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iSM サーバのインストール

ドキュメント内 WebSAM iStorageManager インストールガイド (ページ 65-70)

第 2 章 サーバの導入( Linux 版)

2.2 iSM サーバのインストール

2.2.1 インストール

以下の手順にしたがって、Linux rpmコマンドを使用してiSMサーバをインストールします。

Red Hat Enterprise Linux Version 6(EM64T)以降の環境で32ビット版iSMサーバをご使 用の場合、以下のパッケージを事前にインストールする必要があります。

glibc-XXXX.i686.rpm

nss-softokn-freebl-XXXX.i686.rpm libgcc-XXXX.i686.rpm

※glibc-XXXX.i686.rpmとnss-softokn-freebl-XXXX.i686.rpmは依存関係がありますので、以 下のように同時にインストールしてください。

/bin/rpm –ivh glibc-XXXX.i686.rpm nss-softokn-freebl-XXXX.i686.rpm

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合、加えて以下のパッケージ を事前にインストールする必要があります。

libnsl-XXXX.i686.rpm

これらのパッケージはOS媒体に含まれています。

iSMクライアントをRed Hat Enterprise Linux6/7 (EM64T)上で使用する場合は、JREおよびFirefox の導入の際に、これらと依存関係として提示されたOSパッケージは全てインストールしてください。

また、iStorageダッシュボードをRed Hat Enterprise Linux6(EM64T) 以降で使用する場合は、以下 のパッケージを事前にインストールする必要があります。

libuuid-XXXX.i686.rpm zlib-XXXX.i686.rpm xz-libs-XXXX.i686.rpm libxml2-XXXX.i686.rpm libstdc++-XXXX.i686.rpm libcom_err-XXXX.i686.rpm keyutils-libs-XXXX.i686.rpm pcre-XXXX.i686.rpm

libselinux-XXXX.i686.rpm krb5-libs-XXXX.i686.rpm libidn-XXXX.i686.rpm

postgresql-libs-XXXX.i686.rpm sqlite-XXXX.i686.rpm

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合、加えて以下のパッケージ を事前にインストールする必要があります。

libxcrypt-XXXX.i686.rpm

※これらと依存関係として提示されたOSパッケージは全てインストールしてください。

※ XXXX は各パッケージのバージョンを示します。

64ビット版iSMサーバは、Red Hat Enterprise Linux Version7以降の対応となります。Red Hat Enterprise Linux Version6の場合は、32ビット版iSMサーバを利用してください。

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で64ビット版iSMサーバをご使用の際は 以下のパッケージを事前にインストールする必要があります。

libnsl-XXXX.x86_64.rpm

これらのパッケージはOS媒体に含まれています。

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で64ビット版iSMサーバをご使用の際 は、yumでperlをインストールする必要があります。OS媒体を使用してyumリポジトリを設定 してインストールする場合、下記の手順に従って実行します。サブスクリプションのアクティべート がされ、yumを使ってパッケージをインストール可能な環境の場合、手順の4.を直接に実行します。

手順は下記の通りです。

1.OS媒体をマウントします。

例: mount /dev/cdrom /mnt

2./etc/yum.repos.d/配下にrepoファイルを作成します。

ファイル内容は以下です。

例: vi /etc/yum.repos.d/rhel.repo [rhel]

name=rhel

baseurl=file:///mnt/BaseOS enabled=1

gpgcheck=0

[rhelapp]

name=rhelapp

baseurl=file:///mnt/AppStream enabled=1

gpgcheck=0

3.yumを初期化します。

以下のコマンドを実施します。

yum clean all yum makecache

4.yumでインストールします。

yum install perl -y

1. ESMPRO連携機能を使用するためには、iStorageManagerが動作するサーバに、

ESMPRO/ServerAgentServiceまたは、ESMPRO/ServerAgent(以降、ESMPRO/SAとします)

がインストールされている必要があります。詳細については、電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「1.8 ESMPRO連携」を参照してください。

