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現在 ま でに,脳 の遊 離 ア ミノ酸 につ いて は,主 と

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Academic year: 2022

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(1)612.. 脳. の. 遊. 離. ア. ミ. ノ. 酸. に. つ. 822.. い. 1:612.. 398.. 192. て(Ⅷ). イ ヌ 脳 各 部 位 の 遊 離 ア ミ ノ酸 お よ び そ の 関 連 物 質 岡山大学医学部神経精神医学教室(主 任:奥 村二吉教授) 深. 井. 延. 浩. 〔昭和34年1月20日. 緒. 受稿〕. と も に 約50g)大. 言. 虫 部,尾. 現在 ま でに,脳 の遊 離 ア ミノ酸 につ いて は,主 と. 脳 皮 質,白. 状 核,視. 床,視. 床 下 部,延. して ペーパ ー クロ マ トグ ラフ ィー,そ の 他 微 生 物 学. Toreion. Balanceで. を90%エ. タ ノ ー ル30〜40mlで. れ1)‑4),これ に よつ て複 雑 な 脳 代 謝 の 特 異 性究 明 へ. 分 間 の 遠 心 後 上 清 を50℃. の道 程 を徐 々 に歩 みつ つ あ るが,ネ. 0.2N. コ脳 の 遊 離 ア ミ & Stein6)の. イ オン交換 ク ロマ トグ ラフ ィーを も ちいて 最 も信 頼. pH. 溶 き,さ. & Stein6)の イ オ ン 交換 ク ロマ ト. 2.2ク. 秤 量,各1g前. ホ モ ヂ ネ ー ト し, 20. エ ン酸 ナ ト リ ウ ム 緩 衝 液5mlに. ら に こ れ を 遠 心 し 遠 心 上 清 の3mlを. カ ラ. イ オ ン交 換 樹脂 クロ マ トグ ラ フ ィー Moore. & Stein6)の. 方 法 に し た が い,カ. ダイ コ クネズ ミ脳 遊 離 ア ミノ酸 とそ の関 連 物 質 な ら. 400mesh). びに その変 動 に関 す る那 須7)8)9)の 研 究 が あ り,ま. 緩 衝 液 と し て1). た比較生 化学 方面 よ り,同 様正 常 お よび諸 種 条 件 下. 3.1,. に おけ る各種 脊 椎 動 物 の脳 に 関 して の青 山10)11)12). を 使 用 し た.. 150×0.9cmの. 3) 2N. 以 後Moore. pH. 5.1の. 2.2,. のpHお. 部 位に つい て代 謝 プ ール 中 の各 種 の遊 離 ア ミノ酸 お. ム の 外 套 の 温 度 は30,. よびその関 連 物質 の定 量 を 行 い,各 部 位 に よ る ア ミ. 間6〜8mlと. 2). 開用. 0.2N. pH. 各 ク エ ン酸 ナ ト リ ウ ム液. & Steinの. 脳 を一つ の単 一体 として究 明 した もの で あ り,脳 各. (200〜. も の を も ち い,展. 0.2N. pH. ラ ムは. 50‑X4. あ ら か じ め カ ラ ム のPAを2.2に. ノ酸パ ター ンの変 動 を 知 る こ とは個 々の部 位 の機 能. れ. の 水 浴 上 で 蒸 発 乾 固 し,. 強 酸 性 ポ リ ス チ レ ン 樹 脂Dowex. しか しな が ら,現 在 ま で の これ らの研 究 はすべ て. 髄 の各 部 位 を. 後 を え,こ. グ ラフ ィー に よつて 正 常 お よび諸 種条 件 下 に お け る. の研究 が あ る.. 脳. ム に 加 え た.. す るにた る成 績を え て い る.わ れ わ れ の教 室 に お い て も このMoore. 脳 半 球,小. 各 々別 々 に ドラ イ ア イ ス ア セ ト ン 中 に 投 入 し 凍 結,. 的 方 法 に よつ て す で に 多 数 の ア ミノ酸 が分 離 さ. ノ酸 に つ い てTallanら4)はMoore. 