第 7 章 ネットワークでの利用例 81
7.5 MAC アドレスによるフィルタリングを行う
7.5.1 MAC アドレスの個別設定
( 1 )
MACアドレスフィルタを設計するどの機器からのパケットを許可するかを決めます。
( 2 )
MACアドレスフィルタを設定する設計に基づき、MACアドレスフィルタの設定を行います。
( 3 )
設定を確認する設定が正しくなされているか確認します。
( 4 )
設定を保存するすべての設定を保存します。
設定手順
( 1 ) MAC アドレスフィルタを設計する
次のようなアクセス制限を行うものとします。
A. コンピュータA(00:11:22:33:44:55)から外部への通信を許可する B. コンピュータB(00:aa:bb:cc:dd:ee)から外部への通信を許可する
C. コンピュータA、コンピュータB以外の機器から外部への通信は遮断する
※ MACアドレスフィルタは設定された順番で評価されます。よって、C.のフィルタが最初に 設定されていると、全てのパケットが遮断されてしまいその後に設定されたA.やB.のフィ ルタが評価されないことになります。
※ MACアドレスフィルタはlan0インターフェイスで受信したパケットでのみ評価されます。
lan0インターフェイスへの出力や、lan1インターフェイスから受信したパケットに対して 適用することはできません。
※ MACアドレスフィルタはEthernetフレームのうち、送信元MACアドレスのみを検査する ことができます。送信先MACアドレスや、Ethernetタイプなどを元に判定を行うことはで きません。
( 2 ) MAC アドレスフィルタを設定する
MACアドレスフィルタの設計が完了すると、次はMACアドレスフィルタの設定を行います。
MACアドレスフィルタは、設定された順番で評価されます。このため、設定を行う順番はA.か らC.の順番で行うこととします。
SEILに管理者アカウントでログインし、A.のフィルタを追加します。以下の設定を行ってくだ さい。
設定項目 パラメータ フィルタ名 pcapass アクション pass 送信元MACアドレス 00:11:22:33:44:55
ログの取得 off
■ 記述例
¶ ³
macfilter add pcapass action pass src 00:11:22:33:44:55 logging off
µ ´
■ パラメータ解説
macfilter add pcapass
フィルタ名として「pcapass」を設定します。
action pass
続けて、アクションとして、条件に合致したパケットを許可するため「pass」を設定 します。
src 00:11:22:33:44:55
続けて、送信元MACアドレスとして「00:11:22:33:44:55」を設定します。
logging off
続けて、ログの取得は行わないため「off」を設定します。
B.のフィルタを設定します。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ フィルタ名 pcbpass アクション pass 送信元MACアドレス 00:aa:bb:cc:dd:ee
ログの取得 off
■ 記述例
¶ ³
macfilter add pcbpass action pass src 00:aa:bb:cc:dd:ee logging off
µ ´
■ パラメータ解説
続けて、アクションとして、条件に合致したパケットを許可するため「pass」を設定 します。
src 00:aa:bb:cc:dd:ee
続けて、送信元MACアドレスとして「00:aa:bb:cc:dd:ee」を設定します。
logging off
続けて、ログの取得は行わないため「off」を設定します。
C.のフィルタを設定します。以下の設定を行ってください。
設定項目 パラメータ フィルタ名 allblock アクション block 送信元MACアドレス any
ログの取得 off
■ 記述例
¶ ³
macfilter add allblock action block src any logging off
µ ´
■ パラメータ解説
macfilter add allblock
フィルタ名として「allblock」を設定します。
action block
続けて、アクションとして、条件に合致したパケットを遮断するため「block」を設定 します。
src any
続けて、全ての送信元MACアドレスを対象とするため「any」を設定します。
logging off
続けて、ログの取得は行わないため「off」を設定します。
( 3 )設定を確認する
以上の設定が終了したら、show status macfilterコマンドにてMACアドレスフィルタの動作情 報を確認します。詳細はコマンドリファレンスをご覧ください。
¶ ³ show status macfilter
µ ´
( 4 )設定を保存する
すべての設定が終了したら、save-toコマンドにより設定内容の保存をします。詳細は、 ó
[6.3.1設定内容の保存・読込・取得¤ ¡
£P.62¢]をご覧ください。
以上でMACアドレスフィルタの設定は完了です。変更した設定内容はバックアップをとってお くことをお勧めします。