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5. 適合性評価評議会

5.2 CAB に関する最新トピックス

5.2.1 CAB における作業グループの動き

CABは認証制度に関わる具体的な課題については、表14に示すようなWG、ahG、TFを設置し検討して いる。各WGなどの審議概要は、次の通り。

表14 CAB 関係WG/ ahG / TFの構成 CAB WG 10:CAB方針と戦略

CAB WG 11:システム課題 CAB WG 14:プロモーション CAB WG 17:サイバーセキュリティ

CAB WG 18 BizL (Business-watch master-list) CAB TF on Vademecum:ハンドブック → 解散

CAB ahG on CA in standards:規格内の適合性評価に関して → 解散 CAB ahG on Committee Rules:委員会ルール

IEC-CAB/ILAC Steering Committee: 運営委員会

(1) CAB WG 10:CAB方針と戦略

CABマスタープランの実施計画、方針及び戦略、リスクマネジメント、グリッドの検討などを担当するWGで 各委員から出されたIEC CAに関わる強み(Strengths)、弱み(Weakness)、機会(Opportunities)、脅威

(Threats)をまとめ、SWOT分析結果とともに、新たなIECマスタープラン及び実施計画に関して、IEC CA戦 略計画に対する推奨事項の検討、提案を2018年度総会までに提案することになっている。

(2) CAB WG 10:CAB方針と戦略

整合化基本ルール(HBR) 「IEC CA01 – IEC 適合性評価システムの基本ルール」の第2版及びIEC CAB 相互査察の原則(Policy of Peer Assessment Fundamentals)は承認、発行されたものの、残課題業務が 残っているため、以下の優先順位で見直すことになった。

- 独立した枠組みルール(2018年6月のCAB会議に最新情報を提供する)

- 人員の力量についての枠組みルールの整合化について(2018年6月のCAB会議に最新情報を提 供する)

- 適合性評価システム/会員機関の再承認プロセスと関係者を包含する共通プロセス(2018年6月の CAB会議で承認を目指す)

(3) CAB WG 14:プロモーション

「一つの規格、一回の試験結果をどこででも受け入れられる」ために、IEC CAシステムへの参加国の増加 や、仕組みの利用拡大を目指したプロモーション活動を担当している。

今後の傘下CAシステムとの連携も含めたプロモーションを踏まえて、新たなWG14の委託事項(Terms of Reference (ToR))が作成、提案され、一部の用語を修正したのち承認された。

(4) CAB WG 17:サイバーセキュリティ

10月のウラジオストクのWGにおいて、以下の様な議論があったことが報告された。

- どのエリア、どの標準化規格にサイバーセキュリティが必要か(今後マトリックスアプローチを検討、作 成し、優先順位を決めていく)

- サイバーセキュリティの認証スキームに関する議論

- サイバーセキュリティに関するリエゾン/コラボレーションについて(現状のCAシステムとは大幅に異な るため、他機関とのリエゾンを組むことを検討。欧州のサイバーセキュリティ委員会等にアプローチす ることも検討)

(5) CAB WG 18:BizL(Business-watch master-list)

将来に向けた新たな技術や事業領域において、早期に適合性評価サービスを開始できる様に、新規技術、

事業領域の調査を含めたMapの作成(Business-watch master-list)を推進するためにahGとして発足した。

BizLの活動は重要、かつ、継続して取り組むべき内容であることから、委員会ルール承認後にahGから WGに昇格し、WG 18となった。

WG 18への昇格にあわせて、2018年1月付のCABメンバー及びその代行メンバーに対して、新規WGコ

ンビーナ及びWGメンバーの募集が実施された。

(6) CAB TF on Vademecum:ハンドブック

CAB組織及びCABにおける活動等を、CAB新メンバーが活用できる様にハンドブック(Vade mecum: ラ テン語)として作成しているタスクフォースであり、本ハンドブックEd. 1.1発行承認要求を始めとし、7つの提案 が提出された。文書 IEC CA 01からIEC/ISO Directivesの参照を削除する提案のみ棄却され、他は承認さ れ本TFは解散した。

