設計ガイド
仮想化
MICROSOFT SHAREPOINT 2013 向け
EMC VSPEX
EMC 次世代 VNX および EMC バックアップによるソリューション
EMC VSPEX
要約この設計ガイドでは、EMC VNXe®/EMC 次世代 VNX®とEMC バックアップによって実現さ れるMicrosoft Hyper-V/VMware vSphere 向けの適切な EMC® VSPEX®実証済みインフ ラストラクチャ上で仮想化Microsoft SharePoint 2013 リソースを設計する方法について 説明します。また、VSPEX サイジング ツールを使った SharePoint 2013 のサイズ設定方 法、ベスト プラクティスに従ってリソースを割り当てる方法、VSPEX がもたらすすべての メリットを活用する方法についても説明します。
Copyright © 2013 EMC Corporation.All rights reserved.(不許複製・禁無断転載) 2013 年 11 月発行。 EMC Corporation は、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確であるとみなし ています。この情報は予告なく変更されることがあります。 この資料に記載される情報は、現状有姿の条件で提供されています。EMC Corporation は、この資料に記載された情報に関していかなる種類の表明または保証をするもので はなく、特に市場性の暗黙の保証や特定の目的の適合性を保証していません。この資 料に記載される、いかなる EMC ソフトウェアの使用、複製、頒布も、当該ソフトウェア ラ イセンスが必要です。
EMC2、EMC、および EMC のロゴは、EMC Corporation の登録商標または商標です。その 他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または 登録商標です。
最新のEMC 製品名については、EMC の Web サイトでEMC Corporation の商標を参照 してください。
仮想化Microsoft SharePoint 2013 向け EMC VSPEX
EMC 次世代 VNX および EMC バックアップによるソリューション 設計ガイド
目次
目次
第 1 章
概要
9
このガイドの目的 ... 10 ビジネス バリュー... 10 対象範囲 ... 11 対象者 ... 11 用語 ... 12第 2 章
はじめる前に
15
導入ワークフロー ... 16 基本的な参考資料 ... 16 VSPEX ソリューション概要 ... 16 VSPEX 導入ガイド ... 17 VSPEX 実証済みインフラストラクチャ ガイド ... 17 EMC バックアップ/リカバリを使用した VSPEX のガイド ... 17 ベスト プラクティス ガイド ... 17第 3 章
ソリューションの概要
19
概要 ... 20 ソリューション アーキテクチャ ... 20 主要コンポーネント ... 21 概要 ... 21Microsoft SharePoint Server 2013 ... 22
Microsoft SQL Server 2012 ... 23 EMC VSPEX 実証済みインフラストラクチャ ... 24 EMC 次世代 VNX ... 26 EMC VNXe ... 30 EMC バックアップ/リカバリ ソリューション ... 31 VMware vSphere 5.1 ... 31
Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V ... 32
EMC XtremSW Cache ... 32
EMC PowerPath/VE ... 32
第 4 章
VSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択
33
概要 ... 34ステップ1:お客様の使用例の評価 ... 34
仮想化SharePoint 2013 向け VSPEX の情報収集用ワークシート ... 34 ステップ2:アプリケーション アーキテクチャの設計 ... 37 概要 ... 37 VSPEX サイジング ツール ... 37 ステップ3:適切な VSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択 ... 41 概要 ... 41 考慮事項 ... 41 例 ... 42
第 5 章
ソリューションの設計における考慮事項とベスト
プラクティス
49
概要 ... 50 ネットワークの設計に関する考慮事項 ... 50 概要 ... 50 ネットワーク設計に関するベスト プラクティス ... 50 ストレージのレイアウトと設計に関する考慮事項 ... 52 概要 ... 52 ストレージ設計のベスト プラクティス ... 54 ストレージ レイアウトの例 ... 60 仮想化の設計に関する考慮事項 ... 64 概要 ... 64 仮想化設計のベスト プラクティス ... 64 アプリケーションの設計に関する考慮事項 ... 66 概要 ... 66 アプリケーションのベスト プラクティス ... 66 バックアップ/リカバリの設計に関する考慮事項 ... 70第 6 章
ソリューション検証の方法論
71
概要 ... 72 ベースライン ハードウェア検証の方法論 ... 72 アプリケーション検証の方法論 ... 72 概要 ... 72 テスト シナリオの定義 ... 73 主要なメトリックの把握 ... 74 テスト環境の作成 ... 75 データベースの設定 ... 76 テストの実行、結果の解析、最適化 ... 76 バックアップ/リカバリ検証の方法論 ... 77 テスト ツール ... 77目次 大量のランダム ドキュメントを作成するためのサンプル ツール ... 77 ドキュメントをSharePoint にロードするためのサンプル ツール ... 77 SharePoint パフォーマンス テスト用サンプル コード ... 77
第 7 章
参照資料
79
EMC ドキュメント ... 80 その他のドキュメント ... 80 リンク ... 81 Microsoft TechNet ... 81 MSDN ライブラリ ... 81付録 A
情報収集用ワークシート
83
仮想化SharePoint 2013 用 VSPEX の情報収集用ワークシート ... 84付録 B
SharePoint Server 2013 の概念
87
SharePoint Server 2013 の基本 ... 88 SharePoint Server 2013 検索サービス ... 90付録 C
仮想化
SharePoint 向け VSPEX サイジング ツール
91
RPS の計算方法 ... 92 コンテンツ データベースのサイズの見積もり ... 92付録 D
SharePoint Server 2013 のサイズ設定ロジックと手法の
概要
95
概要 ... 96 SharePoint のトポロジーとコンピューティング リソースのサイズ設定 ... 97SharePoint Server 2013 の Web サーバのサイズ設定 ... 97
アプリケーション サーバのサイズ設定 ... 99 データベース サーバのサイズ設定 ... 101 SharePoint Server 2013 のストレージ レイアウトのサイズ設定 ... 101 SharePoint Server 2013 のコンテンツ データベース プールのサイズ設定 ... 102 SharePoint 2013 サービス プールのサイズ設定 ... 105 個人用サイト プールのサイズ設定 ... 107 VSPEX プライベート クラウド プールのサイズ設定 ... 108 適切なVSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択 ... 108
図
図1. 妥当性検査済みのインフラストラクチャのアーキテクチャ ... 21 図2. SharePoint Server 2013 のトポロジー ... 24 図3. VSPEX 実証済みインフラストラクチャ ... 25 図4. マルチコアを最適化した次世代VNX ... 27 図5. アクティブ/アクティブ プロセッサによる、パフォーマンス、 リカバリ性、効率性の向上 ... 28図6. Unisphere Management Suite ... 29
図7. 必要なリソースの例:小規模のSharePoint 2013 ファーム向け VSPEX 実証済みインフラストラクチャ ... 45
図8. 必要なリソースの例:中規模のSharePoint ファーム向け VSPEX 実証済みインフラストラクチャ ... 48
