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REIT実務委員会

ドキュメント内 ARES41号 法人税法研究 租税法講義資料2009 (ページ 65-72)

「コア・インデックス」について

J- REIT実務委員会

当日の内容は以下のとおり。

<報告事項>

1.平成20年度J-REIT実務委員会 活動総括

<審議事項>

1.平成21年度の体制と委員長・副委員長の互選について

平成21年度の体制を確認するとともに、下記のとおり正副委員長を選出した(順不同・敬称略)。

●委員長

杉崎 宏 三菱商事・ユービーエス・リアルティ(株)コーポレート本部長

●副委員長

緒方 敦 野村不動産投信(株)取締役 オフィス運用本部長

●副委員長

木村 透 ジャパン リアルエステイト アセット マネジメント(株)企画部長

●副委員長

富山 隆 森ビル・インベストメントマネジメント(株)

J-REITユニット担当執行役員 投資開発部長 2.平成21年度J-REIT実務委員会 活動計画等について

<講演・質疑>

「投資家に信頼される不動産投資市場確立フォーラム」のとりまとめに関する報告 国土交通省 総合政策局 不動産業課 不動産投資市場整備室長 石川 卓弥 氏

「東京証券取引所の規則改正(8月規則改正のポイント)」に関する説明

⑭東京証券取引所 上場部 上場会社担当課長 広瀬 英明 氏 上場会社担当課長 横田 雅之 氏

平成21年度のJ-REIT実務委員会の活動・運営方針等に関する検討を実施した。

●第6回/平成21年7月30日

●第10回運営ワーキング/平成21年7月13日

INFORMATION

以下のとおり実務研修会を開催しました。

伊藤 雅人氏

(住友信託銀行 不動産総合コンサルティング部 鑑定・CSR担当次長)

戸張 有氏

(社団法人日本不動産鑑定協会 主任研究員)

「環境配慮型不動産投資に向けた取り組み」

実務研修会

●第85回(平成21年7月22日)

「証券化対象不動産の鑑定評価に関する実務指針のポイント」

●第86回(平成21年8月4日)

<訂正>

「ARES」40号 44ページの「委員一覧」のうち、運営委員に誤りがございました。久保哲也氏(株式会社三井住友銀行)の 役職を専務執行役員と記載しましたが、正しくは「取締役専務執行役員」です。訂正するとともにお詫びいたします。

書評

いまや地球環境問題は世界的に深刻化し、我々人類が最も配慮すべき問題の1つとな っている。

日本国内では、業務部門や住宅部門において未だに温室効果ガス排出量が増加基調に あり、これらの部門で主要な位置を占める不動産関連分野に関する対応の遅れが指摘さ れている。また、生物多様性資源の損失やエネルギー問題、廃棄物問題等、地球環境問 題全般に関して、今後の持続可能社会実現に向けた不動産関連分野の役割は大きいもの と考えられる。

このような環境問題に不動産関連分野が対処していくにあたっては、「サステナブル

(持続可能な、環境に配慮した)不動産」を経済合理性のあるビジネスとして普及させ ることが不可欠である。

本書は、サステナブル不動産の意義と内容、関係法律や制度、技術のほか、市場にお けるその付加価値の評価方法等を、国、地方公共団体、建設業界、金融機関、デベロッ パー、NGO、各種コンサルタント、不動産鑑定評価機関等の、様々なステークホルダ ーの立場から解説している。また、海外の建築物環境性能評価システムの動向や、今後 のサステナブル不動産ビジネスのあり方も紹介されている。

2008年秋に勃発した世界経済危機など社会経済や環境の変化が著しい今こそ、人々 の生活や社会・経済基盤を安定的に機能させるサステナブル不動産を実現していくこと の意義は大きい。

不動産マーケットプレイヤーには是非お奨めしたい1冊である。

(専務理事 巻島 一郎)

「 マルチステークホルダーの動きから読む

サステナブル不動産」

編著:サステナブル不動産研究会 発行:ぎょうせい

定価:2,500円(税込)

INFORMATION

書評

日本の不動産マーケットは、2000年代に入り好調な推移をたどって きたが、2007年夏以降、サブプライムローン問題を契機とした世界的 な信用収縮の影響を受け、低迷を余儀なくされている。

本書では、こうした2000年以降の日本の不動産マーケットの趨勢をJ-REIT、私募ファンド、

マンション市場、リーシングマーケットの各マーケット毎に、困難な状況に陥った経緯、原因 等について独自のアンケート結果を交えながら、分かりやすく分析、解説している。

更に、日本の不動産マーケットが困難な状況に陥った現状分析を踏まえ、マーケットの再浮 上の条件を探っている。その視点は、J-REITにおける「米国UP-REIT」、「運用形式の再検討、

個人投資家をターゲットとした「オープンエンド・ファンド」等制度面における技術的な提案 に始まり、更には、日本がGDPで中国に抜かれるという大きな流れの中で「成熟した大国」と しての不動産マーケットの再浮上策も探っている。具体的には、「スクラップ&ビルドによる 都市競争力アップ」、「環境配慮型マンション・オフィスへの取り組み」、「コンパクトシティ・

