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状態監視

ドキュメント内 WebSAM iStorageManager インストールガイド (ページ 190-197)

第 4 章 サーバの導入( Windows 版)

4.4 iSM サーバの環境設定

4.4.3 状態監視

図 4-58 状態監視画面(Server Core環境の場合)

①監視インターバル

ディスクアレイの状態を監視するインターバルを設定します。既定値として15(秒)が設定されて いますが、変更する場合は1から3600の範囲内で指定します。

状態監視については、電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「1.3 状態監 視」を参照してください。

② 監視の再開可能チェックインターバル

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後の、ディスクアレイの監視を自動再開すること が可能かを判定するインターバルを設定します。既定値として、5(分)が設定されていますが、変 更する場合は1から60の範囲内で指定します。

③ 監視パスのチェックインターバル

IP接続で監視する場合、切り替えパスの状態をチェックするインターバルを設定します。既定値と して、60(分)が設定されていますが、変更する場合は3から60の範囲内で指定します。

④ 容量監視インターバル

以下の情報を監視するインターバルを設定します。

1)シンプロビジョニング機能

・ プールおよび論理ディスクの割当済み容量

・ プールの実容量しきい値

・ プールの実容量しきい値(予告)

・ 論理ディスクのLD容量しきい値 2)スナップショット機能

・ スナップショット使用量

・ スナップショット使用量のしきい値

既定値として5(分)が設定されていますが、変更する場合は5から1440の範囲内で指定します。

シンプロビジョニング機能において、プールおよび論理ディスクの容量不足・論理ディスクの LD 容量クォータは、状態を監視するインターバル(状態監視情報の「監視インターバル」)で監視します。

ただし、容量監視インターバルが状態を監視するインターバルよりも短い場合(*)は、容量監視イン ターバルでも監視可能です。

(*)既定値では、容量監視インターバルは状態を監視するインターバルよりも長くなります。

⑤ SNMPトラップ受信

SNMPトラップの受信機能について選択します。SNMPトラップは、ディスクアレイから送信され る情報であり、ハードウェアの状態遷移などをiSMサーバに通知するものです。

TCP/IP接続により監視するディスクアレイの場合にのみ有効となります。

しない :SNMPトラップは受信しません。

SNMPトラップサービスを使用する :SNMPトラップサービスと連携して受信します。

直接受信する :iSMサーバ自身が162番のポート番号を使用して受信します。

1. 「SNMPトラップサービスを使用する」を選択する場合には、SNMP Trap Serviceをインストー ルしておく必要があります。また、「直接受信する」を選択した場合、SNMP Trap Service の ように SNMP トラップを採取するアプリケーションとは、ポートの競合が発生します。このよ うな場合には、「直接受信する」を選択しないでください。

2. SNMPトラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えます。ネットワークセキュリティ 攻撃等を受け性能が劣化することがありますので受信しない設定を推奨します。

⑥ ニックネームの重複チェック

iStorageManagerの全ての管理対象ディスクアレイに対して、構成要素に付与された識別名称の重

複チェックを行うか否かを選択します。

「する」を選択した場合、iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に、全ての識別名 称の重複チェックを行います。

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです。

・ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合、iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に、全 ての識別名称の重複チェックを行います。

本パラメータがない場合は、重複チェックを行いません。

・既定値:重複チェックを行います。

⑦障害情報の定時通報

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報を行うかを設定します。既定値では 定時通報を行いません(「しない」)。

しない : 定時通報実施時刻での設定値は無効となります。

する : 定時通報実施時刻での設定値が有効となります。

定時通報実施時刻 : 定時通報を行う時刻を設定します。定時通報する場合にのみ、本パラメー タでの設定値が有効となります。定時通報しない(既定値)の場合は、本パラメータでの設定値が設定 できません。00:00~23:59(時:分)の範囲で指定可能です。既定値はGUIを起動させた”現在時刻”

を表示させます。

⑧ログファイル格納フォルダ

iSMサーバの運用ログを出力するファイルの格納フォルダを設定します。245バイト以内での指定 が可能です。既定値として、"[インストール先フォルダ]¥etc¥log"が設定されています。

フォルダを変更する場合は、「参照」ボタンを選択して、実際に存在するフォルダを指定します。

なお、Server Core 環境の場合は、「参照」ボタンが利用できないため、実際に存在するフォルダ を直接指定してください。運用ログについては、電子マニュアル「iStorageManager利用の手引」

