第 7 章 ネットワークでの利用例 81
7.2 IPv4 ネットワークを経由して IPv6 ネットワークに接続する
7.2.1 IPv6 over IPv4 tunnel を使って接続する場合
SEIL B
SEIL A
IPv IPvIPv IPv 4444 インターネット インターネットインターネット インターネット IPv
IPv
IPvIPv 6666トンネルトンネルトンネルトンネル
トンネルアドレス z:z:z::1 IPv4アドレス
10.0.1.1
トンネルアドレス z:z:z::2 IPv4アドレス
10.0.2.2
ネットワークB IPv6ネットワーク
y:y:y::/48
ネットワークA IPv6ネットワーク
x:x:x::/48
※ 本節では説明のため、「10.0.0.0〜10.255.255.255」「172.16.0.0〜172.16.255.255」までのアド レスをグローバルアドレスとして表現しています。
※「x:x:x::/48」、「y:y:y::/48」、「z:z:z::1」、「z:z:z::2」、「IPv4アドレス」は、ご加入のプロバイダより 配布されたアドレスをご利用ください。
設定の前に、「ó[6.3.5接続確認¤ ¡
£P.64¢]」を参考にして、SEIL A(10.0.1.1)とSEIL B(10.0.2.2) の間で通信ができることを確認しておいてください。
設定の流れ
( 2 )
SEIL Aの静的ルーティングを設定するIPv6経路をトンネルへと向かわせるため、静的ルートを変更します。
( 3 )
SEIL Aの設定を保存する すべての設定を保存します。( 4 )
SEIL Bのトンネルインターフェイスを設定するトンネルアドレスとして、IPv4アドレスとIPv6アドレスを設定します。
( 5 )
SEIL Bの静的ルーティングを設定するIPv6経路をトンネルへと向かわせるため、静的ルートを変更します。
( 6 )
SEIL Bの設定を保存するすべての設定を保存します。
設定手順
( 1 ) SEIL A のトンネルインターフェイスを設定する
SEIL AとなるSEILに管理者アカウントでログインし、IPv4アドレスのトンネルアドレスを設
定します。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ トンネルインターフェイス tunnel0
始点IPアドレス 10.0.1.1
終点IPアドレス 10.0.2.2
■ 記述例
¶ ³
# interface tunnel0 tunnel 10.0.1.1 10.0.2.2
µ ´
■ パラメータ解説 interface tunnel0
トンネルインターフェイスとして「tunnel0」を設定します。
tunnel 10.0.1.1 10.0.2.2
続けて、トンネルの始点IPアドレスとして「10.0.1.1」を、終点IPアドレスとして
「10.0.2.2」を設定します。
トンネルインターフェイスにIPv6アドレスを設定します。以下の設定を行ってください。
インターフェイス tunnel0
IPアドレス z:z:z::1
対向ルータのIPアドレス z:z:z::2
■ 記述例
¶ ³
# interface tunnel0 add z:z:z::1 remote z:z:z::2
µ ´
■ パラメータ解説 interface tunnel0
インターフェイスとして「tunnel0」を設定します。
add z:z:z::1 remote z:z:z::2
続けて、インターフェイスのIPアドレスとして「z:z:z::1」を、対向ルータのIPアド レスとして「z:z:z::2」を設定します。
※ 実際には「z:z:z::1」「z:z:z::2」は入力できません。ご加入のプロバイダより配付されたIPv6 アドレスをご利用ください。
( 2 ) SEIL A の静的ルーティングを設定する
IPv6 通信をトンネル経由で行うため、IPv6経路をトンネルへと向かわせます。以下の設定を 行ってください。
設定項目 パラメータ
送信先ネットワークまたはホストのIPアドレス y:y:y::/48 対向ルータのIPアドレス z:z:z::2
■ 記述例
¶ ³
# route6 add y:y:y::/48 z:z:z::2
µ ´
■ パラメータ解説
route6 add y:y:y::/48 z:z:z::2
送信先ネットワークまたはホストのIPアドレスとして「y:y:y::/48」を設定します。さ らに、対向ルータのIPアドレスとして「z:z:z::2」を設定します。
※ 実際には「y:y:y::/48」「z:z:z::2」は入力できません。ご加入のプロバイダより配付された IPv6アドレスをご利用ください。
※ 対向ルータのIPアドレスの代わりに、インターフェイス(tunnel0)を設定することもでき ます。その場合、トンネルインターフェイスにIPv6アドレスを設定する必要はありません。
( 3 ) SEIL A の設定を保存する
すべての設定が終了したら、save-toコマンドにより設定内容の保存をします。詳細は、「ó
[6.3.1設定内容の保存・読込・取得¤ ¡
£P.62¢]」をご覧ください。
以上で、SEIL A側のトンネルの設定は完了です。変更した設定はバックアップをとっておくこ
とをお勧めします。
( 4 ) SEIL B のトンネルインターフェイスを設定する
SEIL BとなるSEILに管理者アカウントでログインし、IPv4アドレスのトンネルアドレスを設
定します。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ トンネルインターフェイス tunnel0
始点IPアドレス 10.0.2.2
終点IPアドレス 10.0.1.1
■ 記述例
¶ ³
# interface tunnel0 tunnel 10.0.2.2 10.0.1.1
µ ´
■ パラメータ解説 interface tunnel0
続けて、トンネルの始点IPアドレスとして「10.0.2.2」を、終点IPアドレスとして
「10.0.1.1」を設定します。
トンネルインターフェイスにIPv6アドレスを設定します。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ インターフェイス tunnel0
IPアドレス z:z:z::2
対向ルータのIPアドレス z:z:z::1
■ 記述例
¶ ³
# interface tunnel0 add z:z:z::2 remote z:z:z::1
µ ´
■ パラメータ解説 interface tunnel0
インターフェイスとして「tunnel0」を設定します。
add z:z:z::2 remote z:z:z::1
続けて、インターフェイスのIPアドレスとして「z:z:z::2」を、対向ルータのIPアド レスとして「z:z:z::1」を設定します。
※ 実際には「z:z:z::1」「z:z:z::2」は入力できません。ご加入のプロバイダより配付されたIPv6 アドレスをご利用ください。
( 5 ) SEIL B の静的ルーティングを設定する
IPv6 通信をトンネル経由で行うため、IPv6経路をトンネルへと向かわせます。以下の設定を 行ってください。
設定項目 パラメータ
送信先ネットワークまたはホストのIPアドレス x:x:x::/48 対向ルータのIPアドレス z:z:z::1
■ 記述例
¶ ³
# route6 add x:x:x::/48 z:z:z::1
µ ´
■ パラメータ解説
route6 add x:x:x::/48 z:z:z::1
送信先ネットワークまたはホストのIPアドレスとして「x:x:x::/48」を設定します。さ らに、対向ルータのIPアドレスとして「z:z:z::1」を設定します。
※ 実際には「x:x:x::/48」「z:z:z::1」は入力できません。ご加入のプロバイダより配付された IPv6アドレスをご利用ください。
※ 対向ルータのIPアドレスの代わりに、インターフェイス(tunnel0)を設定することもでき ます。その場合、トンネルインターフェイスにIPv6アドレスを設定する必要はありません。
( 6 ) SEIL B の設定を保存する
すべての設定が終了したら、save-toコマンドにより設定内容の保存をします。詳細は、「ó
[6.3.1設定内容の保存・読込・取得¤ ¡
£P.62¢]」をご覧ください。
以上で、SEIL B側のトンネルの設定は完了です。変更した設定はバックアップをとっておくこ
とをお勧めします。