図9. VMware vSphere 5.1 プラットフォーム上の SharePoint 2013 ストレージ要素 ... 53 図10. Hyper-V プラットフォーム上の SharePoint 2013 ストレージ要素 ... 54 図11. ストレージ レイアウトの例:VNXe シリーズ用の小規模の SharePoint 2013 ファーム ... 61 図12. ストレージ レイアウトの例:FAST VP がない VNX シリーズ用の 中規模のSharePoint 2013 ファーム ... 62 図13. ストレージ レイアウトの例:FAST VP がある VNX シリーズ用の 中規模のSharePoint 2013 ファーム ... 63 図14. 印刷可能な情報収集用ワークシート ... 86 図15. SharePoint Server 2013 のコンテンツ構造 ... 89 図16. 検索の多い公開ポータルでのアクティブなユーザーの 数とホストIOPS の関係のテスト結果 ... 102 図17. 検索の多いドキュメント管理ポータルでの アクティブなユーザーの数とホストIOPS の関係のテスト結果 ... 103
目次
表
表 1. 用語 ... 12
表 2. 仮想化SharePoint Server 2013 向け VSPEX:導入ワークフロー ... 16
表 3. リファレンス仮想マシン:特性 ... 26 表 4. VNXe ソフトウェア スイート ... 30 表 5. VNXe ソフトウェア パッケージ ... 31 表 6. 仮想化SharePoint 2013 向け VSPEX:設計プロセス ... 34 表 7. 仮想化SharePoint 2013 向け VSPEX 情報収集用ワークシートの ガイダンス ... 35 表 8. VSPEX サイジング ツールの出力 ... 38 表 9. VSPEX 実証済みインフラストラクチャ:選択ステップ ... 42 表 10. 情報収集用ワークシートの例:小規模のSharePoint ファーム ... 42 表 11. 必要なリソースの例:小規模のSharePoint ファーム ... 43 表 12. VSPEX サイジング ツールでの SharePoint ファームの詳細の例 ... 44 表 13. 主要なパフォーマンス メトリックの例:小規模の SharePoint ファーム ... 44 表 14. VSPEX 情報収集用ワークシートの例:中規模の SharePoint ファーム ... 46 表 15. 必要なリソースの例:中規模のSharePoint ファーム ... 46 表 16. サマリーの例:VSPEX サイジング ツールでの中規模の SharePoint ファーム ... 47 表 17. 主要なパフォーマンス メトリックの例:中規模の SharePoint ファーム ... 47 表 18. SharePoint 関連のストレージ プールの名前と目的 ... 53 表 19. SharePoint Server 2013 のインデックスの一時的な場所の I/O パターン例 ... 55 表 20. FAST VP が有効になった後のストレージ プールのディスク タイプとRAID タイプ ... 59 表 21. アプリケーション サーバに推奨される vCPU の数 ... 64 表 22. SQL Server で推奨される vCPU の数 ... 65 表 23. SQL Server で推奨される RAM ... 65
表 24. SharePoint Server 2013 のインデックスの一時的な場所の I/O パターン例 ... 69 表 25. アプリケーション検証手順の概要 ... 72 表 26. 一般的な操作 ... 73 表 27. ワークロードの組み合わせ ... 74 表 28. 仮想化SharePoint 2013 向け VSPEX の情報収集用ワークシート ... 84 表 29. SharePoint Server 2013 の基本的な概念 ... 88 表 30. SharePoint 検索サービスの概念 ... 90 表 31. コンテンツ データベースのサイズを見積もる方法 ... 93
表 32. SharePoint ファームのサイズ設定手順の概要 ... 96 表 33. アクティブなユーザーの数によるWeb サーバのサイズ設定 ... 97 表 34. Web サーバのコンピューティング リソースの割り当て ... 98 表 35. 通常のファームの場合のアプリケーション サーバのサイズ設定 ... 99 表 36. よく使用されるファーム用のアプリケーション サーバの サイズ設定 ... 100 表 37. アプリケーション サーバのコンピューティング リソースの 割り当て ... 100
表 38. SharePoint Server 2013 の SQL Server の vCPU リソースの サイズ設定 ... 101
表 39. SharePoint Server 2013 の SQL Server のメモリ リソースの サイズ設定 ... 101 表 40. コンテンツ データベース プールのサイズ設定のための ユーザー入力の例 ... 104 表 41. 検索が多くないファームでのアプリケーション サーバの サイズ設定 ... 106 表 42. 検索が多いファームでのアプリケーション サーバのサイズ設定 .... 106 表 43. 個人用サイト プールの RAID 構成 ... 107 表 44. VSPEX ストレージ モデル サポート マトリックス ... 110 表 45. ストレージ システム サポート マトリックス ... 111
第 1 章:概要
第
1 章
概要
この章は、次のトピックで構成されています。 このガイドの目的 ... 10 ビジネス バリュー ... 10 対象範囲 ... 11 対象者 ... 11 用語 ... 12このガイドの目的
EMC® VSPEX®実証済みインフラストラクチャは、重要なビジネス アプリケーションの 仮想化に対応するように最適化されています。お客様は VSPEX を使用して、VSPEX プライベート クラウド インフラストラクチャ上の仮想化環境で Microsoft SharePoint Server 2013 をサポートするのに必要な仮想資産を計画し設計することができます。 仮 想 化 SharePoint 2013 向 け VSPEX ア ー キ テ ク チ ャ で は 、 仮 想 化 さ れ た SharePoint ソリューションを一貫したパフォーマンス レベルでホストする機能を備え た検証済みのシステムをお客様に提供します。このソリューションは、VMware vSphere または Microsoft Hyper-V 仮想化レイヤー上で動作します。また、ストレー ジを提供する可用性に優れたEMC VNX® ファミリを基盤としています。すべての VSPEX ソリューションは EMC バックアップ/リカバリ製品でサイズ設定およ びテストされています。EMC Avamar®とEMC Data Domain®で、完全なインフラストラ クチャ、アプリケーション、メール バックアップ/リカバリ(きめ細かいメール リカバリ 機能を含む)が実現します。コンピューティング コンポーネントおよびネットワーク コンポーネントは、ベンダーによる定義が可能であり、仮想マシン環境のプロセスと データのニーズを処理するための冗長性と十分な処理能力を持つように設計され ています。
こ の 設 計 ガ イ ド で は 、VSPEX Proven Infrastructure for virtualized SharePoint 2013 をベスト プラクティスに基づいて設計する方法について説明します。また、 EMC VSPEX サイジング ツールによるサイズ設定のガイダンスに従いながら正しい VSPEX 実証済みインフラストラクチャを選択する方法についても説明します。
ビジネス
バリュー
コンテンツのボリュームと多様性、ならびにユーザー データのサイズは、年々大きく なり続けています。データは、今後10 年間、50 倍の成長率で増加すると予想されて います。こういったすべてのデータの価値を実現するため、企業は、コラボレー ションと情報共有を促進するためにコンテンツ管理アプリケーションに注目していま す。過去 10 年間にわたって、SharePoint は、お客様のコラボレーション用ポータル の開発、ドキュメントやレコードの管理、ドキュメントの検索や共有、そして、お客様 にとって最も価値ある資産である「情報」を中心としたビジネス処理自動化の開発を 支援してきました。 SharePoint の開発が進み、新しい機能が追加されるにつれ、データの管理に関して 企業が直面する課題も増えつつあります。地理的に分散している従業員のために、 最適なSharePoint インフラストラクチャをどのように管理し、監査し、保護し、提供す るのかが、多くの IT 部門で大きな課題となっています。VSPEX で物理サーバとスト レージ資産を仮想化することで、IT 部門はよりダイナミックで俊敏になり、ビジネス上 で刻々と変わっていく要求に対応できるようになります。 VSPEX を使用することで、導入工程を短縮し、管理、バックアップ、ストレージのプロ ビジョニングを簡易化することで、IT の変革を加速できます。お客様は、より高い可 用性とストレージ使用率、高速でシンプルなバックアップによってさらに高い効率 性を実現できます。また、VSPEX では、お客様が独自の SharePoint 2013 環境の要 件に合わせて、ハイパーバイザ、サーバ、ネットワークを柔軟に選択できます。第 1 章:概要
