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図13−1 プールでの光照射実験:

表4 光照射の有無における羽化の割合平均(X)

   と標準誤差(SD) (%)*Nは、調査個体数

ライトハ、し ライト り

N

×

SD

 8

1 8.9

 6.3

 4

1 4.9

 2.6

の室内実験を行った。

〈2)室内実験a(材料一ギンヤンマ累計21頭)

 羽化直前の個体を、簡易羽化装置(カップ+セイタカアワダチソウ)に入 れ、任意に羽化できるようにしたところ、21個体全てが、夜の内に、蛍光 灯の光の下で正常に羽化した(図13−2>。なお、時間的なズレについては記 録していない。羽化開始時刻が遅れた可能性があるが、いずれにしても、光 照射による羽化抑制は、無かったと言える。

(3)室内実験:b(材料一シオカラトンボ17頭、タイリクアカネ22頭、

      コノシメトンボ13頭、ショウジョウトンボ6頭)

 プールで採集したヤゴの内、羽化直前個体のみを材料とした。大型インキ ュベーター内で羽化装置を与えず、1晩中60Wの電球で光を当て続けた。

翌朝、58頭全てが溺死(水中死)していたり、水申で羽化途中のまま溺死

(水中羽化死)していたりして、全滅していた。羽化抑制が効かないことと 共に、羽化を自制することもできにくいことが分かった。

6. 風による羽化抑制効果

 野外では、ヤゴが吹き飛ばされそうな強い風のNがなかったので、室内実 験のみとして、傾向を探った。材料は、羽化直前のギンヤンマ累計12個体

と、ウスバキトンボ累計47個体である。

 結果を、表5に示した。風速条件が単一でデータ数も少ないが、ギンヤン マは最高5日間、ウスバキトンボは最高6日間、羽化を遅らせたことになる

(図14>。ギンヤンマとウスバキトンボは、強風時に、ある程度、羽化を遅 らせるという自制が効くようである。ただし、強風にあおられて落下した り、翅の伸展がうまくいかなかった個体があり、危険率が高まるのも事実で

図13−2 室内での光照射実験

表5 風による羽化抑制(自制)

順目 2日 3日目 4日目 5日目 6日目

ギンヤンマ12頭

羽0 羽0

羽4一工 羽5一工

羽3一功

ウ期ψキトンボ47頭 羽ヒ0

???

羽ヒ0

???

国花5:撒

?封ノ10

羽ヒ4一失

??H化死3

???

暴露3一失販

??H化死2

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羽1一失販

??H化死1

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図14 室内での送風実験:

に終わった。

7.水生生物と堆積物

 高砂小学校(1994.2.27)と曽根小学校(1994.3.13)で、生息生物および 堆積物のサンプリングを行った(図15−1,2)。すくい残しを少なくするた め、往復引きを行った。1ヵ所の内容物分別に10日程を要したので、同じ 時期のサンプリングはできなかった。

 内容物の分別は、肉眼で判別できるものに限定して行った。生物の種類 は、河川や湖沼と比較すると大変少なく、12種程度にとどまった。

 分別は、以下の手順で行った。

①網目1cm角の金網で落ち葉などを分別した(粗残査)。粗残査の重量:

 は、乾燥後、計測した6

②4760メッシュと420メッシュのふるいを重ねたもので濾過し、それぞれ  の残i査をバットに移した。

③バットから、ヤゴ類・ガムシ幼虫・ゲンゴロウ類・ミズムシ・マツモム  シなど、比較的大型で数の少ない生物を、ピンセット等で分別した。

④カゲロウ類・ユスリカ幼虫・蚊幼虫・ミジンコ類など、小型で数の多い  生物は、20倍に希釈して集計し、概数を求めた。

 内容物を分別・集計した結果を、表6−1,2に示す。ミジンコ類は、ふるい のメッシュにかかったものだけを集計してあり、実際の生息数はかなり多い と思われる。他の種は、全てメッシュにかかる大きさであったので、およそ の傾向を示す目安になると思われる。幼虫類は若齢種が多く、正確な同定は できていない。

 種類数は、分別結果通り限定されているが、マツモムシがミズムシにとっ て変わる時期もあったし、カゲロウ類が羽化して幼虫数が減少することもあ

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