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ビ ッ グ ・バ ン と シ テ ィ の 規 制(3・ 完)

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〈番羽 訳 〉

ビ ッ グ ・バ ン と シ テ ィ の 規 制(3・ 完)

L.C.B.ガ ウ ア ー 加 賀 譲 治(訳)

解決策

そ れ で は 、 こ の よ う な 主 要 な 問 題 に 対 す る究 極 的 な 解 決 策 は何 で あ っ た の だ ろ うか 。 そ れ は 、 実 に独 創 的 な も の で あ り、 い わ ば 騙 し の テ ク ニ ッ ク と い う よ う な 巧 妙 な 解 決 策 で あ っ た 。 白書 は 、 そ の 提 案 を 制 定 法 の 枠 組 み に お け る 自 主 規 制 」(self‑regulationwithinastatutoryframework)と 記 述 して い た が 、 よ り正 確 な 実 際 の 記 述 は 、 「独 立 し た 委 員 会 に よ り承 認 さ れ 、 か つ そ の 監 督

ロ アユ

の 下 に あ る 自主 規 制 機 関 に よっ て 監 視 され る制 定 法 上 の 規 制 」 とな っ て い た 。 1986年 金 融 サ ー ビス 法 にお い て、第114条 に至 る まで 「委 員 会 」(Commission) に関 す る言 及 は され て い な い の で 、 同 法 の 解 釈 か らた だ ち に委 員 会 の 性 格 を描 き 出 す こ とは難 しい。 そ れ よ り前 の条 文 に お い て 、 同 法 は 引 き続 き通 商 産 業 省 が 新 しい構 造 で の規 制 団 体 とな る よ うに思 わ せ なが ら、 国 務 大 臣 に い くつ か の 権 限 を与 えて い る。 しか しな が ら、 同 法 第ll4条 第1項 は、 次 の よ うに規 定 して い る。 国務 大 臣 の諸 権 限 を減 免 す るた め の 団 体 が 創 設 され 、 か つ 一 定 の特 定 要 件 が 満 た され た 場 合 は、 国 務 大 臣 は そ の 団 体 に い くつ か また は す べ て の権 限 を 委 譲 す る こ とが で き る と。 同法 に い う団体 とは 、委 員 会 で は な く、 「指 定 さ れ た 機 関」(designatedagency)と して記 述 され て い る。 また 、 下 院 か らの圧 力 の 結 果 挿 入 され た 同条2項 は、 次 の よ う に規 定 して い る。 これ らの 要 件 が 満 た さ れ た 場 合 、 証 券 投 資 制 限 委 員 会(TheSecuritiesandInvestmentsBoard

Limited)と して知 られ る団体 が この 指 定機 関 とな る と。1987年5月 、 議 会 の 両 院 に よ る肯 定 的 な結 論 と と も に、 国務 大 臣 は 、 そ の 権 限 の ほ とん ど(ま っ た く

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す べ て で は な い が)を 証 券 投 資 委 員 会(TheSecuritiesandInvestments

Board)に 委 譲 した の で あ る 。 な お 、 現 在 で は、 同 委 員 会 の 名 称 か ら 「制 限 」 とい う言 葉 は 削 除 され て い る。

そ れ で は、 証 券 投 資 委 員 会(ま た は よ く知 られ て い るSIB)と は、 正 確 に は ど の よ うな もの で あ ろ うか 。 そ れ は 、 白書 公 刊 後 に組 織 され た 二 つ の 委 員 会 か ら 生 み 出 され た も の で あ り、 後 に一 つ の 団 体 へ と発 展 した 。 そ れ は 実 質 的 に は独

[isコ

立 した委 員 会 で あ り、 特 殊 法 人(quango)で あ る。 同委 員 会 は、 コモ ン ・ロ ー 世 界 に お け る他 の諸 国 の証 券 委 員会 とは異 な り、また保 証 有 限 私 会社(aprivate companylimitedbyguarantee)で あ る とい う点 で、連 合 王 国 に お け る他 の 特 殊 法 人 とも異 な って い る。 しか し、 同 委 員会 は 、米 国SECや 他 の 諸 国 の証 券 委 員 会 と同 様 に、 制 定 法 上 の 権 限 を行 使 す る。 その権 限 は 、 諸 外 国 の組 織 の そ れ と類似 して い るが 、 あ る点 で は他 の 組 織 よ りも大 き く、 反 対 に別 の 点 で は小 さい 。 しか も、 同 委 員 会 の構 成 員 と取 締 役 が 同w人 物 で あ り、 また 国務 大 臣 お よび イ ン グ ラ ン ド銀 行 総 裁 に よ り解 任 され る とい う点 に お い て 、 通 常 の有 限 責 任 会 社 とは 著 し く異 な って い る。

野 党 の ス ポ ー クス マ ン は、コ'に は 奇 妙 に思 え る組 織 混 合 体 に対 して批 判 的 で あ っ た 。 しか し、 これ に は多 くの利 点 が あ っ た 。 ま っ た く新 しい規 制 計 画 で あ る この 組 織 は、 金 融 サ ー ビ ス業 界 と顧 客 層 が 作 り出 す の で あ って 、 通 商 産 業 省 お よび 認 可 す る こ とが 拒 絶 され た審 判 所 とい う残 余 部 分 につ い て は 国庫 か ら 支 出 す る必 要 が あ る に して も、 原 則 的 に は 国 庫 か ら支 出 す る わ けで は な い 。 し か し、 年 間 予 算 を 維 持 しな けれ ば な らな い他 の諸 国 の 証 券 委 員 会 と対 照 的 に、

この 委 員 会 の 業 務 を改 善 す る た め に は歳 費 を使 用 す る こ とが で き る し、 そ の ス タ ッ フに 対 して民 間 の 給与 基 準 に従 う こ と も強 制 され な い。 この こ とは、SIBに よ り大 き な独 立 性 と柔 軟 性 を与 え る もの で あ り、 優 秀 な ス タ ッ フを 採 用 す る こ とを可 能 に した。 また 、SIBが 国 務 大 臣 に対 す る責任 を もち、 国務 大 臣が 議 会 に 対 す る責 任 を もつ とい う事 実 、 授 権 した もの を取 り消 す とい う抑 制 力 、 よ り現 実 的 に は 、 委 員 会 を統 括 す る 団体 構 成 員 を解 雇 ・変 更 す る権 限 を 国務 大 臣 とイ ン グ ラ ン ド銀 行 総 裁 が 有 す る こ とに よ っ て 、 同委 員 会 の 公 的 な 説 明 責 任 は確 保 され る の で あ る。 野 党 が 会 社 法 以 外 の 特 別 法 に よっ て 有 利 性 を もた せ よ う と し て い た が 、 筆 者 に は よ く理 解 で き な い 。

