第 4 章 サーバの導入( Windows 版)
4.2 iSM サーバのインストール
4.3.1 ディスクアレイの設定
iSMサーバが監視するディスクアレイの設定を行います。ディスクアレイの設定は省略できません。な お、ディスクアレイの設定はIP接続を推奨します。iSCSI接続による監視はできません。また、Mシリー
ズ、A3000シリーズおよびA5000シリーズのディスクアレイはIP接続による監視のみ可能です。設定後、
「次へ」ボタンをクリックしてください。
iSMサーバ導入など、ディスクアレイがまだない状況またはディスクアレイのIPアドレス、ディスク番 号が不明な場合、一旦「FC接続設定」ボタンの「FC接続ディスクアレイを自動検出する」を選択し、次 の項目(「4.3.2 利用者の設定」)の設定を行ってください。その場合、IPアドレス、ディスク番号が決 まったタイミングで設定変更(再設定)を行ってください。
フローティングIPアドレスでディスクアレイを監視できますが、コントロールパス閉塞を検知できない ことがありますので、フローティングIPアドレスを設定しないでください。
図 4-36 ディスクアレイの設定画面
ディスクアレイの設定が1つもない場合は、以下の IP 接続設定画面を表示します。ディスクアレイを FC接続で監視する場合は、「キャンセル」ボタンをクリックし、「FC接続設定」から設定してください。
①
② ③ ④
⑤
図 4-37 IP接続設定画面
①ディスクアレイ一覧
現在設定されているディスクアレイを表示します。
ディスク番号により指定されているディスクアレイを選択した場合、ディスクアレイ一覧の列見出しの
「IPアドレスまたはホスト名」の部分は「ディスク」になります。
IP 接続の場合にのみ、ディスクアレイのシリーズは、ディスクアレイ一覧の列見出しの「ディスクア
レイのシリーズ」に表示します。
ディスクアレイ一覧に設定できるディスクアレイの最大数は32です。
②「追加」ボタン
ディスクアレイ追加画面(IPアドレス)(図4-38)が表示され、IP接続で監視するディスクアレイの追
加を行います。FC接続で監視するディスクアレイを追加する場合は、FC接続設定画面(図4-39)か ら行ってください。
③「編集」ボタン
選択したディスクアレイの編集を行います。ディスクアレイを選択して「編集」ボタンをクリックする
か、ディスクアレイをダブルクリックしてディスクアレイ編集画面から編集します。設定内容について は、IP接続の場合は、図4-37、FC接続の場合は、図4-38または図4-39を参照してください。
⑥
⑦
⑧
④「削除」ボタン
選択したディスクアレイを削除します。
⑤「FC接続設定」ボタン
FC接続設定画面(図4-39)が表示され、FC接続でディスクアレイを監視する場合の設定を行いま
す。
図 4-38 ディスクアレイ追加(IPアドレス)画面
⑥ディスクアレイのシリーズ
ディスクアレイのシリーズを設定します。ディスクアレイのシリーズは「M」を指定した場合は、メイ ンIPアドレスまたサブIPアドレスはIPv6アドレスでの設定が可能です。
M : Mシリーズのディスクアレイを監視する場合に選択します。
Aシリーズを監視対象とする場合は、以下の選択を行ってください。
・A3000シリーズとA5000シリーズ :M
・A2700とA4900 :D
⑦メインIPアドレス
IPv4アドレス、IPv6アドレス、またはホスト名を指定します。IPv6アドレスは45文字以内での設定 が可能です。ホスト名は255文字以内での指定が可能です。なお、ホスト名には、日本語、半角カナ、
制御文字、ダブルクォーテーション、および空白文字は指定できません。
iSMサーバは、IPv4アドレス、IPv6アドレス、またはホスト名で指定されたIPアドレス(ポート番
号は2730。)へ接続し、監視をおこないます。
⑧サブIPアドレス
SVPが2つあるディスクアレイでは、IPアドレスが2つまで指定できます。
⑦ ⑥
⑧
iSMサーバは、IPv4アドレス、IPv6アドレス、またはホスト名で指定されたIPアドレス(ポート番
号は2730。)へ接続し、監視をおこないます。
図 4-39 FC接続設定画面
⑨FC接続ディスクアレイを自動検出する
チェックすることにより、FC接続のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います。
⑩「ディスク番号による指定」ボタン
FC接続でディスクアレイの監視を行う場合は、「ディスク番号による指定」ボタンを選択し、ディス クの追加画面(図4-40)を表示します。
ディスク番号とは、Windowsが論理ディスクを管理するために割り振ったディスクの番号のことです。
通常は「FC接続ディスクアレイを自動検出する」をチェックしていれば自動的に検出されますのでこ の設定は不要です。
図 4-40 ディスクアレイ追加(ディスク)画面
⑪ディスク
ディスク番号を指定します。ディスク番号は0から9999までの値で指定し、1つのディスクアレイに 対して最大8個のディスクが登録できます。
監視するディスクアレイのディスク番号は、事前にNEC Storage Manager Agent Utility(iSMvollist
-dl)を使用して調べてください。詳細については、電子マニュアル「 iStorageManager コマンドリ
ファレンス」(IS052)の「13.14 ボリューム対応表の作成・表示」を参照してください。
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