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龍谷大学学位請求論文2007.03.06 武田, 宏道「無我の論証 ―『倶舎論』破我品の研究―」副論文

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(1)

︿

倶合論比

プドガラ説批判の党文和訳と真諦訳・玄笑訳の書き下し

(2)

︿

d

仁ヨ

l

l

プドガラ説批判の党文和訳と真諦訳・玄実訳の

書き下し

,__L..,. Zζ

(3)

破我品

第 一 項 解 脱 す る 道 を 説 く 教 え は 仏 教 以 外 に は 無 い 第二項理由・・・外道は離殖の実我に執するから解脱できない

第二節実我に執することを破す

第 一 項間・・・なぜ離離の実我が存在しないといえるのか 第 二 項 論 主 答 ・ ・ ・ 実我の存在しない理由 第 一 目 実 我 は 現 量 得 ・ 比 量 得 で な い 第 二 目 と く に 五 色 根 の 比 量 得 の 説 明 第三目総結・・・五殖を離れた実我は存在しない 玄 嬰 訳 冠 導 本 林 凡 文 一五二中巨人左斗四六一日 一五二中立八左叶四六一日 一 五 二 中 日 八 左 呂 四 六 一 品 一 五 二 中包九右目 一五二下 ω 九 右 ω 一五二下∞九右吋

第一編慣子部のプドガラ説を破す

一 五 二 下 。 九 右 ∞

第 一 項 プ ド ガ ラ の 体 の 仮 有 ・ 実 有 と い う 点 か ら 破 す 第 一 目 論 主 問 ・ ・ ・ 体 は 実有か仮有か 第 二 目 実 有 ・ 仮 有 の 説 明 第 三 目 実 有 あ る い は 仮 有 と す る 場 合 の 過 失 巳積子部間 色論主答 一 五 二 下呂九右む 一 五二下呂九右。 一 五 二 下芯九左戸 真諦訳 三

O

四上 NH 三

O

四上白 一 ニ

O

四上回 四六 一 目 三

O

四上民 四六 一 吋 三

O

四中 N 四六一=一二

O

四 中 吋 四六一足一 ニ

O

四 中 ∞ 四六 一 口 三

O

四 中 。 四 六 一

Z

O

四中

5

四六 一 エ

(4)

Z

実有の場合 己五越と異なる過 。 N プドガラが無常法になる過 。 ω生因が無いならば無為法になる過 門戸常住の実我を説く外道説と同じになる過 烏プドガラが無用になる過 足仮有の場合・・・・我々も仮我は認める 第二項プドガラの体と施設の依り所 第 一 目 慣 子 部 の 宗 義 己正叙・・・プドガラは現在の内身の有執受の諸殖に依りて施設される 匙論主破 b 問、﹁依﹂の意味は何か

E

﹁縁じて﹂を意味する即ち縁じられた諸離にプドガラを施設する場合 ・・・プドガラが諸殖を体とするので仮有になる を意味する即ち諸殖を因にしてプドガラを施設する場合 ・・・諸組を成因にするので仮有になる σ日 ﹁ 因 り て ﹂ ω ω 憤子部反論

E

火依薪の輸による﹁依﹂の説明 己 正叙 ・・・火が薪に依るがごとくプドガラは諸殖に依る の N 火と薪との関係 丘火は薪を離れて存在しない 烏火は薪と不 一 不 異 な り 急不一不異の理由 。 ﹄異なる場合 。 N 一 である場合 定プドガラと諸殖との関係 己プドガラは諸離を離れて存在しない おプドガラは諸離と不 一 不異なり 。ω 不 一 不異の理由 丘異なる場 合 一 五 二 下己九左同 一 五二下エ九左 M 一五二下広九左 N 一 五 二 下 回 目 九 左 ω 一 五 二 下 広 九 左 ω 一 五二下広九左品 一 五 二 下 回 ∞ 九 左 目 一 五二下忌九左。 一 五二下ピ九左∞ E 四 六 一

5

O

四中巳 四 六 一 広 三

O

四中エ 四 六 一 広 三

O

四中広 四 六 一 広 三

O

四中広 四 六 一 口 一 二

O

四中広 四 六 一 回 ∞ 三

O

四中広 四 六 一 巴 三

O

四中昆 四 六一包 三

O

四中苫 四 六 一 丘 三

O

四中ピ 一 五 二 下 お 九 左 。 四 六 一 NN 三

O

四中自 一 五 二 下 ほ 九 左 呂 四 六 二 戸 三

O

四中目 一 五 二 下 包 十 右 N 四六二 ω 三

O

四中町

(5)

色一である場合の過失 第二目論主が積子部の宗義を破す 巳プドガラの体・・・﹁プドガラは諸殖に依りて施設される﹂

E

火依薪の暗による積子部説を破す c 導入・・・論主と積子部との問答 一 五 二 下 包 十 右 串 四 六 二 ∞ 己定義て世間的通念による薪・火の定義に基づく場合・・・両者の体が異なり且つ無常になる

E

火依薪の説明 。 戸所焼・能焼、薪・火の定義 一 五 三 上 ω 十 右 吋 四 六 二 吋 三

O

四 下 品 。 ω 火 依 薪 の 説 明 ・ ・ ・ 薪 に 縁 っ て 火 が 生 じ る 一 五 三 上 。 十 右 。 四 六 二 ∞ 三

O

四 下 吋 &両者の体の同異・・・薪・火は異時に生じるから体、が異なる一五三上∞十左目四五二

5

O

四 下 む 円筒この説をプドガラ説に適用する・・・プドガラは体が諸績と異にして無常になる一五三上山 w 十左目四六二=三

O

四下呂 お定義 二 、火が媛性、薪が地・水・風の三大であると考える場合・・・倶時生なるも体が異なる 門 戸 火 ・ 薪 の 定 義 一 五 三 上 = 十 左 ω 四 六 二 = 三

O

四下呂 烏﹁依﹂の意味の検討 e 導入 一 五三上ロ十左目四六二広一二

O

四下呂 己理由一、薪が生因であることも不成立 。 N 理由二、薪が施設因であることも不成立 島依が所依あるいは倶生であるとの説をプドガラに適用する 一 五 三 上 忌 十 左 吋 四 六 二 広 三

O

四下呂 。 同 叙 ON プドガラと諸殖との体の異なる過失 乙プドガラが無常になる過失 エ結・・・倶生・依止の義は非理なり 主積子部の説く﹁火が薪と異なるは不可なり﹂を破す e 導 入 一 五 三 上 自 十 一 右 戸 四 六 二 毘 三

O

四下呂 己 熱 が 媛 で あ る 場 合 ・ ・ ・ 薪 は 不 熱 の も の に な る 一 五 三 上 自 十 一 右 N 四六二

E

O

四下 NO ON 熱が媛と合する場合・・・火と異なる薪も熱するものになる 一 五 三 上 自 十 一 右 N 四六二

E

一 二

O

四下

8

0 ω 結・・・火が薪と異なるも過失はない 一 五 三 上 民 十 一 右 目 四 六 二 包 三

O

四下お のω 定義 三 、燃焼中の木のすべてが薪でもあり火でもあると考える場合・・・両者の体が同 一 になる 丘 火 ・ 薪 の 定 義 お よ び 依 の 義 ・ ・ ・ 依 の 義 が 不 成 立 一 五 三 上 自 十 一 右印四六二丘一 ニ

O

四下お 匙この説をプドガラ説に適用する・・・諸繭そのものがプドガラになり、このようなプドガラは否定されない の ﹁ 依 り て ﹂ (プドガラと諸殖との関係)について 三

O

四中包 破我品目次 皿

(6)

一五三上お十一右吋四六二 MN 三

O

四下ピ ヰ結・・・薪に依って火を施設するように、諸離に依って実有のプドガラを施設することは不成立 一 五 三 上 包 十 一 右 吋 四 六 二 目 三

O

四下回 定プドガラが諸殖と不一不異である場合には、プドガラは不可説法蔵でなくなる一五三中 N 十一右∞四六二自三

O

四下呂 ︿党文によれば

X

叩プドガラが諸殖と異なると説くことができない場合には、プドガラは不可説法蔵でなくなる 匙プドガラの名称、﹁プドガラは諸殖に依りて施設される﹂と説く﹁施設﹂の所託 b 問 ・ ・ ・ こ の よ う に 説 く こ と は 不 可 能 一 五 三 中 間 十 一 左 目 四 六 三 日 三

O

四下 NC

E

離 に 託 す る 場 合 ・ ・ ・ 仮 我 ・ 積 来 我 に な る 一 五 三 中 。 十 一 左 ω 四 六 一 二 ω 三

O

五 上 回 芯プドガラに託する場合・・・プドガラが諸繭に依ると説くことに矛盾する一五三中∞十一左 ω 四 六 コ 正 三

O

五 上 ω

5

離が有ればプドガラを了得するので、離に依って施設する、と説く場合一五三上出十一右吋四六二区三

O

四下回 第三項認識対象としてのプドガラの点から破す 第 一 目 慣 子 部 の 宗 義 巳 論 主 問 一 五 三 中 ロ 十 一 左 吋 四 六 ゴ 五 色 積 子 部 答 ・ ・ ・ プ ド ガ ラ は 六 識 に 識 知 さ れ る 一 五 三 中 口 十 一 左 吋 四 六 三 C 払 論 主 問 ・ ・ ・ そ の 理 由 を 問 う 一 五 三 中 広 十 一 左 ∞ 四 六 三 。 主積子部答・・・六識に識知される諸色などに縁ってプドガラの存在を知る一五三中

