第 4 章 VSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択 33
ステップ 1 :お客様の使用例の評価
VSPEX ソリューションを選択する前に、SharePoint 環境を適切に設計できるように、
お客様のビジネス インフラストラクチャおよびワークロードの要件に関する情報を収 集しておくことが重要です。VSPEXインフラストラクチャを設計する際のお客様のビジ ネス要件について理解を深めることができるように、VSPEX ソリューションのワーク ロード要件を評価する際は「付録 A」の仮想化SharePoint 2013向けVSPEXの情報 収集用ワークシートを利用することを推奨します。
「付録 A:仮想化SharePoint 2013用VSPEXの情報収集用ワークシート」では、お客
様の要件、使用特性、データセットを明らかにするのに役立つ、簡単な質問の一覧 が記載されています。「付録 B:SharePoint Server 2013 の概念」は、情報収集用 ワークシートの詳細な説明と、記入する値を決める際の一般的なガイダンスです。
概要
仮想化SharePoint
2013向けVSPEX
の情報収集用ワー クシート
第 4 章:VSPEX実証済みインフラストラクチャの選択 表 7は、情報収集用ワークシートの詳細な説明と、記入する値を決める際の一般的 なガイダンスです。
表 7. 仮想化SharePoint 2013向けVSPEX情報収集用ワークシートのガイダンス
質問 説明
VSPEX実証済みインフラスト
ラクチャ内でSharePoint 2013ファームをいくつホスト しますか?
VSPEX実証済みインフラストラクチャで作成する予定の
SharePoint 2013ファームの数を明らかにします。
SharePoint 2013では、組織に応じて複数のファームを
独立して作成できます。VSPEX実証済みインフラストラ クチャは最大3個のSharePoint 2013ファームに対応 できます。
注:VSPEX実証済みインフラストラクチャ内に複数の ファームを準備する場合は、各SharePoint 2013ファー ムについて、このワークシートで以下の質問のすべて に回答してください。
数年での増加数を含んでいま すか?
VSPEXサイジング ツールで計算する増加の年数を定
めます。将来の増加はVSPEXソリューションの重要な 特性です。この回答は、将来の増加についてお客様の 計画を把握するのに役立ちます。VSPEXサイジング ツールを利用する際は、少なくとも1年間の増加につい て計画することを推奨します。
年間増加レート(%)は? SharePoint環境のデータ容量の予想年間増加率を定 めます。将来の増加はVSPEXソリューションの重要な 特性です。環境に適した数値を記入します。
SharePoint Webアプリケー ションにグローバルにアクセス できるようにしますか?
SharePoint 2013ソリューションのユーザー ベースを定 めるため、ユーザーの総数とユーザーの地理的な分散 状況について考慮する必要があります。この回答は、
仮想化SharePoint 2013向けVSPEXのピーク時のユー ザー ベースを把握するのに役立ちます。
初期ファーム サイズは(GB)? SharePointシステムに格納するコンテンツ データベー スのボリュームを定義します。コンテンツの量はディス ク容量のサイズを設定するうえで重要な要素です。な ぜなら、他の機能のパフォーマンスに影響を与える可 能性があり、ネットワーク レーテンシーや利用可能な 帯域幅にも潜在的な影響を与える可能性があるから です。
コンテンツ データベースのサイズを初めて見積もる場 合は、「コンテンツ データベースのサイズの見積もり」を 参照してください。
ユーザー数は? SharePoint環境にアクセスする一意のユーザーの総 数を見積もります。この要素は、仮想化SharePoint
2013向けVSPEXソリューションで必要なリソースを決
めるうえで重要です。
ピーク時の同時ユーザー数は
(%)?
ユーザー同時使用率は、ユーザーの総数のうち、ピー ク時にシステムをアクティブに利用しているユーザーの 割合として定義されます。ユーザーの数とユーザー同 時使用率から、ピーク時におけるSharePointへのユー ザー接続数が定義されます。
質問 説明 SharePoint Webアプリケー
ションの主な目的は何ですか?
システムとやり取りするユーザーの数だけでなく、ユー ザーの使用特性も、ファームのパフォーマンスに影 響を与える可能性があります。VSPEXサイジング ツー ルでは、一般的な用途として2種類の操作を定めてい ます。
公開ポータル:ソーシャル サイトや組織のコラボレー ションに使用されるWebサイト。
ドキュメント管理ポータル:組織にあるドキュメントのラ イフサイクルの管理に使用されるWebサイト。
お客様の環境に応じて、公開ポータルかドキュメント管 理ポータルのどちらかを選択します。お客様が
SharePointを他の用途に利用しようと考えている場合
は、SharePointのサイズ設定に関する情報について、
パートナー開発マネージャを通じてEMCにお問い合わ せください。
個人用サイト機能を使用する 予定はありますか?
個人用サイトのユーザーは、自分のプロファイルの編 集、アクティビティの生成、ドキュメントのアップロード/
ダウンロードなどが行えるので、仮想化SharePoint
2013向けVSPEXソリューションのストレージや容量の
ニーズについてさらなる計画が必要になります。お客 様の環境に応じてはいまたはいいえを記入します。
個人用サイトを作成するユー ザー数は全体の何パーセント ですか?
この質問の回答を通じて、仮想化SharePoint 2013向
けVSPEXソリューションで予定する追加のストレージを
見積もります。
1つの個人用サイトのクォータ はどのくらいですか(MB)?
SharePoint Serverにはデフォルトの個人用サイト クォータ テンプレートが含まれています。このテンプ レートでは、ストレージが100 MBに制限されています が、ユーザー数には制限はありません。各ユーザーの 個人用サイトにあるユーザー個人のサイト コレクション ごとに、このクォータ テンプレートを使用します。この テンプレートのデフォルトの設定ではニーズに対応でき ないという場合は、テンプレートを編集できます。この 要素は、仮想化SharePoint 2013向けVSPEXソリュー ションの追加のストレージを決めるうえで重要です。
第 4 章:VSPEX実証済みインフラストラクチャの選択
質問 説明
FAST VPを有効化する予定で
すか?
FAST VPは、コストの削減、設置面積の縮小、管理負担
の軽減によって、階層型環境においてパフォーマン スを自動的に最適化します。
FAST VPは、高IOPSワークロード用にフラッシュ ドライ ブの使用率を最大化するとともに、容量集約型アプリ ケーション用にNL-SAS(ニアラインSAS)ドライブの使用 率を最大化します。
FAST VPは、データ配置をサブLUNレベルに従ってイン
テリジェントに管理することによって、TCO(総所有コス ト)の削減とパフォーマンスの向上を可能にします。スト レージ システムにFAST VPを実装すると、人の手による 分析では決して成し得なかったスピードと効率でダイナ ミックなストレージ階層化ポリシーを評価、分析、実装 できるようになります。
お客様のビジネス要件に応じてはいまたはいいえを記 入します。
SharePoint検索機能を集中的 に利用しますか?
ユーザーが検索機能をよく利用するSharePointファー ムでは、システムの次の要件が高まります。
検索インデックスの更新(最新の追加コンテンツを検索 結果内ですばやく見つけることができる)
大量の検索対象項目
これらの要件のため、サポートするバックエンドI/Oが さらに必要になります。
お客様の環境に応じてはいまたはいいえを記入します。