質,小. 調 整 し て お き,. 記 載 に したが つ た 展開 溶媒. よ び イ オ ン強 度 を 連 続 的 に 増 加 させ,カ 50,. 75℃,流. ラ. 出 速 度 は1時. した。. カ ラ ム か ら の 流 出 液 を 東 洋 濾 紙 製fraction. との関連,ま た同 じ くこの ア ミノ酸 量 と各部 位 の発. collectorま. 生学 的 意義 との相 関 関 係等 の考 察 に寄 与 す るの みな. fraction. た は 柳 本 製 作 所 製drop. collectorで2ml分. counting. 劃 で 採 取 し,そ. の各. らず,今 後 引続 い て行 われ るべ き諸 種 条 件 に よ る脳. 1mlをMoore. 各部位 の動態 研 究 の基 礎 づ け とな る もの で あ る.私. に よ りColeman. は以 上の見 地 よりイ ヌ脳 の 各部 位 に つ い て イオ ン交. 波 長570mμ. 換 クロマ トグ ラフ ィー に よ りその 遊 離 ア ミノ酸 お よ. め た 標 準 曲 線 に よ つ て 算 出 し た.. びその関連 物質 を 定 量 し,部 位 の異 る につ れ て ア ミ. パ ラ ギ ン 酸 に つ い て はTallan14)の. ノ酸パ ター ンに も相 当 の変 化 が 存 在 す る ことを認 め. 加 水 分 解 の 後 中 和 し た もの に つ い て 同 様 の 比 色 計 算. たので その結 果 につ い て報 告 す る.. 倍 に う す め,各. 試 料の調 整 体 重8kg前. ニ ン ヒ ド リン改 良 反 応. Junior分. 光 光 電 比 色計 に よつ て. に て 比 色 し,ロ. を 行 つ た.ア. 実験材 料お よ び方 法. & Steinの. 後 の健 康 雌 性 雑 種 の イ ヌ2匹. を使. N‑ア. セチルァス. 記 載 に よ り塩 酸. ミ ノ窒 素 に つ い て は 各 試 料 を50〜100 そ の1mlに. 良 反 応 に よ る呈 色 を 行 い,ロ. 用 し,断 頭 直 後 速 か に全 脳 を摘 出 し(全 脳 重量 は. イ シ ン溶 液 に つ い て求. つ い て ニ ン ヒ ド リ ン改 イ シンの 標 準 曲 線 を 基. 準 と し て 算 出 を 行 つ た. 各 ア ミ ノ 酸 の 定 性 はStein,. H15)の. 方 法 に よ つ た,.

(2) 1630. 深. 井. 延. 浩. な お,タ ウ リン とホ ス ホ エ タノ ラミンは この カ ラム条 件 下 で は分 離 されな かつた の で,各 実 験 ご とに流 出液 の 該当分劃を 集 め,脱 塩 濃 縮 した後,メ チルセ ロソル ブ 水 を 溶媒 と して ぺ ーパ ー クロマ トグラ フ ィー で両 者 の 量 的比 率 を求 め,こ れに よ つ て算 出 した もので あ る. 実. 験. 成. 績. 実 験材 料 は前述 の イ ヌ脳 の8部 位であ るが,第1図. に1例 と して イ ヌ延髄 の遊. 離 ア ミノ酸 の 溶 出 曲線 を示 した(第1図), 測 定 され た健 常 イ ヌ脳 各 部 の遊 離ア ミ ノ酸 お よ び その 関 連物 質 は21種 に達 した が この 測定 値 を 表 に示 す. 表 中X216)‑17)は 他 の 脊 椎 動 物 脳 に も見 られ る未 同 定 の ニ ン ヒ ド リ ン陽 性 物 質 で あ る.グ. ル タ ミ ン は こ の イ オ ン交 換 ク ロ. マ トグ ラ フ ィ ー で は 定 量 的 結 果 が え られ な い が 概 略 値 を 求 あ て 記 載 した.シ. スタ. チ オ ニ ン はAuthentic. えら. Sampleが. れ な か つ た が, Tallanら18)の. 表. イ ヌ脳各 部 位 の 遊 離 ア ミノ酸 お よび関 運 物 質mg/100g湿. (*は. 末 同 定 物 質,数. 値 はmM/100gロ. イ シ ン 当 量). 重量. ヒ ト脳 にお.