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筆 者 の 考 えで は、SIBの 構 成 に関 す る唯 一 有効 な批 判 は、統 括機 関 が あ ま りに も大 き く、 そ の 構 成 員 が あ ま りに も多 くの 非 常 勤 ・非 執 行 の者 か ら成 る とさ れ て いた 点 で あ る。 統 括 機 関 は18名 か らな り、 そ の うち2名 の み が 常 勤 の執 行 役 員(議 長 と主 任執 行 役 員)と な って い た。 同 法 案 の 第1節(3)項 の別 表7に い て 、統 括 機 関 の構成 員 は 「(a)委 員 会 に与 え られ る機 能 に関 連 す る投 資 業 務 の 経 験 を有 す る者 、 お よび(b)自 己 の計 算 に お い て 投 資 す る通 常 の 消 費 者 ま た は投 資 業 務 を営 む 者 に よ り提 供 され る サ ー ビ ス を受 け る消 費 者 を含 む そ の他 の者 」 を含 む とな っ て い た 。 また 、 そ の構 成 につ い て は、 「投資 業 務 を営 む 者 の 利 益 と公 衆 の 利 益 との 適 切 な バ ラ ンス を確 保 しな け れ ば な らな い 」 とさ れ て い

た 。

それ 自体 は異 議 を唱 え る よ うな もの で は な い 。 しか し、 上 記(a)に 従 え ぼ、

あ らゆ る金 融 サ ー ビス 部 門か らメ ンバ ー を確 保 す るた め に、 シ テ ィか らの プ レ ッ シ ャ ー を受 け る こ と とな り(国 務 大 臣 もイ ン グ ラ ン ド銀 行 総 裁 も結 局 シ テ ィの 意 向 に従 うだ ろ う)、(b)に 従 え ぼ 、 素 人 メ ンバ ー の 実 質 的 な 割 合 は 、 政 治 家 や 消 費 者 グ ル ー プ に よ り占 め られ る こ とに な る だ ろ う。 筆 者 自身 の 見 解 で は 、 全 員 が 投 資 業 務 の 経 験 を も ち な が ら も、 委 員 在 職 期 間 中 は そ の 業 務 か ら関 係 を 断 ち、 素 人 メ ンバ ー に取 っ て 代 わ り う る充 分 な見 識 の あ る5人 の 常 勤 委 員 か ら

な るSECモ デ ル が 好 ま しい と思 う。 統 括 機 関 が 委 員 会 を 効 果 的 に 支 配 す るの で あれ ば 、 この よ うな 方 向性 を もつ こ とが 重 要 で あ ろ う。

自主規 制

金 融 サ ー ビス 法 案 の審 議 中 、 同 法 案 の 骨 格 を な す 自主 規 制 の範 囲 が 強 調 さ れ す ぎて い た 。 そ の た め に依 然 と して 制 定 法 との 関 連 を 充 分 理 解 しな い論 議 を す る者 もい た 。 しか も、 そ の ほ とん どが誤 解 して い た の で あ る。 現 実 的 に は 、 自 主 規 制 の 要 素 は比 較 的 軽 微 な もの で あ っ た。 投 資 事 業 者 が 守 ら な けれ ば な らな い規 制 は、 金 融 サ ー ビ ス法 とい う制 定 法 お よびSIBに よっ て公 布 され る二 次 的 立 法 に よ る規 制 で あ る。 自主 規 制 機 関(SRO)を 通 じて 認 可 され た 会 社 は、 直 接 SIBの 規 則 や規 制 に従 うの で は な く、 自主 規 制 機 関 が 決 めた 規 制 に従 う とい う こ

とが 真 実 で あ っ て 、 これ を理 論 的 に言 う と、 投 資 業 者 は、 一 次 的 ・二 次 的 立 法

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に基 づ くの で は な く、 自主 規 制 機 関 と契 約 す る資 格 に基 づ い て 規 制 され る とい う こ とに な る。 しか し、 少 な く とも 自主規 制 機 関 の規 則 がSIBの 規 則 と同様 に効

12)

果 的 に投 資 家 を保 護 して い る と認 定 され な け れ ば、 自主 規 制 機 関 が 承 認 を獲 得 す る こ とは で き な い し、 自主 規 制 機 関 の 規 則 が 後 に そ うで な くな っ た場 合 、SIB

13)

は規 則 の 変 更 を 強 制 させ るの で あ る。 また、SIBの 規 則 の場 合 と同 じ よ う に、 自 主規 制 機 関 の 規 則 の 違 反 は認 可 取 消 とな る ば か りか 、 規 則 違 反 の結 果 、 被 害 を

i4)

被 っ た顧 客 は民 事 的 救 済 を 求 め る こ とだ ろ う。 自主 規 制 機 関 の 「契 約 に 関 す る 」 規 則 は、 契 約 当 事 者 で な い 者 に も適 用 され る。 ゆ え に、 自主 規 制 機 関 の規 則 の 実質 と効 果 は、SIB自 体 の それ ら とま った く同一 とな るで あ ろ う。 それ らは存 在 形 式 に お い て 異 な るだ けで あ る。最 近 の 自主 規 制 機 関 は、SIB以 上 に 「消 費 者 寄 りの 」 規 則 を作 る こ とが 多 くな っ た 。 は た して 自主 規 制 機 関 の規 則 が どの 程 度

ま で成 功 を 収 め るか は、 後 に な っ て み な い とわ ふ らな い だ ろ う。 公 開 買 付 ・合 併 に関 す る シ テ ィ コー ドの 第1版 は、 か な り 「消 費 者 寄 りの 」 もの で あ り、 ま た 実 に読 み や す い も の で あ っ た 。 しか し、 ご く最 近 の版 につ い て まで 、 そ れ が 消 費 者 寄 りで あ る と評 され て い るか ど うか は わ か らな い。 自主 規 制 機 関 は、SIB

よ り も明確 な法 的 強 制 力 の あ る規 則 を作 る よ うに な っ て き た 。 しか も、 も しそ れ らの規 則 が 就 寝 前 の読 書 用 に あ て られ る よ うに な っ て い る の な らぼ、 驚 くべ

き進 歩 とい うべ きで あ ろ う。

しか しな が ら、 この シ ス テ ム の大 きな 利 点 の̲̲̲.つは、 自主 規 制 機 関 に して も SIBに して も、 そ の規 則 と規 制 が 、 規 制 され るべ き悪 弊 が 何 か を よ く知 っ た 実務 家 か ら成 る団 体 の産 物 で あ る とい う点 に あ る。 また も う一 つ の利 点 は、 そ の規 則 が遵 守 され て い るか否 か の監視 が 、 まず 現 場 に近 い 自主 規 制 機 関 に よっ て(抜

き打 ち 検 査 に よ り)行 わ れ る とい う点 で あ る。 した が っ て 、 自主 規 制 機 関 は、

(学 閥 を通 じて 情報 を得 る とか)居 心 地 の い い ク ラブ とい う利 点 を保 ち な が ら も、

今 後 は も はや ク ラ ブ の メ ンバ ー だ け に役 立 つ とい う存 在 で あ るわ け に は い か な くな る だ ろ う。

当 初 、 か な り多 くの 会 社 が 、SIBか ら直 接 で は な く、 一・つ また は複 数 の 自主 規 制 機 関 の 会 員 とな っ て認 可 を獲 得 す るの で は な い か と期 待 さ れ た 。 幸 福 な こ と に 、 承 認 され た 自主 規 制 機 関 が 過 度 に増 殖 して い くの で は な い か とい う危 険 性 に つ い て は、 あ ま り考 慮 が 払 わ れ な か った 。 最 初 に考 え られ た 自主 規 制 機 関 は、

