大き さが等質とみなせなかったので、ウェルチの法によるt検定を行った。その 結果、2つの条件の平均の差は有意ではなかった(両側検定:t(5)=1.4. 2,p>.10>。従って、光による羽化抑制効果は顕著ではないと言える。 この結果は、データ数が少ないため説得力が弱い。それを補うため、以下. ’4 3r.

(47) ・1. 茁ャi,. 噸II、. 図13−1 プールでの光照射実験:. 表4 光照射の有無における羽化の割合平均(X) と標準誤差(SD) (%)*Nは、調査個体数. ライトハ、し. N ×. SD. 8. ライト り 4. 1 8.9. 1 4.9. 6.3. 2.6. 一44一.

(48) の室内実験を行った。. 〈2)室内実験a(材料一ギンヤンマ累計21頭) 羽化直前の個体を、簡易羽化装置(カップ+セイタカアワダチソウ)に入. れ、任意に羽化できるようにしたところ、21個体全てが、夜の内に、蛍光 灯の光の下で正常に羽化した(図13−2>。なお、時間的なズレについては記. 録していない。羽化開始時刻が遅れた可能性があるが、いずれにしても、光 照射による羽化抑制は、無かったと言える。. (3)室内実験:b(材料一シオカラトンボ17頭、タイリクアカネ22頭、. コノシメトンボ13頭、ショウジョウトンボ6頭) プールで採集したヤゴの内、羽化直前個体のみを材料とした。大型インキ. ュベーター内で羽化装置を与えず、1晩中60Wの電球で光を当て続けた。 翌朝、58頭全てが溺死(水中死)していたり、水申で羽化途中のまま溺死 (水中羽化死)していたりして、全滅していた。羽化抑制が効かないことと 共に、羽化を自制することもできにくいことが分かった。. 6. 風による羽化抑制効果. 野外では、ヤゴが吹き飛ばされそうな強い風のNがなかったので、室内実 験のみとして、傾向を探った。材料は、羽化直前のギンヤンマ累計12個体 と、ウスバキトンボ累計47個体である。 結果を、表5に示した。風速条件が単一でデータ数も少ないが、ギンヤン. マは最高5日間、ウスバキトンボは最高6日間、羽化を遅らせたことになる (図14>。ギンヤンマとウスバキトンボは、強風時に、ある程度、羽化を遅 らせるという自制が効くようである。ただし、強風にあおられて落下した り、翅の伸展がうまくいかなかった個体があり、危険率が高まるのも事実で. あった。ギンヤンマは全て正常に羽化したが、ウスバキトンボは、全て失敗. 一4 5一.

(49) 図13−2 室内での光照射実験. 一4 6一.

(50) 表5 風による羽化抑制(自制) 順目 ギンヤンマ12頭 ウ期ψキトンボ47頭. 2日. 4日目. 3日目. 5日目. 6日目. 羽0. 羽0. 羽4一工 羽5一工. 羽3一功. 羽ヒ0. 国花5:撒 羽ヒ4一失. 暴露3一失販 羽1一失販. ???. ???. ?封ノ10. 羽ヒ0. 燈’. /. ??H化死3. ??H化死2. ??H化死1. ???. ??モQ. ???. 藩、一 U’g. 図14 室内での送風実験:. 一4 7一.

(51) に終わった。. 7.水生生物と堆積物. 高砂小学校(1994.2.27)と曽根小学校(1994.3.13)で、生息生物および. 堆積物のサンプリングを行った(図15−1,2)。すくい残しを少なくするた. め、往復引きを行った。1ヵ所の内容物分別に10日程を要したので、同じ 時期のサンプリングはできなかった。. 内容物の分別は、肉眼で判別できるものに限定して行った。生物の種類 は、河川や湖沼と比較すると大変少なく、12種程度にとどまった。 分別は、以下の手順で行った。. ①網目1cm角の金網で落ち葉などを分別した(粗残査)。粗残査の重量: は、乾燥後、計測した6. ②4760メッシュと420メッシュのふるいを重ねたもので濾過し、それぞれ の残i査をバットに移した。. ③バットから、ヤゴ類・ガムシ幼虫・ゲンゴロウ類・ミズムシ・マツモム シなど、比較的大型で数の少ない生物を、ピンセット等で分別した。. ④カゲロウ類・ユスリカ幼虫・蚊幼虫・ミジンコ類など、小型で数の多い 生物は、20倍に希釈して集計し、概数を求めた。 内容物を分別・集計した結果を、表6−1,2に示す。ミジンコ類は、ふるい のメッシュにかかったものだけを集計してあり、実際の生息数はかなり多い と思われる。他の種は、全てメッシュにかかる大きさであったので、およそ の傾向を示す目安になると思われる。幼虫類は若齢種が多く、正確な同定は できていない。. 種類数は、分別結果通り限定されているが、マツモムシがミズムシにとっ て変わる時期もあったし、カゲロウ類が羽化して幼虫数が減少することもあ. 一4 8一.

