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腔 に 就 て

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Academic year: 2022

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(1)616. 36‑002.. 1‑091. 8. 流行 性 肝炎 時 の 肝臓 内Disse氏 腔 の病 理組 織学 的研 究 第2編 流 行 性 肝 炎 に 於 け る 肝 臓 内Disse氏. 腔 に 就 て. 岡山大学医学 部第一 内科教室(主 任:小 坂教授) (分担指導九州大学:山 岡教授) 唐. 井. 昭. 〔昭和33年2月25日. 受稿〕. を観 察 し,流 行 性肝 炎 では 初期 よ り極期 に 亘 り著明 緒 肝 臓 内Disse氏. 言. な血 管 反応 を示 し特 にそ の 著 し い場 合 は甑 管 周囲 に 漿 液 滲 出 乃至 出血 を認 め る ことを 明 かに し,芳 我 ・. 腔 の 病 理 組 織 学 的 意 義 に 就 て,. 特 に注 目 した の は所 謂 加 答 里 性 黄 疽 の発 生 病 理 を. 谷 水 は流 行 性 肝 炎及 び肝 硬変 症 に み られ る星芒 状 微. Rossle,. 細 血 管 拡大 症(所 調 蜘蛛 腫)の 本 態 及 び全 身血 管 系. R.の. Eppinger,. 漿 液 性 炎 衝 論 を 導 入 して解 明 した. H.で. あ つ た.彼. 次 的 に血 管 の 透 過 性亢進に基 く. るべ きを強 調 した.そ うす る と流 行性 肝 炎 に お い て は そ の病 態 生 理 を明 か に す る意 味 か ら も肝臓 内血 管. 時流 行 性 肝 炎 の流 行 に 伴. 系 及 び特 に そ れに 隣 接 す るDisse氏 腔 の変 化 につ い. の 本 態 は 殆 ん ど所 謂 加 答 里 性 黄 疸 と同 一 で あ. て 再検 討 を 要 す る こ とと な る.著 者 は前 編 にお い て. に よ り始 ま る と考 え た.近 い,そ. る と考 え ら れ る に 至 り,教. 室 瀬 戸 も教 室従 来 の材料. を 整 理 し そ の 考 え を 肯 定 し た.従. つ てEppinger,. H.. の所 謂 加答 里 性 黄疸 発 生病 現 論 は 流 行性 肝 炎 にお い て妥 当 す る か に 考 え ら れ る.処 Uoegt,. の 病 変 を追 及 し,血 管 系 の 障碍 に 一 次的 意 義 を与 え. 腔 へ の 血 漿 部 分 を 多 く含 む 血 液 成 分 の湧 出. 黄 疸 発 生 は,一 Disse氏. は 所 謂 加 答 里性 黄 疸 の. H.,. Axenfeld,. H.,. でSiegmund,. Brass.. K.ら. H.. れ に よ る 循 環 血 量 の 減 少,引. 血 管 壁 の 透 過 性 亢 進 を 来 し,二 を 招 く と 説 き, Eppinger, 方Siegmund,. H.ら. 者 も 多 く,. Winter,. kensteinら. は,毛. い ては. 次 的 に肝 細 胞 の障 碍. H.の. 説 に 左 担 し た.一. の 考 え に対 し ては 異 論 を唱 え る R.,. Gloggengieser,. 腔 の所 見 を観 察 し う る ことを 明 か に して い るの で, 剖 検材 料 並 に肝 生 検材 料 に つ い て詳 細検 討 を加 え る こ と と した.. は 病 原体. 