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システムパラメータの設定

ドキュメント内 WebSAM iStorageManager インストールガイド (ページ 58-63)

以下に、iStorageManager運用に際してのシステムパラメータの設定を説明します。なお、システム設 定の詳細については、ご利用になられるOSで提供されている説明書などを参照してください。

なお、変更については、システムパラメータの現在値、または既定値(バージョンにより異なります)

を調べ、それに加算した値で設定をしてください。

(1)最大ファイルオープン数

以下を参考に、設定とカーネル構成を行ってください。

表1-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値

OS名称 パラメータ名 必要量

HP-UX nfile (既定値:

11iv3:0 (無制限))

iStorageManager固定値 :160以上 クライアント接続ごと :16ずつ加算 ディスクアレイ接続ごと :19ずつ加算 例)クライアント接続台数 :32台

ディスクアレイ接続台数 :2台

必要量=160+16×32+19×2=710以上 HP-UX ninode

(既定値:

11iv3:

NX7700iシリーズ は8192程度)

インストール先がHFSファイルシステムの場合に、nfileで指 定した値と同数を追加してください

HP-UX maxfiles (既定値:

11iv3:

NX7700iシリーズ は2048)

iStorageManager固定値 :20以上 ディスクアレイ接続ごと :2ずつ加算 例)ディスクアレイ接続台数 :32台 必要量=20+2×32=84以上

(2)その他の設定要素

以下を参考に、必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください。

表1-17 その他のシステムパラメータと設定値

OS名称 パラメータ名 説明

HP-UX msgmnb (既定値:16384)

メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズ の最大

iStorageManagerは3つのメッセージキューを使用します。

iStorageManagerから出力されるメッセージが多く、プロセス

間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定 値を増やしてください。

iStorageManager では、PD 障害が発生してプールまたは

RANKの状態が変化すると、そのプールまたはRANKに属す るLD全てに関してメッセージが出力されるため、同時に大量 にメッセージが出力されます。その場合でもメッセージ出力が 失敗しないようにするためには、以下を目安に余裕を持たせて パラメータを増加させてください。

(最もLD数の多いプールまたはRANKのLD数+2)×565 HP-UX msgtql

(既定値:

11iv3:1024)

システム当たりの滞留メッセージ(ヘッダ)個数の最大

iStorageManagerは3つのメッセージキューを使用します。

iStorageManagerから出力されるメッセージが多く、プロセス

間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定 値を増やしてください。

iStorageManager では、PD 障害が発生してプールまたは

RANKの状態が変化すると、そのプールまたはRANKに属す るLD全てに関してメッセージが出力されるため、同時に大量 にメッセージが出力されます。その場合でもメッセージ出力が 失敗しないようにするためには、以下を目安に余裕を持たせて パラメータを増加させてください。

(最もLD数の多いプールまたはRANKのLD数+2)×3 HP-UX semmni

(既定値:

11iv3:2048)

システム当たりのセマフォセット(識別子)の最大数

iStorageManagerは1つのセマフォセットを使用します。

セマフォセットが不足している場合に設定値を増やしてくだ さい。

HP-UX semmns (既定値:

11iv3:4096)

システム当たりのセマフォの最大数

iStorageManagerは1つのセマフォを使用します。

セマフォが不足している場合に設定値を増やしてください。

HP-UX nproc

(既定値:4200)

システム当たりの最大プロセス数 iStorageManager固定値 :33以上 クライアント接続ごと :2ずつ加算 ディスクアレイ接続ごと :1ずつ加算 例)クライアント接続台数 :32台

ディスクアレイ接続台数:2台

必要量=33+2×32+1×2=99以上を追加 HP-UX maxdsiz

(既定値:

11iv3:1G)

1つのプロセスが確保できるデータセグメントの上限値 構成表示コマンド(iSMview)は次のデータセグメント領域を 使用します。

約72Mbyte+((LDセット数÷3)×1Mbyte)

※ただし、(LDセット数÷3)は小数第1位で切り上げ ディスクアレイにLDセットが多数存在する場合には設定値を 増やしてください。

HP-UX max_thread_proc (既定値:

11iv3:256)

1つのプロセスで作成できるスレッドの最大数 クライアント接続ごと:4ずつ加算

例)クライアント接続台数:32台 必要量=4×32=128以上を追加 HP-UX shmseg

(既定値:

11iv3:300)

1つのプロセスが確保できる共有メモリセグメントの上限値

 共通

iStorageManager固定値 :9以上 ディスクアレイ接続ごと :4ずつ加算

DynamicSnapVolume利用時

スナップショットBV数合計が277個ごと:1ずつ加算

DynamicDataReplication、RemoteDataReplication利用時 ボリュームのペア数合計が4500個ごと :1ずつ加算

RemoteDataReplication/DisasterRecovery利用時 ATグループ数合計が900個ごと :1ずつ加算 例)ディスクアレイ接続台数 :2台

スナップショットBV数合計:200個 ボリュームのペア数合計 :2000個 AT グループ数合計 :50個 必要量=9+

4×2+

(200÷277)の切り上げ+

(2000÷4500)の切り上げ+

(50÷900)の切り上げ

=20以上(既定値120以下なので変更不要)

ディスクアレイ接続台数が10台を超える場合は、既定値以上 の値が必要でないか、確認してください。

HP-UX shmmni

注:shmmin と間 違えないこと。

(既定値:

11iv3:400)

システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数

iStorageManagerは、共有メモリセグメントを使用してディス

クアレイ情報の管理を行います。

ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります。

以下の値を参考に設定値を変更してください。

※以下の参考値より十分に大きい値を設定してください。

 共通

iStorageManager固定値 :12以上 ディスクアレイ接続ごと :3ずつ加算

PerforMate利用時

PerforMate使用ディスクアレイごと :1ずつ加算

PerforSure、PerforOptimizer利用時

PerforSure、PerforOptimizer 使 用 デ ィ ス ク ア レ イ ご と :1ずつ加算

DynamicSnapVolume利用時

DynamicSnapVolume使用ディスクアレイごと

(RDR接続されたディスクアレイを含む) :1ずつ加算 スナップショットBV数合計が277個ごと :1ずつ加算

DynamicDataReplication、RemoteDataReplication利用時 ボリュームのペア数合計が4500個ごと :1ずつ加算

RemoteDataReplication/DisasterRecovery利用時

ATグループ数合計が900個ごと :1ずつ加算 例)ディスクアレイ接続台数 :2台

(PerforMate、PerforSure、DynamicSnapVolume、 DynamicDataReplication、RemoteDataReplication、

RemoteDataReplication/DisasterRecovery利用可能)

スナップショットBV数合計:200個 ボリュームのペア数合計 :2000個 ATグループ数合計 :50個 必要量 = 12+

3×2+

2+2+2+

(200÷277)の切り上げ+

(2000÷4500)の切り上げ+

(50÷900)の切り上げ = 27以上を追加

各システムパラメータは、カーネルメモリを使用することがあります。そのとき、実装メモ リ量に注意し、カーネルメモリの不足がないよう設定してください。

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