改 良 体
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(2) III‑020. 3.. 土木学会中部支部研究発表会 (2012.3). 試験結果ならびに考察. ジャッキ荷重とボックスカルバート頂版中心部における 水平変位を荷重-変位曲線として図 2 に示す.同程度ボック スカルバートを変位させるのに,改良体有の場合ではより大 きい荷重を必要としていることがわかり,改良体による補強 効果が確認できる.しかし改良体無の場合は変位が増加して も荷重が 20kN/m2 程度を保持しているのに対して,改良体有 の場合は変位の増加とともに荷重は低下している.これは改 良体自体が大きく破壊されていることが原因であると推測. 図3. +2δy 時の構造物の変形. 図4. -2δy 時の構造物の変形. できる. 図 3,図 4 に改良体無・有の比較として±2δy 時のボック スカルバートの両側壁の変位を示す.改良体有の方では微小 ながらも高さ 400mm において変位が小さくなり変化が見られ る.図 5 の固化改良体のひび割れ図を見るとわかるように, 改良体に側壁中央部から底面にかけて斜めに特徴的な破壊 が見られる.この斜めひび割れによって改良体の上半分の補 強効果が弱くなったと推測できる.ただし改良体に破壊が見 られても,高さ 800mm において同じ 2δy だけ変位させるの に約 3-4 倍の荷重が必要なことがわかる.. 青:正方向載荷時ひび割れ 赤:負方向載荷時ひび割れ. 改良体の破壊メカニズムは,載荷時に引張側となる改良体 の下部でひび割れが発生し,次に圧縮側となる改良体に斜め ひび割れが発生している.±2δy の変位まで破壊の進行は顕 著に見られた.しかし改良体の破壊が減少したのと同時に, 図 2 の荷重-変位曲線の改良体有の荷重が緩やかに低下した. よって 4δy 以降の変位では,改良体の補強効果が低下した と判断できる. 図 6,図 7 に示す改良体の無・有による構造物の破壊の比. 図5. ±2δy 時の固化改良体のひび割れ図. 較をみてみると,改良体有の方で側壁中心部にひび割れが見 られる.これは改良体の斜めひび割れの影響により,構造物 の側壁中央部に応力集中が起こり,ひび割れが発生したと考 えられる.. 4.. まとめ. 固化改良体による補強効果の確認,ひび割れの進展や改良 体の破壊挙動を把握することができた.今後の課題として,. 図6. ±2δy 時の構造物のひび割れ図(改良体無). 図7. ±2δy 時の構造物のひび割れ図(改良体有). 3 次元有限要素法などの解析手法での検討が挙げられる.ま たこの研究を,土中を模擬した土槽載荷実験の研究における 基礎的資料とする. 参考文献 1)浦野和彦,足立有史,西村毅,河邑眞:固化改良体によ る地下構造物の耐震補強効果に関する検討,第 46 回地盤工 学研究発表会,2011. ‑206‑.
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