侵 入 に よ り毛 細 管 炎 が 流 行 性 肝 炎 の 発 生 病 現 に つ い て 先 ず 起 り,そ. 肝 生検 材 料 に お いて も剖 検材 料 と一 致 したDisse氏. A.,. Flec. 実 1.人. 験. 方. 法. 体 材料 に 就 て. 実 験 に は 重篤 な 経 過を 辿 り短 時 日内 に死 亡 した電 撃 型 及 び 再燃 を 起 し遂 に肝 性 昏 睡 の 下 に死 亡 した症 例 を 含 む流 行 性肝 炎 の剖 検例6例,急. 2.組. 織学的検索. 細 管 周 囲 性 浮 腫(pericapillares. 組 織学 的 検 索 にはFormalin固 Odem)=漿. 性,慢 性 経 過. を示 した流 行性 肝 炎例 の 肝 生 検材 料49例 を 用 い た.. 液 性 炎 衝(serose.. い 難 い と し,又Eppinger, 拠 と な つ た 蟻 酸Allyl実. Entzundung)と H.の. は 言. 漿 液 性 炎 論 の根. 験 が,血 管 毒 と し て よ り む. しろ 実 質 毒 と し て の 作 用 が 強 い た め 却 て 漿 液 性 炎 を 起 し難 い こ と を 挙 げ て 反 紺 し て い る.又Disse氏. 腔. そ れ 自体 の 存 在 意 義 に つ い て もKuhn,. は. H. A.ら. 埋 後, Hamatoxylin‑Eosin, wsky‑Pap氏. 績 に つ い て み る と,庵. し毛 細 血 管 周 囲間 隙 の 標本 作 製 上 の入 工 的現 出を 厳 に鑑 別 除外 す る こ とに務 め た. 実. 谷 は 指爪 根 部 微 細 血 管 の 走行. 色, Bielscho. 鍍 銀 法等 の 染 色法 を 採 用 したが,特 に. 肝 生検 材 料 で は龍 編 で 検討 した 如 く連 続 切 片を 作 製. 疑 義 を 抱 い て い る. 飜 つ て流 行性 肝 炎 の病 態 生 理 を研 究 中 の教 室 の業. 定, Paraffin包. Azan染. 1.流. 験. 成. 績. 行 性 肝 炎 の 剖検 例 に 就て. そ の成 績 を 一 括 す る と第1表 の如 くで あ るが,こ.

(2) 1420. 唐. 井. れ らを詳 細 に 記 述 す る と次 の 如 くな る. 1.1.一. 特 に興 味 を 引 くのは 毛 細 血管 壁 と肝 細胞 索 との相互. 般的 所 見. 1.1.1.弱. 昭. 関 係 で,両 者 闇 に 種 々 の程 度 の間 隙 が 出現 し,両 者. 拡大 所 見 ,肝 小 葉 に は一 様 に高 度 の. 肝 細 胞 の 変 性 ・壊 死,或 は 細胞 分 離 が あ り又 円 形 細 胞 浸潤 を伴 う,斯 る実 質 変 化 と共 に 間質 成 分 に 於 て も小 葉 内 毛 細血 管 は 所 々 に 拡張 ・狭 隘或 は寸 断 され, 至 る所 に 出 血 を 見,星 細 胞 の肥 大増 殖 を来 して い る.. の相 接 す る部 位 は 極 め て少 く,か つ内 腔 に炎症性産 物 と見徹 され る物 質 を 多数 包 蔵 して い る. 中 間帯 ・辺 縁帯,何 れ も中心 帯 と同様 の所 見を呈 した. Glisson氏 鞘.結 締 織 線 維 の膨 化,円 形細胞の浸. 中 心 靜 脈 は殆 ん どが や や 拡大 し,そ の周 囲 淋 巴控 は. 潤 を認 め,淋 巴腔 は ほぼ 正 常 の 内腔 を 示 し中に円形. 