E

十一左∞四六三。 第二目論主・・・眼識などに識知される色などに縁って認識主体としてのプドガラを了得することについて 巳比量によるプドガラの実有証明の過失

E

標例・・・プドガラは乳の如く仮有なり 定例轍・・・眼識が色を識知する時、乳を了得する 己乳などは色などの四境と一にも異にも非ず

N 乳と色などの四境とが一・異でない理由を一不す

5

結・・・プドガラは諸離の総衆に依って施設する 出 N 六識に識知される諸色と識知する能了の識という点から破す b 問

E

プドガラを了得する因が諸色である場合・・・プドガラが色と異なる過 尽諸色を了得する時にプドガラを了得する場合の能了の識 c 間 ・ ・ ・ 同 一 の 識 か 異 な る 識 か 己色を了得する能了と同一の能了がプドガラを了得する場合 丘プドガラの体が色と同一になる過失 一五三中昆十二右目 一五三中日∞十一右 N 一五三中包十一右印 一五三中目十二右。 一五三中目十二右吋 一 五 三 中 N ∞ 十 二 右 。 一 五 三 下 N 十 二 左 目 一 五 三 下 ω 十二左 ω N 三

O

五 上 吋 一 二

O

五 上 ∞ 一 ニ

O

玉 上 。 一 ニ

O

五 上 。 四 六 三 ロ 三

O

玉上巳 四 六 三 口 三

O

五 上

5

四六三

5

一 二

O

五上広 四 六 三 広 三

O

五 上

5

四六三口三

O

五上お 四 六 三 巴 三

O

玉 上 NC 四 六 三 巴 三

O

五 上 NN 四 六 三 日 日 三

O

玉上主

(7)

烏 プ ド ガ ラ を 色 に 即 し て 施 設 す る 過 失 一 五 三 下 品 十 二 左 ω 四六三時一二

O

五上自 民 プ ド ガ ラ と 色 と の 分 別 の 無 い 過 失 一 五 三 下 町 十 二 左 串 四 六 三 民 三

O

玉上自 己色を了得する能了とは異なる能了がプドガラを了得する場合・・・プドガラが色とは異なる過失 一 五 三 下 ∞ 十 二 左 。 四 六 四 N 乙色を了得する能了とプドガラを了得する能了との 一 ・ 異が不可説である場合 ・ ・ ・ プドガラのみが不可説なりとの宗に反する過 一 五 三 下 呂 十 二 左 ∞ 第 二 節 経 に よ っ て 破 す 第一項プトガラを不可説法蔵とする説を破す ・﹁色は無我なり﹂と経(第一経)に説くので、プトガラが可説になる 第二項再び、プトガラが六識に識知されることを破す 第 一 目識の所縁縁の点から、眼識がプトガラを了得する場合の失を挙げる 巳所縁縁になるもの b 問・・・プトガラを了得する眼識は何に縁って生起するか

E

色に縁る場合・・・プトガラは眼識の所縁にならないので了得されない 足プトガラまたは両者に縁る場合 己﹁識は眼・色などの二に縁って生ず﹂と説く経(第二経)に反する ・・プトガラに縁れば色縁を欠き、両者に縁れば 三 縁になる一五三下 N C 十 三 右 。 込﹁眼が因、色が縁になって識は生ず﹂と説く経(第三経)に反する ・・識はプトガラに縁って生じない 一 五三下巳十三右吋

5

プトガラが所縁縁になる場合、﹁識を生じる因・縁は無常なり﹂の経(第四経)に反する ・・プトガラは無常に 非 ず 一 五 三 下お十三右∞ 匙 転 計 、 所 縁 縁 に な ら な い 場 合 、 識 に 識 知 さ れ な い 一 五 三 下 目 十 三 右 目 。 第二目プトガラが六識のすべてに識知される場合の失 巳違宗、プトガラは色などと不 一 不異なりとの宗に反する 色違経

E

根は各々自境を取ると説く経(第五経)に反する 尽転計、経説に随う場合 己プトガラは五根の境にならないので六識に識知されない 四六四 ω 一 五 三 下 ロ 十 二 左呂四六四品 一 五 三 下広十三右目 一五三下呂十三右 N 一 五 三 下 町 十 三 左 N 一 五 四 上 回 十 三 左 品 一 五 四 上 。 十 三 左 ∞ 四 六 四 吋 四 六 四 ∞ 四 六 回 。 三

O

五上お 三

O

五中 N 三

O

五 中 間 三

O

五 中 叶 三

O

五 中 ∞ 三

O

五 中 目 。 四 六 四 = 三

O

五中尽 四六回忌 一 二

O

五中

5

四六四広 三

O

五中

5

四六四

5

一 二

O

五中口 破 我 品 目 次 四 六 回 口 三

O

五中包 四 六 四 日 。 一 ニ

O

五中目 V

(8)

N ﹁党志﹂一五々の経の解釈 丘慣子部・・・六生輸経に基づいて五根も他根の境を取ると解す 烏論主が経を通ず ・ ・ ・ 独 行 の 意 識 は 法 境 の み を 取 る の で ﹁ 各 別 の 境 ﹂ と 説 か れ た 一 五 四 上

5

十 四 右 戸 第 三 目 プ ト ガ ラ は 所 通 達 法 ・ 所 遍 知 法 に 含 ま れ な い か ら 六 識 の 所 識 で も な い 巳 経 説 ( 第 六 経 ) 一 五 四 上 平 十 四 右 町 四 六 五 ω 匙 プ ト ガ ラ は 所 通 達 法 ・ 所 遍 知 法 の な か に 説 か れ な い 一 五 四 上 呂 十 四 右 。 四 六 五 ⑦ 忠 プ ト ガ ラ は 識 に よ っ て 識 知 さ れ な い 一 五 四 上 包 十 四 右

E

四 六 五 吋 第 四 日 ﹁ 眼 が プ ト ガ ラ を 見 る ﹂ こ と の 意 味 巴見られるプトガラは色離などに附された名称であるから、仮説なり 匙プドガラは五組に仮説されると説く経(第七経)を示す 忠 結 一 五 四 中 ⑦ 四 六 五

5

冠十五右 N 第 三 項 プ ド ガ ラ の 実 有 を 破 す 第 一 目 一 切 法 は 十 二 処 に 摂 ま る と 説 く 経 に 反 す る 巳有部所請の経(第八経) 民情子部所請の経(第九経) 第二目我・我所の体は無いと説く経(第十経)を示す 第三目諸離に有情という名称を立てると説く経(第十一経)を示す 第四目プトガラの体は無いと説く経(第十二経)を示す 第五目執我の五失を説く経(第十三経)を示す プ ト ガ ラ に つ い て の 慣 子 部 と 論 主 と の 論 争 上掲の経を聖教量と認めない積子部の説を破す プトガラは認識対象として説かれないから存在しない 一切法はプトガラと不一なるゆえ非我なり、との説を破す ・・・プドガラは法境に摂まらないので意識の所識にならない 想顛倒などの対象(非我の離・処・界)を説く経(第十四経)を示す 等随観見の対象(五取組)を説く経を示す 憶念の対象(五取組)を説く経を示す 第三節 第一項 第二項 第一目 第二目 第三日 第四日 一 五 四 上 吋 十三左@ 一五四上自十四左同 一五四上回十四左 ω 一 五 四 中 吋 十 五 右 ω 一五四中

5

十 五 右 回 一五四中広十五右吋 一五四中広十五右目。 一五四中時十五左目 一五四下∞十六右日 一 五 四 下 町 一五四下芯 一五四下広 一五四下包 一五四下自 十 六 右 品 十 十 十 十 / 、 / 、 ノ 、 / 、 左 左 左 右

σ コむ, ,... o VI 四 六 四 恒 三

O

五中民 四六四区一二

O

五 中 日 ∞ 三

O

五 下 品 一 二

O

五 下 。 三

O

五下呂 四 六 五 吋 四 六 五 。 三

O

五 下 = 三

O

五下エ 四 六 五 口 三

O

五下回 四六五呂一二

O

五下呂 四六五 NC 三

O

六上 H 四 六 五 時 三

O

六上 ω 四 六 六 日 三

O

六 上 斗 四六六呂一二

O

六上広 四 六 六 忌 三

O

六上呂 四六六自一ニ

O

六 上 ∞ ∞ 四六七 N 三

O

六 中 日 四六七町一二

O

六 中 。 四六七吋一二

O

六 中 ∞

(9)

第三項憤子部の反論を会通する 第 一 目﹁我れは宿世に色などを有せり﹂ 巳慎 子 部・・・﹁我れ﹂はプドガラを指す m N 論主・・・過去世の多剃那にわたる相続のうえに我を仮説する

E

有情が宿世に色などを有したことを示す 定プドガラが色などを有するとするならば、有身見になる

5

結 色などを 有 する﹁私﹂は仮我である 第 二目 一 切智者が 一 切法を知る方法 巳憤子部・・・プドガラが無ければ仏陀は一切法を知ること不可能 &論 主 、仏陀は相続身中に自在に遍知する功能があるので 一 切智者なり 色相続身中に 一 切法を知る功能のある根拠 と説く経文の解釈 一 五 四 下 自 十六左 呂 四 六 七 。 一 二

