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小児整形外科

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Academic year: 2021

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(1)

骨・関節の疾患

第10回 未病社会の診断技術研究会

(2)

早期の社会復帰、

スポーツ復帰への期待

今なぜ、骨・関節(運動器)の医療が重要か?

高齢化に伴う骨・関節疾患の増加

寝たきりの予防、介護予防

人工関節など医療費の高騰

平成24年9月、日本の高齢者人口(65歳以上)

は初めて3000万人に達した。

(3)

骨・関節の疾患

1.外傷:骨折、捻挫、脱臼、靱帯損傷

2.感染症:骨髄炎、関節炎、結核、梅毒

3.

4.免疫性、膠原病:関節リウマチ、強直性脊椎炎、SLE

5.代謝性:痛風、くる病、骨パジェット病

6.神経筋性:脳性麻痺、進行性筋ジストロフィー、ポリオ

7.骨壊死:大腿骨頭壊死症

8.腫瘍:骨腫瘍、軟部腫瘍、転移性骨腫瘍

9.先天性:四肢奇形、股関節脱臼、内反足、軟骨無形成症

(4)
(5)
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(13)

老化に伴う骨・関節の疾患

骨粗鬆症

(こつそしょうしょう)

変形性関節症

変形性脊椎症

頚椎症、 腰部脊柱管狭窄症、

腰椎すべり症

股関節症

膝関節症、

大腿骨頚部骨折、 脊椎圧迫骨折、

前腕骨折、上腕骨骨折

(14)
(15)

先進地域 北部アメリカ、ヨーロッパ、 オーストラリア、ニュージーランド 開発途上地域 先進地域以外の地域 日本 先進地域 中国 韓国 開発途上地域

UN, World Population Prospects. 2008 総務庁総計局「国勢調査」 厚生省国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成20年1月推計)

世界の高齢化率の推移

高 齢 化 率 ( % ) 35 30 25 20 15 10 5 0 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050 (年)

(16)

寝たきりの原因

(%)

脳血管疾患

老衰

骨折・転倒

痴呆

関節疾患

パーキンソン病

その他

介護が必要となった女性の主な原因

平成20年度国民生活基礎調査より

0

5

10

15

20

25

(17)

すべての骨折 相対リスク(95%信頼区間) 0.3 1.0 2. 0 5. 0 16.0 非椎体骨折 その他の骨折 前腕遠位部骨折 椎体骨折 大腿骨頸部骨 折 10. 0 6.7(3.08,14.52) 8.6(4.45,16.74)

骨折発生後の死亡の相対リスク

(骨折後3年間、スウェーデン)

(18)

*一般人口:年齢、性別、大腿骨頸部骨折をした時期をマッチさせた集団

一般人口* 大腿骨頸部骨折患者 一般人口* 大腿骨頸部骨折患者

80歳以上

80歳未満

期間 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 0 期間 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 0 生 存 率 0 20 40 100 80 60 生 存 率 0 20 40 100 80 60 (%) (%) (年) (年)

大腿骨頸部骨折後の生存率

Tsuboi M et al.: J Bone Joint Surg 89 461-466, 2007

(19)
(20)

各年代別骨粗鬆症の頻度

0

20

40

60

(%)

女性

男性

山本逸雄:Osteoporosis Jpn.7(1):10-11,1999

(21)

骨粗鬆症の危険因子

骨粗鬆症

内的因子

外的因子

身体的因子 遺伝因子 栄養因子 生活習慣 女性、高齢、やせ 出産数、月経不順 内分泌的因子 両側卵巣摘出(閉経前) 早発閉経、無月経 初経から閉経までの年数 月経不順、初経年齢 人種、家族歴 薬剤服用 低カルシウム摂取 ビタミンD不足 ビタミンK不足 高蛋白摂取、高リン摂取 運動因子 長期臥床 日常の身体活動不足 喫煙・飲酒 カフェイン多量摂取 糖質コルチコイド GnRHアゴニスト

(22)

骨粗鬆症

健常

骨粗鬆症の病態

NIH Consensus Conference 2000

骨粗鬆症とは骨強度の低下によって、骨折しやすくなっ

た状態をいう。骨強度は主として

骨密度と骨質

により規

定される

(23)

骨強度に及ぼす骨密度と骨質の関係

・微細構造

・骨代謝回転

・微小骨折

・石灰化

・BMD

骨強度

骨密度

骨 質

(NIH コンセンサス会議のステートメントより)

約70%

約30%

(24)
(25)

骨芽細胞による骨形成

骨は絶えず吸収と形成を

繰り返している

(骨改変、リモデリング)

(26)
(27)

骨芽細胞

骨芽細胞

(骨形成) (骨形成亢進 )