弱 拡 大 で も明 瞭 に 認 め られ,内 腔 は淡 明 或 はEosin. 細 胞 を 認 め た.. 及 びAnilinblauに. 平 等 に雲 絮状 に染 る滲 出液 や 細. 胞 成 分等 を 包 蔵 して い る. Glisson氏 鞘 で は経 過 が. 1.2.. Disse氏 腔 を 中 心 とし た観 察. 間 隙 の 形状.主. と して毛 細 血管 壁 の 走行 に影響さ. 数旬 に 及 ん だ例 に 軽 度 乃至 中等 度 の小 葉 周辺 部 へ 侵. れ てい る.先 ず この毛 細 血 管 壁 の 走行 では肝 細胞索. 入 す る結 締 織 増殖 を示 し てお り,全 例 に 高 度 の細 胞. とほ ぼ一 定 の 巾を保 ち なが ら平 行 して い るものと,. 浸 潤 を認 め た.. 毛 細血 管 腔 に 向 う緩 や か な弧,或 は 急峻 な波形を描. 1.1.2.強. 拡大 所 見 中心 帯 .中 心 靜 脈 壁 は何 れ. い て存 在 す るも の とが あ り,而 も此 等 は単 独に或は. も膨 化 し,硝 子 様 とな り内膜 は 剥離 し,そ の 周囲 に. 互 に組 合 つ て存 在 して い る.そ の ため に肝細 胞 との. は 広 狭 種 々 の差 は あ るが肝 細 胞 との間 に 間 隙 が 出現. 間 に 生 じた間 隙 即 ちDisse氏. し, Eosinで. 状,中 央 に膨 らみ を有 す る柱 状,又 は結 節半球状,. 同 質.に, Anilinbtauに. 染 る滲 出液, Anilinblauで. 種 々の 度合に. 腔 の 形状 も亦細 長い帯. 不 整 結 節 状 或 は塊 状 に. 3者 混合 型 等 を 示 して い る.更 に興 味 があ ることは. 灰 白 ・褐 色 乃 至黒 色. 時 に は毛 細 血 管 壁 と肝 細 胞 とが互 に 密着 しているの. に 染 る物 質 沈 着,剥 離 遊 離 した血 管 内 皮細 胞 ・星 細. に も拘 わ らず,血 管 壁 に 断 端 を有 し肝細 胞内に向け. 胞 並び に赤 甑 球 ・円 形細 胞 等 を認 め た.肝 細 胞 は随. 卵 円 形 の大 きな 間 隙 と して 認 め られ る場 合の あるこ. 濃 染 し, Bielschowsky‑Papで. 所 に寿 酸 性 原 形 質濃 縮 ・好 酸細 胞 或 は残 骸 のみ で,. とで,こ の 際 これ らは 数個 連 つ て い る場合 が多い,. 消 失寸 前 の 形 を示 してお り従 つて肝 細胞 索 は 雑然 と. 而 して これ らの間 隙 の 長 さ及 び 巾は 実質 変化 の度と. し た乱 れ を 示 して い る.毛 細 血 管 は特 有 の配 列 を全. 大 概 平 行 関 係 を示 し,実 質 障碍 の 著 しい場 合では毛. く失 い 内 腔 は広 狭 一 様 で な く,甚 しい例 では 閉鎮 又. 細血 管 壁 と肝 細 胞 索 とは明 瞭 な間 隙 を以 て隔てられ, 一 部 に僅 か の 密着 を 認 め ,時 に は 著 し く大 きな間隙. は 出 血 を 示 し,星 細 胞 の肥 大 ・増殖 ・剥 離 を 認 めた.. 第1表. 剖. 検. 例.