2. ESMPRO 連 携 機 能 は 、Linux 版 ESMPRO/SA が 対 応 す る 機 種 に イ ン ス ト ー ル さ れ た

iStorageManager でのみサポートします。Linux版ESMPRO/SAが対応する機種については、

ESMPRO/SAの製品情報で確認してください。

(1)root権限でログインします。

(2)DVD媒体をセットしてください。

※DVD媒体を利用できないサーバでは、iSMsvr.rpmを別サーバよりファイル転送して使用して ください。

(3)DVD媒体をマウントします。

・マウントディレクトリを作成 (例:/cdrom)

・mountコマンドによりマウント /bin/mount -r /dev/cdrom /cdrom

(4)rpmコマンドを使用してインストールします。

32ビット版のiSMサーバをインストールする場合 /bin/rpm -ivh /cdrom/SERVER/LINUX/iSMsvr.rpm 64ビット版のiSMサーバをインストールする場合

/bin/rpm -ivh /cdrom/SERVER/LINUX/iSMsvr64.rpm

(5)以下のメッセージが出力されればインストールは完了です。

Installation of iSMsvr was successful.

(6)DVD媒体をアンマウントします。

/bin/umount /cdrom

続けて、「2.3 iSMサーバの環境設定」を参照して作業を行ってください。ここでは、環境定義ファイル への登録内容を紹介しています。

その後、起動コマンド(iSMsvr start)を投入するか、Linuxを再起動することにより、iSMサーバが 起動します。

なお、システム再起動によるiSMサーバの自動起動を避けたい場合は、電子マニュアル

「iStorageManagerコマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManagerの起動」を参照してくださ い。

2.2.2 アンインストール

以下の手順にしたがって、Linux rpmコマンドを使用してiSMサーバをアンインストールします。

(1)root権限でログインします。

(2)iSMサーバが起動されているか確認します。

起動されている場合、次のコマンドによりiSMサーバを停止させてください。

iSMクライアントが接続中の場合は、切断されます。

iSMsvr stop -e

(3)次のコマンドによりソフトウェアを削除します。

/bin/rpm -e iSMsvr

(4)以下のメッセージが出力されるとアンインストールは完了です。

Removal of iSMsvr was successful.

ただし、環境定義ファイル、運用ログファイル、性能統計情報履歴ファイル、性能統計情報集約ファイ ル、性能最適化用ログファイル、ライセンス関連ファイル、パーティション管理ユーザ情報ファイルは削除 しません。

また、ソフトウェアのインストール時に他のパーティション上に展開用のディレクトリを作成し、

“/opt/iSMsvr”に対してシンボリックリンクをはっている場合は、“/opt/iSMsvr”のシンボリックリンク ファイルは削除されません。

本バージョンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は、旧バージョンの iSMサーバをアンインストールする前に、iSMサーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定 (IPアドレス)を削除してください。

chkcocnfigコマンドでiSMサーバの自動起動を無効にして運用していた場合はiSMサーバ をアンインストールした後に、下記ファイルが残存する場合があります。

/etc/rc2.d/K07iSMsvr /etc/rc3.d/K07iSMsvr /etc/rc4.d/K07iSMsvr /etc/rc5.d/K07iSMsvr

この場合、iSMサーバを再インストールまたはアップデートした際に自動起動を正しく有効にするた め、アンインストール完了後に上記ファイルを削除してください。

iSMサーバの再インストール後も自動起動を無効にして運用したい場合は、インストール完了後に再

度chkconfigコマンドで自動起動を無効化してください。

また、上記のファイルを残したままiSMサーバを再インストールした場合には、一度chkconfigコマ ンドで自動起動を有効化したのち、再度無効化してください。

2.2.3 アップデート

iSMサーバをアップデートをする場合は、ソフトウェアのアンインストールを行ってからソフトウェア のインストールを行います。

手順は「2.2.2 アンインストール」、「2.2.1 インストール」を参照してください。

ドキュメント内 WebSAM iStorageManager インストールガイド (ページ 65-70)