第 7 章 ネットワークでの利用例 81
7.1.1 PPPoE を使用して接続する場合
PPPoEを使用してインターネットに接続する基本的な設定例です。この例では以下のような構成の
ネットワークを前提にご説明します。PPPoEはIPv4、IPv6両方に対応していますが、ここではIPv4 での設定方法についてご説明します。
インターネット インターネット インターネット インターネット
LAN側 プライベートアドレス
192.168.0.1 WAN側 グローバルアドレス
PPPoEで取得
プライベートアドレス 192.168.0.2
プライベートアドレス 192.168.0.3
プライベートアドレス 192.168.0.4
プライベートアドレス 192.168.0.5 割当ネットワークアドレス
192.168.0.0/24
( 1 )
LAN1インターフェイスを設定するLAN1インターフェイスのメディアタイプを設定します。
( 2 )
PPPoEのエントリーを設定するPPPoEによる接続を行うために、契約したプロバイダから割り当てられた認証IDや認証パス
ワードなどを設定します。
( 3 )
PPPoEのインターフェイスを設定するPPPoEによる接続を行うインターフェイスの設定を行います。
( 4 )
PPPoEが動作する物理インターフェイスを設定する論理インターフェイスである「PPPoE」と、物理インターフェイスである「LAN1」との関連付 けを設定します。
( 5 )
LAN0インターフェイスを設定する LAN0インターフェイスを設定します。( 6 )
NAPTを設定するプライベートアドレスとして使用するアドレスの範囲を設定します。
( 7 )
PPPoEを接続するPPPoEによる接続を開始します。
( 8 )
設定を保存するすべての設定を保存します。
設定手順
( 1 ) LAN1 インターフェイスを設定する
SEILに管理者アカウントでログインし、LAN1インターフェイスのメディアタイプを設定しま す。ここでは、例として「auto」(自動認識)に設定します。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ インターフェイス lan1
メディアタイプ auto
■ 記述例
¶ ³
# interface lan1 media auto
µ ´
■ パラメータ解説 interface lan1
media auto
続けて、メディアタイプは「auto」(自動認識)を設定します。
( 2 ) PPPoE のエントリーを設定する
PPPoEによる接続を行うために、契約したプロバイダから割り当てられた認証IDや認証パス
ワードなどを設定します。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ エントリー名 Century IPCPの有効/無効 enable IPCPアドレスオプション on
IPCP DNSオプション on
IPv6CPの有効/無効 disable 認証方法 PAP
認証ID xxxxxx
認証パスワード yyyyyy
TCP MSS auto
■ 記述例
¶ ³
# ppp add Century ipcp enable ipcp-address on ipcp-dns on ipv6cp disable authenticat ion-method pap identifier xxxxxx passphrase yyyyyy tcp-mss auto
µ ´
■ パラメータ解説 ppp add Century
エントリー名として「Century」を設定します。
ipcp enable
IPCPを有効に設定します。
ipcp-address on
IPCPアドレスオプションを有効に設定します。
ipcp-dns on
IPCP DNSオプションを有効に設定します。
ipv6cp disable
IPv6CPを無効に設定します。
認証IDを「xxxxxx」に設定します。
passphrase yyyyyy
認証パスワードを「yyyyyy」に設定します。
tcp-mss auto
TCP MSSを「auto」に設定します。
( 3 ) PPPoE のインターフェイスを設定する
PPPoEのインターフェイスを設定します。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ インターフェイス pppoe0
エントリー名 Century
■ 記述例
¶ ³
# interface pppoe0 ppp-configuration Century
µ ´
■ パラメータ解説 interface pppoe0
インターフェイスとして「pppoe0」を設定します。
ppp-configuration Century
エントリー名として「Century」を設定します。
( 4 ) PPPoE が動作する物理インターフェイスを設定する
論理インターフェイスである「PPPoE」と、物理インターフェイスである「LAN1」との関連付 けを設定します。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ 設定項目 パラメータ インターフェイス pppoe0 物理インターフェイス lan1
■ 記述例
¶ ³
# interface pppoe0 over lan1
µ ´
■ パラメータ解説 interface pppoe0
インターフェイスとして「pppoe0」を設定します。
over lan1
物理インターフェイスとして「lan1」を設定します。
( 5 ) LAN0 インターフェイスを設定する
LAN0インターフェイスを設定します。工場出荷状態ではメディアタイプが「自動認識」、IPv4 アドレスが「192.168.0.1」と設定されていますので今回構成するネットワーク例ではLAN0イ ンターフェイスの設定は不要です。
( 6 ) NAPT を設定する
NAPTはIPv4にのみ対応しています。IPv6でインターネットに接続した場合でも、LAN内のプ ライベートアドレスはIPv4のものになります。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ
対象プライベートIPアドレス範囲 192.168.0.0〜192.168.255.255 インターフェイス pppoe0
■ 記述例
¶ ³
# nat napt add private 192.168.0.0-192.168.255.255 interface pppoe0
µ ´
■ パラメータ解説
nat napt add private 192.168.0.0-192.168.255.255
NAPTの対象プライベートIPアドレス範囲として「192.168.0.0-192.168.255.255」 を設定します。
interface pppoe0
続けて、NAPTを使用するインターフェイスとして「pppoe0」を設定します。
設定項目 パラメータ インターフェイス pppoe0
■ 記述例
¶ ³
# connect pppoe0
µ ´
■ パラメータ解説 connect pppoe0
接続するPPPoEインターフェイスとして「pppoe0」を設定します。
( 8 )設定を保存する
すべての設定が終了したら、save-toコマンドにより設定内容を保存します。詳細は、ó[6.3.1 設定内容の保存・読込・取得¤ ¡
£P.62¢]をご覧ください。
以上で、PPPoEを使用する場合の設定は完了です。変更した設定はバックアップをとっておく
ことをお勧めします。