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自己刺激行動が交信行動に移行する過程 : 重度精神遅滞児への調査と介入を通して

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Academic year: 2021

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(1)年威”年麿 学位諭実. 自己刺激行動か交信行動に移行する過程 ∼重鷹精神遅滞児への調査ε介λを通しτ∼. 兵庫教育六学六学院 学校教育研究科 学校教育専攻 教育臨床心理コース. 髄04””5」  藤原みζ明.

(2) 目. 次   (P). 序論(問題と目的). 第1章 自己刺激とSCBの概念. ……… 一一。一一.  第1節自己刺激行動の定義と先行研究の動向  第2節SCBの定義と「SCB介在発達モデル」仮説 第2童 SCBの発生過程の解析                    ………9.  【研究1】目的・方法      結果 1.目己刺激・SC8・目傷保有者の実態        ………14        (1)当該行動をもつ者の出現数.          ①校種 ②障害種        (2)知的発達レベルにおける自己刺激・SCB・自傷の比較.        (3)知的発達レベル以外の個体要因差における比較          ①生活目立得点 ②不適切行動 ③固執傾向          ④コミュニケーション ⑤遊び        (4)環境要因における比較          ⑥教育環境 ⑦担当人数 ⑧担当者性別          ⑨担当者の障害児教育経験年数 ⑩担当者の経験校種        (5)行動本体に関する比較(トボグラフィー)        (6)行動本体に関する比較(対人場面・モチベーション).        (了)行動本体に関する比較(対処法).      考察 1.SCB保有者の実態               ………48         2.SCBの発生要因の検討(知的発達レベル)         3.SCBの発生要因の検討(不適切行動〉         4。SCBの発生要因の検討(コミュニケーション).         5。SCBの発生要因の検討(遊び)         6,SCBの発生要因の検討(環境要因)         了.SCBの発生要因の検討(トボグラフィー)         8.SCBの発生要因の検討(対人場面)         9.SCBの発生要因の検討(モチベーション).         10.SCBの発生要因の検討(対処法).         11.SCBの発生要因と維持機構に関するまとめ 第3章 SCB介在発達モデルの検証                  ………55    一重度精神遅滞児へのアセスメント、及ぴ、「SCB」を契機とした要求行動形成.     過程を通して 【研究2】目的・方法・各結果.

(3) 123456了8. 査定1. (自己刺激行動のトボグラフィー別累積時間数の測定). 査定2 (SCBの機能分析) 査定3 (A児:音源定位査定) 査定4 (A児:「物を叩いて音を出す行動」の機能分析) 査定5 (A児:「口唇音」のBL測定) 査定6 (A児:「口唇音」の機能分析) 査定了. (B児:「手叩きサイン」の生起状況). 査定8 (B児:「腰叩き」の機能分析) 実験. A児への介入:要求行動課題. ・・……. 了. 要求行動課題①一第1期 要求行動課題①一く音楽条件プローブ〉くタッピング条件BL>. 要求行動課題①一第2期 要求行動課題②〈音楽〉くタッピング>〈シャカシャカ>くハグ> 要求行動課題③〈音楽〉〈タッピング〉くシャカシャカ>〈ハグ>. 考察. … 。・D・・。90. 4. B児への介入:トイレ行動課題. ………. 考察. ………. 00. 第4章総合考察と今後の課題. 一一・一・・. 02. 引用・参考文献. 一一一一・. 05. 実験. 謝辞. ………. 論旨要約. 12345. APPEND i x. ・一…一・. 0了. 09. ………. 質問紙依頼文(教育委員会・学校長宛). 質問紙添付用依頼文(学校長・学級担任宛) 実態調査質問紙(付録:MAS機能分析尺度). A児:観察記録 B児:観察記録. ……… D・。・D一・・. ……… 一・・。・…. 0 9 1了. 159.

(4) 序論  従来、発達障害児における各種の問題行動のうち、「自傷」や「他傷」といったケース は、対応の緊急性を要するいわゆるr挑戦的行動(Challenging Behavior)」として人々の. 注目を集めてきた。しかし、それらとは一線を画す「静かな問題行動」、すなわち強度の 自傷行動を含まないタイプのr自己刺激行動(self−stimulated behavior)」は、危険性や緊. 急性の面では自傷や他傷行動ほどには周囲の関心をひいてこなかったように思われる。望 月・渡辺(1989)が言うところの、r人々は、障害者がとりあえず“静かでいること”を、. 深く考えることもなく強化してしまう。そして、その静かな状態こそが、本人にとっても 幸福であるかのごとく思いこんでしまう」結果、発達障害児におけるr自己刺激行動」を 変容の困難な事象として黙認してきた環境があるのではなかろうか。.  ところが、Duarand&Carr(1987)は、4人の被験者のロッキングやフラッピングと同 じ形態を有する常同的な運動が、不快な事態からの「逃避」によって維持されていること. を発見した。細渕(2003)は、ロッキングを有する事例が外形的には自己刺激行動と類似 しながらも次第に外界の変化に対応した行動が形成されていく過程を研究した。また、杉. 田・恵羅・大庭(2001)の発達障害児の覚醒水準に関する研究では、自己刺激行動(手た. たき・奇声)の出現前後の心拍変動を調べることで、表現型が同じであっても、覚醒調節 に関与している場合とそうでない場合があるとしている。.  これらの事例は、従来説明されてきた自己刺激行動がもつ非コミュニケーション行動と しての意味合いや自己刺激という機能の枠組から逸脱している。藤原(2001)は、逃避や 回避機能も併せ持つ自己刺激行動があると示唆しているが、むしろ元々の自己刺激という. 機能をもつ行動が発達的に高次な段階である別の行動に移行していったと考えるのが妥当 ではないだろうか。すなわち、「自己刺激行動」と同じ表現型であって、感覚刺激によっ て維持されている面をもちながら、しかも感覚刺激以外の例えば回避・注目・要求といっ. た機能を併せ持つ行動が仮定される。それは乳児期に見られる音を産出しない(例;上下 に手が揺れる)「リズミカルな運動(rhythmic stereotypies)」が、哺語出現期をピークに減. 少していく同期的関連を指摘した江尻(1998)の示唆するように、運動機能と音声機能の. 未分化であった状態から、哺語出現を境に機能分化していくコミュニケーション行動の発 達過程と類似しているように考えられる。.  発達障害児の「交信行動(梅津,1997)」の形成において、発達水準の初期段階では、. ある行動をすれば生ずる感覚刺激によって維持される自己刺激行動が生起し、やがてそれ が対人的フィードバックを受けて維持される交信行動へと推移していく過程があるという. 仮説を本研究ではたてた。すなわち、自己刺激行動から交信行動への移行途上に自己刺激 機能とコミュニケーション機能の両方を併有する段階があり、この段階に着目した外部の 人間の関与が十分実施されれば対人的行動が促進されるが、この段階に外部からの十分な 関与が得られなければ、障害児の発達水準は停滞したままで置かれるのではないかと推測. する。松村(2004)は、コミュニケーション障害に関する問題について、「子どもの固有 の能力の問題として捉えるのではなく、関わり合う両者の相互関係の問題として捉えるべ き」とし、「関係の障害」として位置づけ、若松(2004)もまた、子どもの微弱なサイン. 一1一.

(5) に対応できる「関わり手側の感度を高める努力」を提唱している。.  そこで、本研究では、自己刺激行動と同一のトポグラフィーを示しながらコミュニケー ション機能をもつ行動をrSCB(self・stimulative&communicative behavior:自己刺激・コ. ミュニケーション行動)」と命名し、まず量的調査によりその実態を明らかにする。また、. 実験研究によってrSCB→交信行動」へと移行するプロセスを解明することを目的とす る。. 一2一.

