第 2 章 サーバの導入( Linux 版)
2.4 システムパラメータの設定
以下に、iStorageManager運用に際してのシステムパラメータの設定を説明します。なお、システム設 定の詳細については、ご利用になられるOSで提供されている説明書などを参照してください。
なお、変更については、システムパラメータの現在値、または既定値を調べ、それに加算した値で設定 をしてください。
(1)最大ファイルオープン数
以下を参考に、設定とカーネル構成を行ってください。
なお、Red Hat Enterprise Linuxについては、バージョンによって既定値が異なります。以下は、
参考としてRed Hat Enterprise Linux Version 8の既定値を記載します。
表2-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値
OS名称 パラメータ名 必要量
Linux fs.file-max
(RHEL8:システムに より異なりますので 現在値を参照してく ださい。)
iStorageManager固定値 :160以上 クライアント接続ごと :16ずつ加算 ディスクアレイ接続ごと :19ずつ加算 例)クライアント接続台数 :32台
ディスクアレイ接続台数 :2台
必要量=160+16×32+19×2=710以上
(2)その他の設定要素
以下を参考に、必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください。
表2-20 その他のシステムパラメータと設定値
OS名称 パラメータ名 説明
Linux kernel.msgmnb (RHEL8既定値:
16384)
メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズの 最大
iStorageManagerは3つのメッセージキューを使用します。
iStorageManagerから出力されるメッセージが多く、プロセス間
でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定値を 増やしてください。
iStorageManagerでは、PD障害が発生してプールまたはRANK の状態が変化すると、そのプールまたはRANKに属するLD全 てに関してメッセージが出力されるため、同時に大量にメッセー ジが出力されます。その場合でもメッセージ出力が失敗しないよ うにするためには、以下を目安に余裕を持たせてパラメータを増 加させてください。
(最もLD数の多いプールまたはRANKのLD数+2)×565 Linux kernel.shmmax
(RHEL8既定値:
1844674407369277 4399)
1つの共有メモリセグメントの最大サイズ
iStorageManagerは、共有メモリセグメントを使用してディスク
アレイ情報の管理を行います。
以下の値を参考に設定値を変更してください。
※以下の参考値より十分に大きい値を設定してください。
(単位:バイト)
必要量=1,700,000+
1,000×(監視するディスクアレイの内、最も論理ディスク 数が多いディスクアレイの論理ディスク数)以上
例)1,700,000+1,000×8,192
=9,892,000以上
→10MBの10,485,760を指定 Linux kernel.shmmni
(RHEL8既定値:
4096)
システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数
iStorageManagerは、共有メモリセグメントを使用してディスク
アレイ情報の管理を行います。
ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります。
以下の値を参考に設定値を変更してください。
※以下の参考値より十分に大きい値を設定してください。
共通
iStorageManager固定値 :12以上 ディスクアレイ接続ごと :3ずつ加算
PerforMate利用時
PerforMate使用ディスクアレイごと :1ずつ加算
PerforSure、PerforOptimizer利用時
PerforSure、PerforOptimizer 使 用 デ ィ ス ク ア レ イ ご と :1ずつ加算
DynamicSnapVolume利用時
DynamicSnapVolume使用ディスクアレイごと
(RDR接続されたディスクアレイを含む) :1ずつ加算 スナップショットBV数合計が277個ごと :1ずつ加算
DynamicDataReplication、RemoteDataReplication利用時 ボリュームのペア数合計が4500個ごと :1ずつ加算
RemoteDataReplication/DisasterRecovery利用時
ATグループ数合計が900個ごと :1ずつ加算 例)ディスクアレイ接続台数 :2台
(PerforMate、PerforSure 、DynamicSnapVolume 、 DynamicDataReplication 、 RemoteDataReplication 、 RemoteDataReplication/DisasterRecovery利用可能)
スナップショットBV数合計:200個 ボリュームのペア数合計 :2000個 ATグループ数合計 :50個 必要量 = 12+
3×2+
2+2+2+
(200÷277)の切り上げ+
(2000÷4500)の切り上げ+
(50÷900)の切り上げ
= 27以上を追加 Linux kernel.shmall
(RHEL8既定値:
1844674407369277 4399)
システム全体で作成できる共有メモリ・ページの最大数
iStorageManagerは、共有メモリセグメントを使用してディスク
アレイ情報の管理を行います。
以下の値を参考に設定値を変更してください。
必要量=(iStorageManagerで必要なkernel.shmmaxの値
÷4096)
×iStorageManagerで必要なkernel.shmmniの値
※上記のkernel.shmmax、kernel.shmmniの説明にある計算式 を参考にしてください。
各システムパラメータは、カーネルメモリを使用することがあります。そのとき、実装メモ リ量に注意しカーネルメモリの不足がないよう設定してください。