O

六 中呂 一五四下呂十七右 H 一 五四 下 ミ 十 七 右 M 一 五 四 下 呂 十 七 右 品 四 六 七 呂 三

O

六 中 = 四 六 七呂 一 二

O

六 中ロ 四 六 七 = 三

O

六 中エ 一五五上回十七右品 一 五 五 上 ω 十 七 右 ∞ 一 五五上 巳 十 七 左 品 説 一 切 有 部 倶 舎 論 巻 第 二 十 九 阿 毘 達 磨 倶 舎 論 巻 第 三 十 破 執 我 品 第 九 之 二 第 三 目重担を荷う者がプトガラである、と説く経について 己犠 子 部 ・ ・ ・ 重 担を荷うものが プ トガラであるゆえ、 プ トガラは 実有 色論主 言論主難・・・不可説であるプトガラを能荷者と説く失 己プトガラが不可説でな く なる

ω 重 担を取るもの(渇愛)も離の摂でないことになる 足論主釈経 己経文はプトガラが施設有であることを示す の N 五績を重担を荷う者と名づける理由 第 四 目 化生を擁無することは邪見である、と説く 経 について 主積子部、経を引く &論主破

Z

化生有情は五殖であり、プトガラではない 芯プトガラを擁無する邪見は 存 在しない 第 五 目 ﹁ 一 のプトガラが生じる﹂と説く経について 回 目 ﹁ 一 のプトガラ﹂と説く点についての論主破 ・・・五離の総衆を一のプトガラと説く 一 五 五 上 自 一 五 五上忠 一 五 五 中 目 一 五 五 中 品 一 五 五 中 ∞ 五 五 中 止 。 一 五 五 中 = 一 五 五 中エ 一 右 。 一 右 ∞ 一 右 。 一 右 = 一 左 ω 一 左 m 一 左 。 一 左 C 一 五五中コ 二 右 戸 四六七

Z

一 ニ

O

六中エ 四六七二 一 二

O

六中広 四 六 七包 三

O

六 中立 四 六 八 戸 コ 一

O

六 中日 四 六 八 品 四 六 八 品 ニ

O

六下 N ニ

O

六 下 N 四 六 人 間 四 六 八 吋 三

O

六 下 ω 三

O

六下 吋 四 六 八 。 一 二

O

六 下 ∞ 四 六 人 。 三

O

六 下 。 四 六 八ロ 一 ニ

O

六下

5

破 我品目次 四 六 八 エ 三

O

六下広 vn

(10)

匙﹁プトガラが 生 じる﹂と説く点について論 主 破 ・ ・ ・ 生 じるものは有為法であるからプトガラも有為法になる

E

論主破、非有為法非無為法であり殖と不 一 不異であるプトガラを破す 己非有為法非無為法としてのプトガラを破す 丘論主難・・・プトガラは生じるので有為法になる 一 五五中忌 二 右 ω 四六八広 三

O

六下包 烏積子部救・・・プトガラが生じるとはプトガラが別離を取ることである一五五中包二右串四六八広三

O

六下白 色論主破 己経によってプトガラが別離を取ることを破す 戸﹁作者は認められない﹂と説く勝義空経 一 五 五 中 間 二 右 斗 四 六 八

Z

O

六下回 口﹁能取者は無い﹂と説く頗勅具那経 一 五五中 自 二 右目。四六八 NN 三

O

六下 NC ON 所 説 の 輸 を 破 す 一 五 五 下 戸 二 左 H 四 六 八 お 三

O

七上 ω ロ作者となる体に関して・・プトガラ・心心所・身のいずれも作者にならない ロ特に身について 巴所取・能取に関して・・・明論などと身体とは異なる も老人・病人は剃那ごとの身体の別異に過ぎない 同 ω 誓輸として不成立 。 日 離 と 不 一 不異なものとしてのプトガラを破す 丘転救、プトガラが不 生 で あ れ ば 、 プ トガラは殖と異なり、 お 再 び 、 一 のプトガラと説く点について 己プトガラが 一 であれば、プトガラは諸離と異なる 包プトガラが離と同一なものになる失を示す 第 六 目 仏 の 不 記 を 説 く 経 に つ い て 巳命者についての無記(第十 三 ・ 十 四 句)を会通す

E

仏の不記の意図を釈す 己﹁命者即身﹂についての不記を釈す 丘憤 子 部が経によって﹁プトガラ即諸離﹂を難ず お 論 主 、 先 日 己命者が存在しないから不記 OM 古昔の諸師の問答を挙げて憤子部の難を遮す の N ﹁命者都無﹂についての不記を釈す 丘積 子 部問 一 五 五 下 品 一 五五下 回 一 五 五 下 。 二 左 卓 二 左 品 二 左 串

v

.

四六九 N 三

O

七 上 。 四六九ロ 三

O

七 上 。 四 六 九 品 三

O

七 上 ∞ 常住法になる 一 五五下 ∞ 二 左 。 一 五 五 下 吋 一 五 五 下 ∞ 二 左 。 二 左 斗 四 六 九 町 三

O

七 上 ∞ 四 六 九 。 四 六 九 。 三

O

七上

5

一 ニ

O

七 上 = 一 五五下 巴 二 左 呂四六九∞ 一 五五下ロ三右目 一 五 五 下 口 一 ニ 右 串 一 五五下 包 三左 串 一 二

O

七上エ 四六九@ 一 ニ

O

七上

5

四六九尽 三

O

七上呂 四 六 九包 三

O

七中 ω

(11)

烏論主答 。 H 都無と記せば問者が邪見に堕する 。N 正法を受ける器でないから仮有とも説かない 足不記が理にかなうことを経・煩を引いて証す 己経を引いて常見・断見に堕することを 示 す 。 N 頒を引いて、我の有無を記さない理由を示す の ω 摂頒を掲げる

E

命者と身との一異を記さない理由・・・命者が存在しないから 烏命者都無と記さない理由 。同仮我を楼無するから命者都無と説かない &正法の器でないから仮の命者を説かない お問者の意楽を観待するから命者の有無を論じない 忠世間についての無記

E

世間は常住なり等の無記(第 一

l

四句)を会通す c 総説 。同我が世間であると執する場合 お世間は生死の有情であると執する場合

ω 結 足世間は有辺なり等の無記(第五

l

八)を会通す &如来死後有り等の無記(第九

l

十 二 句)を会通す

E

正叙、問者の意楽を観待するから不 記 認プトガラ論者の過失を挙げる 己 論 主 反 詰 ・ ・ ・ プ ト ガ ラ が 死 後 有 る と な ぜ 記 さ れ な い か 一 五 六 中 広 五 右 ∞ お 積 子 部 答 ・ ・ ・ 常 住 の 過 失 に 堕 す る か ら 一 五 六 中 広 五 右 。 。ω 論主反論・・・未来世・過去世についての記説も常住の過失に堕することになる 一 五六中コ ネ論 主 破 ・ ・ ・ 救 を 挙 げ て 破 す 一 五 六中呂 五 左 ∞

E

プトガラを見ないという場合 烏プトガラを見るが記さないという場合 民プトガラは見・不見とも説く べ きでないという場 合 我無しと執すれば悪見処に堕すると説く経による積子部説を破す 一 五 六 上 同 一 五六上 ω 三 左 目 三 左 叶 一 五 六 上 町 一 五 六上巳 三左 ∞ 四右 ω 一 五六上コ四右斗 四六九お 一 二

O

七中 ω 四 六 九 忠 三

O

七 中 ∞ 四 七

O

戸 四 七

O

O

七 中 吋 ニ

O

七中エ 四 七 o = 三

O

七中冨 一 五 六 上 呂 四 右 吋 四 七

05

O

七中巴 一 五六上 NN 四 右 ち 四 七

O

広 三

O

七中立 一 五 六 上 陸 四 左 ω 四 七

O

口 三

O

七中民 一 五 六 上 包 囲 左 串 四 七

0

5

O

七中留 一 五 六 上 自 四 左 品 四 七

05

O

七中お 一 五 六 上 沼 四 左 目 四 七

O

N

O

一 二

O

七 中 日 。 一 五 六中品四左目。四七 一 ω 三

O

七 下 町 一 五 六 中 。 五 右 目 四 七 一 品 三

O

七 下 。 一 五 六 中 巳 五 右 。 四 七 一 吋 三

O

七中口 一 五六中時 一 五 六中自 五 左 品 五 左 目 第七回 四 七 一 号 三

O

七下エ 四 七 一 = 三

O

七下呂 五 右 呂 四 七 一 戸 三

O

七 下 回 目 四 七 一 エ 一 ニ

O

七下呂 破 我 品目次 四七 一

5

O

七下 MM 四 七 一 広 三

O

七 下 包 政

(12)

