(2) 繊 維 機 械 学 会 誌. 64. い.. こ とか ら,台 車 の カ バ リ ン グ マ シ ン作 業 開 始 位 置 へ の 接 近,お. よ び 作 業 の た め の 移 動 ・停 止,な. こ こで,カ. らび に. バ リ ン グ マ シ ン壁 面 か ら大 き く離 れ て. マ シ ン裏 面 へ の 旋 回 は必 要 な 動 作 で あ る と 考 え られ. セ ッ トさ れ た 台 車 が,移. る.. に 追 従 し て い く理 論6)を 述 べ る.台 車 が 一定 速 度V. そ こ で,本. 報 で は,狭. い 工 場 内 に お い て,カ. 動 と ともに次第 に目標経 路. で 移 動 す る と き,図1に. バ リ. 示 す よ う に,台. 車 と 目標 軌. ン グ マ シ ンの 初 期 作 業 位 置 へ で き る だ け速 や か に 接. 道 と の 最 短 距 離 をyと. 近 し,特 別 な 装 置 を 追 加 す る こ と な く旋 回 作 業 を 行. が 台 車 か らrだ. う手 法 につ い て 報 告 す る.. に操 舵 さ れ る とす る と,幾 何 学 的 関 係 か ら. し,台 車 は常 に そ の 進 行 方 向. け離 れ た 軌 道 上 の 点Pを. 向 くよ う. (1) 2.軌. 道 追 従 制 御. (2). 本 研 究 で 開 発 し た作 業 台 車 は,第5報. と な る の で,両. で も報 告 し. 式より. (3). た と お り,左 右 輪 が 独 立 して 回 転 で き る2輪 速 度 差 制 御 方 式 の4輪. 台 車 で,そ. が 導 か れ る.(3)式 を 整 理 す る と,. の位 置 と姿 勢 の 検 出 は,. (4). 台 車 側 面 の 前 後 に 取 り付 け られ た一 対 の レ ー ザ 変 位 計 に よ って 行 わ れ る.ま 処 理 さ れ,両. た,計. 測 結 果 は パ ソ コ ンで. バ リ ン グ マ シ ンか ら100mmの. て,ス. で 最 大3mm)の で は,レ. 後(ス. とな る.上 式 か ら時 間 と と も にy(t)→0(t→. 移動 し. ピ ン ドル 中 心. り,軌 道 追 従 が 可 能 な こ とが わ か る.ま. 精 度 で停 止 す る.し か し,こ の台 車. 限 界 で あ る.し. の 軌 道 誤 差 をy(0). (5). 度Vが. 一 定 の 場 合,Vtは. た が っ て,カ. ∞)と な. た,移. 台 車 の 移 動 距 離xと. 動速 な り,. (6). ーザ変 位計 の測定範 囲 お よび設置 間隔 の制. き る 左 右 方 向 の 間 隔 距 離 は100mmを. 辺. す れば. 間隔 を お いて平 行 に. 限 に よ り,進 行 方 向100mm〜200mの. mmが. =y0と. の 台 車 は,カ. ピ ン ドル 間 距 離100〜200mmを. ピ ン ドル 軸 線 上1mm前. の微 分 方 程 式 と な る の で,両. を そ れ ぞ れ 積 分 し,時 間t=0で. 輪 の 回 転 制 御 に 反 映 され る.カ バ ー ド. 糸 製 造 の 各 準 備 作 業 を 行 う た め に,こ. 置 か れ,ス. な る変 数 分 離 形1階. 移動 で修正 で. と表 され るの で,台 車 の移 動 とと もに指数 関 数的 に. 中 心 に ±10. 軌 道追 従 が行 われ る ことがわ か る.な お,こ の理 論 に基 づ く軌 道追 従 の方 法 を本報 で は指数 関数 形制 御. バ リングマ シ ン. の 端 に 間 隔 距 離 を 無 視 して セ ッ トさ れ た 台 車 が,作. と呼 ぶ こ とにす る.後 輪駆 動 の台車 で は,前 輪 を 目. 業 の ため の最初 の走行 制御 を開始 す る までの あい だ. 標 軌道 上 に のせて移 動す るこ とによ り次 第 に軌道 追. に,で. 従 が 実現 され るが,そ の収束 速度 は,rに 相 当 す る. き るだ け この 誤 差 を 小 さ く して お く必 要 が あ. る.具 体 的 に は,カ. バ リ ン グ マ シ ン端 か ら第1ス. ン ドル ま で の長 さ は,お よ そ1000〜1500mm程 あ り,作 業 台 車 の 大 き さ が600mmで 慮 す れ ば,台. 車 が 第1ス. 台車 の前 後輪 ホ イール ベー スの長 さ に支 配 され る.. ピ. 度で. 3.フ. あ る ことを考. 前 節 で検討 したよ うに,台 車 を軌道追 従 させ るた. ピ ン ドル に接 近 す る た め に. 利 用 で き る 距 離 は500〜1000mm程. めの,前 輪 を軌道上 に載 せ て移動 す る方法 は,指 数. 度 と考 えて 良. Fig. 1. Path. ァ ジ ィ制 御. Tracking. T100. Control.