(6) 第1章 自己刺激とSCBの概念 第1節 自己刺激行動の定義と先行研究の動向  Koegel,Rincover&Egel(1988)は、自己刺激行動とは感覚刺激を目的としたステレオタ. イプな反復行為であるとし、3秒以上の持続が見られ10分間に数回以上の出現があるも のと定義した。形態的には、ロッキング、フラッピングなどの筋肉感覚・聴覚刺激による. もの、光に手をかざして上下に指を振る視覚刺激によるもの、聴覚刺激によって維持され る遅延エコラリア、本の頁をパラパラめくる事物操作的行動などがその代表的な例である。 北川(1983)によれば、重度精神遅滞児および自閉症児における自己刺激行動(常同行動). の定義として無目的性と反復性が指摘されており、自己刺激行動と常同行動とはほぼ同じ. 意味あいで扱っている。近年、池畑(2003)はr反復的、律動的な身体の動きを伴って同じ. 行動・動作を続けている場合があり、このような行動は明らかな目的を持たない点、不変 性と反復性をもつ点を要件として常同行動あるいは自己刺激行動と呼ばれる」としている。.  従来、自己刺激行動は、単調で刺激に乏しい環境に置かれたとき1人ぼっちでなすべき こともなく暇であったり、誰にもかまってもらえないときに生起すると説明されてきた。 あるいは、以前に習得した行動を崩壊させ(bvass,Litrownik&Mann,1974)、社会的行動 の発達を妨害する(西村,1998)などの学習阻害要因としての位置づけ等ネガティヴな評価. が多くなされてきた。したがって、過去の先行研究のテーマの多くは、いかに自己刺激行. 動を低減・消失させるかという目的に偏向していた傾向が見られる。例えば、Kaufman (1970)は、行動観察によって知的障害児の常同運動を研究し、知的障害児の常同運動が自. 己刺激的であること、在宅児に対して施設収容児に自己刺激的な常同運動が多く、社会的 行動(social behavior)が少ないことを明らかにした。西村(1998)は、自己刺激的行動(自分. を叩いたりつついたり、あるいは頭を壁にぶつけたり指を床にこすりつけて傷めたりとい. った行動)と、r常同的行動」(自分の体やその一部分を連続的に動かす、あるいは物を持 って連続的に動かすような常同運動と、同じ姿勢をくずさないで保つなどのr常同症」と. も呼ばれる常同運動)とは、正の相関関係にあるとした。つまり、自己刺激的行動は常同. 運動を伴い易く、一方、自己刺激的行動は、操作的行動(ドアを開け閉めするなどの環境 への働きかけや、おもちゃをいじるなどの行動)とほぼ同じ率で逆相関関係にあるとして いる。すなわち、常同運動と操作的行動は低い逆相関関係にあるとして、自己刺激的行動 があると操作的行動の発現を妨害し、操作的行動を出しにくくさせるという論理を展開し. た。常同行動もほぼこれに似た妨害を果たすと説明し、自己刺激的行動が操作的な行動や. 社会的行動の発現を妨害し、その発達を妨害するという立場をとった。また、Koege1ら (1982)による先行研究のまとめを確認すると、各種の治療(社会的消去・タイムアウト・. 過剰修正・罰手続き・DRO)がいずれも、自己刺激行動の低減や消失に対し十分な効果を 生まなかったとし、感覚消去の有効性を提唱している。この手続は普遍性をもっており、. いろいろな形態をもったものであっても感覚的な性質のものであれば、感覚消去が可能で あると考えている(Koegelら,1982)。感覚消去は強迫行動、自傷行為に対して万能の治療. 法であるとは言えないが、不適応行動に外的な先行刺激やその影響が何ら観察されず、し. かも何らの不安もみられないような場合には、その行動は感覚刺激の随伴によって“内的. 一3一.

(7) ”に強化を受けているのであって当然感覚消去が有効なはずであるとした(Koegelら ,1982)。さらに、Carr,J.E.,&Wilder,DA(1998)によると、身体を前後に揺するロッキン. グや、手をパタパタさせるフラッピングなどのステレオタイプ行動の多くは、筋肉感覚刺. 激や聴覚刺激などを自動的に生じさせることから、正の自動強化を受けていることが多い という。ある自閉症の子どもは、光に向かって手をかざし指を上下に動かしていたが、こ. の場合、チラチラする視覚刺激が作り出され、それによって指の動きが正の強化を受けて いた可能性が考えられ、視覚・聴覚・触覚・筋肉感覚・味覚・嗅覚など、あらゆる感覚刺 激が正の強化子となりうるとした。そして、正の自動強化によって維持されるこれらの自 己刺激行動を問題行動として取り上げる際の、いくつかの介入方法を紹介している。 ①<確立操作(establishing operation(EO〉modi∬cation)>.  正の自動強化によって維持されている問題行動に対する確立操作法には、環境豊穣化法  (enviromental enrichment)と非随伴強化法(non−contigent reinforcement)がある。これらの.  介入方法は、問題行動の動機づけを低下させる働きをする。 ②〈消去法(extinction)>.  問題行動によって対象者が獲得している身体感覚刺激を防止するという方法で、感覚消  去法と呼ばれる。対象者は問題行動を起こしてもそれによる身体感覚刺激が生じないの  で、問題行動をする理由がなくなる。 ③〈分化強化法(differential reinforcement)>.  問題行動によってもたらされる身体感覚刺激を別の適切な手段で獲得できるように教え.  るという方法。身体感覚刺激を得るために他の適切な手段があれば、問題行動を起こす  理由はなくなる。.  林(2000)は、自己刺激行動(常同行動)の発現に影響する要因を、①個体的要因(年齢・. 覚醒状態・神経伝達物質)、②環境要因の2つの側面から整理した。そして、自閉性障害 児・者は感覚刺激の応答性に問題があるならば、感覚刺激統制により軽減できるのはどの 種類の自己刺激行動(常同行動)なのかを明らかにする必要があると指摘した。.  しかし、自己刺激行動の非社会的行動の側面にのみ焦点を充てるのではなく、自己刺激 行動を有効に利用していこうとする画期的な見解も出現した。Koege1ら(1982〉は先行研 究を総括する中で、自己刺激行動を除去すべき対象としてではなく、強化子として利用し ていこうとする考えを示唆している。例えば、ある子どもで有効な強化子の発見が困難な らば、自己刺激行動の除去は考えないで、それを他のより適切な行動を形成するための強. 化子として利用する方が有利であるとする。そして、適切な遊びや社会的行動(低頻度の. 行動)の直後に自己刺激をする機会が与えられると、プリマックの原理の通り適応的な遊 びや社会的行動の頻度は増大するとし、自己刺激に没頭することを積極的に遊びや社会的 行動を強化することに利用し成功した。自己刺激を用いる1つの利点は食べ物の強化子よ りも飽和が生じにくく有力な強化子であるとしている。Bob Remington(1991)もまた、自. 己刺激行動(常同行動)が正の強化子として食べ物強化子よりも効果的であったと提唱して. いる。しかも、負の副作用は最小限かまったく生じず、般化プローブは子どもたちが他の 時間や他の場面で自己刺激行動(常同行動)の頻度を増加させなかったことを明らかにし た。これらの結果は、穏やかな逸脱行動(例:危険性のない逸脱行動)をより適切な行動へ. の強化子として使用できることや、高い頻度の行動を完全に抑制する代わりに、その行動. 一4一.