巳憤子部宗義 巳論主破

E

この経は有我を示すためではなく、断・常のの両辺を離れるために説かれた 一 五六中目玉左吋四七 一

E

O

七下自 足阿見達磨論師説を引いて上述のことを証す 一 五 六 中 目 玉 左 ∞ 四 七 一 巴 一 ニ

O

七下呂 第八目プトガラが輪廻の主体であるという慎子部説を破す 己 犠 子 部 宗 義 一 五 六 下 ω 六右-四七一 MM 三

O

八上 N 匙論主破 一 五 六 下 。 六 右 印 四 七 二 回 三

O

八 上 ∞ 払 論 主 が ﹁ 流 転 生 死 ﹂ の 正 義 を 叙 す 一 五 六 下 吋 六 右 ∞ 四 七 二 N 三

O

八 上 ∞ 第九目プトガラは昔の自分と今の自分との同一性を保つという反論を破す 巴 積 子 部 宗 義 一 五 六 下 。 六 右 吋 四 七 二 ω 一 二

O

八 上 = 匙論 主 破

E

今昔に通じるプトガラを破す 己前後に通じるプトガラは常住になる 一 五六下呂六右。四七二回一ニ

O

八上

z

a

正 義 を 述 べ て 経 意 を 通 じ る 一 五 六 下 = 六 右 。 四 七 一 一 目 三

O

八上エ 芯 真 実 我 の 存 在 を 破 す ・ ・ ・ 実 有のプトガラがあれば、仏も我執を起こすことになる 己正破 一 五六下ロ六右包囲七二∞ 一 二

O

八上

5

込 実 我 に 対 し て は 我 執 が 生 じ な い と い う 反 論 を 破 す 一 五 六 下 呂 六 左 目 四 七 二 忌 一 ニ

O

八上自 一五六中立 五 左 ∞ 四 七 一 口 一 二

O

七下包 X 第四節 結 、 総じてプドガラ説の過失を示す 一 五六下自六左吋 四 七 二 = 三

O

八上自

第三章

実我に執する者を破す

一五六下立四七二口六左。

o

-A N W

第二編

語典家の我説を破す

一 五 七 中 斗 四 七 三 エ 八 左 目

o ハ 下 ト

第三編

勝論の我説を破す

一 五七下呂四七五回 十左 1 三 。 占 ハ ι i G

信用三

無我の勧め

一五九中 C 四七八口十五左品 三 -o 下 一 。

(13)

﹃倶舎論﹄破我品和訳

1

1

(14)

凡例ならびに略号など

文中、上段は玄奨訳の 書 き下し文、中段は党文和訳、下段は真諦訳の 書 き下し文である 。 目次の下に付した漢数字・半角算用数字は文献の所在個所を示し、最初に玄奨訳の大正 二 九 巻 の 頁 ・ 段 ・ 行 、 舎論﹄の丁・行、つぎに党文のプラダン本の頁・行、最後に真諦訳の大正二九巻の頁・行を記す 。 党文和訳と漢文の書き下し文には、本文解読のために参照した文献名を表示する 。 この場合、参照した諸註釈を、補訳のときに は括弧︹︺の内に、同義語を 示 すときには括弧()の内に語や文を補い、その語や文のあとに、つぎの略号によって参照した文 献名を記した 。 その際に用いた略号はつぎのとおりである 。 ∞ 寸 ・ ﹃ 倶舎 論﹄党 文 、?・・チ ベ ッ ト 訳 、 マ ・ ・ 真諦訳 、 ﹁ ・ ・ ・ 玄 奨訳 、ミ・・・﹃冠 導 本 倶舎 論 ﹄ 頭註 ︿・・・﹃称友釈﹄、円・・・﹃満増釈 H u -・ ﹃ 光 記 ﹄ 、 ? ・ ・ ﹃ 宝 疏 ﹄ 、 ︿ 例 ﹀ これら︹の煩悩︿"﹁︺によって解脱(悟りを得ること

y n y

)

から遠ざけられる︹と世親は説く︺ 。 この文中の略号の示す内容はつぎの通りである 。 ︹︺内の﹁煩悩﹂は﹃称友釈﹄﹃満増釈﹄によ っ て補い、()内の﹁悟りを得ること﹂は﹁解脱﹂と同義であり、これ は ﹃ 光 記 ﹄ ﹃ 宝 疏﹄による補訳であり、﹁世親は説く﹂は私見による補訳である 。 玄 奨 訳 ・ 真 諦訳の漢文の書き下しに際しては、なる べ く助詞を補った 。 とくに主格を 示 す﹁は﹂﹁が﹂は、文体上からは、ぎごち なくなることがあっても、 意 味の把握を優先させて補った 。 そういう意味では、 主 格を 示 す﹁の﹂は 主 格を 示 すことが明白にわか る も の 以外は、使用しないよ う に し た 。 ま た 、 ﹁ 可 ﹂ ﹁ 令 ﹂ な ど の 、通常は仮名にする助 詞 な ど を 、 意 味が把握し 易 い よ う に 、 漢字 のままにした箇所もある 。 つぎに冠導本﹃倶

(15)

破執我品第九之 一 五 二 中目 仏陀に帰依たてまつる

bふ問

総じて我執を破す

第一節

我執の過失

第一項解脱する道を説く教えは仏教以外には無い

︿問﹀此︹の牟尼の教説己を越えて余に依るに、一ところで、こ︹の牟尼の教説︹による︺以外に 宣 に 解 脱 無 か ら ん や 。 一 解 脱 ︹ へ の 方 便 ︿ ︺ は 全 く 存 在 し な い の か 。 ︿ 論 主 答 ﹀ 理 と し て 必 ず 有 る こ と 無 し 。 一 存 在 し な い 。 一 五 二 中 立

第二項

︿ 問 v 所 以 は 何 ん 。 ︿ 論 主 答 V ︹ 諸 邪 外 道 は ︿ u ︹︺虚妄の我執に迷乱せ ら る る が 故 な り 。 謂はく、此の︹仏 u ︺法︹以︺外︹の邪外道︺の 諸々の所執の我は、︹五︺繭の相続に即して仮立 す る に 非 ず 。

理由・・・外道は離殖の実我に執するから解脱できない

何 故 に か 。 ︹ 邪 外 道 た ち は ︿ w [ ︺虚妄な実我見に執著する か ら で あ る 。 じつに、彼ら︹邪外道たち︺は︹五︺離の相続そ のものに我を施設する、と確定しない。 ならば、どのようになるのか。 阿 見 達 磨 倶 舎 釈 論 巻第二十二 婆薮盤豆造 陳天竺三蔵真諦訳 一 二

O

四上ニ 八 左 吋 四 六 一 日 三

O

四上巳 一此の︹牟尼の教︺法を離れて、余法に於いて 一解脱を得ること無しと為んや。 一 盤 山 し 。 一 五 二 中 立 八左吋四六一日 一 五 何 が 此 く の 如 き な る か 。 非 如 の 我 見 が 心 に 於 い て 誼 ( た ぶ ら か ) す が 故 な M り 。 何を以つての故なるか、といふに、彼の人は、五 陰の相続の中に於いて、我の言を仮立せざるが故 な り 。 何 を 由 と 為 る か 。 三

O

四上白 1

(16)

真実の離離の我有りと執す 。 容 〔 有 故 き 故 に に こ に 輪 〔 と 、 廻 こ 無 実 す の し 我 ー

を 我

説 唱

え月

道 ι m 由

法 立

長主

主唱

u ηミ

zf

す 三 ︹邪外道たちは五組以外の︺別個な実物そのも のを実我と妄計する。 そこで、すべての煩悩が︹この︺実我への執著, から顕在化する、ということになる 。 {それゆえ︹仏教以外の︺他の︹教説による︺場 合には、解脱は存在しない。︿・﹁}

第二節

実我に執することを破す

第一項問・・・なぜ離殖の実我が存在しないといえるのか

何を以って証と為して、諸々の我の名は、唯だまた、我と詮表する(我を施設する︿・﹁)このこ 離 の 相 続 を 召 ( よ ) び 、 ︹ 緬 の 相 続 を 離 れ て ︿

-T

U

︺とは、︹五︺殖の相続そのものについていわれ、︹五 別に我の体を目(さ)すに非、さることを知るや。離の相続を離れて考えられた︿

- r

u

︺ 他 の 詮 表 さ れるものについて(いわれるの︺ではない、とい うこのことが、どのようにして認められるのか 。

第二項

論主答・・・実我の存在しない理由

第一目実我は現量得・比量得でない

中お九右戸四六

彼︹の外道︺の計する所の離趨の我の中に於い一︹離離の実我についての︺現量も比量も存しな て 、 真 実の現︹ 量 ︺ ・ 比 量 有ること無きが故︹に 一 い から[離績の実我は存在しないの︿凶[︺である 。 離繭の我無き︺なり 。 一

0

四 上 N σコ

と名づくと分別す。 彼れは、︹五陰を離れた︺別の実物有るものを我 切の惑骨は我執を以って生の本と為す。 * ﹁ 惑 ﹂

ω

E

-H

﹁ 或﹂正 故に、︹仏法以外の︺余法に於いては解脱する義無 し 。 2 八左呂 三

O

四上回

四 六

一 五何が、此くの如く、但だ五陰の相続の中に於 いて、仮りに我の言を起こし、余の︹別の実物有 る︺義に於いて︹我の言を起こすに︺非ず、と知 ることを得んや。 我は証・比の二量の所知に非ざるに由るが故な れ ノ 。

(17)