(3) (論 文 集)Vol.51,No.5(1998). 65. 関 数 的 に収 束 す る の で 確 実 で は あ るが,そ 必 要 な 移 動 距 離 は極 め て 長 い.こ. た め に,よ く と ら れ る手 法 と してPID制 れ る.高 度 な 制 御 法 で あ るPID制. の ため に. を そ れ ぞ れ 示 し,こ れ らに 基 づ く台 車 制 御 の 規 則 表. の応答 を改善 す る. を 表1に. 御 が あげ ら. 示 す.表1に. は,全 部 で7つ. 御 を用 い るこ とに. は,プ. 示 した 台 車 の 各 制 御 モ ー ド. で あ るが,そ. れ ぞ れ の動 作 に つ い て. ラ ス の 場 合 を 例 に 図4で. 説 明 す る.ま. ず,(a). よ り,速 応 性 ・振 動 抑 制 ・オ フセ ッ ト補 償 な ど対 応. のZOは. で き る要 素 は 多 い が,自. で あ り,台 車 が 目 標 経 路 に 順 調 に接 近 して い る と き. 律 台 車 の よ う に,両. 輪 の回. 両 輪 を 同 速 度 同 方 向 に 回 転 させ た 直 進 動 作. 転 が す べ りに よ り確 実 に伝 達 さ れ な か った り,他 の. や 経 路 上 に の って 直 進 して い る と き に使 用 さ れ る .. 要 因 に よ り乱 さ れ る場 合 に は,か. ま た,(b)のPSは,右. る危 険 性 も持 っ て い る.そ. え っ て 不 安 定 とな. こで,本. 研 究 で は,PID. 制 御 の よ う に 特 別 な概 念 を必 要 とせ ず,非. 車 輪 を 左 車 輪 よ り高 速 回 転 さ. せ て左 向 き前 進 さ せ,(c)のPMは,左. 車 輪 を停止 さ. 線形 系 に. も容 易 に 適 用 で き る フ ァ ジ ィ制 御 を 用 い る こ とで, 自律 台 車 の 走 行 制 御 を 実 現 す る こ と に した. フ ァ ジ ィ制 御 は,if‑then形. 式 の入 出 力 を用 いて. 表 現 す る た め に,特 別 な モ デ ル を 必 要 と せ ず,数 的 な 計 算 制 御 で は な い た め に,人. 値. 間 の 感 覚 に近 い と. い う特 徴 を 持 っ て い る.移 動 ロ ボ ッ トに お け る フ ァ ジ ィ制 御 の 適 用7)8)につ い て は,す れ て い る が,本. 報 で は,カ. で に 多 くが 報 告 さ. バ リ ン グ マ シ ンへ の 自律. 作 業 台 車 の 接 近 と い う こ と に 論 議 を 絞 り,そ. のた め. の 手 法 に つ い て 検 討 した 結 果 を 報 告 す る.台 車 の 制 御 に お い て は,カ 100mmに. と して 与 え られ る の で,こ か の 状 態 に 離 散 化 し,△yお 合 わ せ に よ っ て,次. て は,次. Membership. Function. in the Position. Membership. Function. in the Attitude. バ リ ングマ シ ンか らの設 定 間 隔. 対 す る 偏 差 △yと. し て い く.