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博士(学術) 櫻間 瑛 学位論文題名

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Academic year: 2021

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     博士(学術)   櫻間   瑛 学位論文題名

は何か?―ポスト・ソ連社会における 団 の エ ス ニ シ テ イ と 文 化 活 動 一

学位論文内容の要旨

  本 論 文 は 、 ポ ス ト ・ ソ 連 社 会 の 中 で 、 ク リ ャ シ ェ ン と い う 集 団 が い か な る 自 己 認 識 を 持 ち 、 文 化 活 動 を 展 開 し て い る の か を 論 じ る 。 特 に 近 年 提 唱 さ れ て い る 「 ポ ス ト 社 会 主 義 人 類 学 」 論 に 則 り 、 こ の 集 団 が ソ 連 と 社 会 主 義 か ら 受 け た 影 響 を 前 提 と し な が ら 、 ソ 連 時 代 以 前 ・ 以 後 の 変 容 と 連 続 性 を 分 析 し て い る 。 そ も そ も ク リ ャ シ ェ ン は し ば し ば 「 受 洗 タ タ ー ル 」 と 呼 ば れ 、 ム ス リ ム が 圧 倒 的 多 数 を 占 め る タ タ ー ル 人 の 中 の 、 ロ シ ア 正 教 を 受 け 入 れ た 少 数 の 集 団 と 見 な さ れ て い る 。 し か し ソ 連 崩 壊 以 降 、 ク リ ャ シ ェ ン の 中 か ら 知 識 人 を 中 心 に 、 自 ら を タ タ ー ル と は 独 立 し た 民 族 と し て 定 義 し 、 独 自 の 文 化 復 興 を 行 お う と い う 動 き が 見 ら れ る 。 本 論 文 で は 、 ク リ ャ シ ェ ン が タ タ ー ル と の 関 係 の 中 で い か に 白 ら の エ ス ニ シ テ ィ を 認 識 し て い る の か 、 そ れ を 表 現 す る た め に い か な る 方 法 を 用 い て い る の か 、 そ こ で 宗 教 が ど の よ う な 役 割 を 果 た し て い る の か を 中 心 的 な 問 い と し 、 こ れ ら の 問 題 と か っ て の ソ 連 の 政 策 の 関 係 を 議 論 し て い る 。   資 料 と し て は 、 本 学 位 申 請 者 が2008年9月 か ら2010年10月 、 お よ び2011年7月 に ロ シ ア 連 邦 タ タ ル ス タ ン 共 和 国 で 行 っ た フ イ ー ル ド ワ ー ク の 成 果 を 中 心 と し な が ら 、 文 書 館 史 料 、 ロ シ ア 帝 政 期 ・ ソ 連 期 に 雑 誌 ・ 新 聞 ・ 書 籍 で 公 刊 さ れ た 民 族 誌 、 イ ン タ ー ネ ッ ト 資 料 、 映 像 資 料 な ど を 広 範 囲 に 用 い て い る 。

  序 論 で は 、 民 族 、 エ ス ニ シ テ ィ 、 宗 教 復 興 を め ぐ る 先 行 研 究 で の 理 論 的 な 議 論 を 整 理 検 討 し 、 本 論 文 の 視 座 を 確 立 す る 。 ま た 、 調 査 地 ・ 調 査 対 象 の 概 要 と 調 査 内 容 を 紹 介 し 、 本 論 文 の 構 成 を 紹 介 す る 。

  第1章 「 「 受 洗 タ タ ー ル 」 か ら 「 ク リ ャ シ ェ ン 」 の 創 出 ^ 」 で は 、 ク リ ャ シ ェ ン の ソ 連 時 代 前 半 ま で の 歴 史 を 、 宗 教 と の 関 係 お よ ぴ 民 族 認 定 の 問 題 を 中 心 に 概 観 す る 。 ロ シ ア に よ る カ ザ ン 占 領 (1552年 ) 以 降 、 ヴ ォ ル ガ 地 域 の 諸 民 族 に 対 す る 改 宗 政 策 が 実 施 さ れ た が 、19世 紀 に な る と 、 ロ シ ア 正 教 を 棄 て て イ ス ラ ー ム へ と 回 帰 す る た め の 請 願 が 相 次 ぐ よ う に な っ た 。 こ の 動 き に 対 抗 す る た め 、19世 紀 後 半 に イ リ ミ ン ス キ ー ら が 現 地 人 の 母 語 を 用 い た 正 教 的 啓 蒙 活 動 を 展 開 す る と 、 非 ロ シ ア 人 正 教 徒 の 間 に 近 代 的 知 識 人 が 生 ま れ た 。 彼 ら を 中 心 に ク リ ャ シ ェ ン 民 族 を 名 乗 る 人 々 が 現 れ 、 ロ シ ア 革 命 期 に 民 族 運 動 が 高 揚 し た 。 ソ 連 は 一 時 ク リ ャ シ ェ ン を 民 族 と し て 公 認 し た が 、 「 諸 民 族 の 接 近 と 融 合 」 が 必 要 と さ れ る 中 で 、 彼 ら を タ タ ー ル の 一 部