ω 四 六 一 吋 ︿ 一 般 論 v 五色根が比量にて得せらるると言ふこ︹の五色根︺についての比量はつぎのとおり ︹は次の如し︺。世︹間︺にて、衆縁有りと離も、である。︹或る︺因が存在しても、別個な因の存 別縁を欠くに由りて果の便ち有るに非ざれども、しないときには果の存しないことが現見され、そ ︹別縁を︺欠かざれば便ち︹果の︺有ることを現して他方、︹別個な因の︺存するときには︹果の︺ 見 す る が 如 し 。 存 す る ︹ こ と が 現 見 さ れ る ヨ 。 ︿ 愉 V ︹例へば、水・土等の衆縁有れば、別縁な例えば、︹土・水などの因が存在しても、種子の る ︿ u [ ︺ 種 が 芽 を 生 ず る が 如 し 。 特 相 を も っ 別 個 な 因 の 存 し な い と き に は 芽 と 称 さ れる果が存しないし、種子の存する時には芽が存 する︿温戸、という︺芽︹の存在・非存在︺のよう に 、 で あ る 。 そして、顕現︹すなわち現在前︿・ F ︺している ︹色などの︿唱巴境と︹それから生じた︿・己作 意という因が実に存在する場合でも、なおかつ盲 者・聾者などには︹眼識などが F 己境を認取す 謂はく、若し我の体に︹離を離れて︺別に実物 有りて、余の有法の如きにして、若し︹得せらる ることを︿︺障ふる縁無くんば、応に、︹そは︺現 量 の 得 な る べ し 。 (例へば︺六境・意 ︹ 根 ︺ の 如 し 。 或いは︹現量の得に非ざれば︿ wF 、 得 な り 。 ︹ 例 へ ば ︺ 五 色 根 の 如 し 。 そ は ︺ 比 量 の ︿五色根の場合﹀是くの如きは亦た見る、︹即ち、 顕︺現せる境と作意等との縁有りと雌も、諸々の 盲・聾と不盲・(不︺聾等とは識が︹各々︺起こ らざることと起こることとがあり、と。 或る諸法が存在する場合、︹近すぎることや遠 すぎること等の、了得される FF 際の︺擬げが存 在しないならば、これら︹諸法︺は現量によって 了 得 さ れ る 。 例えば、︹存在する)六境・意︹根︺が︹現量に よって了得される︺ように、である。 そして、︹現量が転起しない時には戸﹁、存在する これら諸法は︺比量によって︹了得︺される。 例 え ば 、 ︹ 眼 等 の F 己五根が︹比量によって了得 される︺ように、である。 一 五 二 下 ω 一 二

O

四 中 N 余法は、若し実有にして若し︹知らるることの︺ 障擬無くんば、必ず定んで証量に由りて知ること を 得 。 警 へ 、 ば 、 六 塵 と 及 び 心 と の 如 し 。 或いは︹証量に由りて知られざれば、そは︺比量 に由りて知ることを得。 警へば五根の如し。 此の中、此くの如き比知す。若し因縁有るも、 余の因縁有らざれば見る事は生ぜず。若し︹余の 因縁︺有れば、則ち見る事は生ず。 色塵等の︹所︺縁あるも、若しくは能く障擬す る法を具有すると、若しくは悉く盲・聾等有らざる 人と、及び非盲聾等人は色等の塵に於いて、眼等 の識が生ぜ、さることと生ずること︹有るが︺故 第 A 総 論 3

(18)

︹ 故 に ︺ 別 縁 に は 欠 ・ 不 欠 有 り 、 と 定 ん で 知 る 。 此の別縁とは即ち眼等の根なりつ故に、根は有 り、と知る︺、是くの如きを名づけて、色根が比 量にて︹得せらる︺と為す。 ることの存しないことが現見され、そして[他 方︺、非盲者・非聾者などには︹境を認取すると との︺存する︹ことが現見される

3

。 それゆえ、この場合にも︹自体の不損傷という ︿︺別個な因が︹前者のように︺存しないことと、 ︹後者の認取するときのように︺存することとが 確 定 さ れ る 。 そして、凡そこの別個な因であるもの、これは︹眼 な ど の ︿ w [ ︺根である︹から、根は存在する︺、と いうそのことが比量︹によって知られるの︺であ ザG

な り 。 4 比量にて、別の因が有らざると有るとの義あり と 得 可 し 。 別の因とは、即ち是れ眼等の恨なり。 第 三 目 総 結 ・ ・ ・ 五 殖 を 離 れ た 実 我 は 存 在 し な い 一 五 二 下 ∞ 四 六 一 = 離離の我に於いて︹現・比の︺二量︹にて得す一︹離を離れた︺実我については、このような︹現一 ること︺都て無し。此れに由りて、真我の体の無一量によっても比量によっても了得される︺ことが一 き こ と を 証 知 す る な り 。 一 存 在 し な い か ら 、 我 は 存 在 し な い 。 一 九右 4 三

O

四 中 吋 此くの如き証量と及び比量とが、我に於いて有 らざるが故に、是の故に、決定し我無しと説く。

(19)

日間

個別に実我説を破す

第一編

慎子部のプドガラ説を破す

序章

慣子部のプドガラ説

九 右 ∞ 一 五 二 下 。 四 六 一 口 三

O

四 中 ∞ 然 る に 、 情 子 部 は 、 補 特 伽 羅 有 り て 其 の 体 は 誼 一 し か る に 、 慎 子 部 の 人 た ち は 、 プ ド ガ ラ が 存 の 所 説 は 、 必 ず 定 ん で 我 有 り と 不 一 不 異 な り 、 と 執 す 。 一 し ︹ そ の 体 は 諸 殖 と 認 一 て 、 ︹ 其 の 体 は ︺ 五 陰 と 不 一 不 異 な り 、 と な り 。 F U

(20)

第一節

第一項

プドガラ説を破す

理によって破す

プドガラの体の仮有・実有という点から破す

6

第一目論主問・・・体は実有か仮有か

呂九右。四

O

四 中

此れ応に思択すべし、︹補特伽羅は ︺実 ︹ 有 ︺ ま ず 、 つ ぎ の こ と が 検 討 さ れ る 。 彼らは︹プド と為んや、仮︹有︺と為んや、と 。 ガラが︺実物として︹存在すると︺認めるのか、 あるいは施設として︹存在する︺︹と認めるの

3

、 刀 ︿ 靖 子 部 ﹀

実有と仮有との相の 別は云何ん 。 ︿ 論 主 ﹀ 別︹個︺に事物有れば、是れは実有の相 なり、色 ・ 声等 の 如 し 。 但だ︹諸法の ︺ 衆集して 有れば、是れは仮有の相なり、乳 ・ 酪 等 の 如 し 。 此れ 宣 しく応に簡択すべしと 言 ふ 、 彼 れ は 、 実 物に由るが故に有りと執せんと為んや、仮名有る が故に有り︹と執せんと為ん︺や。

O

ならば、実物として︹存在する︺というこのこ実有の相は云何、仮有の相は云何。 とは如何なることか 。 あるいは、施設として︹存若し色等の如く別に有れば、実有物と名づけ、 在する︺という︹このことさは如何なることか 。 若し乳等の如く但だ来集有なれば、仮名有と名づ ︹法は︺もし色などのように別個な(独立した)く 。 存在体であるならば実物として︹存在し辻、もし 乳 。 な どのように︹諸法の︺来集己であるならば施 設 として︹存在するご 。

(21)

巳 憤 子 部 問 一 五 二 下 ロ 九 左 目 四 六 一 エ 実︹有︺なりと計し︹或いは︺仮︹有︺なりと 計するに各々、何の︹過︺失有るや。 一ならば、この︹実物有あるいは施設有なる︺こ 一とによって何︹の過失︺があるのか。 民論主答

E

実有の場合 己 五 繭 と 異 な る 過 一 五 二 下 呂 九 左 日 四 六 一

5

一 ニ

O

四中口 ︹補特伽羅は︺体が若し是れ実︹有︺ならば、まず、もし︹プドガラが︺実物として︹存在す ︹補特伽羅は︺応に繭と異なるべし。別の性有るる︺ならば、こ︹のプドガラ︿︺は、個別の自性 が故なり。別々の殖の如し。︹補特伽羅が諸殖とがあるから、諸殖とは別ものであると説かれるべ 異ならば、補特伽羅は諸殖と不一不異なり、とのきである。︹例えば、五︺離が相互に別々である 宗義に違す U ︺ よ う に 、 で あ る 。 ︹ プ ド ガ ラ が 諸 組 と 異 な る な ら ば、プドガラは諸繭と不一不異なりと説く宗義に 反すると おプドガラが無常法になる過一五二下エ 又た︹補特伽羅に色の如く u ︺実の体有らぱ、 必ず応に(補特伽羅の生ずる己因有るべし。

ω 生因が無いならば無為法になる過

E

常住の実我を説く外道説と同じになる過 或いは︹因無くして実の体の有ればと応に是 れ無為[法︺なるべし。︹無為法なれば u ︺便ち外 道の見に同ずべし。 九 左 N 四六一広一二

O

四中エ 一そして、︹プドガラが色のように己︹有為法で一 一あるならば︿ w 己 こ ︹ の プ ド ガ ラ ペ 与 に は ︹ 生 一 一 じ る 己 因 が あ る と 説 か れ る べ き で あ る 。 一 一五二下エ九左 N 四六一呂一二

