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試験環境 図-2 の様に深さ 60cm の砂層内に防護管を埋設し

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅲ‑067. 防護管の浅層埋設時における通信の信頼性に関する基礎検証 正会員 ○小林 大樹1. NTT アクセスサービスシステム研究所. NTT アクセスサービスシステム研究所 非会員 田邊 克洋, 杁山 義弘, 金山 守 1. はじめに. 2. 試験環境 図-2 の様に深さ 60cm の砂層内に防護管を埋設し. 安全な通行空間の確保, 都市景観の向上, 震災時 における通信ネットワークの信頼性向上等を目的に. た道路を土槽内に構築し, 載荷試験機により舗装に. 通信線を道路下の空間に埋設して地上空間から電柱. 繰り返し荷重を与えることで輪荷重下の道路を再現. とケーブルを無くすこと(無電柱化)の実現が望まれ. した. 舗装は図 2 に示す厚さ, 路床の設計 CBR=5 と. ている. NTT にてケーブルの埋設方法を検討した結. し, N4 交通(舗装計画交通量が 100 以上 250 未満(台/. 果, 可とう性を有する防護管を現行基準より浅い砂. 日))における疲労破壊輪数の基準に適合する舗装条. 層内に埋設し, 防護管内に通信ケーブルを引き込む. 件 1)とした. 荷重条件は T 荷重 1 輪分を想定した. 方法がコスト・安全の両面おいて有効であった.. 100kN2)を最大荷重, 1kN を最小荷重として交互に. 本方法の実用化に向けた課題のひとつに輪荷重下. 1000 回サイクルとした.. におけるケーブルの長期信頼性確保が挙げられる. 従来よりも可とう性があり剛性の低い管を浅い位置. タイヤモデル. 250mm. ※奥行:480mm、R=524. 載荷試験機. に埋設するため, 輪荷重下において管が大きくたわ み易い. そのため, 図-1 の様に車両走行の繰り返し により地盤が沈下して, 防護管が大きくたわんだ際. 土槽. 表層(アスファルト混合物). 50mm. 上層路盤(粒度調整砕石). 200mm. 下層路盤(クラッシャラン). にたわみ部にケーブルが引きずり込まれることが想. 50mm. 300mm. 120mm. ケーブル. 定される. この際にケーブルに発生する張力は輪荷. 路床 (砂質土). 重に起因するため, 従来の通信設備では想定してい. 変位計. 400mm 240mm. ない大きな引張力となり, マンホール内にてケーブ. 1100mm. ルを留めている取付金物が破損してケーブルが損傷. 図-2 試験の様子及び土槽構成. する事例が想定される. そこで, 想定される最大の 防護管は図-3 に示すサイズの異なる 2 種類を埋設. 輪荷重を浅層埋設時の防護管が繰り返し受けた場合 に, ケーブルに過大な張力が発生して取付金物の破. した. ケーブルの張力と引き込み移動量を計測する. 損が起こり得ないかを評価することを目的に検証試. ために張力計を接続したケーブルと拘束せずに初期. 験を行った.. 位置をマーキングしたケーブルの 2 種類を埋設した. さらに, 防護管と同深度に磁歪式変位計を埋設して 地盤変位を測定した. これらの配置を図-4 に示す.. 大径管. 小径管. タイヤ 防護管. 11mm. 張力. 13mm. 30mm. 取付金物. 1.6mm. ケーブル. 図-3. マンホール. 図-1. 15mm. 37mm. 19mm. 防護管とケーブルの径. 想定している損傷事例. Key Words : reduction of the utility poles, telecommunication, shallow buried, wheel load, ground displacement 1. 連絡先 〒305-0805 茨城県つくば市花畑 1-7-1 NTT アクセスサービスシステム研究所 TEL 029-868-6235. ‑133‑. 22mm.

(2) 土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅲ‑067. 1600mm. 12. S1. 10. 120mm. S3. 300mm A2. A3. B2. B3. A4. 240mm S4 1100mm. B1. L1. B4. B5. C2. C3. L2 S4 S1. 4. S1. S2. 2. C4. 0. L4. 0. :変位計 :小径管. 図-4. L1 L4. 6. L2 L3. L1. 8. ケーブル張力(N). S2. 200. 400. 600. 800. 1000. サイクル回数. :張力計. :タイヤモデル(250×480 (mm) ). :大径管. 図-5. ケーブル張力の推移. 防護管, 測定器, タイヤモデルの配置 2.5. 3. 結果. 2.0 変位(mm). 各ケーブルの張力の推移を図-5 に示す. タイヤモ デルから離れた地点(S1, L4)のケーブル張力はほぼ 増加しなかったが, 近い地点(S4, L1)のケーブル張力. 1.5. B1 B2. 1.0. B3. 0.5. はサイクル回数が増える毎に増加していた. また,. 0.0. 張力計を取り付けていないケーブルはどれについて. 0. 200. 400. 600. 800. 1000. サイクル回数. も移動量は 0(mm)であった. 最大荷重負荷時におけ る地中変位量について輪荷重直下(B3)と土槽長手方. 図-6. 地中変位量の推移. 向に 30cm(B2), 60cm(B1)離れた地点の推移を図-6 に 示す. 輪荷重直下に近いほど変位量が大きく, 離れ. 5. おわりに. る程に小さくなっていた. また, どの地点について. 今回の舗装構成では長期的に大型車両が通行して. も次第に飽和していく傾向にあった.. も取付金物が破損する可能性は低いことがわかった. 今後は本検証結果をもとにして防護管たわみ量の理. 4. 考察. 論モデル検討により防護管浅層埋設の適用範囲を検. ケーブル張力の発生要因としては想定している様. 討していく. 加えて, 今回の舗装構成においては防. な防護管のたわみによるケーブル引き込み, ケーブ. 護管とケーブルの間に摩擦力が生じることが示唆さ. ルの自重, 防護管とケーブル間の摩擦の 3 つが考え. れた. ゆえに, 車両の移動に伴いケーブルに摩擦力. られる. まず, 防護管のたわみについては最大地中. が発生して, ケーブルが車両進行方向のマンホール. 変位量が 2.5mm 未満となっており, 図-3 に示す防護. 内へ移動する現象(クリーピング現象)が起こる可能. 管とケーブルの隙間より小さい. よって, 当初に想. 性がある. 車両走行下におけるケーブル移動と通信. 定していたケーブル引き込みは発生していないと考. の信頼性評価に関する検討も進めていく.. えられる. さらに, 地中変位量は飽和傾向にあるこ とより, サイクル回数を増やしても同様の現象は発. 参考文献. 生しない可能性が高い. 一方, 大径管のケーブル自. 1) 国土交通省:舗装の構造に関する技術基準について, 2001. 重は 4.3N であり, 大径管の最大ケーブル張力の 10N. 2) 日本道路協会:道路橋示方書・同解説Ⅰ共通編, 2012. より小さいことより, ケーブル自重だけでは発生要. 3) 荒川ら:9.5mm 同軸ケーブルの耐クリープ設計法, 電子通. 因を説明できない. したがって, 残る発生要因であ. 信学会論文誌, 1984. る防護管とケーブル間の摩擦によってケーブル張力 が発生したと考えられる. ただし, 取付金物は理論 上の最大摩擦力を根拠に強度設計している 3)ため, 摩擦力による取付金物の破損は起こり得ない.. ‑134‑.

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参照

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