骨量

骨量

正常

閉経後骨粗鬆症

破骨細胞

(骨吸収亢進 )

破骨細胞

(骨吸収)

閉経後骨粗鬆症の発症メカニズム

東京女子医科大学 産婦人科 太田博明 監修

(28)
(29)

骨粗鬆症の鑑別診断:低骨量を呈する疾患

原発性骨粗鬆症

閉経後骨粗鬆症

老人性骨粗鬆症

特発性骨粗鬆症

続発性骨粗鬆症

内 分 泌 性 甲状腺機能亢進症 性腺機能不全 Cushing 症候群 栄 養 性 壊血病 蛋白質欠乏 ビタミンAまたはD過剰 薬 物 コルチドステロイド メソトレキセート ヘパリン 不 動 性 全身性(安静臥床、対麻痺 宇宙旅行) 局所性(骨折後等) 先 天 性 骨形成不全症 Marfan症候群 そ の 他 関節リウマチ 糖尿病 肝疾患等

その他の疾患

骨軟化症 原発性、続発性 副甲状腺機能亢進症 悪性腫瘍の骨転移 多発性骨髄腫 脊椎血管腫 脊椎カリエス 可能性脊椎炎 その他

(30)

原発性骨粗鬆症診療で

健康保険が適用される骨代謝マーカー

マーカー名 略語 測定法 骨粗鬆症診 療で算定 される保険 点数 骨吸収 マーカー 血清 血清・血漿 血清・血漿 Ⅰ型コラーゲン架橋N – テロペプチド Ⅰ型コラーゲン架橋C – テロペプチド 酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ NTX CTX TRACP – 5b EIA,CLEIA EIA,ECLIA EIA 160 点 170 点 160 点 尿 尿 尿 デオキシピリジノリン Ⅰ型コラーゲン架橋N – テロペプチド Ⅰ型コラーゲン架橋C – テロペプチド DPD NTX CTX EIA,CLEIA EIA EIA 200 点 160 点 170 点 骨形成 マーカー 血清 血清・血漿 骨型アルカリホスファターゼ Ⅰ型プロコラーゲン– N – プロペプチド BAP P1NP CLEIA,EIA RIA 170 点 170 点 骨マトリックス 関連マーカー 血清 低カルボキシル化オステオカルシン ucOC ECLIA 170 点

(31)

骨量測定機器普及状況

(2006年1月現在)

合計:9,441台

DXA

(全身骨・腰椎・ 大腿骨)

6,354

DXA

(橈骨等)

1,353

超音波法

1,156

その他

79

CXD

(中手骨)

499

財団法人 骨粗鬆症財団 「骨塩定量分析装置設置医療機関名簿」(2006年1月現在)より

(32)

pQCT

超音波骨密度測定器

DXA(骨密度測定装置)

(33)

骨粗鬆症の診断基準

(2000年度改訂版)

折茂 肇、他:日本骨代謝学会雑誌 18:76-82,2001

Ⅰ. 脆弱性骨折あり

Ⅱ. 脆弱性骨折なし

骨密度値

脊椎X線像での骨粗鬆化

骨量減少

骨粗鬆症

YAMの80%以上

YAMの70%以上~80%未満

YAMの70%未満

なし

疑いあり

あり

YAM:若年成人平均

(34)

大腿骨頚部骨折

脊椎圧迫骨折

橈骨遠位端骨折

1

2

好発部位

(35)
(36)
(37)
(38)
(39)

骨粗鬆症での人工関節のゆるみ、骨折

(40)

72才、女性

変形性膝関節症、骨粗鬆症

TKA術後2週頃より大腿骨内顆部

の疼痛出現、歩行困難となった。

人工関節術後の骨折

(41)
(42)

居室

10,385人(69.6%)

高齢者(65歳以上)の家庭内事故

-発生場所別内訳-

総数14,915人(平成20年の統計 東京消防庁)

階段

1,257人(8.4%)

廊下

946人(6.3%)

865人(5.8%)

その他

1.462人(9.8%)

居室

10,385人(69.6%)

(43)

運動療法(歩行、体操、水泳など)

食事療法(カルシウム、ビタミン、蛋白質など)

装具療法(ヒッププロテクターなど)

骨粗鬆症の予防

(44)

治療の目的

骨折のリスクをへらす

大腿骨頸部骨折の予防

椎体骨折後の下肢麻痺の予防

歩けなくなる骨折の予防

重篤な骨折の予防がより大事

(45)

薬物治療開始の選択

骨粗鬆症の治療(薬物療法)に関するガイドラインより

<骨量減少者>

リスク評価

非薬物治療法に

よる経過観察

薬物治療

骨量急速減少

<骨粗鬆症者>

積極的に薬物治療を考慮

特に骨折高リスク者

薬物治療

高リスク者

(46)

