(1)トークセッションの概要
開催日:2月14日(火)
セッションテーマ:「沖縄プロスポーツと地域共生」
スポーツアイランドとしての発展をめざす沖縄に本拠地を置くスポーツチーム 琉 球ゴールデンキングス、FC琉球、琉球コラソン。それぞれの球団に関わった関係者 を招き、その現状や、生み出す熱狂と地域との共生、活性化などにアングルを当て ながら、会場でのディスカッションを通じ、さらなる可能性や発展への方向性を探 っていきます。
登壇者:在沖スポーツチームインターン経験者3名
琉球ゴールデンキングス 大嶺 心(オオミネシン)
FC琉球 友利貴一(トモリキイチ)
琉球コラソン 新垣信明(アラカキノブアキ)
その他ゲスト
平良勝之氏(宮古島のキャンプ誘致活性化に実績)
エナジックゴルフアカデミー 渋谷 ヴァリュアブルセレクション(株)代表 大橋 武久 ファシリテーター:partizan代表 山崎祥之
<トークセッション概要>
■本⽇のテーマ「スポーツ×地域活性、地⽅創⽣」について
・スポーツ産業を核にすべく、恵まれた環境を有する沖縄で、プロスポーツの地域活性に、地 元沖縄の人々の主体的な取組み意欲及びプレーヤーの重要性について考えていきたい旨が伝 えられた。
■プロジェクト参加研修⽣3名を交えたトークセッション
・沖縄におけるスポーツマネジメント人材育成事業に関心を持ち、プロジェクトに参加した研 修生3名によるトークセッションが行われた。
・各人の参加動機や活動内容について述べた他、3名による定期情報交換会の様子などが説明 された。
■沖縄の地域活性の観点からパネリスト3名の紹介及びトークセッション
・キャンプ場誘致、ゴルフ場建設、トレーナー育成キャンプそれぞれを代表するパネリストた ちによるトークセッションが行われた。
述べられた。
・また、沖縄にはスポーツ医療の知見の高い人たちが多く、近隣アジア諸国も見据え、スポー ツ医療の拠点としての可能性が挙げられた。
・さらに、SiS OKINAWAは、日本の中でも沖縄だからこそ他の地域にはない強みを活かし、
県民の思いやスポーツに携わる人々の思いを一つにしていく役割を担っている旨が述べられ た。
・その後、プロジェクト参加研修生3名によるアメリカ海外研修の報告が行われた。
■総括
・沖縄独自の文化や観点から革命が生まれやすく、スポーツのエンタテインメントに注目し、
従来の体育の概念からの脱却を図ることができる旨、皆がハッピーになれるような風土が魅 力である旨が述べられ、無事閉会した。
(2)トークセッションの記録概要
■本⽇のテーマ「スポーツ×地域活性、地⽅創⽣」について
<山崎氏>
・スポーツを産業の核にしていくための環境としては、沖縄は恵まれている。
・沖縄プロスポーツの地域活性。沖縄の人は真剣にプロジェクトに取組む意欲があるのかどう か、プレーヤーの重要性について考えていきたい。
<大嶺>
・沖縄県スポーツマネジメント人材育成の第一期生としてプロジェクトに参加した。
・バスケットボール競技に長年携わる中で、琉球ゴールデンキングスに在籍しながら研修プロ グラムに参加した。
・普段は球団の一員として、営業活動をしている。
<友利>
・Jリーグ・FC琉球に入団後、けがのリハビリの最中、クラブ推薦によりプログラムに参加。
・サッカープレーヤーの立場から、フロントに転身し、クラブに貢献。運営、マネジメントな どに興味があり、将来的には幅広く携わっていきたい。
<新垣>
・ハンドボールの琉球コラソンで活動。人材育成事業に興味があったことから参加。
・主催試合時の集客は多い時で 1500 名から 1900 名ほど。チームを支える常勤スタッフ(アル バイト等)がいないため、試合運営や準備、後片付けなどの手伝いは、ハンドボール協会や ファン、選手たちも一丸となって活動。試合の時に支えてくれるボランティアの人員活用の 管理が課題として挙げられる。特にファンで手伝ってくれる方たちは、試合当日は試合が見 たいという希望もあり参加している。
<山崎>