(3) 流 行 性肝 炎 時 の 肝 臓 内Disse氏. 腔 の病理 組 織 学 的 研究. 1421. の隅 に変 性肝 細 胞 が圧 排 され た 如 き状 態 す ら認 め ら. した.即 ち比 較 的経 度の 組 織変 化 を 示 し1ケ 月以 内. れ た.. に 順 調 な経 過 を 示 して治 癒 した例 を 軽症 群,や や 重. 内 容物.全. く淡 明 で,内 容 物 の存 在 を認 め られ な. 篤 で約2ケ 月 の経 過 を示 した 例 を 中等 症 群,更 に 経. い場 合 もあ るが,最 も屡 々遭 遇 す る場 合 はEosin及. 過 の遷 延 した例 を 遷 延型 群 と大 別 した.そ の成 績 を. びAnilinblauに. 一 括 す る と第2表 の 如 くな るが,こ れ らを詳 細 に記. 種 々の 度 に 染 る同 質 性 雲 絮状 物 質. を認 め てお り,時 に は そ の物 質 が 全 く瀰 漫 性 に模 〓. 述 す る と次 の如 くな る.. として肝 細 胞原 形 質 に移 行 してい る.斯 様 な雲 絮 状. 2.1.一. 物質 を丹 念 に 検 査 す る と, Anilinblauに. 2.1.1.弱. 強 く濃 染. 般的所見 拡 大 所 見軽 症 群 で は,や や 拡張 した. す るほぼ 球 状 の小 塊 が 或 は血 管 壁 に 附 着 し,或 は 遊. 中心 靜 脈 周 囲淋 巴 腔 内 に軽 度 なが らEosinに. 離 して前 記 の雲 絮状 物 質 中 に 浮遊 し てい る如 き像 と. す る雲 絮 状 物質 が あ り, 1例 に剖 検 例 で 観祭 した と. して認 め ら れ る こ とが 比 較 的 に 多 く,更 にBiels‑. 同一 の物 質 沈着 を 認 め, Glisson氏 鞘 内 淋 巴腔 の拡. chowskp‑Pap染. 色 を 行 つ てみ る と小 塊 に一 致 し て. 張 も認 め られ る.肝 細胞 は 種 々 の変 性 を示 し,之 と. 極 め て幽微 な線 維 の発 生が 認 め られ るの が 注 目 され. 毛 細 血 管 壁 との間 に は剖 検 例 の よ うな 著 しい間 隙 は. る.こ れ らの こ とか ら同質 性 雲 絮 状 の物 質 は 漿 液滲. 見 出せ なか つ た.中 等症 群 では 中心 靜 脈 周 囲淋 巴 腔. 出液 と目 され,之. の 変化 及 び 肝 細胞 変 性 の度 は 更 に強 く,小 葉 周 辺 部. よ り更 に線 維 の 析 出が 行 わ れ るも. の と考 えて 多 くの 誤 りは あ る まい.以 上 の外,肝 細. にGlisson氏. 胞崩壊 産 物 とみ な され るAzan染. なDisse氏. 色 に よ り赤 褐 色. 淡染. 鞘 結 締 織 の増 殖 を 来 して い る.明 瞭 腔 の 拡張 は 一 見 し て 認 め なか つ た.遷. やや青 味 を 帯 び て染 色 され る微 細 顆 粒,肝 細胞 壊 死. 延 型 群 で は種 々 の程 度 の 肝実 質 変性 を残 し,可 成 高. 片,及 び赤血 球 ・円形 細 胞,星. 度 のGlisoa氏. 細 胞 を も 認 め られ. る.. 鞘結 締織 の 増 殖 を認 め るも の があ る.. 本 群 で は 中等 症 群 と同様 に血 管 壁 の著 しい 肥厚 を 認. 毛 細血 管 壁 の性 状.正 常 肝 の如 き直 線 的 走行 は 全 く失 わ れ,肝 細胞 索 とほ ぼ 平 行或 は血 管 腔 に 向 う弓. め た. 2.1.2.強. 拡大 所 見. 軽 症 群 で は前 述 した よ う. 状,又 は著 しい 蛇行 を示 して お り,更 に 壁 口体 に も. にDisse氏. 腔 の明 か な 拡張 は 見 出せ な い が,根 気. 種 々の変 化 が 認 め られ る.即 ち極 く細 かに 寸断 され. よ く鏡 検 す る と,部 分 的 で は あ るが微 細 な間 隙 の存. て破 線 状 に,更 に は 寸断 され た部 位 が個 々に 丸味 を. 