(52) 浅いプール ’tt.rtt’rrfrrttr.. ’”ノtrノ.. exs/txxxs−Jttt. 狽狽狽狽狽狽?狽刀│ts−’. ’”ノ’”. 「♂「.’.’.’”. 一. 一. 一. ’’’’’” ’’’’’”. 「.. st’−t−s. tsltt1. 10. t’. ;髪i6. f’’”.’’’’’’”,. 5劉. 一 一一一一一一 一. ’’’’’’’’’’’’”.. 一. ”ノ’’’’’’’’’”.. 9. i{{…4. 「写『〃〃. ’ノx’x’ 1一““x/. th. 3捌. 銘影i8 sg一. 7. 瀦2. 1. の の ロ. ’ノ. ”. ・ett. ”.. eX’Xuf“. rrアr” ’”.’”. tt t r fit rr r t rt・r t. .ρノtt’tS .xtstt’i,. nxststt−x−t−1 ’”ノ’1tt1ノノノ”. ’.ノ’’”.. 深いプール. 図15−1内容物のサンプリングポイント (高砂小学校). N 浅いプール X/r−it i−/s・xJ …{{三6. ttl/. ””. ”ノt. xxi−tl. 5. P O””. 一/ixxx xx− x−t. −・it. tt一. 響 一 一 /xxs./v. .’’’”ノ tXg噸の.。.. Eigi 4. 一. 一. 一. 、易〃輪,,7元; 一. 脱9鰯. 一 一一一一ti. 一. 卿¶ o xttstt. ilxxsi. 冒.o剛” 3 −ii th ttl 耳. ■. 雛18雛 舞2. 1. ’t− t−’. ㈱、7,ン、、;. t−. ttj. ”.」日.●. lx−txix/ , ”ノ’’” 」 .哺. xxliy/ ixtttt. Jitt−tt”tXNXt. 深いプール 図15−2 内容物のサンプリングポイント (曽根小学校〉. 一4 9一.