フ. Fig. 2. そ の 姿 勢 △ θが デ ー タ れ ら の デ ー タ を,い. くつ. よ び △ θの 状 態 の 組 み. に行 うべ き制 御 の ル ー ル を 決 定. ァ ジ ィ集 合9)に使 わ れ る各 状 態 に つ い. の7つ. の 表 記 を使 用 す る もの と し,以 後 こ. れ を 使 用 す る. PB:Positive. Big(正. で 大 き い 値). PM:Positive. Medium(正. で 中 位 の 値). Fig. 3. PS:Positive. Small(正. で 小 さ い 値). Table. ZO:Zero(ゼ. 1. Rules. for the Fuzzy. Control. of Vehicle. ロ). NS:Negative. Small(負. で 小 さ い値). NM:Negative. Medium(負. で 中 位 の 値). NB:Negative. Big(負. で 大 き い値). 自律 台 車 の 動 作 を 考 え た 場 合,△yが. ±1mm以. 内 で あ れ ば 位 置 的 な 修 正 の 必 要 は な く,±3mm以 内 で あ れ ば.そ. れ 以 上 偏 差 が 増 大 しな い よ うに しな. け れ ば な らな い.ま. た,さ. ら に大 き な 偏 差 が あ る 場. 合 に は,積 極 的 な 修 正 動 作 が 必 要 で あ る と い え る. 一 方 ,同 じ位 置 に 台 車 が あ った と して も,そ の 姿 勢 △ θが 目標 経 路 の 方 向 に 向 い て い る の と,反 い て い るの で は,行 な って く る.そ. こで,図2に. ップ 関 数 を,図3に. 対 に向. うべ き 台 車 の 修 正 動 作 は 全 く異. (a)ZO. △yに 関 す る メ ンバ シ. △ θ に関 す る メ ンバ シ ップ 関 数. Fig. 4. T101. (b)PS Driving. Modes. (c)PM based. on the Fuzzy. (d)PB Control.
(4) 繊 維 機 械 学 会 誌. 66. せ右 車輪 のみ を回転 させ て左方 向 に曲 が る動作 を行 う.と もに,位 置姿勢 にお け る若干 の修 正 を行 う と きに使 用 され る.さ らに,(d)のPBは,両. 輪 を逆方. 向 に 同速度 で 回転 し移動 を伴 わ ない旋 回 を行 うが, これ は,台 車 の姿勢 が最 初か ら大 き くず れて い る と きや,軌 道 上 にの った台 車 の姿勢 を正 す ときに使 用 され る.な お,マ イ ナスの動 作 につ いて は,左 右 車 輪 の回 転 比 が逆 にな り,進 行方 向 が 時計 回 り とな る.. (a) Control by Exponential. 4.実. 験 と 考 察. 4.1カ. バ リン グ マ シンへ の接 近. 走 行 試 験 は,補 行 さ せ,そ. 強 され た木製 合板 の上 で台 車 を走. の 時 の 前 後 レー ザ 変 位 計 の 位 置(カ. ン グ マ シ ン壁 面 か ら の 最 短 距 離)yf,yrを た.こ. れ は,yfが. バ リ. 記録 し. 前 部 キ ヤ ス タ ー の 軌 道,yrが. 輪 の 軌 跡 と 考 え て よ く,yrが. 駆動. 目標 経 路 に 近 づ く こ と. に よ っ て 台 車 全 体 が 軌 道 に 追 従 した も の と み な さ れ る.前. Function. 報 の 「作 業 の た め の 移 動 制 御 」 で は,軌. (b) Control by Fuzzy Method.. 