環境共生都市」、更には、都市だけではなく、地域の「観光」を意識した「豊かさ」や「誇り」

が実感できるまちづくりにも言及している。

また、第1章の早稲田大学大学院ファイナンス研究科の川口教授との対談においては、今後 の不動産キャップレートは6%(価格にしてピーク時の5〜6割の水準)となり、世界中のイー ルドギャップが揃ってくるという見方が示されるとともに、現状の不動産マーケットの低迷の 原因は「不動産の高値買い」にあることを指摘し、現状を打破する不動産の受け皿として、新 J-REIT=「カウンター・シクリカル」なJ-REITを提唱している。また、世界の中で日本の不 動産が経済面における地位低下に伴い相対的に低下していることを指摘し、再浮上のキーワー ドとして、「環境革命」を挙げている。

考えるに、不動産マーケットの回復には、安定した賃貸収入という不動産の持つ特性に着目 したインカムゲイン狙いの長期投資家(個人・年金等)を呼び込む必要がある(キャピタルゲ イン狙いの短期投資家を排除するのではなく、投資家層の厚みを持たせるという意味である)

が、2000年以降の不動産マーケットは、不動産の証券化が進展し、グローバル運用に組み入 れられたことにより、大きな成長を遂げたことを考えると、グローバルな視点が必要である。

つまり、資金流入による不動産ファンダメンタルズの回復(不動産価格・賃料・稼働率の上昇 等)という単純な視点だけではなく、世界における日本の経済面における相対的な地位低下と いう現実を見据えた上で(欧米、アジア各国との競争を意識した上で)、マーケットの再浮上、

発展のために日本の不動産がどのような方向に進むべきかを考える必要がある。政治も政権交 代が実現したが、日本全体が大きな転換点にあり先を見据えた行動が必要とされており、少々 大げさかもしれないが、不動産マーッケトのプレーヤーもそうした視点での行動が求められて いるのではなかろうか。本書は、今後の日本の不動産マーケットがどのような視点で再浮上・

発展していくべきかを考えるきっかけを与えてくれるものである。

(事務局次長兼調査部長 友永 圭亮)

「不動産マーケット再浮上の条件」

著者:川口有一郎、三菱UFJ信託銀行不動産コンサルティング部 定価:2,310円(本体2,200円+税)

発行:日経BP社

不動産証券化ジャーナル 

21

2009 September-October Vol.

ARES Certified Master Journal

第4回ARESマスターコンベンション ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

72

 

  

 第Ⅱ部 セミナー講演録  

 講演Ⅱ「グローバルな金融規制のゆくえ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

89

 

  国際公共政策研究センター理事長 金融審議会会長 田中 直毅氏 

 

マスターからの投稿  

米国住宅市場の現状と今後の展望 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

102

 

国際公共政策研究センター 主任研究員 (ARESマスター) 大竹 喜久氏 

   

海外REIT通信 

 欧州(第11回)「今年の英国の夏は暑かった」SEGROとBrixton合併劇に思うこと ・・・ 

114

 

クレディ・スイス証券株式会社 投資銀行本部 (ARESマスター) 小林 ヤンネ 孝貢氏 

   

デリバティブ入門/再入門(第7回/最終回) 

不動産デリバティブのこれまでとこれから ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

120

 

みずほ証券株式会社 リアルエステートソリューション部 シニアヴァイスプレジデント    早稲田大学国際不動産研究所 客員研究員 福島 隆則氏 

  

不動産流動化・証券化と倒産手続(第5回) 

請負人の倒産時の法律関係に関する諸問題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

130

 

  長島・大野・常松法律事務所 弁護士 洞口 信一郎氏 

第Ⅱ部セミナー講演Ⅰについては次号 22号に講演録を掲載します。 

2009年8月10日、マスター養成講座講師の齋藤敬之さんが逝去されました。

齋藤さんは、マスター資格制度の創設に向けて準備を開始した2004年より、モニター講座 であった「ARES不動産証券化実務家養成講座」の講師として、マスター養成講座の立ち上 げにご参画いただきました。養成講座が一般公開された後も、金融業界での長いご経験を活 かして、101科目「不動産証券化とファイナンスの基礎」の「金融機関と金融業務に関する 基礎知識」の部をご担当いただき、不動産証券化の専門家育成にご尽力いただいておりまし た。

本年度のWeb講義の収録を終えた5月に、「長期療養のためお勤め先を休職される」との ご連絡をいただいてはおりましたが、このたびの突然のご訃報、職員一同本当に驚いており ます。まだ、50歳という惜しんでも惜しみきれないお若さでご幽明界を異にされるとは、誠 に残念でなりません。

謹んでお悔やみ申し上げます。

社団法人不動産証券化協会 職員一同

・1982年〜2004年まで株式会社三井銀行(現 三井住友銀行)在籍、主として証券部門及 び国際部門に所属。1992年から1999年まで ニューヨークの同行米州本部に勤務。1999 年から2002年までさくら証券株式会社及び 大和証券SMBC株式会社に出向、ストラク チャードファイナンス業務に従事。不動産 の証券化業務やJ-REITの公開業務をストラ クチャードファイナンス部長として担当。

・2004年に株式会社クリードへディレクター

として入社後、2005年にはクリード・リー ト・アドバイザーズ株式会社の取締役財務本 部長に就任、J-REITのクリードオフィス投資 法人を東京証券取引所に上場させる。

2008年からはアトラス・パートナーズ株式 会社ファンドマネジメントグループのグルー プリーダーを務め、 金融業界において25年以 上にわたり不動産ファイナンスや投資ファン ドを含め、幅広く金融取引業務に携わる。

齋藤 敬之

さん

享年50歳

2009年08月10日逝去

[追悼]

齋藤 敬之さんのご経歴

ドキュメント内 ARES41号 法人税法研究 租税法講義資料2009 (ページ 65-72)