(8) を明らかな副作用なしに強化子として使用できることを示唆するという。常同的な運動へ のアプローチとして機能的に等価な行動を教えることは、非嫌悪的で且っ建設的であると して、自己刺激行動の強化子としての効力を調べる研究を提唱している。.  一方、自己刺激行動そのものに対する外界からのアプローチの重要性を提唱する研究も いくつか報告されている。例えば、北川(1983)は、自己刺激行動(常同行動)の発生要因と. してコミュニケーション能力の低さを挙げており、日常生活能力の低さと共にコミュニケ. ーション能力の落ち込みが、量的調査によって最も顕著に示されたとした。そして、感覚 に関する異常行動および不適切行動の出現が自己刺激保有群に有意に多く出現している結. 果を指摘し、彼らが周囲の者に対して適切な働きかけがとれていない、つまり、コミュニ ケーション行動がとれない現れであるとしている。コミュニケーション能力の不具合の結 果、自己の身体や物に対して一定のくり返し行動を行う行動をするしか残されていないの ではないかとしている。従来、自己刺激行動(常同行動)の発現は、感覚の障害、知能の低. さなどの器質的側面を強調しすぎて考えられたとし、コミュニケーション手段を獲得でき. れば自己刺激行動(常同行動)は消失すると考える立場に立った。後続の環境条件を統制 することにより、自己刺激行動(常同行動)の制御が可能であると提唱している。また、細 渕(2003)は、自己刺激行動に終始している発達障害者らの状態を、「反応がない、乏しい」. のではなく、さまざまな外来刺激に応答しているという事実であるとし、「反応がない、. 乏しい」のは、そうした微弱な応答をそれと認めることができない係わり手の問題ではな いかと提言している。さらに、定位・探索行動形成の基盤として自己刺激行動(常同行動). を位置づけ、定位・探索行動の高次化に伴って、自己刺激行動(常同行動)が低減・消失し ていく事例を報告している。.  また、近年の顕著な研究の流れとしては、高橋・高橋・堅田(1990)に見られるような自. 己刺激行動を「一種の発達的目安」と捉える立場であり、彼らは自己刺激行動を起点とし. た指導的なアプローチの検討を提唱している。こうした自己刺激行動に対する発達的視点 は今日的なテーマであり、自己刺激行動の発生要因に生理学的な意味合いを探求していこ うとすることで、これまでr無意味・無目的」とされてきた行動そのものの認識に変容を もたらしている。例えば、杉田・恵羅・大庭(2001)の研究では、一般に生体は覚醒水準を. 最適な状態に保持するために刺激入力の水準を調節する機能を有していると考えられると し、自閉障害児はこの覚醒調節機能が障害されているため、刺激に対する過剰反応や無視 が出現しやすい状態にあると指摘している。自閉性障害児の自己刺激行動(常同行動)には、. 自己刺激活動を介することで、外部刺激により動揺した覚醒水準を最適な状態に復帰する 機能があると考えている。っまり、自閉性障害児にとって自己刺激行動(常同行動)は、内. 的な覚醒調節障害を補償する代理的な行動であるとする。杉田ら(2001)は、2つの自己刺 激行動(手たたきと奇声)を標的行動とし、自己刺激行動(常同行動)の出現前後における心. 拍変動を従属変数とした測定を試み、前述の仮説を証明した。また、池畑(2003)による自. 己刺激行動の分析指標では、1.行動形態、2.展開様式、3.状態評価の3点にまとめ られている。まず、く1.行動形態>としては、自己対象1、触覚対象、事物対象、自己対. 象Hの4つのカテゴリーで整理している。この4つのカテゴリーが、発達的順序性をもっ と想定し、より初期の段階に自己対象が多く、次いで触覚対象、事物対象と認知発達の高. 次化に伴って推移していくとしている。続いて、〈2.展開様式>については、一旦出現し. 一5一.

(9) た常同行動がどのような特徴を伴って現れているかをみる項目と定義しており、自己循環. 型、固執型、外界遮断型、情動興奮型の4通りにわけて検討している。自己循環型は、1 つの行動からさらに他の行動も加わり、そのパターンが繰り返されるものをさし、周囲の 状況に対する反応や意図性は見受けられず、働きかけがなければ自己刺激に終始している. 段階で、外界に対する無関心というよりも、発達的に初期段階であるため目や耳より前庭 感覚や固有感覚によって外界や自己を認知しているとしている。固執型は、常同行動に用 いる事物や場所に対する固執的反応を伴うものをさし、同一性保持や儀式的行動の一部に なっていると考えられるとしている。外界遮断型は、常同行動が周囲の刺激を避けるよう. に現れているものをさし、これは特定の視覚刺激を凝視するという意味での遮断と、一時. 的な外界刺激(人・場面)の回避という意味での遮断との2通りが考えられ、比較的認知レ ベルの高い段階に多いとする。情動興奮型は、常同行動と情動表現が一体になっているも. のをさし、情動的興奮を内的にコントロールすることができない状態に近く、臨床的には. 他者の反応を得るために起こしているように見受けられるものもあると指摘している。最 後に、く3.状態評価>とは、頻度計測にかわる指標のことであり、自己刺激行動(常同行 動)と外界に向けた行動の関係に注目し設定したものである。池畑(2003)の臨床的観察に. よれば、初期レベルの自己刺激的な行動は外界へ向けた行動と区別しにくいが、それが高. 次になると外界へ向けた行動との区別が明確になってくると指摘している。 Rapp,J・T.,Vollmer,T.R.,St.Peter,C.,Dozier,C.L,&Ctnoir,N。M.(2004〉フロリダ大学のチーム. の研究では、5名の自閉症もしくは自閉的傾向を示す子ども達を被験者として3つの実験 を実施した。自由なオペラント条件下において高頻度で生起する自己刺激行動を制限した 上で、(その代替として生起する別の自己刺激行動の)反応配分を調べた結果、制限された 高頻度の(常同)反応と標的としなかった別の自己刺激行動の生起率変化との間に、互いに. 関連性があることを実証した。また、彼らは付加的介入によって既存の反応を促進させた ところ、制限と強化の双方が自己刺激行動を低減し事物操作を増加することを明らかにし. た。一方、確立操作においては、代替として提示された事物操作が自己刺激と等価である. 場合に限り、反応配分の変化が観察された。これらの実験結果から、自己刺激行動(常同. 行動)に対する介入の多面的評価の必要性を提唱している。さらに、脳生理学における研 究では、ドーパミンが自己刺激行動を誘発することが発見されており、多くは動物実験に よって脳内物質を人工的に操作することによって自己刺激行動を出現させることが行われ ている。最近の研究では、石田・中村・沖・安部・中原(2003)が、コルチコステロンは脳. 内グルココルチコイド受容体を介して自己刺激行動中のドーパミンとセロトニンの合成酵. 素の活性化を修飾する可能性があるという仮説を立て、ラット側坐核における自己刺激の ドーパミン・セロトニン生合成促進効果に、副腎摘除およびコルチコステロンの補充がど. のように影響するかを、マイクロダイアリーシス法を用いて検討した。その結果、側坐核 において、副腎ホルモンは自己刺激が誘発するドーパミン生合成を促進するが、セロトニ ン生合成の調節には関係しないことが示唆されている。.  以上のように、自己刺激行動はかつては外界に展開することのない無目的反復行動であ り、発達阻害要因として意味づけられてきたが、最近では、その発達的意味合いと生態学. 的な必要性によって生起しているのではないかという方向に視点が広がってきていると考 えられる。. 一6”.