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次 の7つ で あ っ た 。① 上 場 証 券 を取 り扱 う証 券 取 引 所(TheStockExchange)、

② 国 際 的 な 取 引 、 特 に ユ ー ロ 債 お よ び ユ ー一ロ エ ク ィ テ ィ に 対 す る第 一 義 的 責 任 を も つ 国 際 証 券 規 制 機 構(lnternationalSecuritiesRegulatory

Organisation,ISRO)、 ③ 投 資 一 任 運 用 に 特 化 した 会 社 の た め の 投 資 一 任 運 用 規 制 機 構(InvestmentManagementRegulatoryOrganisation,IMRO)、

④ 保 険 会 社 ・ユ ニ ッ ト信 託 管 理 者 に よ る生 命 保 険 ・ユ ニ ッ ト信 託 の 販 売 の た め の 生 命 保 険 ・ユ ニ ッ ト信 託 規 制 機 構(LifeAssuranceandUnitTrust

Regulatoryorganisation,LAUTRO)、 ⑤ 生 命 保 険 ・ユ ニ ッ ト信 託 の 販 売 仲 介 人 の た め の 生 命 保 険 ・ユ ニ ッ ト信 託 仲 介 人 規 制 機 構(LifeandUnitTrust

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IntermediaryRegulatoryOrganisation,LUTIRO)、 前 述 した ⑥ 全 国 投 資 業 協 会(NationalAssociationofSecuritiesDealersandInvestment

Managers,NASDIM)お よ び ⑦ 先 物 取 引 業 協 会(AssociationofFutures

BrokersandDemers,AFBD)。 幸 い に も、 証 券 取 引 所 は 、ISROと 合 併 を 企 図 す る 国 際 的 な 団 体 と の 競 争 に さ ら さ れ て い て 、 有 効 な 自 主 規 制 機 関 と して の 存 続 の 機 会 は望 み 薄 の 状 態 と な っ て い た 。 そ して 、ISROは 、 証 券 取 引 所 の 技 術 と資 産 を利 用 で き る な ら ば 、 巨 大 な 存 在 に な れ そ うで あ っ た 。 ゆ え に 、 両 者 は 、 同 数 の 代 表 者 に よ る 理 事 会 を 作 り 、 単 一 の 自 主 規 制 機 関 、 証 券 団 体(The SecuritiesAssociation,TSA)を 形 成 す る た め に 合 併 す る こ と に 合 意 し た 。 LUTIROとNASDIMも 合 併 に合 意 して 、単 一 の 金 融 仲 介 人 ・管 理 者 ・ブ ロ ー カ ー 規 制 協 会(FinancialIntermediary,ManagersandBrokersRegulatory

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Association,FIMBRA)を 形 成 した 。 そ れ ゆ え 、 現 在 は5団 体 の み とな っ た 。 筆 者 の考 えで は、5団 体 中、FIMBRAが 運 営 が 困 難 か つ 重 要 で あ っ た。 そ の会 員 資 格 は他 の す べ て の 連 合 団 体 よ り も大 き な もの で あ り、 イ ギ リス 中 に散 在 す る主 に 比 較 的 小 規 模 な 会 社 か ら成 り立 っ て い た 。 新 しい シ ス テ ム は、 他 の 自主 規 制 機 関 が な くて も存 続 しえ た が 、FIMBRAが 存 在 しな けれ ば、 それ は機 能 不 全 とな っ た で あ ろ う。 しか し、 それ に もか か わ らず 、FIMBRAは 、 他 団 体 に対 して い か な る特 権 も影 響 力 も もた な い よ うに して 、 す べ て の 支 援 を と り付 け て い っ た の で あ る。

FIMBRAが 会 員 資 格 の付 与 を通 じて そ の 活 動 に投 資 事 業 を含 む事 務 弁 護 士 や 公 認 会 計 士 の 主 要 な団 体 か ら支 持 を得 て も らい た い と、 筆 者 は期 待 して い た 。

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f M

しか し な が ら、金 融 サ ー ービス 法 は 、公 認 専 門 職 団 体(recognizedprofessional

body)の 発 行 す る証 明 書 を 通 じ て 認 可 す る と い う も う̲̲̲..つの 手 段 を 規 定 し た の

I8)

で 、 この 期 待 は見 込 み が な くな って い っ た。 時 の 経 過 は この 辺 りの 事 情 を詳 し く説 明 す る こ とを許 さな い が 、 次 の よ うに言 う こ とだ け はで き るだ ろ う。 す な わ ち 、 投 資 事 業 を 営 む も の の そ れ が 活 動 の主 要 な領 域 で な い 限 り、 規 定 され た 要 件 を満 た す制 定 法 上 の 専 門職 団 体 は、公 認 自主 規 制 機 関 と同 じ役 割 を果 た し、

かっSIBと 同様 の 投 資 者 保 護 を与 え る こ とに な るで あ ろ う。 この専 門職 団体 に関 して は 、 費 用 の か さ む煩 わ しい課 題 に直 面 す る こ とは間 違 い な い と思 わ れ るの で 、 羽 毛 の マ ッ トレス とい う よ りも釘 の 出 た ベ ッ ドを採 用 した よ うな もの で 、

とて も楽 な選 択 を した とは 言 え な い で あ ろ う。

こ の シ ス テ ム の 別 の 一 つ の 新 し い 特 徴 は 、 投 資 取 引 所(investment exchange)に つ い て、 会 員 資 格 を通 じて 投 資 事 業 を営 む 認 可 を与 え る 自主 規 制 機 関 と して 取 り扱 わ なか っ た とい う点 で あ る。 しか し、SIBに よ り承 認 され る場 合 、 投 資 取 引所 と清 算 会 社(clearinghouse)に 一 定 の特 権 を付 与 され る こ と

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に な っ た 。 証 券 取 引所 が ロ ン ドン商 品 取 引 所 や 金 融 先 物 取 引所 の よ う に承 認 さ れ るで あ ろ う とい う期待 感 は、SIBに よ って 高 め られ て い った 。 海 外 取 引 所 も ま た 国務 大 臣 に よっ て 承 認 され るで あ ろ う。 しか し、 そ の ほ とん ど は 「指 定 機 関 」

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(designatedexchange)と い う よ り緩 和 さ れ た 立 場 を 望 む で あ ろ う。

筆 者 は 、 金 融 サ ー ビ ス 法 に つ い て 、 こ こ まで 広 大 な 概 要 と過 剰 な 単 純 化 を 行 っ

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て、 そ の 骨 格 を描 き 出 して きた 。 通 商 産 業 省 、SIBお よび 自主 規 制 機 関 は、 今 も な お そ の 骨 格 に筋 肉 を つ け よ う と努 力 して い る。

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規 則 ・規 制

SIBは そ の規 則 ・規 制 の第1版 を公 開 した 。 そ こに は、 そ の規 則 ・規 制 が 金 融 サ ー ビ ス 法 の 条 件 に適 合 して い るか 否 か を 判 断 す るた め に、 ま た 固 有 の 投 資 者 保 護(protectionofinvestors)の た め に必 要 で あ る とい う よ りは反 競 争 的 で な い こ とを証 明 す るた め に、国務 大 臣 お よび公 正 取 引庁 長 官(Director‑General ofFairTrading)に よ る検 査 とい う点 を残 した 。 現 在 、 自主 規 制機 関 は そ の規 則 集 を完 成 させ よ う と して お り、 本 講 演 が 活 字 に な る時 まで に は 、 そ れ らは確