(53) プールに生息する生物等. 表6−1. (高砂小学校 1994.2.27). z.イント1 ホ.イント2iホ◎イント3…ガィント4 iホ。イント5 iホ●イント6 i毒.イント7 iポイント8 i本。イント9. ギンヤンマ11劃 ,. E 9齢i. …耳●‘. l翻. ’・’. ・・. メ 6齢1 @. 〃 5齢1. .サ噌,. σ● o. 藁. @’}. 3i. ,,. 0. .. ㍑. O…. .. 0…. oi’. i. 0…. 1㌻. ,. 0…. oi. Oi. 3i. .. Oi. 琳. li. 繍,. ,. li. 7i. 麺. 嘲. 擁冨. 0. Ol. 2i ……δτ. Foi’. 9●. 卜● 。. 」. ρ. , ●‘6{。,●●,。,. 0. @0 9,. ,0. 0 0. @ρり ●. ,・ σワσσ・,・許r。・。9。質69..・・ξ。り・9圃6,9.・β・●…・.。・,・。・・,6・。。垂.・・。●66,σ.69σ鴛。‘σ●撃6,・.顧・9。σサ6..●餌σ●σ.曜膨,9{999σ95 ●,●“・●.◎●,. ,・ @. 6i. 4i. 27i. Oi. i. Oi. i. 7i. 4i. ‘. @. 4i. i. i. …. i. 1. ぞ. 0. ’”. @ 2i. 33. D・. 7i. V 3齢1. Pi. 併ン纐?劇. 幽. ’. ,. … 6i. ・遍一. 4. 恥. @鱒. 蛙.. }9蟹 ,・. 争. @ 」し. ’、. `’. …. ,. 電7}. 3勘. … ’. 8i. 乎. 52i. ,. 26. ’ ξ. 9. 一……}. }県噂噂・99・ ●,◎…●9. @51. 鱒’. 98i. 3i. 6i. 53i. ・,・。●・●炉. ・{…. Oi. Oi. 2i. 8i. i. … ’. ’. 2i. Oi. Oi ρ噌. 2…’10i. ”3, oi. 2i. 27i. @. si. Oi ,’軸. ρ廼,. oi. oi. 3 oi. ,o. ・σ.‘o,o●●. 299 069・.●9.●・・.,.. @ 2 @ 203. 3…. 唱. る. 103. 1. .. oi. _. Oi. …’ ツ1’…δ1●‘. O…. 691. 1. 4i. ●四〒耳1鱒 崔’i4重 ’ 畢 τi’”..’δ1’鯉9”.’騨’ヨ重”. 4i. i. 1. Oi. …. ni. @ oi. lli. 23i. 3i. 脚・り・σ餌9》曜・. 12i. 2i. 一i Wi. 。i. ’” 『’. 30i. 9 9・● σ “g o,. @聖……4i ・. Qンゴロウ類 1. 5;. ●。. Q9i. 芳云’ジ…’●…r ”卿 @ 11i. }ツモムシ. }・. @. 5i. 滑力淋 ?劇. 1. φ●・曝○。,。軸●噂。.・ ○. .o喧曹 ●●. @. 一}・. ”叩r. ・費電¢曝,・。9{。‘9.噂。.噂●,・,号サr. 25;50i 30…88i 28…筆5i 10…96…. c.艦.L.…. ズムシ. ・ を. ● U0i. ,. 冨. ,. 227. o. 」. `川. ’●柳. ¢. 合計. iホ.イン日0. …. Oi. i. oi. 〃 5齢し. 卿副 @. …. し. ,3. ,. 4i. 5i. 〃 蜘. ●. oi. nl. →}. . .,o. @. oi. @;. 幽. ・’・. oi. @ ・‘ .. ,. 呼,.,。 ●●.倶,96.{。σ.曝“.。。。●●啄 ●.・ 。●●, …9●。6。.●●.○喚≧事.9●●,,事. @. V 4齢1. Aカネ類 7飽. 1;. gi. ’マ. ……。喧鱒帥’‘…州’。. oi. 盾? Oi ●. ・・. V孫丁冊誠. oi. ’蓉… ’ 1i. ’’”. ’. oi. 塵・. oi. ・10劇. ’. oi. ◎i. .{.. 9. 35. 0. 菱. 6@. 2…曜’をi’… 誰’…”i…………撲…●Ol. , 曹. , 9. 9. 60…OiO…160i20…123iOi2。1 恥. ’ ”一’栖 ゙ 中・小1. . . .L ,. .. ρ. Aカムシ大小1. P80i. _レ. 糊1360i. @. , 9,■,9. 1. ”…… @. 鴇. 獅ソ葉等(g)1. 。,. 尋. @ ,. 」. …. ’. ,. }¢”. …. 69.6i. を脚●. ●. ,く. 畢. ● ●.… , φ , ●. 和. 巳. ”40. , ● …. る __. い. P14◎i 2060i 31.20i 1660i i. i. …. X00i 1840i. ,. i’軍. 480i. 32◎i. 410i. 760 i. 》÷繧. ●…. ・. G. … i. ,. ,. 『. V8,3i 371.3i 48.Oi 543.Oi 82、8i 20.6i. 一5 O一. 7.8; 39.8i. 7499 σ9賜り09 ■●●●0. V0 P0200. 1390 12161. 6◎Oi 1240i 1240i 1061i 155α 980i. マ……”i”…●1”’…i………1………1. ●σ. …. 少1.再説320…240…1衡120…. 少i. ミジンコ類 t. ●●,,, ワ ■●. ”3. P420i. .ボウフラー憾⊥ 99 「,. ’. ’ 駕. ●曜。ワ鱒 @。}’. ,. 60. . Q60i. フタバカゲロウ大1. 50 , 9,. .撃●σワ.,,.. 4.8. 321◎ り● ■ ■り● ワ ,,. 1266.