(10) 第2節 SCBの定義とrSCB介在発達モデル」仮説  自己刺激行動と外見的には類似しているが、機能的に異なる行動の存在について、古. くは、Dulandら(1987)のr明らかな自己刺激行動が必ずしも感覚的性質の強化子によ って維持されているわけではなく、かわりに注目を引き出したり、あるいは逃避や回避の 機能を果たしていることを示した」とする文献に記録されている。彼らは、自己刺激行動 (sel仁stimulatory behavior)の中に・複数の機能を持つ事例があったことを示しているが・. これはr常同行動(stereotyped behavior)」という外形的な命名の枠組みで説明するなら幾 分納得できるが、機能的命名であるr自己刺激行動(self−stimulatory behavior)」の枠組み. に入れてしまうということは、矛盾を与えるものであろうと考えられる。ただ、Durand and. Canのこの事例報告は、外界からの刺激によっても変容しにくい自己刺激行動の従来の イメージを覆す発見であったと評価できる。.  日本でも、細渕(2003)の事例報告に同様の結果が示されている。彼は、4才の重度知 的障害の脳性マヒ児におけるロッキングが、自己刺激行動(常同行動)としての身体揺す りと、外形的には自己刺激行動(常同行動)ではあるが、機能的には外界への能動的な操. 作となっている身体揺すり(ロッキングにより身体全体で玩具のある方向を探索し接近し ようとする行動)とに分化していったとしている。残念ながら明確に要求発信と言えるよ うなロッキングが観察される前に本児の転居のため指導は終結した。しかし、形成された. 定位・探索行動は外形的には自己刺激行動(常同行動)と類似していたが、次第に外界の 変化に対応した行動として、当初の自己刺激行動(常同行動)とは明確に異なる性格をも. つようになっていったという。自己刺激行動(常同行動)様の動きのなかに、能動的に外 界を探索する動きも認められたとし、外界の人や物との係わりは、当該行動のもつ自己刺 激性を外界への能動性に転化していったものだと考えている(細渕,2003)。形成された. 定位・探索行動は外界との相互交渉によりさらに高次化し、その結果として自己刺激行動 (常同行動)は低減・消失していったとして、自己刺激行動(常同行動)それ自体を抑制 ・制限することによって消失・低減させるのではなく、むしろ自己刺激行動(常同行動). に含まれる動きを外界との関連で意味づけ、外界への能動的な実践的行為へと高めていく. 取り組みこそ重要であろうとしている。細渕(2003)のいう「類似しながら異なる性格を もつ、外界の変化に対応した行動」を、自己刺激行動として捉えるよりは、元々あった自. 己刺激行動がコミュニケーション行動の高次のレベルに発展していったのではないかと本 研究では考える。藤原(2001)も細渕(2003)と同様の見解を示している。すなわち、藤原 (2001)は、子ども達が未熟な方法で、しかも狭い範囲のレパートリーを駆使して表現して. いる行動の1つとしての自己刺激行動にしても「複数の機能を併せ持っている場合」があ ることを指摘している。することがない、かかわってくれる人がいないときに見られる自. 己刺激行動でも、それをすると周りの人がrやめなさい」rだめよ」と飛んできて声をか けてくれるとなると、注目を得るという機能も果たすことになると言う。また、自己刺激 行動をすると周りからの働きかけや刺激が届きにくくなることで嫌なことやしたくないこ とがあるときに見られる自己刺激行動は、逃避や回避機能も併せ持っているとしている。 藤原(2001)は、「行動の型」で判断するのでなく、その行動の生起する状況によって、自. 己刺激だけでない別の機能をもつ場合があることに着目すべきであると示唆している。臨. 一7一.

(11) 床的に観察して、確かに藤原(2001)の指摘するように自己刺激行動と同じ表現型をもちな. がら場面や人などの条件で自己刺激以外のモチベーションをもつ行動があると本研究では. 考えている。しかし、そうしたr複数の機能をもつ反復的な行動」をr自己刺激行動」と しての機能に基づいて命名することには無理がある。.  藤原(2001)の指摘した自己刺激行動と同じトポグラフィーであるが、自己刺激以外のモ. チベーションによっても維持される行動を新しく定義づける必要があるという立場を本研. 究ではとることにした。すなわち、発達水準の初期段階において、ある行動をすれば生ず る感覚刺激によって維持される自己刺激行動がまず生起し、やがてそれが対人的フィード. バックを受けて維持される交信行動へと推移していく過程があると考える。その自己刺激 行動から交信行動への移行途上に自己刺激機能とコミュニケーション機能の両方を併有す る段階があり、この段階に観察される自己刺激行動と同一のトポグラフィーを示しながら コミュニケーション機能をもっ行動を、rSCB(self−stimulative&communicative behavior:. 自己刺激・コミュニケーション行動)」と命名する。この場合のコミュニケーション機能 とは、回避・注目/接近・要求等のモチベーションのことであり、その行動をすることで. 感覚刺激とは別の機能(困難回避・注目/接近・要求充足)をもつ好子を入手する手段に. もなるのが、SCBである。rSCB」は、本研究で初めて命名し定義した行動であり、ここ で説明したコミュニケーション行動発達のプロセスを「SCB介在発達モデル」とする。 「SCB」の類型については自己刺激行動のトポグラフィーに準じ、北川(1983)の分類を 基準とし加筆修正したものを採用した(Table1参照)。 Table1「SCBのトポグラフィー一覧」. ①体を前後左右に揺する(ロッキング)。. ⑰物の匂いを嗅ぐ。. ②体全体を回したり、上体だけを回す。. ⑱物の表面などを凝視する。. ③体の一部を物に打ち付ける。. ⑲本の頁をパラパラめくる。. ④足をバタバタ屈伸させたり、揺すったりする。. ⑳物を回転させる。. ⑤頭を前後左右に振ったり、回したりする。. ⑳紙や紐などをひらひらさせる. ⑥自分の頭や顔などを軽く叩く。. ⑳紙などをちぎる。. ⑦自分の髪を軽く引っ張ったり、触ったりする。. ⑳服の表面などを撫でる。. ⑧目の付近を軽く押したり押さえたりする。. ⑭その他の行動。. ⑨手指を打ち合わせたり、手の甲をたたく。. ⑩手を目の前で振ったり、手を伸ばして振る。 ⑪指先を奇妙に動かす。. ⑫指しゃぶりをしたり、口に手指を突っ込む。 ⑬手足の爪を噛む。. ⑭唇を舐めたり、口をもぐもぐさせる。 ⑮低いうめき声や、独特な音を出す。 ⑯同じ言葉を繰り返す(エコラリア)。. 一8一.