対象範囲
この設計ガイドでは、Microsoft Hyper-V または VMware vSphere で実行される仮想 化SharePoint Server 2013 環境向け VSPEX 実証済みインフラストラクチャを設計す る方法について説明します。このガイドは、お客様の環境に、すでに VSPEX プライ ベート クラウドが存在していることを前提としています。
このガイドでは、EMC VNX と EMC VNXe®両方のストレージ アレイへの導入例を説明 します。さらに、VSPEX インフラストラクチャでの SharePoint Server 2013 のサイズ設 定方法、ベスト プラクティスに従ってリソースを割り当てる方法、VSPEX がもたらすす べてのメリットを活用する方法についても説明します。
SharePoint のデータ保護を目的とした EMC のバックアップ/リカバリ ソリューションに ついては、「EMC Backup and Recovery Options for VSPEX for Virtualized Microsoft SharePoint 2013 Design and Implementation Guide」をご覧ください。
対象者
このガイドは、EMC の社員および認定 EMC VSPEX パートナーを対象としています。 このガイドでは、仮想化SharePoint 2013 ソリューション用 VSPEX の導入を目的とす るVSPEX パートナーは、以下の条件を満たしていることを前提としています。
• SharePoint ソリューションの販売と導入を Microsoft から認定されている • SharePoint Server 2013 の認定を受け、次の Microsoft 認定のいずれかまた
は両方を取得している
試験 70-331:Microsoft SharePoint Server 2013 のコア ソリューション 試験 70-332:Microsoft SharePoint Server 2013 の先進的なソリュー
ション • EMC により EMC VNX ファミリの販売、インストール、構成の認定を受けている こと • VSPEX の実証済みのインフラストラクチャの販売の認定を受けている • VSPEX の実証済みのインフラストラクチャに必要なネットワークおよびサーバ 製品の販売、インストール、構成の認定を受けている このソリューションを導入するパートナーは、次のインストールおよび構成を行うた めに必要な技術トレーニングおよび背景知識を有する必要もあります。 • VNX と VNXe
• vSphere または Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V(仮想化プラット フォームとして)
• Microsoft Windows Server 2012 OS(オペレーティング システム) • Microsoft SharePoint Server 2013
• EMC バックアップ/リカバリ製品(Avamar および Data Domain を含む)
このドキュメントでは適宜、外部の関連資料を紹介しています。このソリューションを 実装するパートナー様はこれらのドキュメントの内容に精通していることを推奨します。 詳細については、「基本的な参考資料」および「第 7章:参照資料」をご覧ください。
用語
表 1 に、本ガイドで使用される用語の一覧を示します。 表 1. 用語
用語 定義
ACL Access control list
AD Active Directory
BLOB Binary Large Object
CSV クラスタ共有ボリューム
DNS ドメイン ネーム システム
DRS Distributed Resource Scheduler
FAST™
Cache 特定アプリケーション向けフラッシュ ドライブのレスポンス タイム短縮とIOPS の向上を実現する EMC VNX シリーズ ストレージ システムの機能。
FAST VP 仮想プール用のFAST
IIS Internet Information Services(IIS)
IOPS 1 秒あたりの I/O 操作の回数
LUN Logical Unit Number(論理ユニット番号)
MCx™ マルチコア コード パス最適化
MPP マルチパス プラグ イン
NFS ネットワーク ファイル システム
NIC Network Interface Card(ネットワーク インタフェース カード)
NL-SAS ニア ライン シリアル接続 SCSI NLB Microsoft ネットワーク ロード バランシング RDM RDM(raw デバイス マッピング) RPS 1 秒あたりの要求数 RTM 製造用リリース SSD ソリッド ステート ディスク TCO 総所有コスト VAAI は完了 です
VMware VAAI(vStorage APIs for Array Integration)
VDM 仮想Data Mover
VHDX Hyper-V 仮想ハード ディスク フォーマット
VMDK VMware 仮想マシン ディスク
VMFS VMware vStorage 仮想マシン ファイル システム
VSS ボリューム シャドウ コピー サービス
VSTS Microsoft Visual Studio Team System
第 1 章:概要
用語 定義
iSCSI Internet Small Computer System Interface
tempdb tempdb は、Microsoft SQL Server が処理中に一時作業領域として使用す
るシステム データベース オーバーレイ VSPEX 実証済みインフラストラクチャにオプション機能を追加する VSPEX テ クノロジー ソリューション リファレンス 仮想マシン VSPEX 実証済みインフラストラクチャのコンピューティング リソースを数量 化するための、1 台の仮想マシンの測定単位
第 2 章:はじめる前に
第
2 章
はじめる前に
この章は、次のトピックで構成されています。
導入ワークフロー ... 16 基本的な参考資料 ... 16
導入ワークフロー
仮想化SharePoint 2013 向けVSPEXソリューションを設計および実装するには、表 21
表 2. 仮想化 SharePoint Server 2013 向け VSPEX:導入ワークフロー のプロセス フローを参照してください。 ステップ アクション 1 仮想化SharePoint 2013 向け VSPEX の情報収集用ワークシートを使用して、 ユーザーの要件を収集します。1 ページの情報収集用ワークシートは、 「付録 A」に掲載されています。 2 EMC VSPEX サイジング ツールを使用し、ステップ 1 で収集したユーザー要件に 基づいて、推奨する仮想化SharePoint 向け VSPEX 実証済みインフラストラク チャ ソリューションを決定します。 サイジング ツールの詳細については、EMC VSPEX サイジング ツール ポータ ルを参照してください。 注:VSPEX サイジング ツールを使用できない場合は、「付録 D:SharePoint Server 2013 のサイズ設定ロジックと手法の概要」にあるガイドラインに従ってア プリケーションを手動でサイズ設定することができます。
3 仮想化SharePoint Server 2013 向け VSPEX 実証済みインフラストラクチャの最
終設計を決定するには、この「設計ガイド」を参照してください。 注:仮想化されたSharePoint の要件だけでなく、すべてのアプリケーション要件 が考慮されていることを確認します。 4 適切なVSPEX 実証済みインフラストラクチャを選択して注文します。ガイダンス については、「基本的な参考資料」の該当するVSPEX 実証済みインフラストラク チャ ガイドを参照してください。 5 VSPEX ソリューションを導入し、テストします。ガイダンスについては、「基本的な 参考資料」の該当するVSPEX 導入ガイドを参照してください。
基本的な参考資料
推奨される参照ドキュメントを次に示します。これらのドキュメントは、EMC コミュニ ティ ネットワークのVSPEX スペース、EMC.com、VSPEX 実証済みインフラストラクチャ のパートナー ポータルから利用できます。 次のVSPEX ソリューション概要ドキュメントを参考にしてください。 • EMC VSPEX サーバ仮想化ソリューション(中堅企業) • EMC VSPEX サーバ仮想化ソリューション(中小企業)1 ソリューションにバックアップ/リカバリ コンポーネントが含まれている場合、バックアップ/