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  と し て 扱 う よ う に な っ た 。

    第2章 「 「 ク リ ャ シ ェ ン 民 族 」 を 求 め て 」 は 、 ペ レ ス ト ロ イ カ 以 降 、 タ タ ー ル 民 族 復 興 運 動   と 並 行 し て 展 開 し た ク リ ャ シ ェ ン に よ る 運 動 を 分 析 す る 。 ク リ ャ シ ェ ン 知 識 人 た ち は 当 初 、 タ   タ ー ル の 一 部 と し て ム ス リ ム ・ タ タ ー ル と 協 カ し な が ら 自 ら の 文 化 復 興 を 進 め よ う と し た が 、   タ タ ー ル の 間 で イ ス ラ ー ム ヘ の 関 心 が 強 ま る と 孤 立 し 、 独 立 し た 民 族 を 名 乗 る よ う に な っ た 。   民 族 の 名 乗 り ・ 認 定 の 問 題 が 特 に 顕 著 に 表 れ た の が2002年 の 全 露 国 勢 調 査 で あ り 、 こ れ を 前   に し て ク リ ャ シ ェ ン の 起 源 、 宗 教 、 文 化 的 独 自 性 を め ぐ る ム ス リ ム ・ タ タ ー ル と の 論 争 は 激 し   さ を 増 し た 。 し か し2007年 に ク リ ャ シ ェ ン の 民 族 組 織 や 文 化 活 動 に 対 す る 共 和 国 の 支 援 が 強   化 さ れ る と 議 論 は 沈 静 化 し た 。2010年 の 国 勢 調 査 は 静 か に 行 わ れ た が 、 結 果 的 に ク リ ャ シ ェ   ン と し て 記 録 さ れ た 人 の 数 は2002年 と 比 べ て 増 え て い る 。 本 章 の 小 括 で は 、 ク リ ャ シ ェ ン が 、   ソ 連 時 代 以 来 国 家 が 規 定 し て き た 民 族 の 枠 組 み を 前 提 と し つ つ 、 そ の 中 で の 排 除 を 経 験 し た こ   と で 、 自 分 た ち の 地 位 の 是 正 を 求 め て 独 自 の 民 族 を 名 乗 る よ う に な っ た 過 程 を 、 ア イ デ ン テ ィ   テ ィ の 政 治 化 と い う 概 念 を 使 っ て 整 理 す る 。

    本 論 文 後 半 の3っ の 章 で は 、 ク リ ャ シ ェ ン を め ぐ る 議 論 や 運 動 の 展 開 を 具 体 的 に 論 じ る 。   ま ず 第3章 「 ス テ ィ グ マ と し て の ク リ ャ シ ェ ン 」 で は 、2005年 の カ ザ ン1000年 祭 に 合 わ せ

