試験体 1,2
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(2) 土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月). Ⅰ‑295. フィレット 設置無. P(kN) 100 100 8080. フィレット 設置有. 6060 4040. 2020 0. 00. 100 100. a). -150. -100. δ(mm). 200 200. 300 300. 単調載荷. P(kN) 100 80 60 40 20 0 -50 -20 0 -40 -60 -80 -100. b) 図-4. フィレット設置無 フィレット設置有 a) 単調載荷. 0. フィレット 設置無. 50. 100. フィレット設置無 フィレット設置有 b) 繰返し載荷 図-5 フィレットの設置の有無による. δ(mm) 150. フィレット 設置有. 単調載荷および繰返し載荷での変形状況. 繰返し載荷. 角部の弾塑性挙動において概ね影響はないと考えら. フィレットの設置の有無による. れる.繰返し載荷では,試験体 1 の最大荷重は 85.6kN,. 単調載荷および繰返し載荷での P-δ 曲線. 負方向載荷において最大荷重に到達した.この結果. 3. フィレット設置の有無による梁フランジの応力. は全ての試験体で同様となり,最大荷重は僅かに増. 分布. 加した程度であり,フィレット設置の有無による最. 図-3 に 19.5kN 時の引張側梁フランジでの柱表面. 大荷重に殆ど差異はみられず,また,最大荷重到達. から 15mm 位置のフィレット設置の有無に関する応. 後はフィレット設置の有無によらず同様な挙動を示. 力分布を示す.図-3 より,全ての試験体において,. した.単調載荷および繰返し載荷において,フィレ. フィレット設置無では隅角部コーナー部においてせ. ット設置の有無によらず同様な弾塑性挙動を示した. ん断遅れ現象による応力集中が確認された.ただし,. のは,図-5 に示すように梁フランジ幅中央付近に生. 試験体 3 においてはテーパー構造とすることで幅の. じる局部的な変形が原因であると考えられる.. 広いフランジが荷重分担し試験体 2 と同程度の応力. 5.. 結論. 分布となり,梁フランジ縁端部での応力が試験体 1. ・. フィレットの設置により,従来構造のみならず,. に比べ約 25%減少した.一方,フィレット設置有で. テーパー構造に対しても隅角部コーナー部で. は,試験体 1 および試験体 2 で隅角部コーナー部で. の応力集中が低減できることを確認した.. の応力が概ね半減された.また,試験体 3 において. ・. 従来構造,テーパー構造に関わらず,梁フラン. もフィレット設置により隅角部コーナー部で約 40%. ジ幅中央付近に生じる局部的な変形が最大荷. の応力低減が確認されたが,他の試験体に比べ応力. 重低下の原因となることから,コーナー部に設. 低減が小さかった.これは,従来構造を対象として. 置したフィレットは隅角部の弾塑性挙動に殆. 決定されたフィレットサイズを隅角部構造の異なる. ど影響を与えないことを確認した.. テーパー構造にも適用したためであると考えられる.. 参考文献:1)奥村敏恵,石沢成夫:薄板構造ラーメン隅角. 4.. 部の応力計算について,土木学会論文集,No.153,1968. 2). 単調載荷および繰返し載荷の検討 図-4 に試験体 1 のフィレットの設置の有無による. 高橋宣男:鋼製橋脚隅角部の溶接施工容量について(首都高. 単調載荷および繰返し載荷の P-δ 曲線を示す.単調. 速道路公団 HN14 工区),サクラダ技報,No.13,2002. 3) 木. 載荷では,フィレット設置有はフィレット設置無に. 下ら:梁フランジ構造が円柱を有する鋼製ラーメン橋脚隅. 比べ最大荷重が僅かに増加する程度であり,最大荷. 角部の弾塑性挙動に及ぼす影響,構造工学論文集,Vol.59,. 重到達変位が約 15%減少した.これは,全ての試験. 2013. 4) 三木ら:円形断面柱を有する鋼製橋脚隅角部の疲. 体で最大荷重到達時の変位が減少したが,減少量が. 労 強 度 と そ の 向 上 法 , 土 木 学 会 論 文 集 , No.801 ,. 15%程度であったことから,フィレットの設置は隅. I-73,pp.97-111,2005.. ‑590‑.
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