O

四中広 あるいは、︹実物として存在するプドガラに生 困が無いならば己無為︹法︺になり、それゆえ、 ︹慣子部の人たちは︿・[︺外道の見という過失に 陥 る 。 第 一 章 プ ド ガ ラ 説 を 破 す 若し実物に由りて有れば、︹五︺陰と別の性なる が故に、応に︹五︺陰と具有りと説くべし。警へ ば別別の︹五︺陰の如し。 ︹我が色の如くは︺必ず定んで須く、此の我には ︹生ずる︺因あり、と説くべし。 第 一 編 慣 子 部 の プ ド ガ ラ 説 を 破 す 若し因無くば、即ち是れ無為なるべし。則ち外 論師の説に同ず。 第 二 各 論 7

(22)

烏プドガラが無用になる過 一 五 二 下 呂 又た︹無為法ならば、善などの生起に対して己 応に用無かるべし。 ︹以上のこれら四失は︺︹皆な汝の宗に違すご 徒らに実有なりと執するのみなり。 足 仮 有 の 場 合 ・ ・ ・ ・ 我 々 も 仮 我 は 認 め る 一 五 二 下忌 ︹補特伽羅の︺体が若し是れ仮︹有︺なれば、一 便 ち 我 が 説 に 同 じ な り 。 一 九 左 ω 問 六 一 広 三

O

四中

5

そして︹プドガラが無為法であるならば善など が生じることに対して己[プドガラは︺用が無く なる︹という過失に陥る己 。 8 亦た︹無為法なれば︺別の用無かるべし。 九 左 ω 四 六 一 コ 一 二

O

四中

5

あるいは、︹プドガラが︺施設として(存在す一若し汝が仮名有に由るが故に有り、と執すれ る︺ならば、我々もまたそれと同じように説く 。 一ば、此の説は最勝なり 。 我等も亦た此くの如く説 -ノ ¥ 。

プドガラの体と施設の依り所

巳 正 叙 ・ ・ ・ プド ガラは現在の内身の有執 受 の諸離に依りて施設される 一 五 二 下 呂 九 左 中 四 六 一 戸 ∞ 我が所 立の補特 伽羅は、仁の徴する所の如き 実 こ ︹ の プ ドガラ ︺ はじつに実物として存在する 有 に も 仮 有 に も 非 ず 。 の で も な い し 、 施 設 と し て ︹ 存 在 す る の ︺ で も な し か らば いかん 。 現在の内身の有執受の諸殖に依拠してプドガラ は施設される 。 但だ内の現在世に摂まる有執受の諸殖に依りて 補特伽羅を立つ可し 。 ωN 論主破 b 問 、 ﹁ 依 ﹂ の意味は何か 一 五 二 下 回 ∞ 九 左 目 四 六 一

E

一 二

O

四中お 三

O

四中広 我れらの立つる我は有りて、実有に由らずして 有り、と説き、亦た仮名有に由らずして有りと説 ノ ¥ 。 此れは何すれぞ ︹ 有 る や ︺ 。 内の所取の現世の諸陰に約して、執説して我と 為 す 。 第一節 壊 によって破す

(23)

E

﹁縁じて﹂を意味する即ち縁じられた諸殖にプドガラを施設する場合・・・プドガラが諸殖を体とするので仮有になる 一 五 二 下 呂 九 左 。 四 六 一 包 三

O

四 中

E

もしこ︹の﹁依拠して﹂︺の意味が、諸離を縁若し︹約の︺義が此くの如く、諸陰を縁ずるこ じて、であるならば、こ︹の諸離の︿ w [ 集まり︺となりと謂はば、諸陰の中に於いて仮名して我と そのものにおいてプドガラを施設することにな説くこと︹即ち仮有なること︺、此の義、応に成ず る。︹このようであるならば、プドガラは施設有べし。 になる F 巴 例えば、色などを縁じて、こ︹の色などの集まり︺ そのものにおいて乳を施設する︹けれども、色な ど を 離 れ て 乳 の 存 在 し な い ︿ ・ [ ︺ が ご と き で あ る 。 を意味する即ち諸緬を因にしてプドガラを施設する場合・・・諸殖を成因にするので仮有になる 一 五 二 下 目 九 左 ∞ 四 六 一 巳 三

O

四中出 また、と︹の﹁依拠して﹂︺の意味が諸殖に縁一復た次に、若し︹約の︺義が此くの如く、諸陰 って、ということであるならば、諸離はプドガラ一に因ることなり、と謂はば、故に、我は諸陰より を施設する成因になるから、︹諸繭そのものにお一成ると言ふ是れは、我の言の(我を施設する)因を いてプドガラを施設することになるという F 戸、一説くが故に、此の執も亦た前と同じき失あり。 前の︺その同じ過失になる。 ω ω 慣子部反論

E

火依薪の暗による﹁依﹂の説明 己正叙・・・火が薪に依るがごとくプドガラは諸殖に依る一五二下回九左。四六一 NN 三

O

四中目 ︿ 慣 子 部 反 論 ﹀ 是 く の 如 く 立 て ず 。 一 こ ︹ の プ ド ガ ラ ︺ は こ の よ う に 施 設 さ れ る の で 一 我 れ ら は 我 は 此 く の 如 き な ら ず 、 一 は な い 。 一 是くの如き︹説︺は謬言にして義に於いて未だ 顕はれざれば、我れは︹此れを︺猶ほ了せず。 如 何 な る を ﹁ 依 ﹂ と 名 守 つ く る や 。 若し、諸繭を撹ることが是れ此の﹁依﹂の義な り、といはぱ、既に諸離を境りて補特伽羅を成ず れば、則ち補特伽羅は応に仮有と成るべし。 ︹例へば︺乳酪等は、色等を撹りて成じ 仮 有 な は ︺ る が 如 し 。 ︹ 、 是 れ 定 ﹁ 因 り て ﹂ 若し、諸離に因ること i が是れ此の﹁依﹂の義 なり、といはば、既に諸離に因りて補特伽羅を立 つれば、則ち補特伽羅は亦た︹前と︺同じき此(仮 有 で あ る こ と ) の 失 あ り 。 一さて、意味の不顕瞭なこの盲闇︹のよう汗︿ w [ 一な言葉は我々には理解しえない。 一この﹁依拠して﹂とはどういうことか。 一今、此の別の言は義に於いて復た開顕せざれ 一ば、我れらの解する所に非ず。 一此の﹁約﹂の言は何義を顕すか。 第 一 章 プ ド ガ ラ 説 を 破 す 警へば、色等の物を縁じて、仮名して乳と説き ︹ 是 れ 仮 有 な る ︺ が 如 し 。 第 一 編 慣 子 部 の プ ド ガ ラ 説 を 破 す 第 二 各 論 と 説 く 。 9

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︿論主問﹀所立は云何。 ︿ 積 子 部 答 ﹀ 此れ、世間 にて薪に依りて火を立 つるが知く︹諸離に依りて補特伽羅を立つ与。 ︿ 論 主 問 v 如何にして、火を立つるは薪に依る、 と説く可きや 。 。 N 火と薪との関係 一 五 二 下立 丘火は薪を離れて存在しない 謂はく、薪を離れて火有りと立つ可きに非ず。 お火は薪と不一不異なり 而も薪は火と異なるにも非ず、 一 な る に も 非 ず 。 九左呂 島不 一 不異の理由 。 円異なる場合 若し火が薪と異ならば、 l v 薪は応に不熱なるべ 。 N 一である場合 若し火が薪と 一 ならば、所焼が即ち能焼なるべ し 。 定プドガラと諸殖との関係 一 五二下回 己プドガラは諸殖を離れて存在しない 是くの(薪に依りて火を立つるが)如く、離を離一 れ て 補 特 伽 羅 を 立 て ず 。 一 。N プドガラは諸離 と 不 一 不異なり ならば、どのように︹施設︺されるのか。 誓えば、薪に依拠して火が︹施設される︺よう に、︹諸殖に依拠してプドガラは施設与される。 そこで、どのようにして、薪に依拠して火が施 設されるのか。 若し爾らば、 一 何 。 薪に約して火を執説するが如く、陰に約して火 を執説することも亦た爾なり 。 云 何が薪に約して火を執説するか 。 10 四 六 二 -三

O

四中目 若し薪を離るれば、火は執説す可からず。 一 火は、薪と異なり有りとも、薪と異なり無きとも 一 立つ可からず。 一なぜならば、もし︹両者が︺別ものであるなら一若し火が薪と異ならば、 一 ば 、 薪 は 熱 を 帯 び な い で あ ろ う し 、 一 し 。 じつに、薪なくして火は施設されない。 一そして、火が薪とは、別ものであると是認するこ 一ともできないし、また、別ものでないと ︹ 是 認 す 一 ることもでき立ない 。 一 また、︹両者が︺別ものでないならば 、 所焼がそ 一 のまま 能焼になるであろ うからである。 十右 N 四 六 二 ω 三

O

四中町 薪は応に不熱なるべ 一 若 し火が薪と不 異ならば、所焼が応に即ち是 れ 一 能焼なるべし 。 第一節 理 に よ っ て 破 す そして︹薪に依拠して火が施設されるのと︺同 一 此 く の(薪に約して火を執説するが)如く、諸陰 じように、諸離なくしてプドガラは施設されな一を離れて人を執説す可からず 。