. て 制 作 さ れ た タ タ ー ル 語 歴 史 映 画 『 ジ ョ レ イ ハ 』 を 取 り 上 げ る 。 こ の 映 画 は 、20世 紀 前 半 に   活 躍 し た 作 家 イ ス ハ キ ー の 戯 曲 を も と に 、 改 宗 政 策 に よ っ て 家 族 と 引 き 離 さ れ た 女 性 ジ ョ レ イ   ハ を 主 人 公 と し て 、 帝 政 下 の タ タ ー ル の 苦 境 を 描 い て い る 。 監 督 ト ゥ フ ワ ト ゥ ッ リ ン は 、 映 画   の 中 で ジ ョ レ イ ハ に 同 情 す る ロ シ ア 人 な ど を 描 く こ と で 、 宗 教 や 民 族 の 違 い を 超 え た 連 帯 の 必   要 性 を 強 調 し よ う と し た 。 し か し ロ シ ア 正 教 会 な ど か ら は 、 こ の 映 画 は 宗 教 的 な 対 立 を 助 長 す   る と い う 批 判 が 起 き た 。 実 際 こ の 映 画 の 描 写 は 、 ク リ ャ シ ェ ン が 「 誤 っ た タ タ ー ル 」 で あ る と   い う 印 象 を 与 え か ね な い も の で あ る 。 ま さ に こ の よ う な 位 置 づ け を 解 消 す る た め に 、 ク リ ャ シ   エ ン は 改 宗 政 策 以 前 に 起 源 を 持 つ 独 自 の 民 族 と し て の 主 張 を 行 っ て い る の で あ る 。     第4章 「 宗 教 と の 対 峙 」 で は 、 ク リ ャ シ ェ ン の ロ シ ア 正 教 に 対 す る 理 解 と 、 民 族 運 動 と 宗   教 の 関 係 を 検 討 し た 。 ソ 連 時 代 末 期 以 降 宗 教 復 興 が 進 み 、 正 教 徒 や ム ス リ ム と し て の 自 意 識 が   強 く な っ て い る が 、 そ れ が 必 ず し も 礼 拝 な ど 宗 教 実 践 の 熱 心 さ に 結 び つ い て い る わ け で は な   い 。 特 に ク リ ャ シ ェ ン 民 族 運 動 の 中 心 を 担 っ て い る 人 々 が 、 宗 教 活 動 に 対 し て 消 極 的 で あ る こ   と は 注 目 に 値 す る 。 教 会 は む し ろ 、 ク リ ャ シ ェ ン が 集 ま っ て 母 語 を 公 的 に 使 用 で き る 場 所 と し   て 重 視 さ れ て い る 。 他 方 、 土 着 信 仰 由 来 の 儀 礼 を め ぐ っ て は 、 意 見 の 対 立 が 鮮 明 に な っ て い る 。   ロ シ ア 正 教 会 は こ れ ら の 儀 礼 、 特 に 供 儀 を 伴 う も の に つ い て 否 定 的 な 態 度 を 取 る が 、 多 く の   人 カ は こ れ を 自 分 た ち の 伝 統 的 習 慣 と 受 け 止 め 、 ま た 民 族 運 動 家 た ち は 民 族 の 独 自 性 を 証 明 す   る 古 く か ら の 文 化 と し て 重 視 す る の で あ る 。

    第5章 「 ク リ ャ シ ェ ン 文 化 の 所 在 」 は 、 ク リ ャ シ ェ ン の 民 族 文 化 の 実 践 ・ 提 示 の 仕 方 を 、   ソ 違 的 な 民 族 文 化 フ オ ー マ ッ ト と の 関 係 で 分 析 す る 。 ソ 連 時 代 は 、 社 会 主 義 的 な 価 値 観 に 沿 う   限 り に お い て 、 物 質 的 ・ 外 形 的 な 民 族 文 化 表 象 が 推 奨 さ れ 、 宗 教 的 な 要 素 も 「 伝 統 的 」 「 民 族   的 」 と い う 解 釈 に よ っ て 許 容 さ れ 得 た 。 そ う し た 民 族 文 化 を 支 え た の は 民 族 学 、 学 校 、 博 物 館 、

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アンサンブルであり、これらは現在のクリャシェン文化の提示・実践においても重要な役割を 果たし続けている。クリャシェン文化のさまざまな要素の集大成と言えるのがピトラウという 祭りで、共和国の支援も受けているが、ソ連時代に整理・様式化された文化の応用という側面 を持っており、古い時代の祭りを経験した人々や熱心な正教徒からは違和感も持たれている。

   結論では、クリャシェンがムスリム・タタールとの関係の中で自らのエスニシティを顕在化 させ、ロシアやタタルスタンの制度に合わせながら自らの独自性を示す運動をしていることを 述べる。そして、現在のロシアにおける民族や宗教への関心が、ソ連時代の「空白」を埋めよ うとする志向を持ちつっも、ソ連時代の文化フオーマットをいまだに利用し続けていることを 強調する。

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学位論文審査の要旨 主 査    教 授    宇 山 智彦 副査    准教授    長繩宣博 副 査    教 授    棄 山 敬己

学 位 論 文 題 名

「クリャシェン」とは何か?―ポスト・ソ連社会における      民 族 〓 宗 教 集 団 の エ ス ニ シ テ イ と 文 化 活 動 ―

本 論 文 は 2012 年11 月 30 日に 提 出さ れ、 同年 12 月 14 日 に審 査委 員会 が発 足し た。 その 後 5 回 の 審 査 委 員 会と 、2013 年 2 月 1 日の 公開 口頭 試問 を経 て 、同 年2 月 18 日の 文学 研究 科 教授会において審査結果報告を行った。

   審査委員会は、論文内容の検討においてまず、本学位申請者が民族と宗教の関係を考察する ために、言語や生活文化はタタール人に近く、宗教はロシア人に近いクリャシェンを選んだこ とは、優れた着眼であると評価した。クリャシェンについては、ロシア帝政期のイスラーム回 帰(「棄教」)に注目した研究は少なからずあるが、ロシア正教にとどまった人々のその後の生 活やアイデンティティについては先行研究が乏しい。本論文は、世界的にも類例のない、クリ ヤシェンについてのトータルな研究であり、パイオニア的な試みとして今後多くの研究者に参 照されるであろう。

