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ファイルの事前容量チェック機能の使用方法

ドキュメント内 バッチ開発ガイド (ページ 85-88)

2.4 ファイル管理機能

2.4.4 ファイルのNetCOBOL連携機能

2.4.5.2 ファイルの事前容量チェック機能の使用方法

ファイルの事前容量チェックを行うファイルシステムにおいて、ファイルの使用容量を指定しないジョブが使用したファイルの容量は、

論理的な容量に反映されません。同時に実行される他のジョブの動作時にファイル容量不足が発生するなどの影響がでる場合があり ます。

資源定義の設定手順については、“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”の“資源定義設定ダイアログ”を参照してくださ い。

ファイルの事前容量チェック機能を使用しない場合

ファイルの事前容量チェック機能を使用しない場合には、以下の2つがあります。

・ ジョブで、ファイルの事前容量チェック機能を利用しない場合

ジョブで、ファイルの事前容量チェック機能を利用しない場合は、ファイルシステム設定ファイルに設定されていないファイルシス テムを使用してください。

資源定義に、ファイルシステム設定ファイルに設定されていないファイルシステムのファイルを指定します。

・ ファイルの事前容量チェック機能全体を無効にして運用する場合

ファイルの事前容量チェック機能全体を無効にして運用する場合は、バッチ実行サービス用チューニングファイルに指定します。

ファイルの事前容量チェック機能を無効にする場合については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“ファイルの事 前容量チェック機能の設定”を参照してください。

2.4.6 ファイルの世代管理機能

バッチジョブが実行時に作成するファイル資源のバックアップを保存し、ファイルの世代を管理します。世代の管理を行うファイルを“世 代ファイル”と呼びます。

世代ファイル名

世代管理を行うファイルの総称を“世代ファイル名”と呼びます。

世代ファイル名は、実際のファイル名ではなく、ファイルの世代管理機能を使用する場合に使用する仮想的なファイル名です。

世代ファイル名の長さは“255-(インストールディレクトリ名の長さ+60)”以下になるように設定してください。

世代ファイル名と実際のファイル名の関係

ファイルの世代管理機能は、バッチジョブが新規に作成するファイルに対して世代ファイル内で一意の番号(“絶対世代番号”と呼び ます)を割り振って各世代のファイルを管理します。

・ 実際のファイル名は、世代ファイル名の末尾にピリオドで‘G’+絶対世代番号が付加されます。

世代ファイル名“fileA”の最新世代の絶対世代番号が“2”の場合、実際のファイル名は以下の名前になります。

fileA.G0002 … 最新世代 fileA.G0001 … 1世代前 fileA.G0000 … 2世代前

・ メッセージの可変情報やジョブログへ出力する資源情報には、実際のファイル名をそのまま出力します。

2.4.6.1 ファイルの世代管理機能の使用方法

ファイルの世代管理機能の使用方法について概要を説明します。

世代ファイルの設計

世代ファイルを使用した運用を考慮して、世代ファイル情報の設計を行います。

世代ファイルの設計については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド“の“世代ファイルの設計”を参照してください。

世代ファイルの登録

世代ファイルを使用するには、バッチ実行基盤のセットアップで、世代ファイルの属性情報(“世代ファイル情報”と呼びます)を登録す る必要があります。

世代ファイル情報の登録については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“世代ファイル情報の登録”を参照してく ださい。

世代ファイルの使用

ジョブで使用するには、バッチジョブ定義の資源定義に、世代ファイル名と、アクセスしたい世代(“世代番号”と呼びます)を指定しま す。

バッチアプリケーションは、資源名を指定して、任意の世代のファイルへアクセスすることができます。

ファイルの世代管理機能で世代を管理できるファイルは非一時ファイルだけです。一時ファイルの世代を管理することはできません。

ドキュメント内 バッチ開発ガイド (ページ 85-88)