(54) プールに生息する生物等. 表6−2. (曽根小学校 1994.3.13). ●. f. 噸. 巳. 6. ■. z。イント1iホ。イント2;ホ.イント3 i求.イント4 i本◎イント5 iガイント6 iホ.イント7 iガィント8. ギンヤンマ14齢11 ’. ‘‘. 「『’. @ 〃 13齢1. 望i. li. ◎i. oi. @ 1i. ;r. 算. 乏}. 申 〃 12齢’’’. ’. i. Ol. oi. 『oi ’1i o} δ}げ’. …. 昌. 十一 ’一呼. ’ ↑. 「. …. oi. .. 塩{’イン19i. i. i. 合計. ポイ湘0. oi. 0. 「 盾. 0. oi 善. ”」. V 11齢1 ♂噸. …. oi. 「. 「「’「. rr. @ 〃 10齢. Q;. 第. 2i. li. Oi. Oi. O;. ”∼’”. 1i. ’. −mi. T『‘ @〒i ‘「羨’写 2i. O……「6r. Oi. 1㌻ …ii ‘’ol”. 0. ・ ・老. 「. ni. 1. 0 〃 9齢1幽2iα4i li oi ol…’ol oi …………”●… ヌ1二二=釜:…”’:’i!……1了す…=…言i……’誉”’……乏1…’…”i了….…’石下…’……………’…” 〃 8齢 @. 勧. 4;. 〃 7齢1. 1;鉱6ioroi O口 oi. ,恥_. 1…㍑ @oi 2i 四 1i “籏. ・_._購」. .oi“ 0紅. 0「. ‘‘ダ‘. oi. 0τ. oi. 0・. ㍑. O. 5凱’二”を1”’”’耀●.●”il’”曜側叩を1”’”’?’”’ヨ;”98σ.’”●’●鷲¢’”e¢”’‘ψ蔓”””’’’”δ1””””σ”bl””’”””’”}’●””’””’”●’‘. ・o●.甲●・σ●●・. Oi. @ 躍 i. ・i. 『1. 0i. Oi. Oi. oi. 3i. oi. Oi. Oi. 6. アカネ類 8齢1 2iα 1iliO…2ioiO貿 ,. r. .. ,. oi. 「. 〃 7酬 ……… V……….’. aD齢φ丁…………δi’…’……σ1…….”署閃………δ}…’……て}!………曜δ1………δ;…’……石了………δ;’…………σ. 1. 6r. oi. li冨 …oi. 「. 嗣「σ‘. Tl “. oi. …. 0. ㍑レ. i. ←. 卵. ‘6. }胃. 竄S. 「回 ni. Oi. Oi. Oi. Oi. 7;. Oi. 昂. Si. Oi. 0. n…=’醒=…”δ㌻’…=羅==’φ’6了……’”石i’…’…藪’…….石了”9…●’…皆’’’”…’…’9. 瑳. V 2齢1 噌 @. i’. V’.’”…’”. 「「. 冨. ・ 秒. @乞齢r. ’…………”……” 猷 3酬「. 6i. oi. Oi. Oi. oi. O1. 2i. Oi. Oi. 孝. 4i ’4了. ’. ンラ賦 ?齢1. 挿. 27i. .0. π. Oi. 補・糊. {穿劉 24i ’…蓉i. 2i. ll. 「‘. 「‘. ガムシ. 1’∂”脚. 戟C.._1…§i .. 漉. ミズムシ マツモムシ 1. ゲンゴロウ類 1”淑. 7i _,22i. 亨ワ. ,、 7i. i. 20i. 37i. 7i. Ri 5. 62. 0. Oi i一. し. ”’”. 0… .叢:一ユi__至… δi. 2… OL …餌6r…「0α. ’”. tタバカゲ的州. 40i 1◎∼露””を萄0} i乏δr. oi. ioi ”ヨ61”. @0. 「‘. ’. @ Oi 岬中 S0i. ”」. 「. ,. U0. ……’……●…’……” ケ’… ァ了66{……7δlyl.曝「唇66τ”…δ4δi”…16耳6τ’.…ヨ61δi’●…笥6δ1’鯛…’●乞6㌻………’.●}…………● 270i. @. ’rイ. みrr. σ. 躯. rる. 置. ’}’. P350i 2700i 2760i 1700i 2940i 2410i 790i 950i. 鱒’……………’◎…… ム”……. ミジンコ類 σ‘. @. @. 0. 「げげ. 7’げ. @ 10. ’”. 1140. 8350. 20. ‘ Q250. 30i ” 噌”’♪却. T00i. 20i. 1. 3. ’3. V90 P6890. 30 @ 720. 響,9り.σ・σgo甲9ワ9. ‘i. ダ寸…σ. ダ. .赫_. ■■■■■■■■,■,9璽7. ・極写一. アカムシ大小1縢013墜0L醗160し蔓0薫_4Ω…二20し1菰. ボウ芳’簿’1’. ‘. β呼聯’卿. =fゴニ’1…ず…:二δr’……撲…==選==●’窃……’=薩”=:…藪二…6r’”……動……’““. σ. β’. ’. 4 @ 145. gi. 6i. 23…窟513…4…gl””箭oi’. 1. ’………”…“. ’‘. ...,,.....,.,覆. 丑 @ 114. 1i.飼. r …. ㍑ 80. 0. Ri. び. i. 36. @ 0. ’噌. ”“…”……’”… Mユ二三“i写i…σ…”91……石下……〒耳i”=.”1嶺……iTl……””Σ1……”’石下”’…●’…妻……”…” イト1ン纐?齢1 ‘‘. 「. 孝_.. oi. μ 5齢 ”〃”. 4i. ξ. 102. 竃. oi. …. 1 ㌍. 落ち鱗(g)1 @. 25.6i. ”β 3、.3i. 57.4i. 轡一 9、8i. 9.5i. r 11,3;. 4.01. 9 2.8i. 9. 凋. ’3 9. ’. 層. ■. 2,7i ●. 一5 1一. 2.6. 129.