在 が証 明 せ られ る.そ れ らの一 部 では 肝細 胞 変性 に. 帯び て 宛 も念 珠 様 に 認め られ 或 は 肥 厚膨 化 硝 子様 を. よ り生 じた 空隙 と思わ れ るも の も あ るが,剖 検 例 に. 呈 して い る.又 鍍 銀 染色 で 灰 白 ・黒褐 に染 る物 質 沈. お い て認 め た様 な明 か に滲 出液 と 目 され る液 及 び物. 着並 び に線 維 形成 を も認 め た.斯 様 な血 管 壁 の 変化. 質 沈着 を 認 め られ るも の もあ つ て単 な る細胞 間 隙 と. はDisse氏 腔 の病 変 程 度 と互 に 比 例 して い るの が注. は み な され な い,又 そ の物 質 沈着 は 時 にDisse氏. 目 され る.. 腔 の拡 張 を 伴わ ず,該 部 位 に一 致 し て出現 し特 に は. 肝 細 胞 との 関 係.変 性 した 肝 細 胞 は淋 巴 間 隙 を介. 血 管壁 に 陶 着 した よ うな形 態 を と り,時 には 肝 細 胞. せず 直 接 に毛 細 血管 壁に 密 着 して い る部 位 もあ る が, 一般 に 淋 巴腔 を 以 て相 隔 て られ て い る.こ の 淋 巴腔. 内 に突 出す る小 球 状 の 形 を とつ て認 め られ る.斯 様. の 巾の 広狭 と細 胞萎 縮 の 度 とは或 程 度比 例 して お り,. 特 に小 結 節 状の 物 質 沈着 は そ の数 を増 して血 管 壁 に. 著 し く拡張 した 淋 巴隙 では 宛 も 変性 肝 細 胞 が 圧排 或. 瀰 漫性 に 附 着 し,線 維 化 の傾 向 を示 して い る.そ の. い は浮 遊 し て い るよ うな 像 を 呈 して お り,甚 だ しい. た め そ の血 管壁 は 肥 厚 し,走 行 も蛇 行 して い る,遷. 部 位 では全 く細 胞 が 消失 して 淋 巴腔 のみ で 占め られ. 延 型群 では 上記 の血 管 壁 の物質 沈着 及 び 線維 化 の 像. る部位 す ら認 め られ る.. が大 部 分 で血 管 壁 は 甚 だ し く肥 厚波 状 を 示 し,特 に. 他 の淋 巴管 系 との 関係. Disse氏 腔 に 病 変 が認 め られ る際 には 中心 超 脈 周 囲 淋 巴腔 及 びGlisson氏 鞘 内淋 巴管 に もDisse氏. 腔 に 認 め られ た とほ ぼ 同. 様 の変 化 を認 め る が,そ の程 度 は常 に遙 に 軽 い. 2.流. 行 性 肝 炎 の肝 生 検 例 に 就 て. 臨 床 経過 並 に組 織 像 か ら次 の如 き3群 に 分 ち観 察. な 諸種Disse氏. 腔 の 病 変は 中等症 群 で は 更 に強 く,. 中心 靜 脈 周 囲 及 び小 葉 周 辺部 に 強 い. 2.2.. Disse氏 腔 を 中心 と した 観察. 剖検 例 に 比 し変 化 は 甚 だ軽 度 で は あ るが 次 の如 き 事柄 が注 目 され る.即 ち 軽症 ・中 等症 群 で急性 期に あ るも ので はDisae氏. 腔 の拡 張 ・滲 出 液 ・物 質 沈. 着 の各 種病 変が 小 葉 全般 に 認 め られ,特 に実 質 障 碍.

(4) 1422. 唐. 井. 昭. 遷. 第2表. 肝. 生. 検. 延. 例. 型. 軽. 中. 群. 症. 等. 群. 症. 群.

(5) 流行 性 肝 炎 時 の肝 臓 内Disse氏. 腔 の 病理 組 織 学 的研 究. 1423.