リカバリのサイズ設定および導入ガイドラインについては、「EMC Backup and Recovery Options for VSPEX for Virtualized Microsoft SharePoint 2013 Design and Implementation Guide」を参照してください。
VSPEX ソリュー ション概要
第 2 章:はじめる前に
次のVSPEX 導入ガイドを参考にしてください。
• Microsoft Hyper-V で仮想化された Microsoft SharePoint 2013 向け EMC VSPEX
• VMware vSphereで仮想化された Microsoft SharePoint 2013向け EMC VSPEX
次のVSPEX 実証済みインフラストラクチャ ガイドを参考にしてください。 • EMC VSPEX Private Cloud:VMware vSphere 5.1 for up to 100 Virtual
Machines
• EMC VSPEX Private Cloud:VMware vSphere 5.1 for up to 1,000 Virtual Machines
• EMC VSPEX Private Cloud:Microsoft Windows Server 2012 with Hyper-V for up to 100 Virtual Machines
• EMC VSPEX Private Cloud:Microsoft Windows Server 2012 with Hyper-V for up to 1,000 Virtual Machines
EMC バックアップ/リカバリを使用した VSPEX の次のガイドを参考にしてください。 • EMC Backup and Recovery Options for VSPEX for Virtualized Microsoft
SharePoint 2013 Design and Implementation Guide 次のベスト プラクティス ガイドを参考にしてください。
• EMC VNX Unified Best Practices for Performance • EMC FAST VP for Unified Storage Systems
VSPEX 導入ガイド VSPEX 実証済み インフラストラクチャ ガイド EMC バックアップ/ リカバリを使用した VSPEX のガイド ベスト プラクティス ガイド
第 3 章:ソリューションの概要
第
3 章
ソリューションの概要
この章は、次のトピックで構成されています。 概要 ... 20 ソリューション アーキテクチャ ... 20 主要コンポーネント... 21概要
この章では、仮想化Microsoft SharePoint Server 2013 向け VSPEX 実証済みインフ ラストラクチャと、このソリューションで使用されている主なテクノロジーの概要につ いて説明します。この設計ガイドで説明しているソリューションには、中小企業のプ ライベート クラウド環境を中心としたサーバ、ストレージ、ネットワーク コンポーネン ト、およびSharePoint コンポーネントが含まれます。 このソリューションによって、仮想化された SharePoint ファームを VSPEX 実証済み インフラストラクチャに迅速かつ確実に導入、保護できるようになります。このソ リューションのリファレンス アーキテクチャは、VSPEX 実証済みインフラストラクチャと SharePoint アプリケーション データ用の追加ストレージのサイズ設定に関するガイ ダンスに基づいて、リファレンス仮想マシンのリソースをサポートします。 VNX および VNXe ファミリのストレージ アレイは、お客様それぞれのニーズに応じて、 iSCSI(Internet Small Computer System)、NFS(ネットワーク ファイル システム)、 CIFS(Common Internet File System)、FC(ファイバ チャネル)、FCoE(Fibre Channel over Ethernet)の各プロトコルをサポートするマルチプロトコル プラットフォームです。 このソリューションは、データ ストレージに NFS と iSCSI を使用して検証されました。 お 客 様 は こ の 設 計 ガ イ ド を 参 考 に し て 、 シ ン プ ル で 柔 軟 性 の あ る 効 果 的 な SharePoint ソリューションを VSPEX 実証済みインフラストラクチャに導入できます。こ のガイドは、VMware vSphere と Microsoft Hyper-V を含むすべての VSPEX 実証済み インフラストラクチャに適用されます。
このソリューションでは、AD(Active Directory)および DNS(ドメイン名システム)が存 在する必要があります。これらのサービスの実装はこのガイドの取り扱い範囲を超 えますが、これらのサービスは導入の成功に必要な前提条件とみなされます。 SharePoint のデータ保護を目的としたバックアップ/リカバリ ソリューションについて は 、 「EMC Backup and Recovery Options for VSPEX for Virtualized Microsoft SharePoint 2013 Design and Implementation Guide」をご覧ください。
ソリューション
アーキテクチャ
図1 は、VSPEX 実証済みインフラストラクチャ上の SharePoint 2013 オーバーレイの、 妥当性検査済みのインフラストラクチャを描いたアーキテクチャを示しています。 すべてのSharePointサーバ(Webサーバ、アプリケーション サーバ、SQL Server)は、 VMware vSphere 5.1 上またはMicrosoft Windows Server 2012 Hyper-V上に、仮想 マシンとして展開されます。当社では、SharePoint向けVSPEXサイジング ツールを使 用して、SharePointサーバの役割の数と、各役割で必要なコンピューティング リソー スの詳細を決定しました。2
2このガイドの説明中にでてくる操作は、ソリューションを検証した EMC Solutions のエンジニアリング チームが行ったものです。 また、これを使用して、VNXまたはVNXeシリーズ内の VSPEXプライベート クラウド プールに加え、SharePoint Server 2013 用として推奨さ れるストレージ レイアウトも決定しました。
第 3 章:ソリューションの概要
図1. 妥当性検査済みのインフラストラクチャのアーキテクチャ
主要コンポーネント
ここでは、このソリューションで使用されている主要なテクノロジーの概要について 説明します。
• Microsoft SharePoint Server 2013 • Microsoft SQL Server 2012 • EMC VSPEX 実証済みインフラストラクチャ • EMC 次世代 VNX • EMC VNXe • EMC バックアップ/リカバリ ソリューション • VMware vSphere 5.1
• Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V • EMC XtremSW™ Cache
• EMC PowerPath®/VE 概要
Microsoft SharePoint Server 2013 は、エンタープライズや中小企業向けのビジネス コラボレーション プラットフォームを提供します。SharePoint を利用すれば、組織は Web サイト、ブログ、Wiki、ドキュメント ライブラリなど、SharePoint 環境の多くの機 能の一部を使用して、コンテンツや情報を共有できます。これらの機能の中のコン テンツは、開始から完了までまとめて管理できます。 SharePoint Server 2013 プラットフォームは一連の豊富な統合機能で構成され、そ れらはそのまますぐに利用することも、特定のビジネス ニーズに合わせてカスタマ イズし他の製品やソリューションに統合することもできます。プラットフォームは組織 内(イントラネット経由)にもファイアウォールの外側(エクストラネットおよびインター ネット経由)にも導入でき、従業員、お客様、ビジネス パートナーとの対話を可能に します。また、同じ機能セットやツール セットを利用して、考えやアイデアについての 情報交換やディスカッションが容易に行えます。 SharePoint 環境は、複数のサーバの役割と、ファームと呼ばれるユニットとの組み 合わせで構成されます。このソリューションのSharePoint Server 2013 ファームには、 次のサーバの役割が含まれます。 • Web サーバの役割:このサーバは、ユーザーに表示される実際の SharePoint ページを処理します。Web サーバの役割は、Web ページ、Web サービス、 ユーザーからの要求の処理に必要な Web パスをホストすることです。Web サーバは、これらの要求をアプリケーション サーバに送信し、その結果はアプ リケーション サーバから Web サーバに返されます。 • アプリケーション サーバの役割:このサーバは、インデックス クロールやクエ リー サービスの検索など、すべての SharePoint アプリケーション サービスを 実行します。また、SharePoint の一元管理 Web サイトをホストします。アプリ ケーション サーバは、単一サーバへの導入ならびにファームの全サーバによ る使用が可能なホスト サービスに追加できます。同様の用途およびパフォー マンス特性を持つサービスは、サーバ上で論理的にグループ分け可能で、パ フォーマンスあるいは容量の要件に対応するためにスケールアウトが必要な 場合は、必要に応じて複数のサーバ上でホストできます。 3 種類の検索アプリケーション役割を、次のようにアプリケーション サーバに 分散させて使用することを推奨します。 オール イン ワン:このサーバには、検索アプリケーションのすべての役割 が含まれます。 − クエリー処理 − インデックス パーティション − クローラー − コンテンツ処理 − 分析処理 − 管理 クローラー タイプ:このサーバには 4 つの役割が含まれます。 − クローラー − コンテンツ処理 Microsoft SharePoint Server 2013