(IS050)の「1.6 ログ出力」を参照してください。

⑨ディスクの空き容量

OSのディスクの空き容量を表示します。

Server Core環境で、ログファイル格納フォルダを変更した場合は、「ディスクの空き容量更新」ボ

タンをクリックし、空き容量を確認してください。

⑩最大ログファイルサイズ

iSMサーバが採取する運用ログファイルの最大総サイズを設定します。運用ログは最大100個のファ

イルが作成され、ファイル名には順次番号が付加されます。1~10(100MB~1000MB)の範囲で設定 可能で、既定値は1(100MB)です。なお、ディスクの空き容量に表示されているサイズ以内で設定し てください。

⑪処置不要なメッセージの種別をINFOに変更

運用上注意を必須としない、種別がWARNINGのメッセージについて、種別をINFOに切り替える

ことが可能です。種別の変更対象となるメッセージはiSM04040とiSM01006です。

既定値は「しない」です。

しない :従来通りWARNINGとします。

する :種別をWARNINGからINFOに変更します。

メッセージの種別を変更すると、事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040、iSM01006)の定義を 行っている場合に連携ができなくなる可能性があります。事象連携定義のメッセージレベルの設定を 確認してください。

⑫ ディスクアレイの時刻を自動補正

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正するか否かを選択します。既定値は「する」です。

する :ディスクアレイ中の時刻を自動補正します。時刻の自動補正は、サーバの起動時 およびサーバ起動後24時間ごとに行われます。

しない :ディスクアレイ中の時刻を自動補正しません。

⑬ 仮想容量プールの最大物理容量超えを許可

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可するか否かを選択します。既定値は「しない」

です。

シンプロビジョニング機能を利用する場合にのみ有効となります。

しない :仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可しません。

する :仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可します。

⑭ 構成設定時の構成情報自動保存

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うか否かを設定します。既定値は「する」です。

する :構成情報の自動保存が行われます。

しない :構成情報の自動保存が行われません。

4.4.4 サーバ/クライアント

サーバ情報とクライアント情報の設定は、以下の設定画面から行います。

図 4-59 サーバ/クライアント

①iSMサーバ名を設定

iSMサーバ名をiSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する場合は、「する」を選択し、

iSMサーバ名を設定してください。複数のiSMサーバを運用しており、ひとつのマシンから複数の iSMクライアント(Web GUI)を起動、接続して運用する場合にタイトルバーによりどのiSMサーバ に接続したiSMクライアントであるか、識別が可能となります。既定値は「しない」です。

しない : iSMサーバ名を表示しません

する : 表示するiSMサーバ名を20文字以内で設定します。

大文字と小文字は区別されます。

iSMサーバ名に日本語、半角カナ、制御文字、ファイル名として使用できない文字

(¥/:,;*?"<>|)および空白は使用できません。

②iSMクライアント接続先ポート番号

iSMクライアントが接続するiSMサーバのポート番号を指定します。既定値として8020が設定さ れていますが、変更する場合は1から65535の範囲内で指定します。

既定値を変更する場合は、下記のポート番号と異なる値を設定してください。

・サーバ/クライアント画面のクライアント情報で設定するポート番号

・レプリケーション/スナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

・レプリケーション/スナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

③iSMクライアント(Web GUI)接続先ポート番号

iSMクライアント(Web GUI)、およびWebブラウザからiSMサーバに接続する際に指定するポー ト番号を設定します。ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください。既 定値として8070が設定されていますが、変更する場合は1から65535の範囲内で指定します。

既定値を変更する場合は、下記のポート番号と異なる値を設定してください。

・iSMクライアント接続先ポート番号

・レプリケーション/スナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

・レプリケーション/スナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

④iSMサーバに接続する時のIPアドレス

ESMPRO連携機能を利用し、ESMPRO/ServerManagerでiStorage Mシリーズを監視する場合に、

設定が必要です。

iSMクライアント(Web GUI)、およびWebブラウザからiSMサーバに接続する際に指定するIPア ドレスを設定します。既定値は「指定しない」です。

指定しない :iSMクライアント(Web GUI)、およびWebブラウザからiSMサーバに接続する時 のIPアドレスを指定しません。

指定する :iSMクライアント(Web GUI)、およびWebブラウザからiSMサーバに接続する時 のIPアドレスを指定する場合に、IPv4アドレスまたはIPv6アドレスのいずれか を指定してIPアドレスを入力します。

※IPv4アドレスとして"127.0.0.1"、"0.0.0.0"、"255.255.255.255"は使用できません。

IPv6アドレスとして"0:0:0:0:0:0:0:0"、"0:0:0:0:0:0:0:1"、"FF00:---- "、

"0:0:0:0:0:0:255.255.255.255"、"0:0:0:0:0:0:0.0.0.0"、"0:0:0:0:0:0:127.0.0.1"は使用できません。

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