道へ. Fig. 5. Locus of the Driving Controlled (wheel base r=385mm). の 追 従 精 度 を 優 先 し た た め 台 車 速 度 を24mm/sと. Vehicle. して き た が,「 接 近 の た め の 制 御 」で は,精 度 よ り追 従 の速 さ が 優 先 さ れ る の で,台 車 速 度 を40mm/sと. 前 輪 を 軌 道 上 ち ょ う ど に 設 定 した もの で は な く,±. して 実 験 した.な お,台 車 位 置 の 計 測 は30回/s,車. 1mmの. 輪 の 制 御 は15回/s程. 求 め ら れ る結 果 よ り若 干 速 く 目標 経 路 に達 し た が,. 度 の リ ア ル タ イ ム で 行 って い. 範 囲 に お い て 制 御 した た め,(6)式 の 理 論 上. る.台 車 の ス タ ー トす る初 期 位 置 は,目 標 経 路 か ら. フ ァ ジ ィ制 御 で 得 られ た 結 果 は,こ. 30mm前. て い る.し. 後 離 れ た と こ ろ と し,フ. を 検 討 した.図5に,(6)式. ァ ジ ィ制 御 の 効 果. の 軌 跡 を も と に,軌. 表2に. 常 に 有 効 で あ る と 確 認 さ れ た.た め て 容 易 で あ る が,フ. 達 す る ま で に 要 し た移 動. 示 す.図5か. す.(a)は,制. の 間 で は接 近 に 要 す る移 動 距 離 に大 幅 な 違 い を 生 ず. も の で,軌. る こ とが わ か る.ま た,実 験 し た指 数 関 数 形 制 御 は,. た.ま. Required (initial. Length. ァ ジ ィ制 御 パ ラ メ ー タ を 設 定. ラ メ ー タ お よ び 制 御 ル ー ル の 調 整 を 行 った 例 を 示. 数 関 数 的 に そ の 姿 勢 が 収 束 す る も の と,. 2. 御 自体 は極. を 必 要 とす る点 が 問 題 で あ る と い え る.図6に,パ. そ の ま ま の 角 度 で 進 入 し続 い て 姿 勢 修 正 を 行 う も の. Table. だ,制. す る の は,若 干 経 験 的 要 素 が あ る と同 時 に 試 行 錯 誤. ら も 明 ら か な よ うに,. ど ち ら も 目 標 経 路 に突 入 す る角 度 に 大 き な差 は な い もの の,指. 定 し. て マ シ ン と の 間 隔 を 調 整 で き る フ ァ ジ ィ制 御 は,非. の2つ. 道 追 従 の 速 応 性 を 比 較 す るた. め,△yrが10,5,1mmに 距 離xを. れ を大 き く超 え. バ リ ン グ マ シ ン端 か ら第1. ス ピ ン ドル へ の 接 近 と い う短 い 距 離 の 間 で,安. に 基 づ く指 数 関 数 形 制 御. と フ ァ ジ ィ制 御 の 軌 跡 を そ れ ぞ れ 示 し た.こ. た が って,カ. to. Follow. Variation •¢v=35mm). T102. up. 御 ル ー ル の組 み 合 わ せ を若 干 変 更 した 道 追 従 の 速 応 性 と い う点 で 問 題 が 生 じ. た,(b)は,△yに. Path. on. Movement. お け る メ ンバ シ ップ 関 数 で.
