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Oやる(煙草または飴を与・える)

ドキュメント内 方言の諸相 : 『日本言語地図』検証調査報告 (ページ 184-188)

表6

A

B C

D

1 澱㊥ 湊恥 凋⑧τ

1

2

⑧マ τ 了

3

湊 1

i

1

4

㈱⑧

丁 T γ

5

E 1 ⁝

6 醗⑧

1 ︸

1

7

γ 了

T

8 湊⑧

損涙⑧

臼〕 [丁]

[n

9

撰⑤ 凝⑱

1 E

1⑪

㈱⑧

γ

11

T γ

12

13

*⑨ *⑧

14

(⑨〉*

15

損 ⁝

1

1

16

損㈱(⑤) 損㈱(⑧)

r f r

ユ7

γ 丁 γ

18

19

了 下 丁

20 損 ⑧

了 γ 丁

21

γ 了

Y

22 演 o

23

損 丁 γ ご

24

瞬⑧

㊥下 ⑧了

25

τ T Y

26

湊 ﹁

1 ﹁

27

丁 γ γ

28 損(⑧) 頓(㊥)

T

29

⑳⑧

30 凝⑭ 湊⑤

γ 1

31 濁⑱ 摸⑧

γ γ

32 T

γ

T

33 覆⑧ 挨⑧

τ

34

35

γ 了 γ

36 頓 ㊥ 損 ロ

γ

37 ⑳  ⑧

寧1 *i *1

38 ⑳  ⑧ ㈱  ⑧ 1

γ

39

㈱⑳γ

γ

γ

γ

40 ⑳  ⑧

γ γ

41

1 ⑧

丁 τ マ

42

γ T 了

43

γ ご γ

.44

了 τ

45

1

1

46

τ

47 ⑳  ⑧

㈲ ④ i 1

48 凝 (國 撲 (糊〉

r

49 誤  ⑧ 醗  ⑬

50

1

1

i

5玉

⑧*

52

¥ 下 γ

53

1

54

γ

γ

55

撰 (的 γ

γ

56

τ τ τ

178 地域差と場面差

 DE(ドーデスカ)など。

⑦とげ(言上)一項9番号(3)・パターン〈Ila>一

⑳人吉寄りの地域では全場面でセバリまたはセビラを,八代寄りの地域では全  旧記でシェラを用いる傾向が認められる。すなわち,地域差が顕著で場面差  が臼立たない。

⑯帯グラフを見ると,共通語形の使鶏率には,ABC/DEの傾向が認められ  るが,それぞれの言言形の各場面における使用率に,顕著な差は認められな

 い。

⑧全場薗で同一の埋弓形を用いると答えた地点は28塘点である(地点番号2・

 6・10・12・13・14・15・16e18・19・26・28・30・31・32・33・34・36・

 38・40・41・42・49・50・51・52・53・55)。これに対して,下位場爾の鯉言  形を上位場面で共通語形に言いかえた地点は15地点である(地点番号3・

 5・7・11・17・22・25・27・29・37・43・44・45・46・54)。そのほか,1・

 24・48・56の地点にも埋二形→共通語形の傾向が認められる。

⑳クイは入二二付近の地域(地点番号3・4・5)では比較的下位の場顧に用  いられるが,23の地点ではシェラよりも上位の場薦で用いられており,注口  される(すなわち,より文化的な地域の狸雷形を上位場颪に採り入れたとい  う点で,後述の「つむじ」やfめんこ」の項目に通ずるところがある)。

⑳XH本言語地図盈との関係。九州北部には各種の語形が錯綜分布する。熊本  察南部では,八代寄りの地域でシェラが優勢であり,乙吉寄りの地域には,

 クイ,セビラ,シェバリ,ソゲラ,イゲ,ヘゲなどが一定の領域をもたず点  筏する。鹿児島県はほぼソゲー色である。なお,「胴」の図では,熊本累はイ  ゲ,鹿児島漿はイゲまたはクイであり,両県では「裂片」と「索引が,ほぼ  明確に区溺されている。これに対して,調査地域に隣接する三崎県南部では  「裂片」と「刺」の両方にクイが見られ,両者の区別が曖昧であることがわ  かる。グロットグラムにおいて,人吉寄りの地域で各種の語形が混在する傾  向があるのは,『臼本言語地図』における「裂片」の図の分布状況と並行的関  係にあると言える。