第 3 章:ソリューションの概要 − 分析 − 管理 クエリー タイプ:このサーバには 2 つの役割が含まれます。 − クエリー処理 − インデックス パーティション • データベース サーバの役割:これらのサーバは、コンテンツ データベース、構 成データベース、検索データベースなどの SharePoint データベースを実行す るサーバです。このソリューションの場合、SharePoint 2013 用のバックエンド データベースの役割とともにSQL Server 2012 をインストールします。 SQL Server 2012 は、e コマース、基幹業務、データ ウェアハウジング ソリューション 向けのMicrosoftのデータベース管理および解析システムです。SQL Serverは、アプ リケーション データの保存、取得、管理に広く使用されています。SQL Server は広範 囲なアプリケーションと連携して利用されます。また、アプリケーションごとにパ フォーマンス、サイズ設定、可用性、復旧可能性、管理性などの要件が異なるため、 SQL Server を導入する際は、これらの要素について十分に理解し、それをもとに計 画を立てることが重要です。
SharePoint Server 2013 は SQL Server のデータベース エンジンを基盤として開発さ れており、そのコンテンツのほとんどとSharePoint の構成が SQL Server データベー スに格納されます。この仮想化 SharePoint 向け VSPEX 実証済みインフラストラク チャでは、SQL Server 2012 をバックエンド データベース アプリケーションとして使用 しました。SharePoint Server 2013 は、次の種類の SQL Server データベースを使用し ます。
• 構成データベース:構成データベースと一元管理コンテンツ データベースは 構成データベースと呼ばれています。これらのデータベースにはファーム設定 に関するデータ( 使用されているデータベース、IIS(Internet Information Services)の Web サイトまたは Web アプリケーション、ソリューション、Web パーツ パッケージ、サイト テンプレート、デフォルト クォータ、ブロック対象の ファイル タイプなど)が格納されます。SharePoint ファームに持たせることがで きる構成データベースのセット数は1 個だけです。 • コンテンツ データベース:コンテンツ データベースにはすべてのサイト コン テンツ (サイト ドキュメント(ドキュメント ライブラリ内のファイルなど)、リスト データ、WebPart のプロパティ、ユーザーの名前と権限)が格納されます。特 定サイトのすべてのデータは、1 つのコンテンツ データベースに置かれます。 各 Web アプリケーションには、多くのコンテンツ データベースを含めることが できます。コンテンツ データベースは多くのサイト コレクションと関連づけるこ とができますが、各サイト コレクションと関連づけることができるのは 1 つの コンテンツ データベースのみです。 • サービス アプリケーション データベース:サービス アプリケーション データ ベースには、サービス アプリケーションが使用するデータが格納されます。 サービス アプリケーションのデータベースは、その使用方法が大きく異なり ます。 Microsoft SQL Server 2012
図 2 に SharePoint ファームにおけるサーバの役割と、当社がこの SharePoint 向け VSPEX 実証済みインフラストラクチャについて妥当性検査を行った関連するサービ ス コンポーネントを示します。SharePoint Server 2013 の基本的な概念の詳細につ いては、「付録 B:SharePoint Server 2013 の概念」を参照してください。 図2. SharePoint Server 2013 のトポロジー SharePoint Server 2013 では他のサービス コンポーネントもサポートされています。 SharePoint Server 2013 のその他のサービスについて設計を予定している場合は、 Microsoft TechNet Web サイトで、それらの機能のパフォーマンス、容量のテスト結 果と推奨事項を参照してください。 EMC は IT インフラストラクチャ プロバイダと連携して、プライベート クラウドの導入を 促進する包括的な仮想化ソリューションを作成しました。VSPEX により、導入の迅速 化、さらなる簡素化、選択肢の向上、効率性の向上、リスクの軽減を図ることができ ます。EMC による妥当性検査によって、予測可能なパフォーマンスが保証され、お 客様は既存の IT インフラストラクチャを活用するテクノロジーを選択できると同時に、 計画、サイズ設定、構成に伴う負担も同時に解消できます。VSPEX は、真の統合 インフラストラクチャの特長であるシンプルさと、個々のスタック コンポーネントに対 する幅広い選択肢を同時に求めているお客様に、仮想インフラストラクチャを提供し ます。 EMC VSPEX 実証済 みインフラストラク チャ
第 3 章:ソリューションの概要
VSPEX ソリューションは、EMC によって実証され、EMC チャネル パートナーが独占的 にパッケージ化し、販売しています。VSPEX は、より多くのオポチュニティ、より速い セールス サイクル、エンド ツー エンドのイネーブルメントをチャネル パートナーに提 供します。EMC とそのチャネル パートナーが、密接な連携を図ることによって、クラ ウドへの移行を高速化するインフラストラクチャを提供し、さらに多くのお客様に対 応できるようになりました。 図3 に示す VSPEX 実証済みインフラストラクチャは、EMC による妥当性検査を受け、 EMC パートナーにより提供される、モジュール形式の仮想化されたインフラストラク チャです。EMC が設計した VSPEX には、仮想化、コンピューティング、ネットワーク レ イヤー、EMC ストレージ/バックアップが含まれ、信頼性の高い予測可能なパフォー マンスを発揮します。 図3. VSPEX 実証済みインフラストラクチャ VSPEX では、顧客の環境に適したネットワーク、サーバ、仮想化テクノロジーを柔軟 に選択して、完全な仮想化ソリューションを作成することができます。迅速な導入が 可能なVSPEX を使用すれば、EMC パートナーの顧客は、シンプルで効率性に優れ、 選択肢が広く、リスクの低いビジネスを実現できます。 VSPEX 実証済みインフラストラクチャの詳細については、「VSPEX 実証済みインフラ ストラクチャ ガイド」を参照してください。 リファレンス仮想マシン 仮想インフラストラクチャについての説明を簡単にするため、VSPEX は、測定単位を表 すリファレンス仮想マシンを定義して、VSPEX 仮想インフラストラクチャ内のコンピュー ティング リソースを数量化します。お客様の実際の使用状況とリファレンス ワーク ロードを比較することで、選択するリファレンス アーキテクチャを推定できます。 リファレンス仮想マシンは、表 3 に示される特徴を備えた 1 台の仮想マシンとして定 義されます。リファレンス仮想マシンとその特徴の詳細については、「VSPEX 実証済 みインフラストラクチャ ガイド」を参照してください。