(25)

然るに、補特伽羅は殖と異なるにも一なるにも一 非 ず 。 一 己 不 一 不具の理由 丘異なる場合 若し︹補特伽羅は︺殖と異ならば、体が応に是 れ︹無為法の如く戸己常なるべし。 一そして、︹プドガラが︺ 諸殖とは別ものである、 一 と 是 認することもできない。︹無為法のような︿同 一己常住に陥るからである 。 忠一である場合の過失 若し︹補特伽羅は︺趨と 一 ならば、体が応に︹諸一また、︹プドガラが諸識とは︺別ものでない、 離 の 如 く ︿ ・ ﹁ ︺ 断 と 成 る ベ し 。 一 と ︹是認するとともできヨない。︹諸殖のように 一 ︿ ・ ﹁ ︺途 切れることに陥るからである 。

第二目論主が積子部の宗義を破す

丘プドガラの体・・・﹁プドガラは諸殖に依りて施設される﹂の

Z

火依薪の輸による慣子部説を破す c 導 入 ・ ・ ・ 論 主 と 慣 子 部 と の 問 答 一 五二下呂 ︿ 論 主 責 v 仁 、 今 、 此こに於いて且く応に定んで、 何者を火と為し、何者を薪と為すか、を説くべし。 我れをして、火が薪に依る義を了知せ令めよ。 ︿積子部反問﹀何をか応に説くべき所なるや。若 し説かば、応に、所焼が是れ薪にして、能焼が是 れ火なり、と言ふべし。 ︿ 論 主 問 ﹀ 焼 に し て 、 此れ復た応に、何者が所焼、何 者 が 能 薪と名づけ火と名づくるか、を説く 一亦た、人は諸陰と異なると説 く可からず。常の 一 過 失有るに由るが故なり。 第一章 プドガラ説を破す 一亦た、人は諸陰と異ならずと説 く可からず。断 一 の過失有るに由るが故なり 。 第 一 編 晴子 部 の プドガラ説を破す ﹁依りて﹂(プドガラと諸殖との関係)について 十右 h p 四六 二 ∞ 三

O

四中巴 ま ず 、汝は、薪が何であり火が何であるのか、 ということを説きなさい 。 そのことから我々は、 どのようにして薪に依拠して火が施設されるの か、ということを知るであろう。 このことについて何が説かれるべきであるの か 。 ︹あえて説くならば︺薪は所焼であり、火は 能 焼 で あ る 。 このことについて、何が所焼であり、何が能焼 であるのか、というこのことそのものが説かれる 善友 よ、願くは汝よ、我が為に、何物を薪と 為 し何物を火と為すか、を説けよ 。 ︹ 然 る ︺ 後 に 、 我 れは当に、薪に約して火を執説する義を知ること を得べし 。 此の中、何をか応に説きべき所なるか。︹若し説 かば︺所焼が是れ薪にして、能焼が是れ火なり。 若し応に説くべきこと有れば、必ず此くの如く説 か ん 。 此 の 中 、 汝 は 須く更 に 、 何 物 が 是 れ所焼にし て 、 何物が是れ能焼なるか、を決説すべし 。 第二 各論 11

(26)

ベ し 。 一べきである 。 己定義 一 、世間的通念による薪・火の定義に基づく場合・・・両者の体が異なり且つ無常になる

E

火依薪の説明 己所焼 ・ 能 焼、薪・火の定義 一 五 三 上 ω 且く世︹間︺にて、諸々の不炎織なる所然の物 を所焼とも薪とも名づけ、諸々の、光明を有し極 熱 ・ 炎織なる能然の物を能焼とも火とも名づく、 と共了す 。 此︹の火︺は彼の︹所然︺物を能く焼き然やせば な り 。 ︹所以は、火が薪の︺相続について其︹の薪︺の 後後をして前前に異なら令むるが故なり。

N 火 依 薪 の 説 明 ・ ・ ・ 薪 に 縁 っ て 火 が 生じる ︹復た︺此︹の火︺も彼︹の薪︺も倶に︹地水 火風・色香味触の︿・﹁︺八事を体と為すといへど も、而も︹前の u︺薪に縁るが故に、︹後のは︺ 火は方に生ずることを得。 ︹例へば、八事を体と為す前の u ︺乳・酒に縁り て︹八事を体と為す後の u ︺酪 ・酢を生ずるが如 し 。 故に世(間︺にては、薪に依りて火有り、と共 説 す 。 十右吋四六 二 吋 二 一

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問 下 品 まず世間においては、未燃焼の木片などが薪と も所焼ともいわれ、燃焼しているものが火とも能 焼とも︹いわれる︺ 。 なぜならば、光り輝いて熱くて織盛であるところ の、こ︹の火︿ uF ︺によって、そ︹の薪︿、巴が 燃やされ 、 そ して焼 失さ れ︹即ち灰状にされ︿咽己 る か ら で あ る 。 ︹その理由は、火が薪の︺相続に変異をもたらす ︹即ち薪を︺︹灰状にする︿ト ︺ か ら で あ る 。 一五三上∞十右。四六二 ω 三

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四 下 吋 そして、これら︹火・薪の︺両者は︹地水火風 ・色香味触 のF﹁︺八の実物から成り、そして、 この薪に縁って︹後に︺火が生起する 。 例えば、︹八の実物から成るは︺乳に縁って︹後に 八の実物から成る u ︺酪が︹生じ︺、︹八の実物か ら成る u ︺酒に縁って︹後に八の実物から成る u ︺ 酢の︹生じるが︺ごときである 。 それゆえ︹世間では﹁、火は︺薪に依拠して︹胞 設される︺、といわれる 。 12 世間の中に於いて、可然物を説いて薪と名づ け、亦た所焼とも名づく 。 若 し然ゆれば能焼︹と 名づけ て光りて 最熱 *なれば説いて火と名づく 。 *﹁執﹂異本 H ﹁ 熱 ﹂ 大 正 本 何を以ての故なるか、といふに、此の︹能然︺物 が彼︹の所然物︺を能く然やし、彼れを能く焼け ばなり 。 ︹所以は︺彼の相続を能く変異させて、後︹の彼 の相続︺が本(前)の如くならざるに由るが故な M り 。 此 の { 火 ・ 薪 の ︺ 二 は 各 々 有 り て 、 ︹ 地 水 火 風 ・ 色 香 味 触 の ︿ ・ ﹁ ︺ 八 物 の 所 成 に し て 、 薪 に 縁 り て 火 は生ずることを得 。 壁 面 へ ば 、 ︹ 八 物 の 所 成 の ︺ 乳 に 縁 り て ︹ 八 物 の 所 成 の ︺ 酪 が 生 じ 、 ︹ 八 物 の 所 成 の ︺ 摩 徐 に 縁 り て ︹ 八 物の所成の︺酢の生ずるが如し 。 第 節 理 に よ っ て 破 す 是の故に、薪に約して火を執*説す、と 一 一 一 一 口 ふ 。 *﹁執﹂異本 H ﹁ 熱 ﹂ 大 正 本

(27)

ω 両者の体の同異・・・薪・火は異時に生じるから体が異なる一五三上∞十左回四五二

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若し︹薪に縁りて火の生ずる︺此の理に依らば、一そこで、︹この場合山市︺︹両者は︺異時にあるか一 火は則ち薪と異なる。後の火と前の薪とは時が各一ら、︹後の︺こ︹の火︺は︹前の︺そ︹の薪︺と一 別 な る が 故 な り 。 一 は 別 も の で あ る 。 一 色この説をプドガラ説に適用する・・・プドガラは体が諸撞と異にして無常になる一五三上。 若し汝の計する所の補特伽羅は、火が薪に依そして、もしこの︹火が薪に縁って生起する︺ [りて生ず︺るが如く、諸離に依り︹て生ず︺、ように、プドガラが諸殖に縁って生起するなら といへば、則ち定んで応に、︹補特伽羅は汽諸︺ば、こ︹のプドガラ︺は、そ︹の諸繭︺とは別も 繭に縁りて生じ、而も体が諸離と異なり︹及び︺のになり、そして︹色殖などが無常であるから︿ w 無 常 性 に 成 る 、 と 説 く べ し 。 [ ︺ 無 常 な も の に な る で あ ろ う 。

N 定義二、火が燦性、薪が地・水・風の三大であると考える場合・・・倶時生なるも体が異なる 丘 火 ・ 薪 の 定 義 一 五 三 上 = 十 左 ω 四 六 二 = 三

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四 下 回 。 若し、即ち︹薪・火の相の来集なる︿ u [︺炎蛾あるいはまた、木片などの燃焼している(すな する木等に於ける倭触を火と名づけ、余︹の地・わち、薪・火の両方の相が来集している︿ w 己 そ 水・風︺の事を薪と名づく、と謂はぱ、是れ則ち、のものに在る燦性であるところの、こ︹の燦性︺ 火と薪とは倶時にして起こるも、応に︹両者は︺が火であり、こ︹の媛性︺と倶生する︹地・水・ 異なる体と成るべし。︹両者は︺相に異なり有る風の︺三能造色が薪であると認許されるならば、 が 故 な り 。 こ れ ら ︹ 火 ・ 薪 の F[ ︺両者もまた相が別異であ るから、別ものであることが成立する。 巴﹁依﹂の意味の検討 e 導 入 一 五 三 上 口 十 左 町 四 六 二 エ 三