2。第一次調査く藷彙編) 179

Yセバリ 噛ソゲラ

目シェがV

A トゥイ

・無園答

〈〉古

凡例

⑧ シエラ

Y セビラ

⑱ ソゲ

m クイ 1 トゲ

。稀

[}新

D E B C

0

A

10 Q0 R0 S0 T0 U0

V0

W0 X0

脇シェラ

E三コセバリ・セビラ

圏その他

[コトゲ

表7 とげ(裂片う

A

B C

D

1

留> 1 i 1 1 1

2

v Y v v v

3

︸ ﹇

4 Y  !h

爪 Y

Y ㊨ Y ㊧

5

m 1

1

6 v Y v v v

7 賀〉[日 ぐr>[B (Y) 1

⁝ i

8

v v v V1

9

〈Y) 1

Y Y Y Y

10 Y Y Y Y Y

王1

Y

1

Y 1

1

12 Y Y Y Y Y

13 Y Y Y Y Y

14 Y Y Y Y Y

15 Y Y Y Y Y

16 Y Y Y Y Y

17

Y Y

9

18

B α

19 v Y v v Y

20 Y ㈱

6δ i

21 ⑱ ぐゆ

22

φ E 1

23

24

⑧  1 ⑭  i

25

26

Y Y Y Y Y

27 ⑱  i

5  

1

28

29

Y 1 1

30

31

32

33

3嘆

35

(⑲) H

36

37

⁝ i

38

39 κ N

40

殿

42

壌3

(㊥) 1

嘆4

︸ 1

45 ⑨ (D (⑧) 1

1 ︸

46

1

E

47 N

48

⑳ (D ㊥ G)

49

50

51

52

53

5喋 1

55

56 ㊥ (D ④ (D

Z80 地域差と場瞭差

⑧はぐき(歯茎)一項目番号(15)・パターン〈IIb>一一

⑧入吉寄りの地域では全場面バグキ・またはハブキ・を,八代寄りの二二では二二  面ハギシを朋いる傾向が認められる。すなわち,「とげ」(裂片〉の項臼と同  様に,地域差が顕著で場面差が掻立たない。

幽帯グラフに見られるように,倥二形,共通語形ともに場面差はほとんど認め  られない。しかし,きわめてわずかではあるが,埋弓形ハギシは上位場麟に  進むにしたがって使朋率が減少し,かわって共通語形のバグキの使用率が増  加する。一方,ハブキは樫忘形でありながら上位場面に進むにつれて使粥率  がわずかずつ増加し,注1ヨされる(A−12%・B−15%・C−17%・D−19%・

 E−210%).

⑧全場懸バグキのみを答えた地点数は12,全場爾ハプキのみが3,瞬バグチの  みが1(地点番号13),同バクギが1(地点番号31),また,全場面ハギシの  地点数が14である。すなわち,全場面を同一の語形のみでとおした地点数は  合計31である。それ以外の25地点については,何らかの場爾差が認められ  るが,このうち,最も多いのは下位場面のハギシを上位場面でバグキと言い  かえたもので計9地点,次いでハギシ→ハブキの4地点,以下,ドテ→ハブ  キが2地点,その他のタイプが各1地点である。すなわち,場面間で言いか  えたものについては,下位場面のハギシをより上位の場面でバグキまたはハ  ブキに切りかえたものが大部分となる。

㊥以上の結果から,この地域では,ハギシよりもバグキまたはハブキの文体的  価値が高いという意識がわずかに認められると言える。一方,バグキとハブ  キの関係については,両語形の地理的・場面的分布状況から見て,この地域  では両形を別々の語形と意識する傾向がきわめて弱いのではないかと考えら  れる(わずかに,地点37と48とで二形の識別意識が認められる)。

⑧ハギシが浬言形でありながら多くの地点で上位場面にも用いられる要因とし  て,一つにはハギシが共通語形のバグキと音形が類似しているために高言臭  が少ないのではないかと思われること,また,ハギシが「歯の生えている岸」

 であるとの語源意識に支えられてバグキよりも安定性を有しているのではな  いかと考えられること,などを指摘しておきたい。

第一次調査(語彙編) 181

2

や ハギク

rハクキ

V バグチ

∠ クキ

・無回答

〈〉古

⑧ ハギシ 1 バグキ

T バクギ 9 ハブキ

^ ドテ

。 稀

[]新

D

E

ドキュメント内 方言の諸相 : 『日本言語地図』検証調査報告 (ページ 184-188)