表 3. リファレンス仮想マシン:特性 特性 値 仮想マシンごとの仮想プロセッサ数 1 仮想マシンごとのRAM 2 GB 仮想マシンごとの使用可能なストレージ容量 100 GB 仮想マシンごとのIOPS(1 秒あたりの I/O 動作数) 25 I/O パターン ランダム I/O 読み取り/書き込み比率 2:1 機能と改善点 EMC VNX フラッシュ最適化ユニファイド ストレージ プラットフォームは、画期的なエン タープライズ対応のファイル、ブロック、オブジェクト ストレージ機能を 1 つに収めた、 拡張性に優れた使いやすいソリューションです。VNX は、物理環境または仮想環境 で混在したワークロードに最適であり、強力で柔軟性の高いハードウェアと高度な 効率性、管理、保護ソフトウェアを組み合わせて、今日の仮想化されたアプリケー ション環境における厳しいニーズに対処します。 VNX には、最初の世代の成功を受けて設計および開発された、多数の機能と改善 点が含まれています。これらの機能と改善点には、次のものがあります。
• Multi Core Cache、Multicore RAID、Multicore FAST Cache(MCx)でのマルチ コア最適化による容量の増加
• フラッシュ最適化ハイブリッド アレイによる効率性の向上
• アクティブ/アクティブでのアプリケーションの可用性の向上による、保護の 強化
• 新しい Unisphere Management Suite の生産性向上による管理と導入の簡 易化 VSPEX は次世代 VNX で構築され、これまで以上に高い効率性、パフォーマンス、拡 張性を発揮します。 フラッシュ最適化ハイブリッド アレイ VNX はフラッシュ最適化ハイブリッド アレイで、自動階層化を実現し、重要なデータ に対して最適なパフォーマンスを発揮し、あまりアクセスされないデータを低コストの ディスクにインテリジェントに移動します。 このハイブリッドなアプローチにより、システム全体から見ればごく一部のフラッシュ ドライブで、全体のIOPS の大部分に対応することができます。フラッシュ最適化 VNX はフラッシュの低レーテンシーを最大限に活用して、コスト削減の最適化と高パ フォーマンスな拡張性を実現します。EMC FAST Suite(FAST Cache と FAST VP)は、マ ルチ プラットフォームのドライブにわたってブロック データとファイル データの両方を 階層化し、最もアクティブなデータをフラッシュ ドライブに配置します。これにより、お 客様はコストやパフォーマンスについて妥協する必要がなくなります。
第 3 章:ソリューションの概要 一般にデータへのアクセス頻度が最も高いのはその作成時であるため、最高のパ フォーマンスを発揮できるように、新規データは最初にフラッシュ ドライブに保存され ます。時間の経過とともにデータが古くなり、アクティブでなくなると、FAST VP では高 パフォーマンス ドライブのデータを大容量ドライブに階層化します。これは、お客様が 定義したポリシーに基づいて自動的に実行されます。この機能は、4 倍に改善された 粒度と、eMLC(エンタープライズ マルチレベル セル)テクノロジーに基づく新しい FAST VP SSD(ソリッド ステート ディスク)によって強化され、ギガバイトあたりのコストを削 減します。FAST Cache は、システム ワークロードの予想外の急増に動的に対応しま す。VSPEX では、あらゆる用途で、効率性の向上からメリットを得ることができます。 VSPEX 実証済みインフラストラクチャは、プライベート クラウド、エンドユーザー コン ピューティング、仮想化アプリケーション ソリューションを提供します。VNX を使用し て、お客様は高い投資回収率を達成できます。VNX にはバンド外ブロック ベース重 複排除機能が搭載され、フラッシュ階層のコストを大幅に削減できます。 VNX Intel MCx コード パス最適化 フラッシュ テクノロジーの台頭により、ミッドレンジ ストレージ システムの要件の全面 的な変更が進みました。EMC はミッドレンジ ストレージ プラットフォームを再設計し、 マルチコア CPU を効率的に最適化して、市場で最小コストで最高の性能を発揮する ストレージ システムを実現しました。 MCx はすべての VNX データ サービスを、図 4 に示すように、すべてのコア(最大 32 個)に分散します。MCx 搭載の VNX シリーズは、NAS(ネットワーク接続型ストレージ) 上のデータベースや仮想マシンなどのトランザクション型アプリケーションのファイル パフォーマンスを大幅に改善しました。 図4. マルチコアを最適化した次世代VNX Multicore Cache このキャッシュは、ストレージ サブシステム内で最も貴重な資産であり、これを効率 的に使用することは、変化するワークロードを処理する点で、プラットフォーム全体 の効率にとって重要です。キャッシュ エンジンは、システムで使用できるすべてのコ アを最大限に活用するため、モジュラー化されています。 Multicore RAID MCx 再設計におけるもう 1 つの重要な点は、永続的なバックエンド ストレージである HDD(ハード ディスク ドライブ)と SSD に対する I/O の処理です。VNX でのパフォー マンスの大幅な向上は、バックエンド データ管理処理のモジュール化によるもので、 MCx をすべてのコアにわたってシームレスに拡張できます。
VNX のパフォーマンス パフォーマンスの向上 MCxアーキテクチャによって有効になる VNXストレージはフラッシュファースト向けに 最適化されており、全体的なパフォーマンスは圧倒的に高く、トランザクション性能 (IOPS あたりのコスト)、帯域幅性能(GB 当たりのコスト)を低レーテンシーで最適化 して、最適な容量効率(GB 当たりのコスト)を実現します。 VNX では、次のようなパフォーマンス強化が実現します。 • デュアル コントローラ アレイと比較して最大 4 倍のファイル トランザクション • トランザクション型アプリケーション(NFS 上の VMware の Microsoft Exchange
など)のファイル パフォーマンスが最大 3 倍向上し、レスポンス タイムが 60% 短縮
• 最大 4 倍の Oracle および Microsoft SQL Server OLTP トランザクション • 仮想マシン数が最大 6 倍に増加 アクティブ/アクティブのアレイ サービス プロセッサ 新しい VNX アーキテクチャは、図 5 に示すように、アクティブ/アクティブのアレイ サービス プロセッサを提供します。これにより、両方のパスがアクティブに I/O を 処理するので、パス フェイルオーバー中のアプリケーション タイムアウトがなくな ります。 図5. アクティブ/アクティブ プロセッサによる、パフォーマンス、リカバリ性、効率性の向上 ロード バランシングも向上し、アプリケーションのパフォーマンスを最大 2 倍向上さ せることができます。ブロック向けアクティブ/アクティブは、最高レベルの可用性と パフォーマンスを必要とするが、圧縮、重複排除、スナップショットなどの階層化また は効率性向上サービスは必要としないアプリケーションに理想的です。
この VNX リリースでは、VSPEX のお客様は VDM(仮想 Data Mover)と EMC VNX Replicator を使用して、システム間で自動ファイル システムの移行を高速に実行で きます。このプロセスによって、すべてのスナップと設定が自動的に移行され、クラ イアントは移行中に処理を続行できます。
注:アクティブ/アクティブ プロセッサは、従来の論理ユニット番号(LUN)でのみ使用でき、
第 3 章:ソリューションの概要
Unisphere Management Suite
Unisphere Management Suite では、パフォーマンスの検証および容量要件の予測 用に VNX 監視/レポート作成を含めるために、Unisphere の使いやすいインタフェー スを拡張しています。図 6 に示すように、このスイートには、XtremSW Cache をサ ポートすることで、最大数千もの VNX および VNXe システムを一元管理するための Unisphere Remote も含まれています。
図6. Unisphere Management Suite
仮想化管理
VMware Virtual Storage Integrator
VSI(VMware Virtual Storage Integrator)は、EMC ストレージを持つすべての VMware ユーザーが使用できる、無料のVMware vCenter プラグ インです。VSPEX のお客様 は、VSI を使用して、仮想化されたストレージの管理を合理化できます。VMware 管 理者は、使い慣れているものと同じvCenter インタフェースを使用して、VNX ストレー ジの可視性を得ることができます。
VSI を利用して、IT 管理者は短時間でより多くの作業を処理できます。VSI には優れ たアクセス制御機能があるため、ストレージ タスクを効率的かつ確実に管理し、委 任できます。日常の管理タスクのクリック数を最大 90%減らし、生産性を最大 10 倍 にします。
VMware vStorage APIs for Array Integration