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実 に承 認 され て い るで あ ろ う。 自主 規 制 機 関 が 一 旦 承 認 され た な ら ば、SIBと 様 に、 そ の規 則 は 一 般 の競 争 制 限 に 関 す る制 定 法 の 適 用 を免 れ る とい う大 き な

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利 点 を享 受 す る。 認 可 投 資 取 引所 や 清 算 会 社 も 同 じで あ る。

現 在 の金 融 サ ー ビ ス業 の構 造 に特 有 な 悪 弊 を抑 制 し よ う とす る場 合 、 自主 規 制 機 関 の規 則 ・規 制 は 有 効 で あ る。 しか し、 筆 者 が こ う言 う と、 シ テ ィが 居 心 地 の い い ク ラ ブで あ っ た 「古 き良 き時 代」(goodolddays)は すべ て の 会 員 が 吹 き寄 せ られ た 雪 の よ うに純 粋 で あ った が 、 今 で は シ テ ィ は盗 賊 の 隠 れ 家 だ と、

筆 者 も信 じて い る印象 を与 え て し ま う こ とを恐 れ る。 確 か に シ テ ィ は ペ テ ン師 、 山 師 、 無 法 者 の 暗 躍 す る場 で あ った 。 この ク ラ ブ は、 会 員 が そ うい う輩 の 身 元

を割 り出 させ た とい う点 で は良 か っ た が 、 彼 らを ビ ジ ネ ス界 か ら追 放 した とい う点 で は非 常 に まず か っ た の で あ る。彼 らの 多 くは富 を築 き、 この ク ラ ブ の会 員 で な い者 た ちか ら利 益 を切 り取 っ て い っ た か らで あ る。 現 実 に、 この よ うな 者 の 中 か ら ロ ン ドン市 長 も出 て い る。 シ テ ィ の 規 模 が 大 き くな る に 比 例 して 、 この よ うな者 た ち は よ り少 な くな っ て い った と思 う。 そ して 、 シ テ ィ の ビ ジネ ス モ ラル の概 念 は よ り厳 格 に な って い っ た 。 イ ンサ イ ダ ー取 引 は過 去 一 種 の風 習 で あ っ た し、 も っ と も尊 敬 され た 専 門 団体 は公 開 買 付 合 戦 が 過 熱 した とき に 常 に規 則 を曲 げ て い た もの で あ っ た。 ギネ ス(Guinness)事 件 は、 公 開 買 付 の 規 模 と不 法 行 為 の結 果 的 範 囲 に お い て の み例 外 的 な 事 例 で あ っ た 。 シ テ ィ は、

現 在 、 何 が 不 法 行 為 か を認 識 して い る し、 悪 事 を人 が 見 過 ご す よ う に 隠 した り せ ず 、 よ りす ぼや くそ れ を暴 露 す る とい う よ り良 き状 態 に あ る。

しか し、 強 制 力 の あ る詳 細 な規 制 は必 要 で あ る。 各 会 社 が 代 理 の法 原 理 を理 解 して い る な らば 、 す べ て う ま くい く と言 う こ とは も はや 不 可 能 で あ る。 ロイ ド社 の ス キ ャ ン ダ ル が 暴 か れ た とき、 彼 ら は必 ず も代 理 の 法 原 理 を理 解 して お らず 、 た とえ理 解 して い た と して も、 そ れ らを必 ず し も守 っ て は い な か っ た 。 いず れ に して も、 「す ば ら しい新 世 界 」 に お け る各 会 社 は、 次 第 に彼 らの顧 客 に[19コ

対 して 代 理 人 と して で は な く当 事 者 と して 取 り扱 う よ う に な っ て い っ た。 金 融 サ ー ビ ス業 に お け る一 部 門 か ら他 部 門 へ 情 報 が 流 出 す る こ とを 防 ぐた め、 コ ン グ ロ マ リ ッ トや 業 務 提 携 の 部 門 を他 部 門 と分 離 す る とい うチ ャイ ニ ー ズ ・ウ ォ ー ル は 、 この疑 問 に対 す る回 答 とは な りえ な い 。 た と え この 壁 が 漏 れ な い も の で あ っ た と して も、 根 も葉 もな い うわ さは起 こ りえ るの で あ る。 チ ャ イ ニ ー ズ ・

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..

ウ ォー ル は 、 各 会 社 が イ ン サ イ ダ ー取 引 の責 め を負 わ ず にす む よ うに 自身 の保 護 の た め に 発 明 した もの で あ る。顧 客 情 報 を会 社 の金 融 部 門 か ら保 護 す る とい う 目的 の た め に は 、 そ の 壁 は有 効 で あ る。 しか し、 他 の 点 につ い て は、 そ の壁 は、 顧 客 が 金 融 の コ ン グ ロ マ リ ッ トか ら期 待 す る利 益 を高 め られ る とい う よ り はむ し ろ減 少 させ て い る とい え よ う。

顧 客 に対 す る全 重 要 事 実 の デ ィ ス ク ロ ー ジ ャ・.にの み期 待 す る こ とは で きな い 。 普 通 の 人 で あ れ 誰 で あ れ 、 そ の機 会 が 平 等 に対 応 して い るか ら とい って 、 彼 らの株 式 仲 買 人 が 当 事 者 と して 行 動 す る こ とか ら保 護 され る こ とは ま っ た く

あ りえ な い 。 そ れ よ りも重 要 な の は 、彼 ら の ブ ロ ー カ ー た ち が行 った す べ て の 行 動 が 監 督 者 に よ る監 視 の 対 象 とな る こ とで あ り、 現 代 技 術 の 力 を借 りて 、 こ の 規 則 ・規 制 の シ ス テ ム に よ る 「透 明 性 」(transparency)を 達 成 す る こ とで あ る。

金 融 サ ー ビ ス法 が 要 求 す る規 則 ・規 制 の 目的 は、 次 の5点 で あ る。

第1に 、 救 済 よ りも予 防 が 重要 で あ るが ゆ え に、 投 資 業 者 が 規 制 団 体 の 要 件 に適 合 し満 た す の で な けれ ぼ、 そ の業 務 を営 む こ とはで きな い よ うに す る こ と。

第2に 、 一 度 認 可 され た な ら ば、 投 資 業 者 は、 顧 客 保 護 の た め に、 顧 客 資 金 お よび 業 務 行 為 に関 す る規 則 ・規 制 を遵 守 す る よ うに す る こ と。

第3に 、 顧 客 に対 して訴 え の 手 段 を周 知 徹 底 す る こ と。

第4に 、 顧 客 に対 して補 償 基 金 が 支 払 不 能 とな っ た場 合 に備 えて最 終 的 なセ ー フテ ィ ネ ッ トを確 保 す る こ と。

第5に 、 投 資 業 者 が 法 律 に違 反 し、 重 大 な犯 罪 を犯 し、 起 訴 され た 場 合 、 す みや か に投 資 業 者 の業 務 を停 止 させ る こ と。