(6) 1424. 唐. 井. 程 度 の強 い中 等 症 群 の方 が 軽 症 群 よ りも強 く認 め ら れ る.又 同 一 患 者 で経 過 を追 い 観 祭 しえた 症 例(軽 症 群1,. 2, 3,中 等症 群1,. 共 にDisse氏. 2)で は 症 状 の 軽 快 と. 腔 の 変 化 の 改善 が 証 明 され た.一 方. 遷 延 型 群 で はDisse氏. 腔 の拡 張 ・滲 出 液 の 潴 溜所. 昭 特 長 を 見 出す こ とが 可能 で あ る. 1.人. 体 剖検 例 で は 拡 張 したDisse氏. 液, Eosin及. びAnilinbiauに. 腔に滲出. 種 々 の 度 に染 る同質. 性 雲 絮 状物 質 沈着,血 球,細 胞 成 分 の存 在す ること. 2.肝. 生 検 材 料 では 軽症.中 等 症 群 で急性期 のも. 見 は乏 しい が血 管 壁の 物 質 沈着 及 び そ の 線維 化 が 著. の には 微 細 な が らDisse氏. 腔 の拡 張 を 散在的 では. しい.こ の 所 見 は 小葉 周 辺,次 で中 心 静 脈周 囲 に 強. あ るが 広 く小 葉全 体 に 認 め,滲 出液,上 述 の物質沈. い.又 物 質 沈 着 は 経過 の 長 い 程 強 い よ うで遷 延 型 群. 着 を伴 つ た.而. に 特 に 強 く認 め られ 同 時 にGlisson氏. し,軽 快 と共 に 改善 され た.又 遷 延 型で はDisse氏. 鞘 の 結 締織. して この病 変 は病 症 経過 に伴 い消長. 腔 の 拡張,滲 出液 の潴 溜 所 見 は乏 しいが 物質 沈着及. 増 殖 を来 して い る.. び そ の線 維 化 が著 し く,血 管 壁 の肥 厚 波状 をも認め 総 括 並 に 考 按 1890年Disse,. た.. J.が 肝 小 葉 内 淋 巴 間 隙 に つ き精. 3.一. 部 上 述 した 如 く肝 生 検 材料 の所 見を病症の. 細 な観 察 を 行 つ てか ら,該 腔 の病 理学 的意 義 に つ い. 軽 重,経 過 と比 較 検 討 してみ る と,明 か に平行関係. て は諸 種 の説 が 唱 え られ た.即 ちそ の 腔 の変 化 に 特. が認 め られ た.. H.で,. これ らの 点 を考 え る とDisse氏 腔 を中心 とした上. 彼 等 は漿 液 性 炎 衝 な る概 念 を 導 入 してそ の腔 の病 変. 記 の 変化 は 肝 炎 の際 毛 細 血 管壁 に病 変 を生 じ,炎 衝. を 重 要 視 した が,殊. に 注 目 したの はRossle,. R.及. びEppinger,. 黄疸 発 生. 性滲 出物 は 勿 論,著 し い場 合 は血 球 の遊 出を も起 し. の 病 理 を この概 念 に よ り巧 に解 説 した.然 しな が ら. にEppinger,. H.は. た もの と推 定 され る所 見 で,特 に同 質性 雲絮状物質. その 後 の研究 に よれ ばRossle,. H.. が 病 症遷 延 化 に 伴 い線 維 化 を 示 す ことは該滲 出物が. らの 認 載 に は疑 問を 懐 く向 も 多 く,例 えば 該腔 は常. 人 工 的 産物 でな く炎 衝性 滲 出物 で あ る との推定 を裏. に死 後 変 化 を 伴 う肝 組 織 に認 め易 く,死 後 材 料 で も. 書 きす る も ので あ る.. R., Eppinger,. な お新 鮮 な 組 織 に 見 出 され 難 い との記 載(Mollen‑ dorff, V.)も. あ つて, Disse氏 腔 そ の も の の病理. 以上 の こ とか らDisse氏 毛 細血 管(Sinusoid)の. 腔 を 中心 と した病変は. 炎 衝 性 変 化 に 基 く所 見とし. 的 意義 に疑 問 を 懐 い てお り,一 方 体 液 学 的研 究 に 於. て解 せ られ る もの で,肝 小 葉 内 中心 静 脈 の拡大,周. てKuhn,. 囲 淋 巴腔 の拡 大 等 も これ ら と関 係 を有 す るもの と考. H. A.. & Hildbrand,. G.ら は 肝淋 巴の 蛋. 白 量 を 測定 し,健 康 犬 で は血 液 蛋 白量 の70〜80%, 健 康猫 では90%を. 含 有 し,そ の 蛋 白分 劃 像 も血 液 蛋. え られ る. 流 行 性 肝 炎 は全 身血 管 系 の病 変 を 以て 初 まること. 白 の そ れ と一 致 す る こ とか ら小 葉 内毛 細 管(Sinus. は 恩師 山 岡 教授 に よ り提 唱 され た 所 で あ り,教 室谷. oid)の 膠 質 特 に血 液蛋 白に 対 す る 透 過 性 は健 康例. 水 は皮 膚 微 細 小血 管 拡 張 所 見 の 解明 時.教 室庵谷は. に 於 て 既 に 容易 で あ る と し, Starling, E. H.の 説 を. 爪 床毛 細 血 管像 の観 察 時 夫 々 そ の所 見 を認 めている.. 肯 定 してEppinger,. 著 者 がDisse氏. H,ら. の漿 液 性 炎 衝 に 反対 し. 腔 中 で認 め た 所 見 も亦 この概 念及. び 上 記谷 水 ・庵 谷 ら の所 見 と相 通ず るもの であつて. た. 処 で著 者 が 流行 性 肝 炎 患 者 の剖 検 材 料及 び肝 生 検 後,直 に 処 理 しえ た材 料 に つ い て観 祭 した処 に よれ ば,剖 検 材 料 に お い てはDisse氏. 