(3) 脳 の遊 離 ア ミノ酸 につ い て(Ⅷ). 1631. け る報 告 に よ る イ オ ン交 換 ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー で の. は系 統 発生 的 に比 較 的 新 しい部 身 であ る とみ な され. 溶 出位 置 お よ び 同 じ く ヒ ト脳 に お け る 湯 之 上19)の. て い る.ま. イ オ ン交 換 ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー に よ る 溶 出 位 置 か ら. は こ れ を 系 統 発 生 的 に 新 旧 の 二 部 に わ か ち,. 判 断 して 同 物 質 で あ る こ と を 推 定 し た も の で あ る.. Palaeocerebellum旧. しか しイ ヌ脳 に お い て は ヒ ト脳 に お け る よ う に 明 確. す る も の で あ り,虫 部 と 片 葉 が こ れ に 属 し,. な シ ス タ チ オ ニ ン ピ ー ク は存 在 しな か つ た の で 表 中. Neocerebellum新. 記 載 の シ ス タ チ オ ニ ン量 は存 在 可 能 性 の 最 大 値 を 示. 哺 乳類 にな つて は じめ て 出現 す る もの で あ る と して. す もの と考 え られ る.. い る.前 掲 の表 を 見 る と系統 発生 的 に比 較 的新 しい. この 表 中 特 に 著 明 と 思 わ れ る二,三 で は ボ ス ホ エ タ ノ ラ ミ ン,ア ミ ン酸,γ‑ア. ミ ノ酪 酸 お よ びN‑ア. ギ ン酸 が 低 値 を 示 した.小. 小 脳 は片 葉 を 除 い た半 球 で あ り,. とみ な され る大脳 皮 質 と小 脳 半 球 に お け る各 ア ミノ. ル タ. 酸 パ ター ンはす べて よ く似 か よ つ て い る.最 も数 値. セ チ ル ア スパ ラ. 脳 半球 で は大脳 皮 質 と ほ. の 異 る もの で も グ ル タ ミンの83 ンの16.4:26.6程. 125,グ ル タ チ オ. 度 にす ぎな い.こ れ に対 して比 較. 脳 虫部 で は ホ ス ホ エ タ ノ ラ ミ. 的 古い 部 分 とみ な され る小 脳 虫部 と前 二 者 の値 を 比. ル タ ミ ン 脳 お よ び γ‑ア ミ ノ 酪 酸 が 高. 較 す る時,各 遊 離 ア ミノ酸 パ ター ンの 上 に か な りの. と ん ど変 りが な い.小 ンが 低 値,グ. 小 脳 は 鳥 類 以 下 に す で に存 在. 質. の 点 は,白. ス パ ラギ ン酸,グ. た 小 脳 に つ い て は 同 じ くEdinger22). 値 を 示 し た.尾. 状 核 で は ア ス パ ラギ ン 酸 お よ びN. ‑ア セ チ ル ァ ス パ ラ ギ ン酸 が 低 値 で あ り,γ‑ア 酸 は や や 高 値 を 示 し た.視. ミノ酪. 床 で は グ ル タ チ オ ン,シ. ス タチ オ ニ ンお よ び γ‑ア ミノ 酪 酸 が 高 値 を 示 し た. 視 床 下 部 で は グ ル タ ミ ン 酸 が 低 値,グ. リシ ンお よ び. 差 異 の あ る ことが 発 見 され る.す な わ ち,小 脳 虫 部 は前 二 者 に比 して グル タ ミン,グ ル タ ミン酸,γ‑ア ミノ酪 酸,グ. リシ ン,リ ジ ン,ヒ スチ ヂ ン,グ ル タ. チ オ ン,未 同定 物 質 た るX2等 の 著 明 な 増加,ボ. ス. ホ コ タ ノ ラ ミン,ア ラニ ン,シ ス タチ オ ン等 の 著 明. γ‑ア ミ ノ酪 酸 が 高 値 を 示 し,延 髄 で は グ ル タ ミ ン酸,. な減 少 を認 め る.こ れ らの 差 異 は 系統 発生 的 に比 較. ホ ス ホ エ タ ノ ラ ミ ン お よ びN‑ア. セ チ ル ア スパ ラギ. 的 新,旧 の 二部 分 の入 り混 つ た尾 状 核,視 床,古 い. リシ ンと ア ラニ ンは分 離 しなか つ た. 部 分で あ る延髄 被 蓋 等 で は さ して明 瞭 に は認 め難 い. ン酸 が 低 値,グ. が大 体 上 述 の ごと き傾 向 に あ る と思 わ れ る.. が 合 計 と して 高 値 を 示 し た.. 系統 発生 学 的 意 義 が脳 の ア ミノ酸 量,ひ いて は脳 考. 按. 代 謝 の上 にい か な る影 響 を お よ ぼ すか,そ の 相関 関. イ ヌ脳 各 部 位 に お け る遊 離 ア ミノ 酸 パ タ ー ン は か. 