これ らの 目的 の 達成 を確 保 す るた め に、 金 融 サ ー ビス法 は、SIBに か な り冷 酷 とも い え る よ うな権 限(Draconianpowers)を 与 え て い る。 そ うす る こ とに よ り、 自主 規 制 機 関 がSIBの 諸 規 則 を模 範 に して 決 め る必 要 が あ る場 合 、 な らび に 自主 規 、制 機 関 が そ の 契約 上 の権 限 を超 え た場 合 にSIBが 権 限行 使 を す る場 合 に 役 立 つ 。 この よ うな権 限 に加 え て 、 投 資 業 者 の認 可 を取 り消 し、 停 止 す るた め

25)

に、SIBが 裁判所 に投資業者 に対 す る差 止命令 ・返還命 令、業務範 囲の制 限、資 産 の取 引制 限、 受託者 へ の資産 の移 管 に関 す る命令 を申請 し、か つ イ ギ リス国

26)

内で の資産 の保 持 を認可業 者 に求 め るこ とが で き る。

(9)

これ らに加 えて、 国務 大 臣 とSIBに は、認可 業者 か ら情報 を提 出 させ る権 限 、 認可業 者や 認可 を受 けて い る と合理 的 に考 え られ る業 者 に対 して調 査 をす る権

27)

限 が 与 え られ て い る。 しか も、 国 務 大 臣 は、 何 人 か に イ ンサ イ ダ ー 犯 罪 だ と申

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し立 て られ た 者 に対 して検 査 官 を任 命 す る とい う よ り広 い 権 限 を も っ て い る。

これ らの規 定 に基 づ く とき、 告 発 者 に よ る陳 述 書 は業 者 に不 利 な証 拠 と し て認 め られ 、 業 者 は これ に 回答 す る義 務 か ら逃 れ られ な い(ア メ リカ人 は、 イ ギ リ ス人 が第 五 修 正 を廃 棄 して い な い こ とに、 大 変 驚 くもの で あ る)。 虚 偽 の説 明 書 に よ る認 可 の獲 得 、 無 認 可 業 者 に よ る営 業 につ いて 起 訴 す る権 限 も、SIBに 委 譲 され て い る。 た だ し、SIBは 主 な詐 欺 事 件 や イ ンサ イ ダ ー取 引事 件 な どの 犯 罪 を 起 訴 す る権 限 の 委 譲 を要 求 しな か った。 た とえ そ の権 限 が な くて も、 現 在 、SIB

に は や るべ き こ とが 山 積 して い る。

法 の適用 範 囲

金 融 サ ー ビ ス法 の適 用 範 囲 は 広 い 。 詐 欺 防 止 法 よ り も広 い 適 用 範 囲 を も っ て い る。 金 融 サ ー ビス 法 は投 資(生 命 保 険 、 先 物 取 引 、 オ プ シ ョン取 引 等 を含 む) に関 す るす べ て の 業務 を カバ ー して い る。他 方 、 そ の名 称 とは異 な り、 金 融 サ ー ビス の すべ て の タ イ プ を カバ ー一す るわ けで は な い 。 特 に、 銀 行 業 務 につ い て は、

(次 第 に銀 行 に よ る投 資 業 務 は拡 大 して い るが)依 然 と して イ ン グ ラ ン ド銀 行 に

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よ っ て 規 制 さ れ て い る 。 不 幸 に も 、 銀 行 業 務 に お け る 「権 利 の 証 券 化 」 (securitisation)の 増 加 は、 銀 行 業 務 と投 資 業務 とを 区別 す る こ とを 困難 に し、

金 融 サ ー ビス 法 の別 表1〜5を 著 し く複 雑 な もの に して し ま っ た 。 た だ 幸 い な の は、 第 二 次 立 法 に よ っ て修 正 し う る よ う に な っ て い る こ とで あ る。

しか しなが ら、 この 法 に は二 つ の きわ め て 異 常 な 変 則 的 な適 用 除 外 が あ る。

一 つ は ロイ ズ組 合 の 排 除 で あ る。 元 々 政 府 は、 保 険 が 集 合i投資 計 画 とい う金 融 サ ー ビ ス法 の定 義 に 当 て は ま る と考 え て い た(ロ イ ズ は そ う考 えて い な か った が)の で、 保 険 引 受 人 は 同法 に よ る認 可 が 必 要 で あ るは ず で あ っ た 。 しか し、

金 融 サ ー ビ ス法 に お い て 、 明確 に適 用 除 外 と され た 。 ロイ ズ組 合 の個 人 保 険 引 受 人 は資 産 家 が 多 い か ら、 同 法 に よ る認 可 が な くて も特 に 同情 す る に値 しな い と考 え る人 もい るだ ろ う。 しか し、 他 人 に騙 され る よ うな こ との な い賢 明 な保

(10)

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険 引受 人 の3万2千 人 もの人 々 が 、 投 資 を行 っ た が た め に、 ま っ た く保 護 され る機 会 を もっ こ とが で き な か っ た 。 事 実 、 そ の 多 くが 騙 され て し まい 、 図 々 し い い か さ ま 師 の犠 牲 に な った の で あ る。 こ の よ く知 られ た ス キ ャ ン ダ ル は、 こ の 新 しい 集 合 投 資 計 画 に 関 す る制 定 法 を作 る主 た る要 因 とな っ た。 しか し、 結 果 的 に被 害 を被 っ た 投 資 者 層 が そ の保 護 か ら排 除 され て い っ た の は皮 肉 と しか

31)

言 い よ う が な い 。 ロ イ ズ 社 の 規 則 ・規 制 は 、 フ ィ ッ シ ャ ー(Fisher)勧 告 書 と

32)

ニ ール 委 員 会(NeilCommittees)の 勧 告書 に従 って 改 訂 され て い る。 しか し、

承 認 さ れ た 自主 規 制 機 関 と異 な り、 ロ イ ズ はSIBの 監 督 下 に は な い 。 ロイ ズ 以 上 に重 要 な のが 、 テ イ ク ・オ ーバ ー 審 査 委 員 会(Take‑overPanel)

が 適 用 除 外 され て い る こ とで あ る。 同委 員 会 は、 今 回 の新 しい計 画 か らは切 り 離 され た 純 粋 に 自主 的 な 団 体 で あ り続 け て お り、 特 に そ の 規 則 に違 反 した か ら とい っ て 法 的 制 裁 が あ る わ けで は な い 。 同 委 員 会 も そ の よ うな 方 式 を望 ん だ 。 必 要 性 が あれ ば、 金 融 サ ー ビ ス法 が 同委 員 会 を第 二 次 的 立 法 の枠 組 み の 中 に位 置 づ け る よ うにSIBは 勧 告 して いた 。 しか し、不幸 な こ とに そ うは な らなか っ た。

現 在 、 この 問 題 にて こ入 れ す るた め に次 の段 階 が 模 索 され て い るが 、 筆 者 に は 必 要 性 が あ る とい う認 識 の状 態 程 度 に留 ま っ て い る よ う に思 え る。 た だ修 正 立 法 が 同 委 員 会 をSIBの 手 の 中 に入 れ るの は時 間 の 問 題 で あ ろ う。 しか しな が ら、