VMware VAAI(vStorage APIs for Array Integration)によって、VMware のストレージ 関連の機能による負荷がサーバからストレージ システムに移されることで、より効 率的なサーバとネットワーク リソースの使用が可能になり、パフォーマンスが向上し、 統合が促進されます。
VMware vStorage APIs for Storage Awareness
VMware VASA(vStorage APIs for Storage Awareness)は、vCenter を通じてストレー ジ情報を表示するための、VMware が定義した API です。VASA テクノロジーと VNX との統合で、仮想化環境におけるシームレスなストレージ管理を実現します。
EMC Storage Integrator
ESI(EMC Storage Integrator)は、Windows とアプリケーションの管理者を対象として います。ESI は、エンド ツー エンドの監視を実現する使いやすいツールです。また、 すべてのハイパーバイザに対応しています。管理者は、Windows プラットフォーム の仮想環境と物理環境の両方でプロビジョニングし、基盤となるハイパーバイザか らストレージまで、アプリケーションのトポロジーを参照してトラブルシューティングを 行えます。 Microsoft Hyper-V
Microsoft は、Windows Server 2012 で Hyper-V 3.0 を提供しています。これはプライ ベート クラウド用の拡張ハイパーバイザで、NAS プロトコルで動作するため、接続が 容易です。
オフロード データ転送
Microsoft Hyper-V の ODX(オフロード データ転送)機能により、コピー処理における データ転送の負荷をストレージ アレイにオフロードすることが可能となり、ホスト サ イクルが解放されます。たとえば、SQL Server 仮想マシンのライブ移行に ODX を使 用するとパフォーマンスが2 倍向上し、移行時間が 50%短縮され、Hyper-V サーバ のCPU が 20%削減され、またネットワーク トラフィックが削減されます。 VNXe シリーズは、容易に使用できる拡張性の高いソリューションにおいて、業界を リードする変革と、ファイル、ブロック、オブジェクトの各ストレージのエンタープライ ズ機能を実現する仮想アプリケーション向けに最適化されています。VNXe シリーズ は、小規模環境のIT 管理者を対象に構築されています。 VNXe の機能 VNXe は次の機能をサポートします。 • 仮想化アプリケーション用に最適化された次世代のユニファイド ストレージ • 容量最適化機能(圧縮、重複排除、シン プロビジョニング、アプリケーション中 心のコピー) • ファイブ ナイン(99.999%)の可用性を実現する高可用性 • ファイルおよびブロックのマルチプロトコル サポート • 単一管理インタフェースで NAS、SAN、レプリケーションのすべてのニーズに対 応する、EMC Unisphere による合理化された管理 VNXe ソフトウェア スイート 表 4 に、VNXe で利用できるソフトウェア スイートをリストします。 表 4. VNXe ソフトウェア スイート スイート リソース ローカル プロテクション スイート 本番データのスナップショットにより、生産性を向上 リモート プロテクション スイート 局所的な故障、システム停止、災害からデータを保護 アプリケーション プロテクション スイート アプリケーション コピーを自動化し、コンプライアン スを実証 セキュリティおよびコンプライ アンス スイート 変更、削除、悪意のある操作からデータを保護 EMC VNXe
第 3 章:ソリューションの概要 利用可能なVNXe ソフトウェア パッケージ 表 5 に、VNXe で利用できるソフトウェア パッケージをリストします。 表 5. VNXe ソフトウェア パッケージ パック リソース VNXe3300 トータル プロ テクション パック ローカル、リモート、アプリケーションのプロテクション スイー トが含まれる VNXe3150 トータル バ リュー パック リモートおよびアプリケーション プロテクション スイートとセ キュリティおよびコンプライアンス スイートが含まれる EMC バックアップ/リカバリ ソリューションである Avamar と Data Domain は、仮想化 されたSharePoint を迅速に導入するために必要となる、確実な保護を提供します。 仮想化アプリケーション環境向けに最適化されたEMC バックアップ/リカバリは、バッ クアップ時間を90%短縮し、リカバリを 30 倍高速化するとともに、すぐに仮想マシン にアクセスできるようにするので、信頼性の高い保護を提供します。EMC バックアッ プ アプライアンスは、エンド ツー エンド検証および自動修復機能により信頼性を強 化し、確実なリカバリを提供します。 SharePoint に対して EMC バックアップは、VSS ベースのファームレベル バックアップ や、ファーム全体をリストアせずに済む個々のファイルの高速細分性リカバリのよう な先進的な機能を実現します。また、自動検出や自動構成などの機能により、複雑 さを削減し、時間を節約するとともに、重要なデータを常に保護します。 EMC バックアップ/リカバリ ソリューションは、大幅なコスト削減も実現します。重複排 除を備えた統合ソリューションにより、バックアップ ストレージを 10~30 分の 1 に削 減し、バックアップ管理時間を81%短縮し、帯域幅を 99%向上させてオフサイト レプ リケーションを効率化し、投資を平均7 か月で回収することができます。
技 術 詳 細 に つ い て は 、 「EMC Backup and Recovery Options for VSPEX for Virtualized Microsoft SharePoint 2013 Design and Implementation Guide」を参照 してください。このガイドでは、仮想化SharePoint 向け VSPEX 実証済みインフラスト ラクチャ用の EMC バックアップ ソリューションを設計、サイズ設定、実装する方法を 説明しています。
VMware vSphere 5.1 は、CPU、RAM、ハード ディスク、ネットワーク コントローラを仮想 化することで、コンピュータの物理リソースを変換します。この変換により、高い機能 性を備えた仮想マシンが実現します。この仮想マシンは物理コンピュータと同様に、分 離されカプセル化されたオペレーティング システムやアプリケーションを実行します。 VMware vSphere HA(High Availability)により、仮想マシンで実行するアプリ ケーションに対して、使いやすく、コスト パフォーマンスに優れた高可用性がもた らされます。vSphere 5.1 の VMware vSphere vMotion 機能と VMware vSphere Storage vMotion 機能により、パフォーマンス インパクトをゼロまたは最小限に 抑えながら、vSphere サーバ間で仮想マシンと格納済みファイルをシームレスに 移行できます。VMware vSphere DRS(Distributed Resource Scheduler)および VMware vSphere Storage DRS と連携する仮想マシンは、コンピューティング リソースとストレージ リソースのロード バランシングによって任意の時点で適切 なリソースにアクセスできます。 EMC バックアップ/ リカバリ ソリュー ション VMware vSphere 5.1
完 全 な 仮 想 化 プ ラ ッ ト フ ォ ー ム を 提 供 す る Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V によって、拡張性とパフォーマンスが向上し、データセンターからクラウド まで柔軟性のあるソリューションがもたらされます。組織で Hyper-V を導入すれば、 仮想化によるコスト削減の実現や、サーバ ハードウェア資産の最適化が、より簡 単に行えます。
Windows Server 2012 Hyper-V 高可用性オプションには、増分バックアップ サポート、 クラスタ環境での機能拡張が含まれ、仮想マシン内での仮想アダプタ、および受信 トレイ NIC(ネットワーク インタフェース カード)チーミングをサポートします。Hyper-V では、「非共有型」Live Migration により、両サーバを同一クラスタ内に置いたりスト レージを共有したりする必要がなく、Hyper-V を実行しているサーバから別のサーバ への仮想マシンの移行を可能にします。 お客様が SharePoint Server で特別なパフォーマンス要件をお持ちの場合は、ソ リューションとしてEMC XtremSW Cache(旧称 EMC VFCache)の使用を検討してくだ さい。EMC XtremSW Cache はサーバ主体のフラッシュ テクノロジーを利用したインテ リジェントなキャッシュ ソフトウェアであり、レーテンシーを短縮してスループットを高 め、アプリケーション パフォーマンスを大幅に向上させます。XtremSW Cache は、 ネットワーク ストレージのライトスルー キャッシュを使用して読み取り速度を向上さ せ、データを保護することで、永続的な高可用性、整合性、災害復旧を実現します。 XtremSW Cache をアレイ ベースの EMC FAST ソフトウェアと組み合わせることで、ア プリケーションからデータストアへの最も効率的でインテリジェントなI/O パスが形成 されます。その結果、物理環境と仮想環境の両方に対して、パフォーマンス、インテ リジェンス、保護機能を動的に最適化可能なネットワーク インフラストラクチャが実 現します。 インテリジェントなパス テストやパフォーマンス最適化などの高度なマルチパス機能 には、EMC PowerPath のインストールを推奨します。