係 は い まだ 洋 らか で はな い が,こ の よ う に系 統 発 生. な り 各 部 位 に よ り異 つ て い る.も. つ と も脳 の 水 分 含. 学 的 に異 る各部 位 間 に各遊 離 ア ミノ酸 の パ ター ンが. 有 量 はTupikova. よ る と各部 位 によ. 相 当 に異 る点 は非 常 に興味 あ る ことで あ る.. & Gerard20)に. りか な りの 差 が あ り,最. も水分 含有 量 の 多い の は大. 次 に今 日ま で に哺 乳 動 物 の脳 各 部 位 に つ いて そ の. 脳 灰 白 質 で あ り脊 髄 に 最 少 で あ る と 記 載 さ れ て い る.. 遊 離 ア ミノ酸 を 測定 した文 献 は あ ま り数 多 くは な い. この点 につ いて 考 慮す る とすべ て湿 重量 につ い て各. が これ と比 校 して 私の 成 績 で 著 明 な もの につ い て 二,. 遊 離 ア ミ ノ酸 を 定 量 した 私 の 成 績 で は,こ. 三 考 察 を加 え て み よ う.. れ を乾 燥. 重 量 で の値 に 換 算 す る と 多 少 の 変 動 が あ る も の と 推 察 さ れ る.. グル タ ミ ン酸 が 大脳 灰 白質 に多 く,白 質 に少 い こ とは よ く知 られ て い る.私 の 成 績 に お いて は グル タ. 比 較 解 剖 学 お よ び 系 統 発 生 学 的 見 地 よ り,脊 物 の脳 を 研 究 したEdinger21)は. 椎動. ミン酸 は 白質,視 床下 部,延 髄 に お い て著 明 な 低 値. 脳 を 系統 発 生 的 に. を示 した.こ の うち視 床 下部 に お け る グル タ ミン酸. 古 い部 分(Palaeenaephalon,古. 脳)お. 部 分(Neencephalon,新. に わ か ち,後. 脳)と. よ び 新 しい 者 を さ. と と 考 え ら れ る が,白. 古皮 質. Kometianiら23)お. ら に新 古 の 二 部,す. な わ ちArchicortex中. お よ びNeocortex新. 皮 質 と に わ け て い る.大. 質 は 三 部,す. な わ ちPalaeocortex,. Neocortexよ. り成 り,こ. 脳皮. Archicortex,. の うち前 二者 はす で に下 等. 脊 椎 動 物 に も存 す る がNeocortex,殊. の低 値 を 説 明 す べ き 根 拠 は 全 く な く興 味 あ るこ 質,延 髄 に お け る低 値 は. よ びRoberts24)ら. の記載す るグ. ル タ ミン酸 脱 水 素酵 素活 性 と よ く平 行 して い る. ア スパ ラギ ン酸 は,白 質 で は グル タ ミン酸 と同 様 に低 値を 示 す が,延 髄 で はか な り高 い 値 を示 して い. に そ の二 次 領. る. Porcellatiら26)の ニ ワ トリの 神 経 組 織 を も ち. が 良好な 発育 を 示 す よ うに な るの は高 等哺 乳類 だ け. い て の成 績 で も,脊 髄 に お け る ア スパ ラギ ン酸 とグ. で あ る と して い る.総. ル タ ミン酸 の 比 率 は,そ の 脳 で の 比率 が0 .39で あ る. 括 して 高 等 哺 乳 類 の 大 脳 皮 質.

(4) 1632. 深. 井. 延. 浩. の に対 し0.47と い う か な り 高 い 値 を 示 し て お り,イ. ご と く私 の 実 験 で はTallan18),湯. ヌ の 延 髄 で は ア ス パ ラ ギ ン酸 が 他 部 位 に 比 して か な. よ る溶 出 位 置 よ り判 断 し て 同 物 質 を 推 定 し た もの で. り多 量 に 存 在 す る と い う 私 の 成 績 と そ の 傾 向 を 同 じ. あ り,前. く して い る.. 之 上19)の 報 告 に. 掲 の 表 に よ る イ ヌ脳 各 部 位 の シ ス タチ オニ. ン量 は 同 物 質 の 存 在 可 能 の 最 大 限 値 と考 え られ る.. Awapara26)が. ヒ ト脳 各 部 位 別 に 計 測 し た γ‑ア. ミ ノ酪 酸 値 と 私 の 成 績 と を 比 較 す る と,こ. の両 者 と. Gaitonde. & Richter28)は. ラ ヂ オ オ ー トグ ラ フ ィー. に よ る 脳 の ア ミノ 酸 のincorporationの. も γ‑ア ミノ 酪 酸 量 は 皮 質 で は 白 質 に 比 して 著 し く. る 研 究 で,同. 