第 7 章 ネットワークでの利用例 81
7.3 LAN 内のサーバをインターネットに公開する
7.3.3 サーバを LAN 内からグローバルアドレスで参照する
インターネット インターネット インターネット インターネット
LAN側 プライベートアドレス
192.168.0.1 グローバルアドレス
10.0.0.1
プライベートアドレス
192.168.0.3 プライベートアドレス 192.168.0.4 プライベートアドレス
192.168.0.2 グローバル アドレスゾーン
静的NAT 172.16.0.2:192.168.0.2
LAN0側割り当てネットワーク
(グローバルアドレス)
172.16.0.0/29
アドレス対応 ×
wwwサーバ グローバルアドレス
172.16.0.2
○
※ 本節では説明のため、「10.0.0.0〜10.255.255.255」「172.16.0.0〜172.16.255.255」までのアド レスをグローバルアドレスとして表現しています。
設定の流れ
( 1 )
静的NATを設定するNATの対象とするプライベートアドレス、それに対応づけるグローバルアドレスを設定します。
( 2 )
NAPTを設定するNAPTのアドレス変換の設定をします。
( 3 )
Reflection NATを設定するReflection NATを行うインターフェイスを設定します。
( 1 )静的 NAT を設定する
SEILに管理者アカウントでログインし、外部に公開するサーバのプライベートアドレスとグロー バルアドレスの設定を行います。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ プライベートIPアドレス 192.168.0.2
グローバルIPアドレス 172.16.0.2 インターフェイス pppoe0
■ 記述例
¶ ³
# nat static add 192.168.0.2 172.16.0.2 interface pppoe0
µ ´
■ パラメータ解説
nat static add 192.168.0.2 172.16.0.2
NATの対象とするプライベートIPアドレスとして「192.168.0.2」を、そのプライ ベートIPアドレスに対応づけるグローバルIPアドレスとして「172.16.0.2」を設定 します。
interface pppoe0
続けて、NATを使用するインターフェイスとして「pppoe0」を設定します。
( 2 ) NAPT を設定する
192.168.0.3等のホストが、サーバ側から見てグローバルアドレスであるように見せかけるため、
NAPTのアドレス変換の設定をします。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ
プライベートIPアドレス範囲 192.168.0.0〜192.168.255.255 インターフェイス pppoe0
■ 記述例
¶ ³
# nat napt add private 192.168.0.0-192.168.255.255 interface pppoe0
µ ´
■ パラメータ解説
interface pppoe0
続けて、NAPTを使用するインターフェイスとして「pppoe0」を設定します。
( 3 ) Reflection NAT を設定する
NAT/NAPTにおいて、lan0側で跳ね返る(reflection)ことができるように設定します。以下の設 定を行ってください。
設定項目 パラメータ インターフェイス lan0
■ 記述例
¶ ³
# nat reflect add interface lan0
µ ´
■ パラメータ解説
nat reflect add interface lan0
Reflection NATを使用するインターフェイスとして「lan0」を設定します。
( 4 )設定を保存する
すべての設定が終了したら、save-toコマンドにより設定内容を保存します。詳細は、ó[6.3.1 設定内容の保存・読込・取得¤ ¡
£P.62¢]をご覧ください。
以上で、Reflection NATを用いて、静的NATで公開したサーバをLAN内部からグローバルア
ドレスで参照する場合の設定は完了です。これにより外部、内部どちらからでも192.168.0.2の
Webサーバへ10.0.0.1でアクセス可能となります。変更した設定はバックアップをとっておく
ことをお勧めします