• 検索結果がありません。

試験体 1,2

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "試験体 1,2"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月). Ⅰ‑295. フィレットが円柱を有する鋼製橋脚隅角部の弾塑性挙動 に及ぼす影響に関する解析的検討 岐阜大学. 学生会員. ○鈴木達也. 岐阜大学. 正会員. 木下幸治. 1. はじめに 兵庫県南部地震以降,Level2 地震動が設計地震動 に用いられてから鋼製ラーメン橋脚隅角部の板厚は より厚く設計され,板厚増加の結果,製作,輸送, 並びに架設に困難が生じている. 1),2). ヒンジ 載荷点. .. 試験体 1,2. この問題に対して,梁フランジ構造の違いが円柱 を有する鋼製ラーメン橋脚隅角部の弾塑性挙動に及 試験体 3. ぼす影響について,単調載荷試験並びに弾塑性 FEM. 図-1. 解析モデル. 解析により検討を行い,せん断遅れ現象を考慮せず に板厚を厚くしないテーパー構造とすることの有用 S=71. W=50. 性を示し,新しい隅角部構造の可能性を示した 3).. フィレット. そこで本研究では,疲労に配慮して隅角部に設置 するフィレットが隅角部の弾塑性挙動に及ぼす影響 図-2. 2. 解析方法および解析モデル. フィレットを設置した解析モデルおよび フィレットの寸法図. 本解析では汎用有限要素プログラム ABAQUS を. σ(N/mm2) フィレット140 設置無 120. 用いた.図-1 に解析モデルのメッシュ分割図を示す. 隅角部試験体および治具のフランジ,ウェブ,ダイ. 80. 節点のシェル要素を用いてモデルを作成し,治具も -100. 考慮した.柱両端は試験システムと同様にヒンジを. 0. σ(N/mm2). 50. 100. 梁フランジ σ(N/mm2) 120 フィレット 100 設置無. 110 縁端部 フィレット 設置無 90 フィレット約45% non-fillet 設置有 低減 fillet 70. 試験体 3)および 12mm(試験体 2)の引張試験結果 の平均値を用いた.鋼材の弾性係数は 200N/mm2, ポアソン比は 0.3 とした.応力-ひずみ関係は,引 張試験より得られた応力-ひずみ関係を多直線近似. 50 -100 -50 0 50 100 梁フランジ中央からの距離(mm). したものを用いた.鋼材の降伏判定は von-Mises の. b) 試験体 2. 降伏条件により行った.収束計算は,標準. 1.0×10 ~1.0×10. 60. a) 試験体 1. 降伏強度は梁フランジに鋼材の板厚 9mm (試験体 1,. -12. -50. 梁フランジ中央からの距離(mm). モデル化した.試験体部位の使用鋼材は SM400 とし,. -5. non-fillet. fillet フィレット約50% 設置有 低減. 100. ヤフラム等の全ての構成部材は,3 節点あるいは 4. Newton-Raphson. 梁 (単位:mm). 円柱. について検討した.. H=200. 45° S=71. 法 を 用 い て 収 束 精 度 を. 80. 60 フィレット 設置有 40 -150 -100 -50 0 50 100 150 梁フランジ中央からの距離(mm). non-fillet fillet. 約40% 低減. c) 試験体 3. 図-3 フィレットの設置の有無による応力分布. の範囲で自動増分制御とした.. 図-2 にフィレットを設置した解析モデルおよび. 要素サイズより小さい要素サイズとした.フィレッ. フィレットの寸法図を示す.フィレットサイズは文. トの板厚は,各試験体の梁ウェブの板厚と連続とな. 献 4 を参考に,フィレットの突出長 W と梁高さ H. るように,試験体 1 および試験体 3 では 9mm,試験. の比 W/H が約 25%となるようにした.フィレット. 体 2 では 12mm とした.また,フィレットの使用鋼. の要素サイズは試験体梁部と同等程度,およびその. 材は梁部に使用しものと同一とした.. キーワード. 鋼製ラーメン橋脚,隅角部,フィレット,弾塑性挙動. 連絡先. 〒501-1193 岐阜県岐阜市柳戸 1-1 岐阜大学工学部. ‑589‑. TEL 058-293-2424.