(5) (論 文 集)Vol.51,No.5(1998). 67. 比 較 的 短 距 離 で の 軌 道 追 従 が 可 能 と な っ た.し し,自 律 作 業 台 車 は,カ. か. バ リ ン グ マ シ ンの 片 面 の 作. 業 を 終 え る と,裏 面 へ の 移 動 を 行 わ な け れ ば な らな い.台. 車 は,側 面 前 後 に 取 り付 け られ た 一 対 の レー. ザ 変 位 計 に よ り,そ が,台. 車 が カ バ リ ン グ マ シ ン端 よ り飛 び 出 して しま. う と,計. 測 は 不 可 能 と な る.ま た,カ. ンの 奥 行 き は,お (a)Problem of Slow Response. の 位 置 と 姿 勢 を 計 測 して い る. よ そ500〜700mmで. バ リングマ シ あ る が,こ. の. 部 分 で も台 車 の 走 行 制 御 を 行 う こ と が で きれ ば,裏 面 へ の 旋 回 は,非 計 測 状 態 の ま ま 旋 回 す る よ り も確 実 と な る.図7に,旋 示 す.(1)は,フ 分 で,カ. 回 の た め に 行 う3つ の 動 作 を. ァ ジ ィ制 御 に よ り軌 道 追 従 を 行 う部. バ リ ン グ マ シ ン壁 面 か ら100mmの. 隔 で 移 動 が 実 現 さ れ る.(2)は,前. 一定 間. 部 セ ンサが カバ リ. ン グ マ シ ン よ り飛 び 出 し,有 効 な セ ンサ は1つ る の で,そ 差 は,セ (b)Problem of Vibration. の ま ま 直 進 す る部 分 で あ る.こ. とな. こで の 誤. ンサ が 飛 び 出 し た時 点 で の 台 車 の 姿 勢 に 支. 配 さ れ るが,続. く動 作 に よ っ て 誤 差 が 吸 収 さ れ れ ば. 問 題 と は な らな い.(3)は,前. 部 セ ンサ が 計 測 を 開 始. で き る位 置 ま で 台 車 が 回 転 を 続 け る部 分 で 前 後 両 方 の セ ン サ が 動 作 し始 め る と,台 車 は再 び(1)の動 作 を 開 始 し,非 常 に 短 い 距 離 で 軌 道 追 従 を 実 現 す る.同 様 の 操 作 を 繰 り返 し,台 車 は,裏 面 へ と移 動 し て, フ ァ ジ ィ制 御 で カバ リ ン グマ シ ンに 接 近 し た の ち, 作 業 の た め の移 動 制 御 を 開 始 す る. こ こで,2輪. (c)Problem of Off6et. 速度 差制 御 方式 の台車 に お ける旋回. 理 論 を 述 べ て お く.図8に Fig. 6. Locus. of Fuzzy. Parameter ZOの. 範 囲 を2倍. 合 は,振. Controlled. Vehicle. with. 隔(ト. Regulation. R,左. に 大 き く し た も の で あ り,こ. さ らに,(c)は,△. 場 合 は,目. 小 さ く し た も の で あ る が,こ. の 中 心 に お け る回 転 半 径 を. 右 駆 動 輪 の 回 転 速 度 の 比 をXと. す れ ば,. (7) と い う関 係 式 が 成 り立 つ.し. θ に お け る メ ンバ シ ッ プ 関 数 でZO. の1に. 右駆 動輪 の間. の場. 動 的 な 走 行 現 象 が み られ る よ うに な っ た.. の 範 囲 を5分. レ ッ ド)をB,そ. お い て,左. た が っ て,台. 車 を半 径. Rで 回 転 さ せ る た め に は, の. 標 軌 道 か らわ ず か に ず れ る偏 差 が 生 じて. し ま っ た.い. ず れ の 場 合 も,自. お い て は,あ. ま り好 ま し く な い現 象 で あ る が,フ. ジ ィ制 御 の パ ラ メ‑タ. 律台車 の走 行制 御 に. の取 り方,あ. ァ. る い は調 整 の 仕. 方 に よ っ て は この よ う な軌 跡 が 得 ら れ る可 能 性 も あ る.言. い 換 え れ ば,こ. れ らの 調 整 を うま く行 う こ と. に よ っ て 最 も好 ま しい 軌 跡 を 得 る こ と が で き る と い う こ と を 示 唆 して い る. 4.2旋. 回 へ の応 用. カ バ リ ン グ マ シ ンへ の 接 近 に つ い て は,前 べ た よ うに,フ. 節 で述. ァ ジ ィ制 御 を 適 用 す る こ と に よ り,. Fig. 7. T103. Combination. of Controls. for Turning. Motion.