   研究分野としては主に文化人類学に属する論文だが、歴史も先行研究や文書館史料などを使 って丹念に把握している。また、祝祭、儀礼といった人類学でよく用いられる素材だけでなく、

国勢調査、映画などを用いて、民族と宗教の問題に多面的なアプローチをしていることも特筆 される。現地調査においては、民族運動・宗教運動や祝祭・儀礼を詳細に観察すると同時に、

それらを醒めた日で見る人々にも注目し、バランスのとれた複眼的な観察をしている。その結 果、クリャシェンがムスリム・タタールと異なるアイデンティティを持つのは専らキリスト教 が拠り所だという通念を覆し、人々が宗教と民族文化に向ける多様な視線を鮮やかに描いてい る。クリャシェン民族運動は教会が「悪魔の祭り」と呼ぶ古い信仰に基づく祭りをクリャシェ ンの特徴的なものとしてとらえる場合さえあること、ただし彼らが目指しているのはクリャシ エンの昔のあり方を文字通り取り戻すことではなく、民族として自らを再定義しそのための形 式を整えることであること、といった指摘は興味深い。

   また、旧ソ連地域を対象とした人類学において有カな潮流であるポスト社会主義人類学の論

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点 を よ く 把 握 し て い る だ け で な く 、 類 似 の 研 究 と 比 べ て も 、 民 族 運 動 ・ 民 族 文 化 表 象 が ソ 違 的 な フ オ ー マ ッ ト を 利 用 す る あ り さ ま を 詳 細 か つ 多 面 的 に 描 き 出 す こ と に 成 功 し て い る 。 た と え ば 、 宗 教 的 要 素 を 伝 統 的 ・ 民 族 的 と 解 釈 す る こ と に よ り 許 容 す る 、 国 家 の 認 定 を 受 け 、 そ の 援 助 の 対 象 と な る こ と で 民 族 文 化 の 発 展 の 余 地 が 生 ま れ る 、 と い っ た ソ 連 的 な あ り 方 が 、 現 在 も 受 け 継 が れ て い る こ と を 明 ら か に し た の で あ る 。 ま た 、 ア イ デ ン テ ィ テ ィ の 政 治 化 と ス テ ィ グ マ に 関 す る 議 論 は 、 民 族 論 ・ ア イ デ ン テ ィ テ ィ 論 一 般 に 刺 激 を 与 え う る 。 人 類 学 に お い て 「 民 族 」 や 「 文 化 」 を 扱 う こ と を 避 け る 傾 向 も 見 ら れ る 昨 今 の 研 究 状 況 の 中 で 、 本 論 文 は 民 族 論 の 新 展 開 に っ な が る 可 能 性 を 持 っ て い る 。

  口 頭 試 問 で 審 査 委 員 会 は 、 上 述 の よ う な 本 論 文 の 研 究 成 果 を 非 常 に 高 く 評 価 し た 。 同 時 に 、 本 論 文 が タ タ ル ス タ ン と い う 特 徴 あ る 共 和 国 に 住 む ク リ ャ シ ェ ン と い う 独 特 な 集 団 を 論 じ て い る こ と は 魅 力 的 で あ る 一 方 で 、 ロ シ ア 全 体 に お け る 民 族 や 宗 教 の 意 味 を 明 ら か に す る と い う 目 的 か ら は や や 遠 ざ か っ て い る こ と 、 帝 政 末 期 と ポ ス ト ・ ソ 連 期 の 比 較 な ど を 歴 史 研 究 と し て 深 め る 余 地 が あ る こ と 、 「 ポ ス ト ・ ポ ス ト 社 会 主 義 」 的 論 点 が 取 り 込 ま れ て い な ぃ こ と 、 地 域 を 超 え た 人 類 学 全 般 に 向 け て の 理 論 的 提 示 が ま だ 十 分 で な い こ と 、 な ど の 望 蜀 的 な 指 摘 を し た 。 し か し 、 博 士 論 文 と し て の ま と ま り を 保 っ た め に は 、 本 論 文 の 対 象 と 問 題 の 設 定 範 囲 は 極 め て 適 切 で あ り 、 不 十 分 な 部 分 は 、 申 請 者 が 今 後 ク リ ャ シ ェ ン に 限 ら ず ヴ ォ ル ガ 地 域 の さ ま ざ ま な 民 族 に 研 究 対 象 を 広 げ て い く 過 程 で 解 決 す る こ と が 可 能 と 思 わ れ る 。   し た が っ て 、 審 査 委 員 会 は 全 員 一 致 し て 、 本 論 文 は 博 士 ( 学 術 ) の 学 位 授 与 に ふ さ わ し い と の 結 論 に 達 し た 。

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参照

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