EMC PowerPath/VE は、EMC および選択したサード パーティのストレージ システム 用に最適化されたパス フェイルオーバーとロード バランシングにより、インテリ ジェントな高パフォーマンスのパス管理を実現します。PowerPath/VE は、vSphere ホ ストと外部ストレージ デバイス間で複数のパスをサポートします。複数のパスをサ ポートすることで、特定のパスが使用できなくなっても、vSphere ホストはストレージ デバイスにアクセスできます。マルチパスではストレージ デバイスへの I/O トラフィッ クも共有できます。PowerPath/VE は運用の中断やダウンタイムを未然に防ぐため、 高可用性を備えた環境で特に有益です。PowerPath/VE パスのフェイルオーバー機 能は、パス故障時に(別のパスが利用できる場合)、中断されないアプリケーション サポートをホストで維持することにより、ホストの故障を回避します。 PowerPath/VE は、ホストにパス管理機能を提供する MPP(マルチパス プラグ イン) として、VMware ESXi と連携して動作します。PowerPath/VE は vSphere ホストにカー ネル モジュールとしてインストールされます。PowerPath/VE は vSphere I/O スタック フレームワークにプラグ インされ、PowerPath/VE の先進的なマルチパス機能である ダイナミック ロード バランシングや自動フェイルオーバーなどを vSphere ホストに提 供します。 Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V EMC XtremSW Cache EMC PowerPath/VE
第 4 章:VSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択
第
4 章
VSPEX 実証済みインフラストラク
チャの選択
この章は、次のトピックで構成されています。 概要 ... 34 ステップ1:お客様の使用例の評価 ... 34 ステップ2:アプリケーション アーキテクチャの設計 ... 37 ステップ3:適切な VSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択 ... 41概要
この章では、仮想化 SharePoint 向け VSPEX の設計方法と、SharePoint レイヤーを 配置するVSPEX 実証済みインフラストラクチャを選択する方法について説明します。 表 6 は、VSPEX 実証済みインフラストラクチャを選択するときに実行する必要がある 主なステップの概要です。 表 6. 仮想化 SharePoint 2013 向け VSPEX:設計プロセス ステップ アクション 1 仮想化SharePoint 2013 向け VSPEX の情報収集用ワークシートを使用し、お 客様のSharePoint ワークロードを評価します。「ステップ1:お客様の使用例 の評価」を参照してください。 2 VSPEX サイジング ツールを使用して、必要なインフラストラクチャ、SharePoint リソース、アーキテクチャを決定します。「ステップ2:アプリケーション アーキ テクチャの設計」を参照してください。 注:VSPEX サイジング ツールを使用できない場合は、「付録 D:SharePoint Server 2013 のサイズ設定ロジックと手法の概要にあるガイドラインに従って アプリケーションを手動でサイズ設定することができます。 3 ステップ2 で説明している推奨事項に基づいて、正しい VSPEX 実証済みイン フラストラクチャを選択します。「ステップ3:適切な VSPEX 実証済みインフラス トラクチャの選択」を参照してください。
ステップ
1:お客様の使用例の評価
VSPEX ソリューションを選択する前に、SharePoint 環境を適切に設計できるように、 お客様のビジネス インフラストラクチャおよびワークロードの要件に関する情報を収 集しておくことが重要です。VSPEX インフラストラクチャを設計する際のお客様のビジ ネス要件について理解を深めることができるように、VSPEX ソリューションのワーク ロード要件を評価する際は「付録 A」の仮想化SharePoint 2013 向け VSPEX の情報 収集用ワークシートを利用することを推奨します。「付録 A:仮想化 SharePoint 2013 用 VSPEX の情報収集用ワークシート」では、お客 様の要件、使用特性、データセットを明らかにするのに役立つ、簡単な質問の一覧 が記載されています。「付録 B:SharePoint Server 2013 の概念」は、情報収集用 ワークシートの詳細な説明と、記入する値を決める際の一般的なガイダンスです。 概要 仮想化SharePoint 2013 向け VSPEX の情報収集用ワー クシート
第 4 章:VSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択 表 7 は、情報収集用ワークシートの詳細な説明と、記入する値を決める際の一般的 なガイダンスです。 表 7. 仮想化 SharePoint 2013 向け VSPEX 情報収集用ワークシートのガイダンス 質問 説明 VSPEX 実証済みインフラスト ラクチャ内でSharePoint 2013 ファームをいくつホスト しますか? VSPEX 実証済みインフラストラクチャで作成する予定の SharePoint 2013 ファームの数を明らかにします。 SharePoint 2013 では、組織に応じて複数のファームを 独立して作成できます。VSPEX 実証済みインフラストラ クチャは最大3 個の SharePoint 2013 ファームに対応 できます。 注:VSPEX 実証済みインフラストラクチャ内に複数の ファームを準備する場合は、各SharePoint 2013 ファー ムについて、このワークシートで以下の質問のすべて に回答してください。 数年での増加数を含んでいま すか? VSPEX サイジング ツールで計算する増加の年数を定 めます。将来の増加はVSPEX ソリューションの重要な 特性です。この回答は、将来の増加についてお客様の 計画を把握するのに役立ちます。VSPEX サイジング ツールを利用する際は、少なくとも1 年間の増加につい て計画することを推奨します。 年間増加レート(%)は? SharePoint 環境のデータ容量の予想年間増加率を定 めます。将来の増加はVSPEX ソリューションの重要な 特性です。環境に適した数値を記入します。 SharePoint Web アプリケー ションにグローバルにアクセス できるようにしますか? SharePoint 2013 ソリューションのユーザー ベースを定 めるため、ユーザーの総数とユーザーの地理的な分散 状況について考慮する必要があります。この回答は、 仮想化SharePoint 2013 向け VSPEX のピーク時のユー ザー ベースを把握するのに役立ちます。 初期ファーム サイズは(GB)? SharePoint システムに格納するコンテンツ データベー スのボリュームを定義します。コンテンツの量はディス ク容量のサイズを設定するうえで重要な要素です。な ぜなら、他の機能のパフォーマンスに影響を与える可 能性があり、ネットワーク レーテンシーや利用可能な 帯域幅にも潜在的な影響を与える可能性があるから です。 コンテンツ データベースのサイズを初めて見積もる場 合は、「コンテンツ データベースのサイズの見積もり」を 参照してください。 ユーザー数は? SharePoint 環境にアクセスする一意のユーザーの総 数を見積もります。この要素は、仮想化SharePoint 2013 向け VSPEX ソリューションで必要なリソースを決 めるうえで重要です。 ピーク時の同時ユーザー数は (%)? ユーザー同時使用率は、ユーザーの総数のうち、ピー ク時にシステムをアクティブに利用しているユーザーの 割合として定義されます。ユーザーの数とユーザー同 時使用率から、ピーク時におけるSharePoint へのユー ザー接続数が定義されます。