(6) 繊 維 機 械 学会 誌. 68. Fig. 9. Locus. of Autonomous. Vehicle. at Turning. Motion. Fig. 8. Radius Driven. of Gyration Wheels. on Vehicle. る た め の 走 行 制 御 の 方 法 に つ い て 検 討 し た.そ. Individually. 果,軌. 道 追 従 の 方 法 と し て,フ. あ る こ と が 認 め ら れ た.フ. な る速 度 比 で 両 輪 を 回 転 さ せ れ ば よ い こ と に な る, 例 え ば,カ. バ リ ン グ マ シ ン か ら100mm間. て 移 動 す る 幅700mmの. 隔をおい. 台 車(B=500mm)が,カ. バ. な る の で,両. はX=3.5が. っ て,右. 得 られ る.よ. の3.5倍 で 回 転 さ せ れ ば,理. 文. 際 に台. に 平 行 に な っ た と き に は,ほ して い る.し. た が っ て,フ. 純 也,喜 成 年 泰,新 宅救 徳;繊. 2) 堀. バ リン. 維 機 械 学 会 誌,50,T24. 純也,八. 田. 潔,喜 成 年 泰,新. 宅 救 徳;繊. 維機 械 学 会. 潔,喜 成 年 泰,新. 宅 救 徳;繊. 維 機械 学 会. 純 也,喜 成 年 泰,新. 宅 救 徳;繊. 維 機 械学 会. 宅 救 徳;繊. 維機械学会. 誌,51,T43(1998) 3) 堀. バ リ ン グ マ シ ン側 面. 純也,八. 田. 誌,51,T59(1998). と ん ど 同 じ位 置 に 到 達. 4) 八 田. 潔,堀. 誌,50,T341(1997). ァ ジ ィ制 御 お よ び 旋 回 を. 組 み合 わ せ た 走 行 制 御 を 行 う こ と に よ り,比. 常 に 安 定 した 移 動 旋 回 が 実 現 で. (1997). グ マ シ ン端 か ら飛 び 出 した 時 の 姿 勢 に よ り,旋 回 の 位 置 は若 干 異 な っ て い る が,カ. の フ ァ ジ ィ制 御 の速 応 性. バ リ ン グ マ シ ン裏 面 へ の 台 車 の 旋 回. 献. 1) 堀. プ ロ ッ トは,. 台 車 の 左 右 輪 中 心 を 示 した もの で あ る が,カ. た,こ. 応 性 の点で大 幅 な. き た.. 論 的 に は反 時 計方 向 に. 示 す.各. 車 の前 輪 を軌 道上 にのせ. を 行 っ た と こ ろ,非. 輪 の 回転 を左 輪. 作 お よ び 旋 回 理 論 に よ り,実. 車 を 移 動 さ せ た 軌 跡 を 図9に. こ の 手 法 の 適 用 に よ り,台. を 利 用 して,カ. 希 望 の 旋 回 が 行 え る は ず で あ る. 以 上 の,3動. 少 試 行 は 必 要 で あ る が,. 改 善 が み ら れ た.ま. 輪 の回 転比. 車 の 制 御 機 構 ・ハ. ー ド ウ ェ ア 特 性 に よ り ,多. て 徐 々 に 追 従 さ せ た 場 合 よ り,速. リ ング マ シ ンの ち ょ う ど 角 を 中 心 に旋 回 す る と き に 回 転 半 径 はR=450mmと. ァ ジ ィ制 御 が 有 効 で. ァ ジ ィ制 御 に お け る 各 種. パ ラ メ ー タ の 設 定 に つ い て は,台. (8). の結. 5) 堀. 較 的短. 純 也,八. 田. 潔,喜. 成年 泰,新. 誌(掲 載 決 定). い 距 離 で も安 定 して 台 車 の 旋 回 を 行 う こ と が で き. 6). た.. 日本機 械 学 会:機. 械 工 学 便 覧C4メ. カ トロ ニ ク ス,p.101,. 丸 善(1994) 7) 石 川繁 樹;日. 5.結. 8) 渡 辺 桂 吾,野. 言. 本 ロ ボ ッ ト学 会 誌,9‑2,(1991),149 見 山 章,日. 本 機 械 学 会 論 文 集,62‑595,C. (1996),1019. 本 報 で は,各. 種 カ バ リ ン グ マ シ ン に対 応 した 自律. 9). 田 中一 男;応 182,ラ. 台 車 を,作 業 の た め の 初 期 位 置 へ 速 や か に 接 近 さ せ. T104. 用 を め ざす 人 の た め の フ ァ ジ ィ理論 入 門,p. ッ セ ル社(1991).
(7)