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COBOLアプリケーションのライブラリの作成(Windows(R)の場合)

ドキュメント内 バッチ開発ガイド (ページ 154-158)

第 6 章 バッチアプリケーションのテスト環境への配備

6.1 COBOLアプリケーションの配備

6.1.4 COBOLアプリケーションのライブラリの作成(Windows(R)の場合)

バッチアプリケーションのビルド

修正したビルド制御文(Makefile)をテスト環境へ転送後、ターゲットビルド機能を使用してバッチアプリケーションをビルドします。

ターゲットビルドの詳細は、NetCOBOLのマニュアルを参照してください。

NetCOBOLを利用したCOBOLアプリケーション開発の詳細については、NetCOBOLのマニュアルを参照してください。

NetCOBOLを利用したCOBOLアプリケーション開発では、アプリケーション資産をプロジェクトとして管理します。バッチアプリケーショ ンのプロジェクトは、以下のアプリケーション資産をプロジェクトに取り込む必要があります。

・ COBOLプログラム

- バッチアプリケーションのソースプログラム

- COBOL実行基盤インタフェース

- サブプログラム

サブプログラムの取り込みは、サブプログラムが存在する場合だけです。

・ COBOL登録集

- 入力パラメタを設定したCOBOL登録集

入力パラメタを設定したCOBOL登録集の取り込みは、バッチアプリケーションに入力パラメタが存在する場合だけです。

- バッチ実行基盤が提供しているCOBOL登録集(INVALID_MARKER.cblなど)

バッチ実行基盤が提供しているCOBOL登録集の取り込みは、バッチアプリケーションでバッチ実行基盤が提供しているCOBOL 登録集を使用している場合だけです。

- 利用者が作成したCOBOL登録集

6.1.4.1 バッチアプリケーションライブラリの作成( Windows(R) の場合)

バッチアプリケーションを作成するために、NetCOBOLのプロジェクト管理機能を使用し、プロジェクトを作成します。

作成したプロジェクトに対し、以下の作業を行います。

・ 翻訳オプションの設定

・ リンクオプションの設定

・ 最終ターゲットファイル名の追加

・ COBOLソースファイルフォルダの作成とCOBOLソースファイルの追加

・ 登録集ファイルフォルダの作成とCOBOL登録集の追加

・ COBOL実行基盤インタフェースソースファイルの翻訳

・ オブジェクトファイルフォルダの作成とオブジェクトファイルの追加

・ サーバアプリケーションのビルド

・ プロジェクトの作成方法の詳細は、NetCOBOLのマニュアルを参照してください。

翻訳オプションの設定

プロジェクトで管理するソースファイルを翻訳するときに有効になる翻訳オプションを設定します。スレッドモードのバッチアプリケーショ ンを作成する翻訳オプションTHREAD(MULTI)が必要です。

バッチ実行基盤で動作するバッチアプリケーションでは、以下の翻訳オプションを設定しないでください。

・ NOALPHAL

・ BINARY(WORD,MLBOFF)

・ BINARY(BYTE)

・ ASCOMP5(ALL)

・ ASCOMP5(BINARY)

・ ASCOMP5(COMP)

リンクオプションの設定

プロジェクトで管理するソースファイルを翻訳後、DLLを作成するときに有効になるリンクオプションを指定します。バッチ実行基盤で動 作するバッチアプリケーションを作成する場合は、バッチ実行基盤が提供する以下のライブラリをリンクする必要があります。

libapfwcdrcobol.lib libapfwcblconv.lib

これらバッチ実行基盤が提供するライブラリは、“Interstage Job Workload Server 開発環境パッケージ”をインストールしたシステムの以 下のフォルダに格納されています。

Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\BAS\lib\

最終ターゲットファイル名の追加

最終ターゲットファイルに、ライブラリ名を登録します。ライブラリ名は、アプリケーション情報入力ファイルのlibraryタグに設定したライブ ラリ名を登録してください。

COBOLソースファイルフォルダの作成とCOBOLソースファイルの登録

最終ターゲットファイルであるライブラリに対して、COBOLソースファイルフォルダを作成します。作成したフォルダに以下を登録しま す。

・ COBOL実行基盤インタフェース

・ バッチアプリケーション

・ サブプログラム

COBOL実行基盤インタフェースとバッチアプリケーションは、合わせて1つのバッチアプリケーションであるため、それぞれを個別のラ

イブラリとして作成しないでください。必ず、同じ最終ターゲットファイルのCOBOLソースフォルダに登録してください。

登録集ファイルフォルダの作成とCOBOL登録集の登録

プロジェクトのCOBOLソースファイルに対して登録集ファイルフォルダを作成します。作成したフォルダに以下のCOBOL登録集を登 録します。

・ 入力パラメタを設定したCOBOL登録集

・ バッチ実行基盤が提供しているCOBOL登録集

・ 利用者が作成したCOBOL登録集

バッチ実行基盤では、以下のCOBOL登録集を提供しています。

・ INVALID_MARKER.cbl

入力パラメタが未設定かどうかを判定するCOBOL登録集です。

バッチ実行基盤が提供しているCOBOL登録集は、“Interstage Job Workload Server 開発環境パッケージ”をインストールしたシステム の以下のディレクトリにあります。

Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\BAS\copy

COBOL実行基盤インタフェースソースファイルの翻訳

COBOL実行基盤インタフェースソースファイルを翻訳し、オブジェクトファイルを生成します。

翻訳の手順の詳細は、“NetCOBOL 使用手引書”の“プログラムの翻訳”を参照してください。

オブジェクトファイルフォルダの作成とオブジェクトファイルの追加

最終ターゲットファイルに対してオブジェクトファイルフォルダを作成します。作成したオブジェクトファイルフォルダに、COBOL実行基 盤インタフェースソースを翻訳して生成されたオブジェクトファイルを追加します。

バッチアプリケーションのビルド

NetCOBOLのビルド機能を利用してバッチアプリケーションをビルドします。

ビルドの詳細は、“NetCOBOL 使用手引書”の“プロジェクトのビルド・リビルド”を参照してください。

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