(2) 土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月). Ⅰ‑295. フィレット 設置無. P(kN) 100 100 8080. フィレット 設置有. 6060 4040. 2020 0. 00. 100 100. a). -150. -100. δ(mm). 200 200. 300 300. 単調載荷. P(kN) 100 80 60 40 20 0 -50 -20 0 -40 -60 -80 -100. b) 図-4. フィレット設置無 フィレット設置有 a) 単調載荷. 0. フィレット 設置無. 50. 100. フィレット設置無 フィレット設置有 b) 繰返し載荷 図-5 フィレットの設置の有無による. δ(mm) 150. フィレット 設置有. 単調載荷および繰返し載荷での変形状況. 繰返し載荷. 角部の弾塑性挙動において概ね影響はないと考えら. フィレットの設置の有無による. れる.繰返し載荷では,試験体 1 の最大荷重は 85.6kN,. 単調載荷および繰返し載荷での P-δ 曲線. 負方向載荷において最大荷重に到達した.この結果. 3. フィレット設置の有無による梁フランジの応力. は全ての試験体で同様となり,最大荷重は僅かに増. 分布. 加した程度であり,フィレット設置の有無による最. 図-3 に 19.5kN 時の引張側梁フランジでの柱表面. 大荷重に殆ど差異はみられず,また,最大荷重到達. から 15mm 位置のフィレット設置の有無に関する応. 後はフィレット設置の有無によらず同様な挙動を示. 力分布を示す.図-3 より,全ての試験体において,. した.単調載荷および繰返し載荷において,フィレ. フィレット設置無では隅角部コーナー部においてせ. ット設置の有無によらず同様な弾塑性挙動を示した. ん断遅れ現象による応力集中が確認された.ただし,. のは,図-5 に示すように梁フランジ幅中央付近に生. 試験体 3 においてはテーパー構造とすることで幅の. じる局部的な変形が原因であると考えられる.. 広いフランジが荷重分担し試験体 2 と同程度の応力. 5.. 結論. 分布となり,梁フランジ縁端部での応力が試験体 1. ・. フィレットの設置により,従来構造のみならず,. に比べ約 25%減少した.一方,フィレット設置有で. テーパー構造に対しても隅角部コーナー部で. は,試験体 1 および試験体 2 で隅角部コーナー部で. の応力集中が低減できることを確認した.. の応力が概ね半減された.また,試験体 3 において. ・. 従来構造,テーパー構造に関わらず,梁フラン. もフィレット設置により隅角部コーナー部で約 40%. ジ幅中央付近に生じる局部的な変形が最大荷. の応力低減が確認されたが,他の試験体に比べ応力. 重低下の原因となることから,コーナー部に設. 低減が小さかった.これは,従来構造を対象として. 置したフィレットは隅角部の弾塑性挙動に殆. 決定されたフィレットサイズを隅角部構造の異なる. ど影響を与えないことを確認した.. テーパー構造にも適用したためであると考えられる.. 参考文献:1)奥村敏恵,石沢成夫:薄板構造ラーメン隅角. 4.. 部の応力計算について,土木学会論文集,No.153,1968. 2). 単調載荷および繰返し載荷の検討 図-4 に試験体 1 のフィレットの設置の有無による. 高橋宣男:鋼製橋脚隅角部の溶接施工容量について(首都高. 単調載荷および繰返し載荷の P-δ 曲線を示す.単調. 速道路公団 HN14 工区),サクラダ技報,No.13,2002. 3) 木. 載荷では,フィレット設置有はフィレット設置無に. 下ら:梁フランジ構造が円柱を有する鋼製ラーメン橋脚隅. 比べ最大荷重が僅かに増加する程度であり,最大荷. 角部の弾塑性挙動に及ぼす影響,構造工学論文集,Vol.59,. 重到達変位が約 15%減少した.これは,全ての試験. 2013. 4) 三木ら:円形断面柱を有する鋼製橋脚隅角部の疲. 体で最大荷重到達時の変位が減少したが,減少量が. 労 強 度 と そ の 向 上 法 , 土 木 学 会 論 文 集 , No.801 ,. 15%程度であったことから,フィレットの設置は隅. I-73,pp.97-111,2005.. ‑590‑.

(3)

参照

関連したドキュメント

2 実験結果 荷重変形関係を図-7に示す。縦軸は芯材軸力Pを材料 引張試験結果による降伏荷重P y (=s y ×A BR 、 s y :降伏

(2)ひび割れ発生状況:接合部なしの各試験体のひび割れ発生状況は 4 面につながる斜め 45

せん断補強鋼板 厚さ tf... 疲労照査用換算引張ひ

き装置,上載圧の載荷装置,引抜き変位計,ベロフラムシリンダ ー,鉛直変位計およびデータ記録装置から構成されている.試験

磁粉探傷試験によって得られた欠陥磁粉模様を写真 5 に,塗膜上から DICM によって得られた y 方向ひずみ 分布図を図 3 に示す。図 3 中に亀裂の先端部分を赤線 で示す。 No.2 と

本節では既往の研究で行った継手の曲げ性能評価実験 7) の試験体および試験方法について説 明する。図 2-1 に試験体図を示す。木材は 105 角スギ無等級材,鋼板は 6×105mm

試験材料の施工 (2)試験材料の設置 ①鋼板単体 35 試験体 カートリッジ取付状況 試験室内設置状況 油粘土施工前 油粘土施工後 固定金物 スキマ 油粘土 金物を覆う

5.めっきの付着量試験について 1) めっきの種類は,亜鉛-アルミ合金めっきが全体の 54.5%,亜鉛めっきは 45.5%であっ た。