(55) つた。調査結果は、落ち対等がまだ分解されておらず、捕食活動がまだ活発 でないこの時期の、生息状況を示したものである。 教育センターでの調査は、プール掃除前の水抜き時(1994.6.24>に水深. を10 cmまで落とし、未羽化のコノシメトンボとショウジョウトンボおよび シオカラトンボの生息分布に限定して行った。. タイリクアカネ,ギンヤンマのヤゴは、1頭も見つからなかった。シオカ. ラトンボは、北西の隅と南東の隅に多く分布していた。総数は、196頭で あった。コノシメトンボとショウジョウトンボは、南西の隅に多く分布して. いた。総i数は、179頭であった。3種とも砂泥などに潜って生活するタイ プなので、4隅および壁際に多く分布しているようだが、プールの中央部で も、堆積物がある部分では、集中的に採集できた(図16)。. 水を完全に抜いた後も、数百頭のヤゴが底面を這い回っていたが、掃除の ため、全て流されてしまった。未羽化のヤゴは、排水穴から用水路に流され たが、先が暗渠になっていたため、その後の追跡はできなかった。. 皿 考察. 1.プールでの羽化状況. タイリクアカネの羽化は、午前0時から6時にかけて多く行われる(尾 花,1967b)という報告があるが、プールでの羽化の実態は、夕刻から夜半 にかけて羽化することが多い(石田他,1988)という報告にそったもので あった。. 尾花の報告は、梅雨期の観察によるものであり、雨の影響で、羽化時間が ずれ込んだ結果だと思われる。プールでの羽化は、非自然的ではあるが、観. 一5 2一.