(12) 第2章 SCBの発生過程の解析       『自己刺激行動・SCB・自傷行動に関する実態調査」にもとづいて 【研究1】. 目的 SCBの発生要因を明らかにし、SCBを契機としたコミュニケーション行動形成の.    方法的研究に資するため、SCBとSCBの前段階として位置づけた自己刺激行調査    動の発生に影響すると思われる障害・疾病要因、環境要因、発達要因等に関する    を実施する。同時に、自傷行動との各要因別の比較も実施する。. 1.自己刺激行動・SCB・自傷行動保有者の実態を明らかにする。 (1)各行動保有者の出現率(校種等別)、知的レベルの段階における推移、出現率にお   ける環境差等を明らかにする。. (2)各行動のトポグラフィー別出現率、発達年齢段階における出現傾向、環境差等を明   らかにする。. 2.各調査項目における自己刺激単独群とSCB併有群の比較により、SCBの発生に関与  すると考えられる要因を検討する。 (1〉重複障害・疾病等との関連について検討する。 (2)精神遅滞の程度、生活自立・コミュニケーション・余暇行動等の発達状況との関連について.  検討する。 (3)感覚に関わる行動異常、不適切行動等との関連について検討する。. 3.SCBのモチベーションと周囲の者の対応のしかたとが、SCBの発生と維持にどのよ  うに関与しているか検討する。. 方法 〔対象〕兵庫県下の盲聾養護学校に在籍するすべての子ども(3,433名)、及び、各公立幼.    小中学校の障害児学級に在籍するすべての子ども(4,095名)の計7,528名の中.    から、「自己刺激行動」「SCB」r自傷行動」のいずれかがある者を抽出し、調査.    の対象とした。. 〔期間〕事前調査:X年12月15日∼X+1年2月3日。.    本調査:X+1年2月1日∼3月22日。 〔手続〕事前調査:県下各幼小中学校障害児学級(1,051校+α=4,095名の幼児/児童/生徒の.         担当者)に対する当該幼児/児童/生徒の有無と様態に関する電話調査。    本調査:盲聾養護学校幼小中高等部(41校:3,433名の幼児/児童/生徒の担当者).         及び当該幼小中学校(326校:504名の幼児/児童/生徒の担当者)への質.         問紙調査。自己刺激行動・SCB・自傷行動をもつ幼児/児童/生徒の担         任に回答依頼(計367校:3,937名)。. 〔質問項目〕   r調査対象幼児/児童/生徒のプロフイール」14項目・r自傷を含まない.         自己刺激行動」6項目・「SCB」6項目・「自傷行動」8項目・「回答者.         プロフィール」3項目。 〔備考〕. 一9一.

(13) (1)各質問項目の採用に関しては、北川(1983)「重度精神遅滞児及び自閉児におけ   る常同行動の発生過程の解析とその制御に関する研究」及び、東海(1983)「重.   度精神遅滞児及び自閉児における自傷行動の発生過程の解析とその制御に関する   基礎研究」における質問紙を参考とし、加筆修正をしたものを実施。 (2)「重複障害」の区分は、r学校教育法施行令第22条の2」による。. (3)「知的程度」の区分は、r教育上特別な取扱いを要する児童・生徒の教育措置につ   いて」(1983:文初特 第309号)による。. (4)重複障害のうち、「情緒障害」の区分については、「通級による指導の対象とする.   ことが適当な児童生徒について(通達)」(1gg3:文初特 第278号)及び、「障害.   のある児童生徒の就学について(通知)」(2002:文科初 第291号)により、自   閉・絨黙等を含むこととする。. (5)「自閉傾向」とは、言語発達遅滞・対人行動の異常・こだわり行動・感覚に関わ   る行動異常・不適応行動等の顕著な状態であることをいう。 Table2:「自己刺激行動・SCB・自傷行動に関する実態調査」における定義及び調査事項. 1,r自已刺激行動」の定義         (*引用:ケーゲル・リンカバー・イーゲル,1982).  感覚刺激によって維持される決まりきった反復行動。3秒以上の持続がみられ、10分問に数 以上の出現があるもの。たとえば、目をぐるぐる回す、目の前に手をかざして振る、舌を何 もつき出す、口へ物を入れたり出したりする、身をゆする腕をふる、ジャンプをくり返す、. 具を回転させるなどがそれにあたる。r常同行動」とほぼ同じ意味。自己刺激機能(−自分 体を刺激する目的)によって起こる行動。. 2,r自傷行動」の定義               (*引用:カー,1977;古賀・中田,2003).  自分の身体を傷つける行動。コミュニケーション機能(ロ回避・要求・注目といった目的) 、自己刺激機能によって起こる行動。. 3,「S C B」の定義                  (*本研究で初めて採用した定義)  “sel呉st㎞ulative&commun玉cativc behavior”の略。形態としては、r自己刺激行動と同じよう. 感覚刺激によって維持される決まりきった反復行動。ところがある場面では、コミュニケー ョン機能(=回避・要求・注目といった目的)としても使っている行動。ただし、「自傷行動」. ように自分の身体を傷つけるほどの激しい行動ではない。. 4,調査対象者について  アンケートの設問は、盲聾養護学校、及び、幼小中学校障害児学級(特別支援ルームに在籍 ている「自己刺激行動、もしくは自傷行動をもつ幼児・児童・生徒」が対象。. ( 1 部)「個人のプロフイール」 所属. ①盲学校②聾学校③肢体不自由養護学校④知的障害養護学校⑤病弱養護学校 各(幼・小・中・高)学部. 障害児(特支)学級(幼・小・中)園・校. 一10一.

(14) 性別. ①男 ②女. C.A。D.A. ①生活年齢②発達年齢③検査名. 主障害. ①ダウン症②自閉傾向③脳性マヒ. ④てんかん. ⑤水頭症⑥小頭症⑦喘息. ⑧心臓疾患⑨筋ジス ⑩視覚障害⑪聴覚障害 ⑫知的障害⑬アンジェルマン ⑭二分脊椎⑮結節性硬化症⑯ヘルペスウィルス. ⑰その他. 重複障害. ①視覚②聴覚③肢体不自由④病弱 ⑤知的⑥情緒. 知的程度. ①重度②中度③軽度④遅滞なし. 教育環境. ①通学②病院・施設から通学③施設収容 ④在宅 ⑤その他. 担当者の受. ①1人②2∼3人③4∼6人④その他. け持ち人数. 生活自立. ①食事②排泄③移動④入浴⑤衣服着脱. …全介助 ・部分介助・ほぼ介助なし. コミュニケ ①音声言語②筆談・トーキングエイド・口話・指文字. ③手話・マカトン. 一ション. ④独自のサイン⑤視覚シンボル・写真カード. 遊び. ①1人遊び②大人と2人遊び③集団ゲーム ④感覚遊び⑤見立て遊び. ⑥不明. ⑦その他. ⑥テレビ等の視聴⑦玩具・遊具の目的的な遊び⑧本読み ⑨カラオケ ⑩コンピュータでのゲーム等⑪不明 ⑫その他 こだわり. ①こだわりあり/詳細②こだわりなし. 不適応行動. ①自傷 ②他傷③破壊④多動⑤寡動 ⑥奇声 ⑦滴癩 ⑧孤立⑨視線回避 ⑩逃避・離席⑪その他 (H 部 )r自己刺激行動」 に関して. 行動の有無. ①あり ②なし. 自己刺激行 ①体を前後左右に揺する(ロッキング)。 動の種類. ②体全体を回したり、上体だけを回す。 ③体の一部を物に打ち付ける。. ④足をバタバタ屈伸させたり、揺すったりする. ⑤頭を前後左右に振ったり、回したりする. ⑥自分の頭や顔などを軽く叩く。. ⑦自分の髪を軽く引っ張ったり、触ったりする。 ⑧目の付近を軽く押したり押さえたりする。 ⑨手指を打ち合わせたり、手の甲をたたく。. ⑩手を目の前で振ったり、手を伸ばして振る。 ⑪指先を奇妙に動かす。. ⑫指しゃぶりをしたり、口に手指を突っ込む。 ⑬手足の爪を噛む。. ⑭唇を舐めたり、口をもぐもぐさせる。 ⑮低いうめき声や、独特な音を出す。 ⑯同じ言葉を繰り返す(エコラリア)。 ⑰物の匂いを嗅ぐ。. ⑱物の表面などを凝視する. ⑲本の頁をパラパラめくる。. 一11一.