骨粗鬆症治療薬の分類

1. カルシウム剤

2. 骨吸収抑制を主たる作用とする薬剤

ビスフォスフォネート

(ダイドロネル、フォサマック、ボナロン、アクトネル、

ベネット、ボノテオ、リカルボン)

SERM

(エビスタ、ビビアント)

カルシトニン

3. 骨形成刺激を主たる作用とする薬剤

PTH

(フォルテオ、テリボン)

4. 上記2,3のいずれにも分類できない薬剤

活性型ビタミンD

(アルファロール、ワンアルファ、エディロール)

イプリフラボン (オステン)

ビタミンK (グラケー)

(47)

分類

一般名

骨吸収抑制作用の効力比

第一世代

エチドロネート

1

クロドロネート

1~10

第二世代

パミドロネート

10~100

アレンドロネート

100~1,000

イバンドロネート

1,000~10,000

第三世代

チルドロネート

1~10

インカドロネート

100~1,000

リセドロネート

1,000~10,000

ゾレドロネート

>10,000

ミノドロン酸水和物

>10,000

Fleisch H: Bisphosphonates in Bone Disease From the Laboratory to the Patien 2000

(48)

骨折抑制効果

(骨折のある患者)

Black,D.M.,et al.:Lancet348:1535-1541,1996

(1,005例)

(1,022例)

偽薬

アレンドロネート

《大腿骨頸部骨折》

(%) 0 0.5 1.5 2.5

1.1%

(11/1,022)

2.2%

(22/1,005) 骨折リスク 低下 (p=0.047)#

51%

1.0 2.0

(1,005例)

(1,022例)

偽薬

アレンドロネート

《橈骨遠位端骨折》

(%) 0 1 3 5

2.2%

(22/1,022)

4.1%

(41/1,005) 骨折リスク 低下 (p=0.013)#

48%

2 4

(49)
(50)
(51)
(52)
(53)

変形性膝関節症

4-5倍、女性に多い

(原因)

加齢による関節軟骨の変性、

物理的な関節内の損傷、

靱帯のゆるみ、

これに続く炎症

(症状)

疼痛

腫れ(関節水腫)

可動域制限

変形(O脚)

(発赤、熱感がないのが特徴)

軟骨が摩耗して、

軟骨下骨が露出

1000万人以上/日本)

(54)
(55)
(56)

膝関節のレントゲン像(正面)

大腿骨

(57)

変形性膝関節症とは?

膝の軟骨がすり減り、関節の変形が生じて

炎症を起こし、痛みが起こる病気

(58)
(59)

治療方法

1. 保存的治療

2. 外科的治療

体重のコントロール

日常生活動作の注意

運動療法(大腿四頭筋の強化)

装具療法(膝サポーター、足底板など)

物理療法(ホットパック、温泉など)

薬物療法(消炎鎮痛薬、関節内注射)

関節鏡による手術

高位脛骨骨切り術

人工関節置換術

(60)
(61)
(62)

人工関節

軽度

保存的治療

(リハビリ、装具療法、薬物療法)

変形性膝関節症の治療

重度

関節鏡、骨切り術

中等度

(63)
(64)
(65)
(66)

手術創の大きさ

従来法

低侵襲手術

(67)

両側人工膝関節全置換術

(68)

変形性股関節症

(69)
(70)
(71)

(文化勲章授賞、森光子、92歳)

骨・関節疾患の新たな診断技術、

予防法、治療法の開発が急務

健康寿命の延伸

健康寿命:「介護を必要としない」

「自立した生活ができる」生存期間

男性:72.3歳、女性:77.7歳

(平均75歳、日本は世界第一位)

参照

関連したドキュメント

添付)。これらの成果より、ケモカインを介した炎症・免疫細胞の制御は腎線維

 1)幼若犬;自家新鮮骨を移植し,4日目に見られる

 仙骨の右側,ほぼ岬角の高さの所で右内外腸骨静脈

 肉眼的所見.腫瘍の大きさは15・5x8・0×6・Ocm重

 蝸牛殼 蝸牛殼被膜八戸底当月冊ニチハ既二骨ノ磐殖噛ア先端部モ識旭骨細

 人髄諸器官二護士スル腫瘍二比シ,睾丸腫瘍ノ比較的稀ニシテ,而カモ極メテ多種多様ナ

 1)血管周囲外套状細胞集籏:類円形核の単球を

右側縄腸骨動脈 仏9 5.3 4.3 4.7 4.8 左側線腸骨動脈 5.3 乱9 3.8 40