大 量 に 存 在 す る点 で 一 致 し て い る. Awapara26)に. を ネ ズ ミに あ た え る 時,そ. よ れ ば γ‑ア ミ ノ 酪 酸 は 尾 状 核 に お け る値 が 最 大 を. rationは. 示 して い る が,私. な り高 度 で あ り,そ. の成 績 で は尾 状 核 よ り もむ し ろ視. 位 元 素S35で. ラ ベ ル さ れ た メ チオ ニ ン の 脳 蛋 白 中 へ のinaorpo. 脳 白 質 よ り も 細 胞 体 を 多 く含 む部 分 に か のincorporationの. 床 下 部 に お い て 他 部 位 に 比 し著 明 な 増 加 を 示 し て い. で 高 度,殊 に 視 床 下 部 のsupraoptic. る.し. nucleiと. か しAwapara26)は. 同部 位 に つ いて の 値 を 報. か,高. て 著 し く高 い と 記 載 し て い る.こ. そ の 他 の 部 位,す. ノ 酸 プ ー ル に お け る 実 験 結 果 で,グ. 脳,延. 髄 等 での 値 も彼. 率 は 脳皮 質 paraventricular. 度 に神 経分 泌 細 胞 を含 む部分 におい. 告 して い な い の で こ れ と比 較 す る こ と は 出 来 な い. な わ ち,小. 局 在に関す. の事実 は私 のア ミ ル タチ オ ン,シ. の 報 告 す る成 績 に 比 し て や や 低 値 で は あ る が 大 体 同. ス タ チオ ニ ンの ご と き含硫 ア ミノ酸の脳 各部位 にお. じ割 合 で 存 在 して い る.γ ーア ミ ノ酪 酸 量 は 私 の 成 績. け る 濃 度 は い つ れ も 視 床 下 部 お よ び 視 床 に お いて 他. で は 視 床 下 部,小. 部 位 に 比 し き わ め て 高 度 で あ る こ と と な ん ら かの 相. て い る が,イ. 脳 虫 部,視. 床,尾. 状核 の 順 とな つ. ヌ の脳 各部 位 を酵 素材 料 と して 各 種 の. ア ミノ 酸 と α‑ケ トグル タ ー ル 酸 よ り生 成 さ れ る グ ル タ ミン 酸 量 を 測 定 した 近27)に. グ リ シ ン と ア ラ ニ ンの ピ ー ク は,視. 床 下 部,延 髄,. ミ. 小 脳 虫 部 の 三 部 位 で は 明 瞭 に 分 離 し な か つ た の で,. ノ 酸 で あ る γ‑ア ミ ノ 酪 酸 お よ び β‑ア ラ ニ ン ト ラ. こ れ らの 部 位 で は 両 物 質 の 合 計 値 を 算 出 した が,こ. ン ス ア ミ ナ ー ゼ 活 性 は 尾 状 核,小. の 両 物 質 に つ い て み て も,延. な つ て お り,両. よ れ ば ,ω‑ア. 関 関 係 を 有 して い る も の の ご と く,非 常 に 興 味 深 い.. 脳,視. 床の順序 と. 者 か な らず し も 平 行 関 係 を 示 し て い. な い が トラ ン ス ア ミナ ー ゼ 活 性 の 高 い 部 位 は 大 体 に お い て γ‑ア ミ ノ 酪 酸 レベ ル が 高 い 部 位 と 一 致 して い る.ま. たRobertaら24)は. ネ コ,イ. ヌ,ウ. サギの. い て は,や. は り 視 床,視. 髄 の 異常 に高い値を除. 床 下 部,尾. 状 核 の ご と き脳. 幹 部 に 比 較 的 多 量 で あ る 傾 向 を 有 して い る. ま た,前. 述 の ご と く,タ. ウ リ ン と ホ ス ホ エ タノ ラ. ミ ン で も ピ ー ク が 分 離 しな か つ た の で ペ ーパ ー クロ. 中枢 神 経 組 織 各部 分 の サ ンプル につ いて グル タ ミン. マ ト グ ラ フ ィ ー に よ り比 率 を 求 め,そ. 酸 脱 炭 酸 酵 素 活 性 を し ら べ,そ. 出 し た の で あ る が,私. の活 性度 は主 と して. の 概 略 値 を算. の 成 績 で は 白 質,小. 白 質 よ り も灰 白 質 に 高 い こ と を 記 載 し て い る が,こ. 除 い て 脳 各 部 位 と も,ホ. の 事 実 と も 私 の 成 績は 平 行 関 係 に あ る こ とが 認 め ら. ン よ り も 大 量 に 存 在 し た .タ. れ る.と. 乳 動 物 脳 に お け る γ‑ア ミ ノ 酪. はTallan14)が. ネ コ 脳 で,. 酸 量 は 他 部 位 に 比 し 間 脳 下 垂 体 部 に 著 し く高 値 で あ. Awapara26),那. 