(15) ⑳物を回転させる。. ⑪紙や紐などをひらひらさせる。 @紙などをちぎる。. ⑳服の表面などを撫でる。 ⑭その他の行動。. 最頻 行動. ○記述. 回の. 回数. ①常時  ②しばしば  ③時々 ④まれ. 自己. 対応. ①見ていることに気づかれぬよう、そのままにしておく ②働きかけずに見守る. 刺激. ③やさしい言葉がけ ④r止めなさい」と言う  ⑤体を使って止める  ⑥動作法. 行動. ⑦米国式腕の訓練法  ⑧その部位に触れる等のスキンシップ  ⑨嫌悪的な対応(罰). ⑩他の課題を与える  ⑪その他 過去の. 減. ①あり(行動記述) ②なし. 自己刺. 対. ○記述(低減に効果のあった要因). 激行動. 応. (皿:部)rSCB」に関して 行動の有無. ①あり ②なし. SCBの種類. ①体を前後左右に揺する(ロッキング)。. ②体全体を回したり、上体だけを回す。 ③体の一部を物に打ち付ける。. ④足をバタバタ屈伸させたり、揺すったりする。 ⑤頭を前後左右に振ったり、回したりする。 ⑥自分の頭や顔などを軽く叩く。. ⑦自分の髪を軽く引っ張ったり、触ったりする。 ⑧目の付近を軽く押したり押さえたりする。 ⑨手指を打ち合わせたり、手の甲をたたく。. ⑩手を目の前で振ったり、手を伸ばして振る。 ⑪指先を奇妙に動かす。. ⑫指しゃぶりをしたり、口に手指を突っ込む。 ⑬手足の爪を噛む。. ⑭唇を舐めたり、口をもぐもぐさせる. ⑮低いうめき声や、独特な音を出す. ⑯同じ言葉を繰り返す(エコラリア)。 ⑰物の匂いを嗅ぐ。. ⑱物の表面などを凝視する。 ⑲本の頁をパラパラめくる。 ⑳物を回転させる。. ⑪紙や紐などをひらひらさせる。 @紙などをちぎる。. ⑬服の表面などを撫でる。 @その他の行動。. 一12一.

(16) 最頻回のSCB. 行動. ○記述. 回数. ①常時  ②しばしば  ③時々  ④まれ. 場面. ①独り ②身近な人/友達③見知らぬ人④関係なし ⑤不明. 機能. ①回避②要求③注目/接近④緊張低減⑤その他(不明含む) *「MAS」添付. 対応. ①見ていることに気づかれぬよう、そのままにしておく ②働きかけずに見守る やさしい言葉がけ ④「止めなさい」と言う  ⑤体を使って止める  ⑥動作法 米国式腕の訓練法  ⑧その部位に触れる等のスキンシップ  ⑨嫌悪的な対応(罰). 他の課題を与える  ⑪その他. (W 部 )r自傷行動」に関して 行動の有無. ①あり ②なし. 自傷行動の ①自分の頭をたたく。 自分の顔をたたく。. 類. 自分の頭・顔以外の身体部分をたたく.. 物体に自分の身体部分を打ち付ける. 自分の髪の毛を引っ張ったり抜いたりする。 自分の四肢を噛む。. 自分の皮膚や身体部分をつねる。. 自分の皮膚や身体部分をひっかく。. かさぶた・ささくれ・爪をむしる。 眼球をほじる。 嘔吐する。 反劉する.. その他の行動。. の自傷行動. 最頻 行動. ○記述. 回数. ①常時  ②しばしば  ③時々  ④まれ. 場面. ①独り ②身近な人/友達③見知らぬ人④関係なし⑤不明. 機能. ①回避②要求③注目/接近④緊張低減⑤その他(不明含む) *「MAS」添付. 対応. ①見ていることに気づかれぬよう、そのままにしておく ②働きかけずに見守る. やさしい言葉がけ ④r止めなさい」と言う  ⑤体を使って止める  ⑥動作法 米国式腕の訓練法  ⑧その部位に触れる等のスキンシップ  ⑨嫌悪的な対応(罰). 他の課題を与える  ⑪その他 減. 対応. 傷行動. 過去の. ①あり(行動記述) ②なし ○記述(低減に効果のあった要因). 回答者自身のプロフィール. 性別    ①男  ②女  障害児教育年 ○年数記述 障害児教育経験校種別年数 ①盲学校  ②聾学校  ③肢体不自由養護学校  ④病虚弱養護学校 知的障害養護学校  ⑥障害児学級      (…各経験年数記述). 学校名 ○記述. *MAS(機能査定尺度)添付. 一13一.

(17) 結果. 1.自己刺激行動・SCB・自傷行動保有者の実態 (1)当該行動をもつ者の出現数  まず、県下公立学校障害児学級1,051校に対する電話による事前調査では、Table3に示 すように、調査対象4,095名のうち、自己刺激(SCBを含む)か自傷のいずれかの行動は、407. 名に認められ、本調査での質問紙調査の対象として抽出された。また、自己刺激や自傷に 該当するか否か不明のため質問紙送付を希望した学校と、回答を拒否した学校に対しても、. 本調査において再度対象とした。回答を拒否した学校の事由として、個人情報の守秘義務 の観点と保護者・地域の許可が得がたい状況を挙げたケースがほとんどであった。また、. 本研究の調査対象である障害児学級ではなく通常学級に所属する児童・生徒の中に、当該. 行動をもつ者は、小学校で10事例、中学校で2事例あった。  続いて本調査では、県下の盲聾養護学校に所属するすべての幼児/児童〆生徒(3,433名. :41校)及び事前調査で抽出された者(504名)を対象として質問紙調査を実施したとこ. ろ、Table4に示す結果が得られた。すなわち、兵庫県における公立幼小中学校並びに盲聾 養護学校に在籍する者の7.5%に自己刺激行動が、4。6%に自傷行動が、そして3.8%にSCB. が観察されるという報告があった。 〔事前調査〕Table3:兵庫県下各幼小中学校障害児学級に対する電話調査の結果 対象人数 4,095名. 回答数. 回答率. 3,998名. 97.63%. *(対象;1,051校). 当該行動該当者数 不明/質問紙送付希望 回答拒否 ・枠内の人数は. 407名. 78名. 19名.   幼児児童生徒数. 〔本調査〕Table4:r自己刺激・SCB・自傷」行動の各出現率  *(N=7,528名)(回収率:69.4%). 自己刺激群:7.5%(572名)SCB群:3.8%(291名)自傷群:4.6%(349名) 総数:642名. Table5:サンプルの校種別男女数・各行動の校種別出現数 校種. 合計. 男子. 8. 盲学校. 性別不明. 女子. 6 6. 2 4. 聾学校. 10. 肢体不自由. 93. 49. 44. 知的. 276. 193. 78. 病弱. 11. 3. 244. 191. 50. 総計(人). 642. 448. 186. SCB. 自己刺激. 自傷. 1 4. 8 9. 0 盲学校 0 聾学校 0 肢体不自由. 5 知的 0 病弱 3 障害児学級 8 総計(人). 8. 障害児学級. 校種. 2 6. 82. 48. 52. 241. 111. 158. 8. 5. 5. 224. 122. 126. 572. 291. 349. Table6:「自己刺激行動・SCB・自傷行動」単独/重複別出現数 校種. 盲学校 聾学校. 刺一単独 S一単独. 5 3. 傷一単独 校種. 0 0. 刺+S. 1 1. 0 盲学校 1 聾学校. 一14一. S+傷. 刺+傷. 2 2. 0 0. 校種. 盲学校 聾学校. 肢+S+傷. 0 3.