公 開 買 付 に関 す る規 則 につ い て は、SIBに は個 々 の場 合 に規 則 を撤 回 ・修 正 ・採

33)

用 す る と い う広 い 裁 量 権 が 認 め られ る べ き で あ ろ う。 こ う す る こ とで 、 公 開 買 付 に 関 し て 同 委 員 会 を 例 え ば オ ー ス トラ リ ア 全 国 会 社 証 券 委 員 会(Australian NationalCompaniesandSecuritiesCommission)に よ く似 た 地 位 を 与 え

る こ と に な る で あ ろ う。

結 語

最 後 に 、 筆 者 は二 つ の 問 題 に解 答 を与 え る こ とに よ っ て 結 論 と した い。

Eta]

第1の 問 題 は、 い わ ゆ る6万4千 ドル の質 問 の よ う に言 え ば そ の 新 しい シ ス テ ム は機 能 す るの?」 とい う こ とで あ る。 筆 者 と して は、 これ が機 能 しな い とい う理 由 は 見 つ け られ な い 。 基 本 的 に は、 この シ ス テ ム は どの 国 に お い て も 機 能 す るだ ろ う。 自 ら を ヨー ロ ッパ 人 だ と認 め るの に今 な お不 承 不 承 な 国 民 で

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あ る悲 しむ べ き島 国 の ブ リテ ン人 と決 め 付 け るの は 、 危 険 で あ る。 しか し、 す で に新 シ ス テ ム が機 能 す る兆 候 も存 在 す る。 大 き な業 者 は、 自 身 の義 務 と責 任 が何 で あ るか 、1988年 の いず れ か の 時 期 に新 体 制 が 実 施 され る時 自身 は ど うい う状 態 に な っ て い れ ば い い か に つ い て 、 す で に理 解 を して い る。 この よ うな 会 社 に は コ ン プ ライ ア ン ス役 員 が い て 、 執 行 役 員 の 行 動 に つ い て 適 宜 必 要 な 行 動 を公 然 と取 る こ とに な っ て い る。 数 年 前 まで は、 た とえ役 員 等 の悪 事 が あ っ て もそ れ を見 破 れ ず に、 柔 らか な 個 人 的 な 注 意 程 度 で 済 ませ て い た もの で あ る。

しか し、 筆 者 が 、 以 前 の シ ス テ ム とい う よ り もシ ス テ ム不 在 の段 階 に お い て 、 新 しい 計 画 が 機 能 す る よ うに莫 大 な 改 善 を行 っ て い た 時 、 間違 い な く創 業 の 困 難 が あ る と感 じて い た 。 私 た ち は 、 ま るで 馬 や 二 輪 馬 車 の 時 代 か ら一 足 飛 び に コ ン コル ドの 時代 に行 くよ う な もの で あ っ た 。 狂 っ た よ うな 立 法 ス ケ ジ ュ ー ル か ら来 る数 多 くの 欠 点 が あ っ た の で 、 金 融 サ..̲̲ビス 法 自体 に創 業 の 困 難 が 付 き

ま とっ て いた 。 同法 は1985年12月 に生 まれ た が 、 そ の法 案 の 段 階 で は誰 もが 望 む よ うな 内容 で あ り、 起 草 者 が 何 の役 割 も果 た さ な か っ た 政 策 論 議 に基 づ くた くさんの 指 示 を受 け取 る まで は、 起 草者 は 中心 的 な論 点 に つ い て何 も知 ら なか っ た の で あ る。 それ は、166条 、13の 別 表 、 合 計174頁 の 法 案 で あ っ た。1986年6 月 に は177条 、15の 別 表 、 合 計213頁 に は な っ た が 、 実 質 的 に は変 更 され な い ま

ま庶 民院 に提 出 され た。 同 年10月 か らll月 にか けて 、 政 府 が 強 力 な 圧 力 団 体 を 鎮 め、 か つ 見 苦 しい ほ ど急 い で 修 正 を加 え た 結 果 、 最 終 的 に212条 、17の 別 表 、 289頁 の もの とな っ た。そ の結 果 、同法 が非 常 な る複 雑 さ と曖 昧 さ を もっ て しま っ た こ とは驚 くべ き こ とで は な い。 「投 資 」 お よび 「投 資 事 業 」 を定 義 した きわ め て 重 要 な別 表1に っ い て 、 特 に そ う言 え る だ ろ う。

金 融 サ ー ビ ス法 の よ り深 刻 な弱 点 は、 長 期 間 に及 ぶ 域 外 取 引 問題(offshore problem)で あ っ て 、 決 して 内在 的 な課 題 で は な か った 。 同 法 は、 連 合 王 国 に お け る投 資 事業 者 の認 可 を要 求 し、 ゆ え に その用 語 につ い て 第1部 別 表1で そ の 意 味 を定 義 した 。 とこ ろ が 、 これ が例 え ばバ ン クー バ ー で発 生 し、 ア ム ス テ ル ダ ムや ス ペ イ ンを 経 由 して 、 泡 沫 会 社 の投 資 活 動 と して 連 合 王 国 に流 れ 込 ん で きた もの だ と した ら ど うな るか につ いて は、 明 らか で は な い の で あ る。 こ れ を 管 轄 外 に お い て い る限 り、 効 果 的 に規 制 す る こ とな どで き な い で あ ろ う。 ス ペ イ ンか ら放 逐 さ れ た 者 を連 合 王 国 内 で 充 分 に規 制 しな い とな る と、 新 しい 計 画

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は成 功 しな い で あ ろ う。

こ の 問題 は、 世 界 中 で調 和 の とれ た金 融 規 制 が 実 施 しな い 限 り、 解 決 はで き な い で あ ろ う し、 今 の と こ ろ そ れ は夢 物 語 で あ る。 しか し、 規 制 に 関 す る諸 国 の機 関 同士 に お い て は、 す で に今 まで 以 上 に国 際 的 な共 同 作 業 が 行 わ れ て い る。

ギ ネ ス 事 件 に対 す る ア メ リカ のSECが 私 た ち に そ の こ とを想 起 させ て くれ る。

EC諸 国 も また この 領 域 に お け る協 調 計 画 を策 定 し始 め て お り、 現 在 、 イ ギ リ ス は 、 他 の い か な る ヨー ロ ッパ 諸 国 よ りも模 範 とな り うる進 ん だ シ ス テ ム を有

して い る。 フ ラ ンス や ドイ ツか ら出 て くる計 画 を 阻 止 す る な ど無 駄 な行 動 とな る前 に、 一 度 だ け は、 イ ギ リス か らパ ー トナ ー た ち に そ の 方 式 につ い て 指 摘 し た ほ うが い い で あ ろ う。

よ り長 期 的 で 複 雑 な 問 題 は、 よ り大 規 模 な会 社 が い くつ か の 連 合 王 国 の検 査 人 に 追 従 して い る とい う事 実 か ら派 生 して い る。 この こ とは 、 そ れ ほ ど深 刻 な 問題 で は な い。 個 々 の規 則 が形 式 で は な く実 質 に お い てSIBの 規 則 と同様 で あ る べ き とこ ろ、 そ の検 査 人 がSIBの それ ら と異 な って い るか らで あ る。(す な わ ち、