控 を明 瞭 に 認 め. 肝 炎病 理 を 説明 す る重 要 な所 見 とみな さなければな ら ない. 但 し これ らの所 見 を更 に推 し進 あ てEppinger, H.. る に 反 し,肝 生検 材 料 で は 明 らか な拡 張 を 認め 難 く,. の提 唱 した黄 疸 発 生病 理 に まで 進 む こ とは この際差. 詳 細 な観 察 を 待 つ て初 め て 認 め る に過 ぎ な かつ た こ. 控 え なけ れ ば な らぬ.. と は,剖 検 材 料 と生 検 とい う材料 採 取 法 に よ る差 違 で な い こ とは 既 に第1編 に 指 摘 した通 りで あ り,病 症 程 度 の強 弱 に帰 せ られ る点 もあ る が,多 くは従 来 諸 家 の指 摘 した 如 く被 検 材 料 の新 鮮 度 に 帰 せ られ な けれ ば な る ま い.然. し なが らDisse氏. 腔 を更 に 詳. 細 に 観 察 す れ ば明 かに 人 工 産 物 とは 云 い え な い次 の. 結. 論. 流行 性 肝 炎 の 剖検 例 及 び 肝生 検 材 料 につ き肝臓内 Disse氏 腔 を 中心 と した 観 察 を試 み 次 の結 論をえた. 1.剖 検 肝 で は肝 小 葉 全 体 にDisse氏. 腔 の 拡大を. 認 め, Eosinで 同 質 に, Anilinblauに 種 々の度合に.

(7) 流行 性 肝 炎 時 の 肝臓 内Disse氏. 腔 の病理 組織 学 的研 究. 1425. 染 る滲 出液, Anilinbiauで 不 整 結 節 状 或 は 塊 状 に. 軽 重,病 症 時 期 に一 致 して消 長 し,遷 延 化 に 伴 い該. 濃 染 し, Bielsehowaky‑Papで. 物 質 は 線 維化 を示 し,血 管 壁 の肥 厚 を も来 して来 る.. 灰 白,褐. 色乃至黒色. に 染 る物質 沈 着,赤 血 球 の 遊 出及 び 剥離 細 胞 の 介 在 等 を認 め た.而 してDisse氏. 腔 の 大 さ と実質 障碍. 程 度 との 間に は一 定 の関 係 を 認 め た. 2.肝. 生 検材 料 ではDisse氏. 3.以. 上 の所 見はDisse氏. 腔 の 病 理 学 的 意義 を. 示 す もの で あ り,肝 小 葉 内中 心 靜脈 の拡 張,周 囲 淋 巴腔 の 拡 大所 見 と共 に流 行 性 肝 炎 では 血 管 系に 先 ず. 腔 の 拡 大 は著 しく. な いが,詳 細 に 観察 すれ ば 小 葉 全体 に亘 り大 か れ 少. 著 明 な 所 見 を示 す との山 岡教 授 の提 唱 を 裏 付け るも の で あ る.. か れ認 め られ,特 に 剖検 肝 に 認 め た と同様 の物 質 沈 着 はDisse氏. 腔 の 拡大 が 明 瞭 で な い 例 に もそ の 部. 位 に一 致 して 認 め られ た.而 し て そ の所 見は 病 症 の. 主 1) Eppinger, Springer, 2) Eppinger, Wien. H.:. Permeabilitatspathologie. Wien. (1949). H:. Leber-Krankheiten,. 要 f.. J. Springer,. (1937) 40,(昭. der inneren. Barth,. 29,. Bergmann:. Medizin III/2. (1953). 5) Siede, W.:. Zit.. 庵 谷:未 芳 我:最. 新 医 学:. 10,. 9). 谷 水:医. 学 研 究,. 26,(昭. J.. Springer, 12). Hepatitisepidemica.. Leipzig,. 785. J. Ambrosius. (1951). H. A. & Hildbrand, (1951). IVBd.. G... Klin.. Disse,. 発 表.. J.;. (1890). Handbuch. 790-800. 献. 8). 11). K.. して厚 く謝 意 を表 す る.. 7). 和29. 年)224. 4) Beckmann,. 6) Kuhn,. 文. 10). 3) 瀬 戸 ・日 本 消 化 機 病 学 会 雑 誌,. Berlin. 本 研 究 には 本 学 病理 学 教 室 浜 崎教 授,佐 藤 助 教 授 の多 大 の 御教 示 を頂 いた.記. Arch.. 392. 和31年). mikroskop.. 278 Anatomie,. 36,. 203. Mollendorff,. V.:. shen. Anatomie. ger,. Berlin,. Iversen,. Handbuch des. &. 13). Starling,. E.. H.:. 14). Smetana,. H.. F.:日. (1894). mikroskopic V/2,. J.. Sprin. 235•`411. Roholm,. Scand.. der. Menschen. (1932) P.. crobiol.. Wschr.. (1955). 16,. K.: (1937). J.. Act.. path.. mi. 427. Physiol.. 16,. 224,. 230 本 臨 床,. 11,. (1953). 715.