(7) CAB ahG on CA in standards:規格内の適合性評価に関して

ISO/IEC Directives Part 2において、規格開発(SD)の中に適合性評価(CA)の内容を含んではいけない ことが記載されている。しかし、ここに記載された内容だけではTC/SCにおけるCAの理解が得られないとの 判断から、CAに関する解説及び解釈を記載したガイダンスが作成された。このガイダンスは、CABウェブ ページのStanding Documentに掲載されるとともに、SMBの決議により、IEC TC/SCリソースエリアに掲載さ れ、本ahGは解散した。

(8) CAB ahG on Committee Rules:委員会ルール

CABにおける委員会ルール、会議ルール案を策定するアドホックグループであり、2018年6月のCAB会 議への提案を目標にルール案が作成されている。

(9) IEC-CAB/ILAC Steering Committee: 運営委員会

CABは、傘下WGとは別に、関連機関との共同作業班やリエゾン活動を進めている。IEC CAとILAC

(International Laboratory Accreditation Cooperation: 国際試験所認定機関協力機構)との間でも、この協 業が図られており、IECはILACと協力関係促進のための覚書を2005年に結び、IECEEとIECExが、覚書を 調印したILACメンバーと、共通のクライアントである試験所に対してJoint Assessments(合同評価)を行って きた。同様に、IECは2008年にIAF(International Accreditation Forum: 国際認定機関フォーラム)との覚書 を結び、製品認証に係る協力関係を促進してきた。また、これらの協力関係の更なる促進のためCAB/IAF Joint Technical Panel及びCAB/ILAC Joint Technical Panelが運営されてきた。これらの協力関係は、2009 年に新しいステージを迎え、IEC-ILAC-IAFという3つの機関で1つの覚書を結び、新しいモデルに基づく Unified Assessment(統一評価)を行っていくことで合意した。この合意内容を具体化するために、

IEC-ILAC-IAF Steering Committeeを設立することで合意し、前記の2つのJoint Technical Panelは廃止さ れた。新しいモデルによる統一評価(査察)では、共通の専門家プールを作り、査察員を二重に派遣すること を避けることとなる。2010年に1回目のSteering Committeeが上海にて開催されて以降毎年開催され、統一 査察ガイダンス文書の共同編集等を通じて統一評価の障害となり得る課題抽出とその解決策の審議が継続 して行われている。

5.2.2 CA システム委員会

CAB傘下には、IECEE(電気機器・部品適合性試験認証制度)、IECQ(電子部品品質認証制度)、IECEx

(防爆機器規格適合性認証制度)及びIECRE(再生可能エネルギー機器規格試験認証制度)の4つのシス テム委員会(表15)があり、それぞれ活動している。具体的な活動内容は、5.3~5.6参照。

表15 CAシステムの概要

IECEE IECQ IECEx IECRE

対象

電気機器・部品 電子部品 防爆機器 太陽光・海洋エネル ギー・風力発電シス テム

設立年 1985 1976 1996 2013

参加国 53 12 33 16

下部組織 CMC

(認証管理委員会)

MC

(認証管理委員会)

ExMC

(管理委員会)

REMC

(管理委員会)

国内委員会事務局 IECEE 国内審議委 員会(任意団体)

JQA TIIS JEMA

関連団体 JEITA 、 JEMA 、 JBMIA、JFMDA

JEITA、JPCA NECA、JEMIMA、

JLMA、JEMA

OEA-J、IEEJ、

JWPA、JPEA 国 内 認 証 機 関

(NCB)

JET、JQA、

TUV-RJP、UL Japan

JQA TIIS NK、JET、JQA、

AIST、TUV-RJP

NCB傘下 試験所

JET( 国 内 3 試 験 所)、JQA(国内外 4 試験所) 、TUV-RJP

( 国 内 外 34 試 験 所)、UL Japan(国内 3試験所)

TIIS NK、JET、JQA、

AIST、TUV-RJP

議長・副議長 近藤副議長(JQA)

5.3 IEC 電気機器・部品適合性試験認証制度(IECEE: IEC System of