須7)等. る と い う こ と は 興 味 あ ろ 問 題 で は な か ろ うか.. で そ の 濃 度 を 報 告 し て お り, Roberteら1)は. もあ れ,哺. 含 硫 ア ミ ノ 酸 の 代 謝 過 程 に お い て,メ. チ オ ニ ンか. 脳 虫部 を. ス ホ エ タ ノ ラ ミン は タ ウ リ ウ リン に つ いて. Ansell. & Richter4),. が す べ て ダ イ コ ク ネズ ミ脳 幼若な. 脳 ほ ど タ ウ リ ンを 大 量 に 含 む と 報 告 し て い るが,私. ら シス テ ィ ンに変 換す る際 の 一つ の 中間 体 と みな さ. の イ ヌ 脳 で の 成 績 は こ れ ら す べ て の 値 と比 較 してか. れ,そ. な り低 値 で あ つ た.. の 酵 素 的 分 解 な ら び に 合 成 に は ピ リ ドキ シ ン. 燐 酸が 関 与 して い る と考 え られ てい る と ころ の シス タ チ オ ニ ン に つ い て は,今 表 さ れ て い る. Tallan18),湯. 日ま で に数 種 の研 究 が 発 之 上19)は. ヒ ト脳 に 大. 脳 実 質 中 の 主 要 な ケ フ ァ リン で あ る ボ ス フ ァチ ヂ ル エ タ ノ ル ア ミ ン の 主 要 構 成 分 た る ホ エ タ ノラ ミン に つ い て はMcIlwain29)は. こ れ が 脳 に 遊 離 の 型で. 量 の シ ス タ チ オ ニ ン が 存 在 す る こ と を 報 告 して い る. 約1μM/gの. 濃 度 で 含 ま れ て い る と 記 載 し,. が,私. Tallanら14)は. ネ コ脳 で41.9mg/100gを. の イ ヌ脳 にお け る シス タ チオ ニ ンの測 定 値 は. 最 高 値 を 示 す 視 床 に お い て す ら19.7mg/100gで. て い る が,こ. あ り,小. な 高 値 で あ り,イ. 脳 虫 部 で わ ず か2.6mg/100gに. Tallan18)の22.5〜56.6mg/100g,湯 ×40mg/100gに. 比 し 著 し く少 い .も. す ぎ ず, 之 上19)の20 つ と も前 述 の. 計測 し. れ は イ ヌ 脳 の ど の 部 位 に 比 して も異常 ヌ 脳 で は む し ろAwapara26)の. イ コ ク ネ ズ ミ 脳 で の12,. Ansell. &. ダ. Richter4)の 同. じ くダ イ コ ク ネ ズ ミ脳 で の22.2mg/100gと. いう.

(5) 脳 の遊 離 ア ミノ酸 に つ いて(Ⅷ). 1633. よ び 小 脳 虫 部 に お い て イ オ ン 交 換 ク ロ マ トグ ラ フ ィ. 値 に近 い. リジ ンで はSchurrら3)(ダ Furstら30)(サ. イ コ ク ネズ ミ脳),. ル 脳)が 微 生 物学 的 に各 々測定 した. 値 に比 す と,イ ヌを もちい た 私 の成 績 はや や低 く出 てい る.こ れ は この イ オ ン交 換 ク ロマ トグ ラフ ィー. ー に よ り各 々 分 離 定 量 し た . 個 々 の ア ミ ノ酸 量 に つ い て 大 脳 皮 質 と 他 の 各 部 位 と の 間 の 著 明 な 差 異 は つ ぎ の よ うで あ つ た. 1). 白 質:. ア ス パ ラ ギ ン 酸,グ. にお いて は塩 基 性 ア ミノ酸 の 回収 率 は 充分 で な い た. ア ミ ノ 酪 酸 お よ びN‑ア. め であ ろ う.し か しな が らイ ヌ脳 各部 位 の リジ ン量. 値 を 示 した.. は小脳 虫部 に最 大 値 を示 し,白 質,視 床,延 髄 で は ほぼ 同量 で あ り,皮 質 で は最 低 値 を示 す 等 の ことで Furstら30)の サル 脳 で の 成 績 と その大 体 の 傾 向 の 一致 を みて い る. Tallanら14)に. よつ て ネ コ脳 で発 見 され,脳 に特. 異 的に存 在 す るN‑ア. セ チ ル ア ス パ ラギ ン酸 は動 物. の進化,生 育度 の段階,ま た 局在 部 位 に よ り大 い に 異 るこ とが記 載 さ れ て い る. Tallan31)が 数 種 の哺 乳 動物脳 に つい て え た結 果 と同 様 に 私の イ ヌ脳 につ い て も非 常 に大 量 のN‑ア. セ チル ア スパ ラギ ン酸 の. 2). 小 脳 虫 部:. ル タ ミ ン 酸,γ‑. セ チ ル ア ス パ ラ ギ ン酸 が 低. ホ ス ホ エ タ ノ ラ ミ ンが 低 値,グ. タ ミ ン 酸 お よ び γ‑ア ミ ノ酪 酸 が 高 値 で あ つ た. 3). 