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四 下

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応に﹁依﹂の義を説くべし。(即ち︺此︹の薪一しかし、どのようにしてこの薪に依拠してその一 ・火︺は既に倶生せり、如何にして、薪に依りて一火は施設されるのか、ということにおける﹁依拠一 火 を 立 っ と 言 ふ 可 き や 勺 を 説 く べ し ︺ 。 一 し て ﹂ の 意 味 が 説 か れ る べ き で あ る 。 一 二 一

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四 下 。 若 し 爾 ら ば ( 薪 に 縁 り て 火 、 が 生 ず る な ら ば ) 、 則 ち火は薪と異なることを知る。同時ならざるに由 る が 故 な り 。 十左目四六二ニ一二

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四下呂 若し人が、火の︹薪に縁りて生ずるが︺如く、 必ず定んで陰に縁りて生ずれば、︹人は︺陰に異な りて、則ち無常と成る。 第 一 章 プ ド ガ ラ 説 を 破 す 第 一 編 慎 子 部 の プ ド ガ ラ 説 を 破 す 復た次に、若し︹薪・火の相の衆集なる F[ ︺ 然 ゆる薪の中に於ける是れ熱摘を説いて火と名づ け 、 所 飴 の 三 大 の 、 此 れ と 共 生 せ る ︹ 地 ・ 水 ・ 風 ︺ 、 此れを薪と名づくと許さぱ、此の二が互いに差別 有ること、明了に知り易し。︹此の二は︺相に異な り有るに由るが故なり。 薪に約して火有りとの義、汝は今、鹿に説くべ し 、 一 五 何 に し て 薪 に 約 し て 火 を 執 * 説 す る か 、 と 。 *﹁執﹂異本 H ﹁ 熱 ﹂ 大 正 本 第 二 各 論 13

(28)

告依が所依あるいは倶生であるとの説をプドガラに適用する 。 日 叙 若し所説の、火が薪に依る︹の﹁依﹂︺の言は、 倶生或いは依止の義を顕はさんが為なり、と謂へ ば、是れ則ち、応に、補特伽羅は殖と倶生し或い は殖に依止す、と許すべ

L

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ON プドガラと諸離との体の異なる過失 ︹ 然 ら ぱ ︺ ︹ 慣 子 部 も ︿ ト ︺ 己 に 分 明 に 、 ︹ 補 特 伽羅は︺体が殖と異なる、と許せり。︹これ、慣 子部の不一不異の宗に反するなり︺ 己理由;薪が生因であることも不成立 ︹ 所 以 は 、 ︺ 謂 は く 、 ︹ 火 大 の 援 を 相 と せ る 戸 ﹁ ︺ 此の火は、︹三大種の堅・湿・動を相とせる戸戸︺ 薪を用ゐて因と為すに非ざればなり。 ︹薪・火は︺各々、自︹の過去の同類 U ︺因より 倶時に生ずるが故なり。

N 理由二、薪、が随設因であることも不成立 亦た、此の火の名は薪に因りて立つるに非ざれ ば な り 。 火の名を立つることは媛触に因るを以つての故な M ツ 。 ︹それ故、﹁依﹂の義は生因・施設因なること、 成立せざるが故に﹁依﹂の余の義を説くべし︺

ω プドガラが無常になる過失 なぜならば、︹三大種の堅・湿・動を相とする ア己こ︹の薪タ己が、︹火大の燦を相とする 戸︹︺そ︹の火戸[︺の︹生じる︺因になること は︹道理に合わ︿・巴ない︹という理由で︺。 ま た 、 ︹ こ の 薪 は ︺ そ ︹ の 火 ︿ ︺ を 施 設 す る ︹ 因 ︺ で も な い ︹ と い う 理 由 で ︺ 。 なぜならば、火そのもの︹の燦性︺がそ︹の火︺ を施設する因になるからである。 ︹それゆえ﹁依拠して﹂の意味が生因・施設因で あることは成立しないから、﹁依拠して﹂の別な 意味が説かれるべきである︺ 一 五 三 上 広 十 左 色、1 四六二目 もし﹁依拠して﹂の意味が所依の意味あるいは 倶有の意味であるならば、諸殖もまた同じように プドガラの所依︹あるいはプドガラと︺倶生する も の に な る 。 それゆえ、明瞭に︹プドガラが殖とは︺別もの であることが︹慣子部によっても︿・己是認され る。︹これは不一不異であるという慣子部の宗と 反 す る 。 ︺ 14 何を以つての故なるか、といふに、︹三大積の堅 ・湿・動を相とせる戸己此の薪は、是れ︹火大の 熱触を相とせる戸己火の因に非ざればなり。 火を執 v T 説 す る 因 に 非 ず 。 *﹁執﹂異本 H ﹁ 熱 ﹂ 大 正 本 何を以つての故なるか、といふに、但だ火︹の熱 触︺が是れ火を執*説する因なればなり。 亦 た ︹ 薪 は ︺ 三

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四下呂 若し汝の説く﹁約﹂の言は、是れ依止の義、或 いは共有の義ならば、若し爾らぱ、諸陰は人に於 いて臆に依止を成ずベし、︹或いは︺臆に共生を 成 ず べ し 。 第 ー 節 理 に よ っ て 破 す 彼(の補特伽羅と諸殖と︺は互いに差別あるこ と、亦た明了にして知り易し。

(29)

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慣子部の説く﹁火が薪と異なるは不可なり﹂を破す e 導 入 一 五 三 上 出 十 一 右 同 四 六 二 日 ∞ 一 二

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四下呂 然るに、彼︹の憤子部︺は此︹の不具 u ︺に於一しかし、もし火が薪とは別ものであるならば、 いて自ら難を設けて言はく、若し火が薪と異なら一薪は熱を帯びないであろう、というこのことを ば、薪は応に不熱なるべし、

( 5

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九 2 0 ) と 。 一 ︹ 汝 積 子 部 は ︺ 説 い た ( 怠 日 ) 。 彼れは応に、熱さの体とは何を謂ふか、を定ん一この︹なかに説かれている ︺ 熱さと称されるも で 説 く べ し 。 一 の は 何 か 。 己熱が嬢である場合・・・薪は不熱のものになる 一 五 三 上 回 十 一 右 N 四六二呂 一 二

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四下包 若 し彼れが釈して、熱さは謂はく媛触なり、と一先ず、もし︹熱さは火大の︺ 媛であ る な ら ば 、 一 若し汝が 、熱性を熱さと名 づ く 、と説けば、薪 言 へば、則ち薪は非熱なるべし 。 ︹ 地 大 な ど を 自 一 薪は、︹火大とは︺別な︹地大などの戸己大種 一 は 熔に不熱なるべし。火特の性と別なるが故なり 。 体にする薪の︺体の相は︹媛触の相と︺異なるが一を自性にするから、熱そのものを帯びなくなる 。 一#﹁火﹂を﹁大﹂とすると、﹁別な大︹種︺の 故なり 。 一 一 性 な る が 故 な り ﹂ と な り 、 党 文 と 一 致する 。

N 熱が媛と合する場合・・・火と異なる薪も熱するものになる 一 五 三 上 包 十 一 右 N 四 六 二 号 三

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四下包 若し復た釈して、熱さは謂はく媛と合することまた、︹熱さは︺媛を有することであるならば、一復た次に、若し汝が、若し熱性を有するを熱と なり、と言へば、則ち応に︹火と︺異なる体も亦熱さを自性とする火とは別ものであるこ︹の薪︺一名づく、と説けば、此の物は熱性の火と異なると た熱さの名を得べし。 実︹の 道理 u ︺を以ってせでも、媛と結合することによって熱いことが成 立 一 と い へ ども、此れは復た熱と成る 。 熱 性と相臆す ば、火の名は唯だ媛触のみに目くるも、︹火以外する 。 一 る が故なり 。 の︺余も媛と合すれば皆な熱さの名を得。是れ則 ち分明に、薪を熱さと名づく、と許す 。 ︹また︺理として則ち応に、若し諸撞無ければ 補特伽羅の体も亦た有るに非ず︹して無常を成 ず ︺ 、 と許すべし 。薪が有 るに非ざれば、火の体 も亦た無きが如し。 エ結 ・ ・ ・ 倶 生 ・ 依 止 の 義 は 非 理 な り 而るに、然なること(補特伽羅が諸績と異なる こと及び無常なること)を︹積子部は 一 許さざるが 故に、︹倶生あるいは依止の義の︺釈は理に非ず。 そして、こ︹の諸繭︿ w [ ︺が存しない時には、 プドガラも存しないことに︹なり、プドガラが無 常なものに ︺ なる 。 ︹例えば︺薪の存しない時に は火の存しないがごとくである 。 復た次に、若し陰が滅すれば、人も慮に即︹時︺ に減し︹無常を成ず︺ベし 。 警へば、薪が滅すれ ば、火も即︹時︺に滅するが如し 。 第一章 プ ドガラ説を破す 是れ汝の所説の、若し火が薪と異ならば、薪は 臆に不熱なるべし 。 此の中、何物を熱と名づくるか 。 第 一 編 償 子 部 のプド ガ ラ 説 を 破 す 第二 各 論 15

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