い くつ か の規 則 は よ り厳 格 で あ る と言 わ れ て い るが 、 筆 者 に は そ う とは思 え な い。)よ り大 きな 問題 点 は、会 社 の問 題 と して、 銀 行 として の イ ン グ ラ ン ド銀 行 、 投 資 業 務 と して のSIBや 自主 規 制 機 関 に従 属 す る場 合 に直 面 す る。 新 銀 行 法 は、

イ ン グ ラ ン ド銀 行 に金 融 サ ー ビ ス法 に お け る権 限 と類 似 した 権 限 を与 え て い る が 、 イ ン グ ラ ン ド銀 行 は、 検 査 人 の 眉 が 上 が る こ とで 非 公 式 的 に規 制 す る こ と を好 ん で お り、 これ は明 らか にSIBに よっ て 意 図 され た方 式 で は な い 。 両 者 の見 解 の相 違 は あ る もの の 、 イ ン グ ラ ン ド銀 行 とSIBと の密 接 な協 調 は必 要 で あ るは ず で あ る。 イ ン グ ラ ン ド銀 行 の 関 心 事 は預 金 者 の 保 護 で あ り、SIBの 関 心 事 は投 資 者 の保 護 で あ り、 お そ ら くそれ らは競 合 す る こ とに な る。

今 まで の と ころ、 私 た ち は 問 題 の す べ て を 解 決 して お らず 、 ま た そ の い くつ か は現 時 点 で は解 決 で き な い状 態 に あ る。 しか し、 筆 者 は、 基 本 的 に は 、 この 新 しい 計 画 が 健 全 で あ り、 つ い で なが ら きわ め て 安 上 が りな もの で あ る こ とを 信 じて い る。

第2の 問 題 につ い て は、 筆 者 が 回 答 す る資 格 は な い か も しれ な い が 、 少 な く と も回 答 を試 み る こ とは許 され るで あ ろ う。

そ の 問 題 とは次 の よ うな 問 い か け にな る。 本 稿 に お い て 筆 者 が 述 べ た 内容 が

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ビ ッ グ ・バ ン とそ の規 制 の す べ て な のか ど うか 、 す な わ ち 、 そ れ らは全 体 的 に 連 合 王 国 の 主 要 な経 済 問題 とは無 関 係 で は な い の か 、 もっ と言 え ば 、 シ テ ィ は ま さ に カ ジ ノ で あ り、 「実 体 経 済 」(realeconomy)か らか け 離 れ た 、 む し ろ それ に対 して 有 害 な もの で は な い の か 、 とい う問 い か け で あ る。

この 問 い に対 す る筆 者 の 回 答 は、 次 の よ う に な る。 た しか に シ テ ィ の 活 動 の い くっ か の側 面 は、 カ ジ ノ の 活 動 に 酷 似 して い る し、 他 の側 面 につ い て は筆 者 に は シ テ ィが い くらか 寄 生 的 な もの だ と思 え る。 しか し、 そ うで あ る に して も、

今 回 の 規 制 の シ ス テ ム に はル ー レ ッ ト盤 が 装 備 され て い るわ け で な く、 また 寄 生 体 が 近 づ く保 菌 者 が い る わ けで もな い 。 シ テ ィの ほ ぼ全 体 の性 格 は、 カ ジ ノ や 寄 生 体 で は な く、 ま っ た く正 規 の もの で 、 非 常 に成 功 した サ ー ビス 産 業 で あ る。 か りに サ ー ビ ス産 業 が 製 造 業 よ りも実 質 的 で な く価 値 の 低 い もの で あ る と して も(筆 者 に は なぜ そ うな の か は よ く分 か らな い)、 私 た ち の シ テ ィ は、 雇 用 の 提 供 も含 め、 魅 力 的 な条 件 に基 づ いて い て、 あ らゆ る点 で よ り効 率 的 な もの だ と思 われ る。 さ らに言 え ば 、 シ テ ィ は 、 必 要 とさ れ る資 本 を調 達 で き る効 率 的 で競 争 的 な マ ー ケ ッ トを提 供 して お り、 確 実 に製 造 業 を支 え る存 在 で もあ る。

エ レ ク トロ ニ クス や コ ン ピ ュ ー タ に 関 す る製造 業 の 隆 盛 な ど、 ビ ッ グ ・バ ン の 直 接 的 な結 果 とい う よ りもす で に シ テ ィ の 存 在 の効 用 と言 え るの で あ る。

国 内 に振 り返 っ て み る と、 この 分 野 の これ まで の 発 展 は 、 疑 い な くイ ギ リス 中 の大 学 とロ ー一・ス ク ー ル に直 接 的 な影 響 を与 え て きた 。 コモ ン ・ロ ー諸 国 で は、証 券 規 制(SecuritiesRegulation)は 重 要 視 され、 法 学 教 育 の カ リキ ュ ラ ム の人 気 の あ る科 目で あ っ た 。 しか し、 これ まで の とこ ろ連 合 王 国 にお い て は、

これ は広 く無 視 され て きた。 もはや この 状 態 を 続 け る こ とはで きな い で あ ろ う。

連 合 王 国 内 に お い て も、 証 券 規 制 に 関 す る教 育 の 挑 戦 と機 会 を もつ こ とが 望 ま れ よ う。 市 場 の投 資 に 関 す る規 制 に つ い て 、 会 社 法 の学 習 の 際 に偶 然 出 て くる 限 りに お い て 参 照 す る とい う よ うな 態度 は や め るべ きで あ ろ う。 証 券 規 制 が 主 要 科 目 とな っ て い く こ とが 正 しい や り方 で あ り、 そ うす る こ とに よ り法 実 務 家

た ち も ます ます 注 意 を 払 う よ うに な るだ ろ う。

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ヱ94

後 記

本 講 演 が 行 わ れ た1987年6月 まで は、 シ テ ィ は、 この 新 しい 計 画 を明 らか に 平 静 さ を も っ て 受 け 止 め て い た 。 この こ とは 筆 者 を少 な か らず 驚 か せ た が 、 こ の新 しい 規 制 は 、 心 配 した ほ ど厳 し くな く、 む しろ緩 い もの で あ っ た こ とが 示 唆 され る。 この 新 しい 規 制 に 対 して は、 そ の 影 響 を受 け る者 た ち か ら、 破 壊 的 な もの また は不 幸 な もの と して必 ず 糾 弾 す る声 が 出 て い た もので あ る。 しか し、

今 回 そ の よ うな 反 応 は な か っ た 。 そ の後 、 現 在 まで 、 ま るで 「フ ラ ン ケ ン シ ュ タイ ンの 怪 人 」 の よ うな相 次 ぐ非 難 が 聞 こ え始 め た 。 い つ も の よ う に根 拠 の な い もの で あ り、 この 新 しい計 画 が 一 旦 機能 し始 め た な らば 、 創 業 の 困 難 は乗 り 越 え られ る もの と、 筆 者 は確 信 して い る。 む し ろ破 壊 的 で 不 幸 な の は、 政 府 が

その よ うな非 難 の 声 を取 り上 げ、 金 融 サ ー ビ ス法 やSIBを 骨 抜 き に して しま うこ とで あ る。 も し政 府 が そ う して し まえ ば、 次 の金 融 不 祥 事 が 発 生 す る こ とが 避 け られ ず 、 い か に規 制 を良 く作 っ た つ も りで も、 そ の よ うな規 制 で は、 犯 罪者 、 欲 張 りそ して機 能 不 全 を撲 滅 す る こ とは期 待 で き な いで あ ろ う。

L.C.B.ガ ウ ア ー

12)金 融 サ ー ビ ス 法 別 表2。

13)金 融 サ ー ビ ス 法 第12,13条 14)金 融 サ ー ビ ス 法 第61,62条

15)こ れ ま で 筆 者 が 見 て き た こ とか ら判 断 す る と、 今 後 自 主 規 制 機 関 の 規 則 は か な り消 費 者 寄 り に な る と期 待 で き そ う で あ る 。

16)9頁(原 書 頁 数)。

17)そ の 後IMROとLAUTROが 合 併 した の で 、 最 終 的 に4団 体 と な っ た 。 18)金 融 サ ー ビ ス 法 第15〜21条 お よ び 別 表3.