尾 状 核:. ア ス パ ラ ギ ン 酸 お よ びN‑ア. ル ア ス パ ラ ギ ン酸 が 低 値,γ‑ア を 示 し た. 4). 視 床:. グ ル タ チ オ ン,シ. ス タ チオ ニ ンお よ. び γ‑ア ミ ノ 酪 酸 が 高 値 で あ つ た. 5). 視 床 下 部:. グ ル タ ミ ン酸 が 低 値,γ‑ア. 6). 延髄. ホ ス ホ エ タ ノ ラ ミ ン,グ. ル タ ミ ン酸. ける測定値 と私 の成 績 との 間で 共 通 な点 は 大脳 皮 質. ン お よ び ア ラ ニ ン の 合 計 値 は高 値 を 示 し た.. 異 で あ る. Tallan31)に よ る とN‑ア. セ チ ル ア スパ. ラギ ン酸 の分 布 は脳 の 種 々 の酵 素 と平 行 関係 に あ り, またそ の部位 の 呼吸活 性 と平 行 し,脳 ホモ ヂ ネ ー ト の酸 素 の吸収 は大 脳,小 脳 の灰 白質 で最 大 で あ り, 延髄 と中脳 で最 小 で あ る とい う.ま たN‑ア. セ チル. 7). セ チ ル ア ス パ ラ ギ ン 酸 が 低 値,グ. 小 脳 半 球:. リシ. 各 ア ミノ酸量 はす べ て 大脳 皮 質. と大 差 は 認 め られ な い. つ ぎ に 各 部 位 に よ り か な り異 つ た パ タ ー ンを 呈 す ア ミ ノ酸 を 列 記 す る と 1). グル タ ミ ン 酸 は 白 質,視. 低 値 で あ り,ア. 床 下部 お よ び延髄 で. スパ ラギ ン酸 は 同様 白質 で はや や低. アスパ ラギ ン酸 の濃 度 は 中枢 神 経 系 で その血 管 分 布. 値 で あ る が 延 髄 で は か な り高 値 で あ つ た.γ‑ア. と もよ く平 行 して い る との べ て い る.私 の成 績 に お いて も大体 彼 の記 載 と一 致 し,呼 吸活 性 の高 い ,ま. 酪 酸 は 視 床 下 部 で 著 明 な 高 値 を 示 し,つ. た血管 分布 に 富 む大脳 皮 質 に おい てN‑ア. セ チル ア. スパ ラギ ン酸 は最 高 の濃 度 を示 し,逆 に呼 吸 活 性 の 低 い,血 管 に乏 しい延髄 と白質 に お い て最 低 の値 を 示 してい る.. ミノ. 酪 酸 は 著 明 な 高 値 で あ つ た.. お よ びN‑ア. らに は延髄 間 に お け る同 物質 の 含量 の差. セチ. ミノ酪酸 はや や 高値. 存在 を認 めえ た. Tallan31)の ウ シ の 神 経 組織 にお と白質,さ. ル. 部,視. 2). 床 に 高 値,白. ミノ. い で小 脳 虫. 質 で 低 値 を 示 し た.. シス タチ オ ニ ン,グ ル タチオ ンは 視 床,視 床. 下部 で 著明 な高 値 を示 した. 3). N‑ア セ チル アス パ ラ ギ ン酸 は大 脳 皮 質 で 高. 値 で あ り,白 質 お よ び延 髄 で 低値 で あ つ た. 結. 論 終 りに臨 み,御 懇 篤 な 御指 導 御校 閲 を賜 つ た 奥 村. 哺 乳動 物脳 各部 位 に お け る遊 離 ア ミノ酸 お よ び そ の関 連 物質 を イ ヌを被 検 材 料 と して その大 脳 皮 質. , 白質,小 脳半 球,尾 状 核,視 床 ,視 床 下部,延 髄 お. 文 1) Roberts, E., Frankel , S., Harman, P. J: Proc. Soc. Exp . Biol. Med., 74, 383 (1950) 2) Walker , D. M: Biochem. J. 52, 679 . 3) Schurr , P. E., Thompson, H. T., Henderson , L. M., Elvehjem . C. A: J. Biol. Chem., 182 , 39 (1950). 二吉教 授 な らび に 大月 三 郎 講 師 に 深 甚 の謝 意 を 表 す る と と もに,実 験 に さい し終 始 御 鞭撻 御 援 助 を い た だ いた 教室 員諸 氏 に 深 謝 す る.. 献 4) Ansell,. G. B.,. Richter,. D:. Biochem.. J., 57,. 70 (1954) 5) Tallan, Biol.. Chem.,. 6) Moore, 211,. H. H.,. S.,. Moore, 211,. Stein,. 893 (1954). S .,. Stein,. W. H:. J.. 927 (1954) W. H . J .. Biol.. Chem.,.