(56) l. l. ’. is−s17・3 16−6 三. 三. 1. i. ・. :. 4. ・iNW. C (3 O・1 8). 9診 ロ 8≧. コ. 三 ゴ. 3f き げ. ゴ 11 げ 71B(32・16) ● ゴ 15. ・2 ;3 …. 1. レヤロレロサにヒ. 匿. ; ロ. ノげげノノリ. 繭. 5. 四i_,,i4,叩}. 幽ピ }. 1き F 0∋ ゴ. 3. ロコロむ. t 1. o. ロロコロ ロ. o. t プ. 炉. サロ ののロ. 麗排水穴. ウヒササ ワ サ. 3・O. ヲ ’. ロ ;5 … = ● …. ,暫轄響●‘‘暫暫4響鴨. ロロロコサロロ ロの. 國. t げ. …5. i4・3 ロののロ. 1. ’. ロロ. コ の ロコのロロロロ ロ ロ. 1 ぴ. t t t. …5. , =.. プ. .∋ f. 騨. 6 2. 1. ∋ ol. ロ サロロ. 噛 ,,,●ψ,,,. .チ ゴ ゴ ゴ. 11 .三 } 31. ぴレロじリサのサロリロサロロリササの. 層. の. 6 }’”」㎜” e. A (8 ・44). のノの ノロノタリ. 犀. コ. 1. ‘●鯉_曾,ゴ. 0. 騨ゴ } … 6} げ 4i. …卿 μ. 囎. o o t o. H (1 1・2 0>. 6 ,. …i1. 32; .■ ロ サ. の. 「 ,コ. …3・14:2塵O;O・2…3・2i3。2 ロ ロ ロ. リ. 「=. 6.. e. :. 図16. る. ,;. ロ. :…・…・一5. i8 i9 , ぼ ・ サ の コ , ヲ 6・8i6・4i8・8i8・4i8・3i : = : = = i. …. G (36・27). 一}”岬”油’………’…甲”’”””””’’’’’’’””直”舳’マ岬” ’’’”一’’’’’’’’””’”汐’ 8 0. サ. .0 :一・・ 1. 璽−齪. 咀“幽・.曹..一. 暫璽.. ほロロロロコロロコロココロ. ロ. …ロ … i3 }r,,re,,777,, コi1 … の … iO レー一一” F (23・1 7) iO … …・ ロ. 2 0. 0至. } 11 fi. 三1. 1マ…冨…. ロロロ. 「. 7,伽闇,7曹7●ーイ. 審i i コ. ロコ. ロ. i2. 。. 鱒..8」..蟹. サロロロ. i2. …. ロ …. 智. 旨. 8. ’0. ン’一一iiiteiV−v. 3. 一iiiiitivieiiNit. 5;. サ ロ. … lO E (1 8・ 9)鉾て’… … ロ …ロ. 1. ゴリ. プ. 1 1・1. i2. 3. ナノリめ. i2. 1 ,●. 3. 5碁 げ. :. リロロロロロリリロワロロロロ. ,7. 脚. ロ. ,鱒,鱒_ゴ. ロ. :. NEi・ io. D (1 8e 1). 6 1 2. 77,7,口77,■−. ササヒサヒコのワサのコじの. ,. li・o 1.. “t#一#一一V−i#i一”iwwrviit−it−heii−ii−wwth−tiNtiviiiiHi=−rn−it“tt−vv一一N−iiiii. r”一#te一一r−e一“iivvitiit−V−ew−wwNiiiiNi””Ninv−tHtiiiiV;一VNi−iNii”)tiii一一tii”一i−t一一i. 7量. i’ ii :1.1 14・O = 呂. 6・O l 16・O. :8・3 14・1 1. pnVP’…’一#“s””「岬’」t””””’’’’’’’’”1’ρ”hpt’”……」’””ew一#−tρr’一N#tb’”〃”re’”. ■. ・・. 顧. ロ. リ ,. ●. ・ ・. ロ. 9. コ. ,. 8. ,. ヤゴの1×2m毎の生息分布 (前の数字=シ勅ラトンボの頭数) (後ろの数字=コノシメ,ショウゾヨウトンボの頭数). 一5 3一. コ. ロ.

(57) 噸数が自然状態の数十∼数百倍に上ることや、羽化時に魚等の天敵の存在に よる影響を排除できることも含め、規範的な結果を示すものではないかと考 えている。. ただ1つの問題点は、チェック時のライトの光による、羽化行動のずれ込 みにある。光によっていったん水中へ戻った個体が、再び羽化を開始する様. 子が、午後8時0分半8時30分までの上陸開始頭数の増加に表れている (図2)。この時間帯以後になると、光の有無は、上陸・羽化に大きな影響 をおよぼさないようである(実験:5)。. 羽化は、上陸直後ではなく、上陸後10∼30分以内に始まることが多か った(図2)が、1時間以上かかる個体も観察された。ヤゴは、壁面の凹凸 を足場として、完全に体が固定できるまで、何度も繰り返して爪を掛け直. す。羽化殻が3つも重なっていることもあり、足場の固定がいかに強固なも のであるかが推察される。. 羽化後2時間ほどで飛び立てるようになるが、ほとんどの個体は、そのま ま夜明けまで壁面で静止していた。. タイリクアカネの羽化頭数は、高砂小学校(1993)では2008頭、教 育センター(1994)では759頭であった(図3−1,2>。プールの面積は ほとんど同じであることから、この差は、産卵数と生育環境に起因するもの. と思われる。東下は、タイリクアカネの産卵範囲は帯状であり、そこから外 れた場所での産卵は、極端に少なくなるとしている(東私信)。 タイリクアカネの羽化時期は、尾花(1969)によると、大阪地方では、. 5月下旬からの約1ヵ月である。また、近畿地方での羽化は、5月下旬より 始まり(浜田・井上,1985)、約1カ月にわたりダラダラと続く(関西ト ンボ談話会,1984)とされている。冷夏であった1993年度の羽化は、5月. 15Bに始まり6月17日の時点でも活発に行われていたが、猛暑であった 1994年度の羽化は、6月10日過ぎにはほとんど終了状態であった(図3一. 一5 4一.

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