(18) 肢体不自. 24. 4. 7 肢体不自. 13. 14. 0 肢体不自. 30. 知的. 70. 4 1 4. 7 知的 1 病弱. 43. 70. 5 知的 1 病弱 2 障害児学. 57. 4. 病弱. 障害児学. 65. 14 障害児学. 30 総計. 13. 171. 総計. 1. 1 49. 43. 218. 132. 8. 1 66 157. 計. 校種別1各行動生起人数. 校種別サンプル数 70D. 700. 国合計■男子ロ女子ロ性別不. ㈱. 600. 國全自己刺激圏全SCB. ロ全自傷. 500. 鵬. 議 ’矩. 0    0. ︿癒くV. 200. 、¥. 100 .猴. 鰻馨. 嚢嚢. 100. 菊  30. ︿麟くV. ㈱ ㈱ ㎜. 鋲. 0. 0. 盲学校  聾学校 肢体不自由  知的   病弱  障害児学級  総計. 盲学校  聾学校 肢体不自由  知的   病弱  障害児学級  総計.       〈校種>.       〈校種> Fig,1:校種別サンプル数. Fig.2:校種別 各行動生起人数. 撫動1】1各行動単独生起人数. 校種別;全重複(刺+S+傷)生起人数.     ︿麟くV. 80 栩寅. 目刺一単独 ]S一単独 ロ傷一単独. 講 繋. 嚢 照.  r?「. 葺「鷺葺. 誘讐. V. 蓑驚.  60  40  20. 帝r■. 盲学校  聾学校 肢体不自由  知的   病弱  障害児学級  総計.  0.       く校種>. 馨. 灘. 灘. 盲学校   聾学校  肢体不自由  知的    病弱  障害児学級  総計.        く校種>. Fig.3:校種別 各行動単独生起人数. Fig.4:校種別 全重複(刺+S+傷)生起人数. 校種別1各行動2種重複生起人数 250 華i. 藷蒙. 図刺+S閣刺+傷□S+傷. 建/萎請蓉.  150 ハ. 餐. 〉 100. 蒙諜. 50. i欝. ・く 80. 耀. ㎜. 國刺+S+傷.  140  120 〈100 麟. i巽戴. 0㈹20DO8060舶200.  18D  160. 難. *rSCB単独」の群と、「SCB+自傷」の群 は、すでにコミュニケーションとしての機 能でのみ活用されていることとなり、本来 のSCBの定義(自己刺激とコミュニケーシ ョンの両機能を併有)から逸脱している。. したがって、自己刺激行動を併用していな. いSCBのケースは、本研究の推測統計の処 理においてははずすこととする。. 0 盲学校  聾学校 肢体不自由 知的   病弱 障醜学級 総計.       〈校種>. Fig.5:校種別 各行動2種重複生起人数. *刺:自己刺激行動  *S:SCB ・傷:自傷行動. 一15一.

(19) ①自己刺激行動・SCB・自傷行動のいずれ Table7:各行動の男女別出現数(N−642名). SCB. 自己刺激.  かの行動を保有する者は、校種別で比較. 自傷.  すると、知的養護学校と小中学校障害児. 男子. 407. 205(+11). 237.  学級に多く在籍していることがわかるが. 女子. 158. 85(+9). 110.  元々の在籍者数に偏りがあるので一概に. 不明. 7. 0(+1). 2.  比較することは困難である。各行動の男    *()内人数は、SCB単独出現のケース  女比に関しては、自己刺激行動の男女比.  二2.57:1、SCBの男女比篇2.41:1(SCB単独を除く)、自傷行動の男女比=2.15:1  で、圧倒的に男子に多く出現している(Table7)。. ②自己刺激保有者のうち、主障害. <自己刺激行動保有者>単独主障害種一覧.  が単独で特定されている者に関.  しては、自閉傾向が17g名. 自閉傾向.  (31.2%)で、2位の知的障害79. 知的障書. 1 0.8. 0.8.  てんかん.  なく、重複主障害種の組み合わ  せ別にグラフを作成したのが、. 0.5.  小頭症 アンジェルマン. 0.5. 染色体異常.  燧.  る者が110名(19.2%)で、他の.   喘息.  重複と比較して著しく多い。.  心臓疾患. 0.3.  自閉傾向/知的障害を重複してい. 0.3.  「Fig7」である。それによると、. 結節性硬化症. 0.1. 0  筋ジス 0. 鵬.   二分脊椎 ヘルペスウイルス.   灘. 0. 0 0 3 0   5   10   15.  は、自閉傾向:319名(55.7%)、.  知的障害:266名(46.5%)が全. 1.2. 鵬. レント症候群.  以上挙げているケースが少なく.  が、rFig8」である。結果として. 26. ダウン症.  (Fig6)。ただし、主障害を2つ.  て延べ数としてカウントしたの. 18 ,7. 脳性マヒ.  名(13.8%)を著しく上回った. ③自己刺激保有者のうち、主障害  として挙げてある障害種をすべ. 31.2. 20   25   30.      出現率(%). Fig.6:自己刺激行動保有者の単独主障害出現率(N=592名).  体の半数程度を占めている。. ④自己刺激行動保有者のうち、最初から重複障害として挙がっているものとしては、知的  障害:208名(36.3%)、情緒障害:171名(29.8%)、肢体 不自由:52名(9%)、視覚  障害:35名(6.1%)、聴覚障害:17名(2.9%)、病虚弱:9名(1.5%)であった(Fig9)。. ⑤自己刺激行動保有者のうち、主障害・重複障害として挙がっている障害種をすべて延べ  数としてカウントしたのが、rFiglojである。知的障害:474名(82.8%)、自閉傾向:319  名(55.7%)、情緒障害:173名(30.2%)、脳性マヒ:64名(11.1%)…と続く。自己刺.  激行動の保有者として抽出された者の82。8%が、重度∼軽度の差はあるものの知的障害  をもっているという事実を示している。. 一16一.

(20) <自己刺激行動保有者>重複主障害種一覧 3.1.         自閉傾向・知的障害         麟性マヒ・短的障害 .7 1.2.     自閉傾向・てんかん・知的障晋. 1.2.         自閉傾向・てんかん          知的障害・その他. 1 1.         ダウン症・自閉傾向.         てんかん・知的陣書. ro.8.      自閉傾向・知的障晋・その他. 0.6.         脳性マヒ・てんかん. 0.5 0.5.       てんかん・結節性硬化症 0.3.         視覚障晋・知的障晋.          自閉傾向・その他 0.3 0.3.          聴覚障害・その他. 0.3.     脳性マヒ・てんかん・知的障害. 0.3.   てんかん・知的障害・結節性硬化症      てんかん・知的障書・その他. 0.1 0.1.         自閉傾向・脳性マヒ         自閉傾向・視覚障晋. 0.1 0.1.         自閉傾向・聰覚障書. 0.1.          脳性マヒ・小頭症. 0.1.        脳性マヒ・レット症候群. 0.1.          てんかん・水頭症. 0.1.          てんかん・小頭症. 0.1.           てんかん・喘息. 0.1.   距   てんかん一その他.   卸  綴症,鱒隙害   置. 0.1 0.1.          小頭症・処的陣書         心臓疾惣・視覚障害. 0.1 0.1.          心臓疾屈。その他. 0.1.     ダウン症・脳性マヒ・てんかん     ダウン症・心臓疾愚・知的障書. 0.1 0.1.      自閉傾向・筋ジス・知的障害. 0.1.      脳性マヒ・てんかん・小頭症      脳性マヒ。てんかん・その他. 0.1 0.1.      脳性マヒ・水頭症・知的陣盲. 0.1.      脳性マヒ・小頭症・心臓疾患. 0.1.     脳性マヒ・視覚障害・知的陣害      てんかん・心臓疾患・筋ジス. 0.1 0.1.     てんかん・聴覚障害・蜘的障書     てんかん・染色体異奮・その他. 0.1 0.1.      小顛症・染色体興常・その他. 0.1.      心臓疾愚・筋ジス・知的障晋. 0.1.      視覚障害・知的障署・その他. 0.1.  自閉傾向・てんかん・水頸症・知的障害. 0.1. 自閉傾向・視覚障害・聴覚緯害・知的障書. 0.1.  脳性マヒ・てんかん・小頭症・知的障害. 0.1.  脳性マヒ・てんかん・心臓疾愚・その他. 0.1.  陥性マヒ・てんかん・知的障害・その他. 0.1. 脳性マヒ・心臓疾患・染色体異常・その他. 小頭症・聴覚障害・知的障書・染色体異常. 0. 2. 4. 6. 8.   10 出現宰(%). Fig.7 自己刺激行動保有者の重複主障害出現率(N=572名). 一17一. 12. 14. 16. 18. 20.