19>金 融 サ ー ビ ス 法 第36〜41条

20)証 券 取 引 所 の 中 に ロ ン ド ン 国 際 金 融 先 物 取 引 所(LondonInternationalFinancial

FuturesExchange,LIFFE,通 常 こ れ をLIFEと い う)を 合 併 す る 可 能 性 は あ ま りな い で あ ろ う 。

21)「 指 定 」(designation)と は 、 金 融 サ ー ビ ス 法 に お い て 授 与 さ れ る 地 位 で は な く、SIB が 考 案 した 地 位 で あ る 。 認 可 業 者 が 顧 客 の た め の 取 引 を 行 お う とす る場 合 に 、 指 定 機 関 に お い て は 制 限 も報 告 要 件 も い く らか 緩 和 さ れ て い る 。 指 定 は 、 公 認 と異 な り、 取 引 所 に 対

し て 特 権 も免 除 も与 え ず 、 認 可 業 者 に そ の 施 設 を 利 用 す る 利 点 を 与 え る だ け で あ る 。

(15)

22)し か し、 肋 骨 に 相 当 す る次 の 諸 点 に つ い て は 割 愛 し て い る 。 集 合 投 資 計 画(collective investmentschemes)(金 融 サ ー ビ ス 法 第1部 第8章)、 保 険 お よ び 友 愛 組 合(friendIy societies)に 関 す る 特 別 規 定(同 法 第2部 、 第3部)、 上 場 申 請 お よ び 公 開 買 付 に 関 す る 規 定(同 法 第4部 、 第5部)。

23)国 務 大 臣 が 作 成 す る 主 要 な 規 則 ・規 制 お よ びSIBが 指 定 条 件 と し て 作 成 す る規 則 ・規 制 は 、 報 告 規 制(notificationregulations>(第21条 、 第41条 、 第52条)、 業 務 行 為 規 則 (conductofbusinessrules)(第48条)、 金 融 資 産 規 則(financialresourcesrules)

(第49条)、 解 約 規 則(cancellationrules)(第51条)、 補 償 基 金 規 則(compensation fundrules)(第54条)、 顧 客 資 金 規 制(clients'moneyregulations)(第55条)、 招 請 の 勧 誘 の 規 制(unsolicitedcallregulations)(第56条)。 金 融 サ ー ビ ス 法 は 、 国 務 大 臣 かSIBに よ っ て 作 成 さ れ る 第 二 次 立 法 に 関 し て の み 規 制 」(regulations)と い う言 葉 を使 っ て い る 。 しか し な が ら、 「規 則 」(rules)と い う言 葉 も ま た 、 自 主 規 制 期 間 が 契 約 に 関 す る規 則 に よ っ て 規 制 す る 事 項 に 関 し て 使 わ れ て い る。

24)金 融 サ ー ビ ス 法 第1部 第14章 参 照 。 公 認 専 門 職 団 体 に つ い て は 、SIB、 自 主 規 制 機 関 、 公 認 取 引 所 お よ び 清 算 会 社 と は い く ら か 異 な っ た 扱 い が な さ れ て い る(第127条)。

25)金 融 サ ー ビ ス 法 第61条(こ の 条 文 は 「返 還 」 に 関 し て ア メ リカ 法 的 な 考 え 方 を 拒 絶 し て い る)。 同 条 に よ る返 還 命 令 は 、 シ テ ィ を お び え さ せ る と 思 わ れ る 第62条 に 基 づ い て 訴 え を 提 起 す る よ り も、 と に か く個 人 投 資 家 に と っ て は よ り有 効 な 救 済 方 法 で あ る と思 わ れ る 。 26)金 融 サ ー ビ ス 法 第65〜78条

27)金 融 サ0ビ ス 法 第104、105条 。 な お 、 解 散 命 令 、 行 政 命 令 に っ い て は 第72〜74条 を 参 照 。

28)金 融 サ0ビ ス 法 第177、178条 29)1987年 新 銀 行 法 に 基 づ く。

30)金 融 サ ー一ビ ス 法 第41条

31)1980年5月 ロ イ ズ 自 主 規 制 。 こ の 規 制 は 最 近 の ロiイズ 法 を 導 い た 。 32)1987年5月 ロ イ ズ 規 則 集59巻

33)金 融 サ ー ビ ス 法 第50条 は 、 個 々 人 ま た は 個 々 の 業 務 の 状 況 に応 じ て 、SIBの 諸 規 則 を 変 更 す る権 限 を 与 え て い る 。

訳 注

[17]原 文 は 次 の と お り で あ る 。"statutoryregulationmonitoredbyself‑regulatory organizationsrecognizedby,andunderthesurveillanceof,aselfstanding

Commission".

[18]独 立 の 準 公 的 事 業 団 体(Quasi‑autonomousnon‑governmentalorganization)(田 中 英 夫 編 『英 米 法 辞 典 』688頁)。

[19]"BraveNewWorld"「 す ば ら し い 新 世 界 」 と は 、AldousHuxleyの 小 説(1932)に 出 て く る 言 葉 で あ る 。 同 小 説 は 、 物 質 的 欠 乏 と 肉 体 的 苦 痛 が な く な り 、 家 族 関 係 も 消 滅 し た 未 来 社 会 を 、 そ こ に 適 応 で き な い 自 然 児 の 眼 を 通 し て 描 い た 反 ユ ー ト ピ ア 小 説 で あ る 。 ま た 、 こ の 言 葉 は 、 シ ェ イ ク ス ピ ア の 『テ ン ペ ス ト』 の 中 の ミ ラ ン ダ の 台 詞 に も 出 て く る (以 上 、 松 田 徳 一一 郎 監 修 『リ ー ダ ー ズ ・ プ ラ ス 』355頁 参 照)。

(16)

196

[20]"$64,000Question"と は 、 「1955年 にRevlon化 粧 品 が ス ポ ン サ ー に な っ て 始 ま っ た 米 国CBSラ ジ オ(の ち テ レ ビ)の 最 初 の 高 額 ク イ ズ 番 組;正 答 す る た び に 賞 金 が 倍 加 さ れ、

最 高 限 度 額 は64,000ド ル 」(松 田 徳 一 郎 監 修 『リ ー ダ ー ズ ・プ ラ ス 』2347頁)。

参照

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