(6) 1634. 深. 7). 那 須 弘 之:. 生 化 学,. 30,. 205. (1958). 8). 那 須 弘之. 生 化 学,. 30,. 264. (1958). 9). 那 須 弘 之:. 生 化 学,. 30,. 518. 10). 青 山 達 也:. 生 化 学,. 30,. 452. 11). 青 山 達 也:. 岡 山 医 誌,. 70.. 12). 青 山 達 也:. 岡 山 医 誌,. 13). Moore, 907. S.,. 14). Stein.. Biol.. H.. H.,. Chem.. 21). 平 沢 興:. (1958). 22). 小 川 鼎 三.. (1958). 23). Kometiani.. (1958). 70,. 2135. (1958). H.. J.. Biol.. W.. H:. 16). 奥 村 二 吉,大. J.. 48, 24). Chem.,. 257. (1956) Chem.,. 47,. 月 三 郎,青. H.. H.,. Chem.. 8. 45. J.. Moore, 230,. S.,. 707. H:. 載 予定. 20). 奥 村 二 吉:. 神 経 化 学(中. 脩 三 編)医. J.. 京). 109. 449. (1957). E:. J.,. 49. (1951). Chem.. Abs. Landua.. A.. .. 30,. 449. 216. Tallan,. H.. H:. S:. J.. Neu. R.,. Seale. Fuerst, (1950). D:. Metabolism. Edited. Lajtha.. by. 京). A.,. of. Richter.. D.. 系 の 生 化 学(台. 芳 堂(東. 2,. Proc. (1958). 枢 神 経. 正 則 共 訳)金. rochm.. H.. 35. Richter,. H.中. S.,. S:. (1951). J.,. 187,. K.,. Furst.. Frankel.. 799 R.. System,. Mcllwain.. Amino-Acids. P. 78,. Chem.,. M.. Nervous. 31). 京). (1957). 生 化 学,. the. 学 書 院(東. E.. Thompaon.. 340. Biol.. Gaitonde.. 山 堂(東. Klein.. Med.. J.,. J.. 28). 30). on the Free. 1,. 近 藤 務. 29). (1958). Studies. G.,. 川. 岡 山 医 誌,掲. 16. W.. Porcellati.. 27). (1958). A.,. Harman.. biol.. B.. 医 学 と 生 物 学,. Stein,. E.,. Exp.. Awapara,. (1953). (1958). 湯 之 上 茂:. 本 医 書(東. (1954). rochem.. 山 達 也,本. 山 達 也.. P.. 2791. Soc.. 26). 201,. 19). 京). H.. 脳 の 解 剖 学,南. Roberte,. 211,. (1958). Tallan, Biol.. W.. 須 弘 之,青. 医 学 と 生 物 学,. 160. Stein,. Biol.. 月 三 郎,那. 奥 村 二 吉,大 47,. S.,. 大 脳 の 最 高 中 枢,日. (1950). 2131. Moore.. 219,. Stein.. 郷 亮:. 浩. 25). 15). 18). 延. (1954). Tallan.. 17). W.. 井. 139. 弘,黒. (1957). Waelsch.. H:. J.. Neu. (1958) J.. in the. Biol.. Chem.. 224,. 41. (1957). Brains. VIII On the. Free. Amino-Acids in the. and. Brain. Related. Compounds. of Dog. By Nobuhiro. Fukai. Department of Neuro-Psychiatry Okayama University Medical School (Director: Prof. Nikichi Okumura) By. means. estimated of. of. dog. as. the. It. cerebral. has. hypothalamus. acid in. is is. in The. found. in. white. the. quite the. 150•~0.9cm. in. the. hypothalamus,. of from. hemisphere,. worm; of. while high. isolated. cerebellar. content. column. compounds. cerebellar. oblongata, but. high. and. that. medulla. the. matter,. oblongata,. matter. markedly. white. the. related. and. caudal obtained. acid. is. aspartic. acid. content. the. followed. oblongata. by. The that. in. low. in is. content the. 50-x. sites. of. nucleus, the. glutamic. medulla. Dowex such. author brains. thalamus,. following the. 4 the. results:. white. likewise. matter, somewhat. of ƒÁ-aminobutyric cerebellar. wortu,. but. matter.. contents. of. cystathionin. and. glutathion. are. markedly. high. in. the. thalamus. hypothalamus. 3.. in. white. low 2.. and. and. the. and. cortex,. been. on. amino-acids. medulla. 1.. in. chromatography. free. hypothalamus,. low. the. various. the. The white. content. of. matter. and. N-acetylaspartic medulla. acid oblongata.. is. high. in. the. cerebral. cortex. while. it. is low. ..

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