(21) <自己刺激行動保有者>主障害合計一覧. <自己刺激行動保有者>重複障害一覧 55..    自閉傾向 46.   知的障害. 知的障害. 11.1.    脳性マヒ. 9.6.    てんかん. 情緒障害. 4.1.    ダウン症. 2.7.   視覚障害    小頭症. 2.2 1.7. 肢体不自由.    心臓疾愚 1.2.  結節性硬化症 1.2. 騨. 視覚障書. 胸  染色体異常 1.2. 量.   レット症候群.    聴覚障害. 1.    水頭症    筋ジス. 1. 聴覚障害. 0.5.  アンジェルマン. 0.5.     喘息. 0.3.    こ分脊椎. 0. ヘルペスウイルス. 0. 病弱. 0. 10      20      30. 40.   出現率(%).    その他 0. 10      20     30     40     50     60.     出現率(%). Fig,9:自己刺激行動保有者の重複障害出現率    (N=572名). Fig.8:自己刺激行動保有者の主障害全出現率(N=572名). <自己刺激行動保有者>障害種別全出現率一覧    知的障害 55..    自閉傾向. 30.2.   (情緒障害). 11.1.    脳性マヒ. 9.6.    てんかん  (肢体不自由). 9.    視覚障害.  4.1 4 2.21.71.51.21.21.210.50.50.300.    ダウン症    聴党障害.    小頭症 騨    心臓疾患 脚 量   (病弱).  結節性硬化症   染色体異常   レット症候群.    水頭症     筋ジス  アンジェルマン.     喘息    二分脊椎 ヘルペスウイルス. 2.    その他. 0. 10. 20. 0        10       20       30       40       50       60       70       80       90.             出現率(%) Fig。10:自己刺激行動保有者の全障害種別出現率(Nニ572名)・情緒障害滋体不自由は大枠の重複障害設問回答. 一18一.

(22) ⑥SCB保有者のうち、主障  害が特定されている者に  関しては、自閉傾向が98   自閉傾向    脳性マヒ.  大きく上回った(Fig11)。.    ダウン症.   てんかん.  また、自己刺激行動の場  アンジェルマン  合と同様に、主障害を2    小頭症  つ以上挙げているケース   視覚璋害  が多く、重複主障害種の   レット症候群  組み合わせ別のグラフ  「Fig12」によると、自閉   心臓疾患. 聾概.  傾向/知的障害を重複して  いる者が、54名(19.2%).  で、他の重複と比較して  著しく多いのは、自己刺  激行動の場合と全く同じ.    筋ジス   染色体異常.     喘息. 騰.  である。. ヘルペスウイルス. ⑦SCB保有者のうち、主障  害として挙げてある障害  種をすべて延べ数として.    納.  カウントしたのが、.  一  I E ー.  的障害33名(11.3%)を. 311.   知的璋害. 「 3. 72 2  − 。β。5 。63 33 3      0    0   0   0          D    昌U   O    O    D.  名(33.5%)で、2位の知. <SCB保有者>単独主障害種一覧. 0   5   10. 15    20     25     30    35. 出現率(%). Fig.11SCB保有者の単独主障害出現率(N=291名).  「Fig13」である。.  結果としては、自閉傾向:             167名(57%)、知的障害:123名(42%〉が、自己刺激行動  の場合と同様、全体の半数程度を占めている。. ⑧SCBのうち、最初から重複障害として挙がっているものとしては、知的障害:109名  (37.4%)、情緒障害:105名(36%)、肢体不自由:26名(8.9%)、視覚障害:21名(7。2%)、.   聴覚障害:11名(3.7%)、病虚弱:8名(2.7%)であった(Fig14)。. ⑨SCB保有者のうち、主障害・重複障害として挙がっている障害種をすべて延べ数とし  てカウントしたのが、rFig15」である。知的障害:232名(79。7%)、自閉傾向:167名  (57。3%)、情緒障害:107名(36。7%)、視覚障害:29名(9.9%)…と続き、自己刺激.  行動の場合と、上位第3位までは同じである。自己刺激行動保有者同様、SCB保有者  の79.7%が、重度∼軽度の差はあるものの知的障害を伴っているという事実を示した  結果となっている。. 一19一.

(23) <SCB保有者>量複陣害種一覧         自閉傾向・知的障害. 2.     自閉傾向・てんかん・知的障害 1.3.         ダウン症・知的障署. 1.         脳性マヒ。てんかん. 1.         脳性マヒ・知的障害. 1.         てんかん・知的障害. 1.      自閉傾向・知的障害・その他 0.6.          自閉傾向・その他 0.6.          聴覚障害・その他 0.6.          知的障害・その他 0.3.         自閉傾向・てんかん 0.3.         自閉傾向・聴覚障害 0.3.          脳性マヒ・小頭症 0.3.          てんかん・水頭症 0.3.           てんかん・喘息 0.3.          水頭症・知的障害 0.3.          小頭症・知的障害 0.3. 糧   心臓薦甲槻階 禰. 0.3. 0.3. 盤   襯購負知的階.     ダウン症・心臓疾患・知的障害 0.3.      自閉傾向。筋ジス・知的障書 0.3.      脳性マヒ・てんかん・小頭症 0.3.      脳性マヒ・てんかん・知的障害 0.3.      脳性マヒ・水頭症・知的障害 0.3.      脳性マヒ・小頭症・心臓疾患 0.3.      脳性マヒ・視覚障害・知的障害 0.3.     てんかん・聴覚障害・知的障害 0.3.      てんかん・知的障害・その他 o.3.     てんかん・染色体異常・その他 0.3.      小頭症・染色体異常・その他 0.3.      心臓疾患・筋ジス・知的障害 0.3.      視覚障害・知的障害・その他 0.3.  ダウン症・心臓疾患・視覚障害・知的障害 0.3.  自閉傾向・視覚障害・聴覚障署・知的障害 0.3.   脳性マヒ・てんかん・小頭症・知的障害 0.3.  脳性マヒ・心臓疾患・染色体異常・その他. 0. 2. 4. 6. Fig.12 scB保有者の重複主障害出現率(Nニ291名). 一20一. 8    10   12   出現率‘%》. 14. 16. 重8. 20.

参照

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