(8) 1426. 唐. Patho-Histolosic. 井. Studies in. on. 昭. the. Disses. Epidemic. Study. on. the. Disses. Space. of. the. Liver. Hepatitis. Part A. Space. II. of the. Liver. in Epidemic. Hepatitis. By Akira. Karai. From the First Department of Internal Medicine, Okayama University Medical School (Chief: Prof. Dr. K. Kosaka) (Director: Prof. Dr. K. Yamaoka, Kyushu University) It. is not. as the the. entirely. agreeable. Onchopathology. Making. clear. autopsy. and. of the. liver,. the. point. from. the. with. of epidemic. the. described. the. liver. foundation. serous. inflammatory. above,. the. put. forward. by. Eppinger,. H,. the. material. from. Disses. space. hepatitis. the. biopsy. on epiemic. of serous. author. hepatitis. inflammatory,. and. examined. both. especially. about. made. clear. its. the. pathological. signifi. cance. The. results. are. 1.. By the. autopsy,. acinus,. and. linblan,. dying. cell,. also. size. and. gray the. 2.. The but. observation, served. white,. space. same. is inclined. ing. the. wall. 3.. The. above. and. it. proved. the. the. vascular. lobules. the. and. system. or or. black. the. same. cases. exactly. to follow become. findings. show. of epidemic. in lymphatic. space.. was. less. certain. step. the. and. in. unclear. tide. the. with. extra. the subs. vasation. observed. the. of red. between. that the. and. chronic. of acinus. from. of. Dissea. the. material. process. pathological. the material. parts. liver. dilatation. the. on. whole. of disease,. of the. Yamaoka. of liver to Ani. deposited. the was. so distinguishable. with. meaning. hepatitis. not. the. thickining. of Prof.. and. parts. variously. in which. relation. as depositedin. with. whole. to Eosin.. the. damage.. observed. substances. of vessels introduction. or. and. to Bielschowsky-Pap, A. in the. equally. to Anilnblan. cell.. space. more. on the. was observed dying. of parenchyma. Disses. was. dilatation. exsudation. nodularly. degree. of the. place. spaces. serous. aksquamated. dilatation. finding and. and. dilatation its. the. frown of. especially,. at the. Disses. irregularly. existance. of Disses. biopsy,. the. we also observed. deeply. tance. as follows:. remarkable. dilatation. of. central. earful. autopsy. were. ob. space.. And. the. become. fibros. of diseases.. significance. the. of liver by. of Disses. findings vein. are in the. space, seen in liver.

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