・皆さん3名で定期的に週一回、意見交換・情報交換をなさっているそうですが、どんな雰囲 気で行っているのか。
<大嶺>
・一週間の活動状況について情報交換している。
<友利>
<新垣>
・他団体の運営を知ることで、自らの団体の改善点をみつめることに繋がり、球団のマニュア ルを作成したり、ミーティング資料等の充実を図った。
<平良>
・40数年前、巨人軍の野球教室を実施。宮古島の「島」の生存戦略として、プロ野球キャンプ の誘致で島の成長を牽引。プロ野球キャンプ、スポーツを通して、島の活性化に貢献してい る。
・沖縄は、平坦な地形と、温暖な気候、交通量も安定しており渋滞も少ないことから、マラソ ンに最適である。また、ゴルフ、ウォーキングなど自然とマッチしたスポーツをやっていけ ば、宮古島はもっともっと成長するスポーツアイランドだと思う。
<山崎>
・野球をやっていこうと気運を盛り上げるという部分と、一緒になってやってくれる人を捉ま えることは、夢を実現するためにはものすごく大切なステップですが、一緒に夢を見て動い てくれる人を巻き込んでいく部分は、どうだったのか。
<平良>
・宮古にも 20 代から 40 代の宮古青年会という青年層の集まりがあって、闊達な意見と、情熱 をもっているので、そういった組織があったので、またそうした環境があったからできた。
それから行政のきちっとした財政、応援と理解があったことも要因であったと思う。
<山崎>
・公式野球場や雨天練習場など、キャンプ地に求められるものとして、施設ハード面以外の要 求で何かあったのか。
<平良>
・ハード面以外はなかった。宮古の人たちはおもてなしが上手で、例えばトライアスロンの時 も、熱狂的な応援で島の人たちが 5000 名ほど、休業してでも応援するような下地がある。
・交通アクセスも良くなり、羽田からの直行便のほか、関西からの直行便もできた。6月には 名古屋からの直行便が出る。受け入れ施設、宿泊施設ができたのも大きい。
<山崎>
・魅力的なキャンプ地であり続けるための人材育成では、競技によって求められるものが違っ てきますが、その競技ごとのスペシャリストはいるのではないか。
<平良>
・指導者という点では大きな課題となっている。3年前にスポーツ推進協議会を民間と行政が
連携して作った経緯がある。野球もマラソンも陸上も、プロも高校生もアマチュアもあるた め、全てオール宮古として窓口を一本化して連携している。
<渋谷>
・地域のスポーツ振興を違った観点から支える活動をしている。
・ゴルフアカデミー、ゴルフ場の建設などを行っている。
・社会人野球を作ってトライアウトをすることになったのがきっかけで入社した。
<山崎>
・SiS OKINAWA のコンセプトの中で、沖縄がスポーツアイランドであるということの解釈の仕 方と、それに向かって頑張っているプレーヤーの中にどんな人たちがいるのかを、一度明確 にしたいという話があった。
・エナジックさんはチームを作らなかったら、実際、スポーツ人材が沖縄から外に出てしまっ ていたと思う。そのスポーツ人材をとどめることに成功したわけですが、これから先のスポ ーツ人材を沖縄にとどめるために目指していくことや、今後もこういったことを続けていこ うというようなポリシーについてはどうか。
<渋谷>
ゴルフ場の周辺にスポーツ関連施設を増やしていきたい。
<山崎>
・例えば東京なんかだと、野球に限らずスポーツを子供にさせることが割に合わないと言う親 が出てくるが、その弊害として体を動かす能力が落ちている。人がスポーツを通じて培う能 力が、スポーツ関係者と話をしていても、小学校の関係者と話をしていてもそうなのですが 落ちていると。沖縄に関してはどうか。
<渋谷>
・全国と同じように、正直なところは衰退傾向にあると思います。私自身の憶測も入っていま す。ただ、その中で、スポーツが与える感動もあると思います。2020 年東京オリンピックも 控えている中で、今後どういった形でスポーツに関わっていくのか。国民一体となって応援 していく。社会に対する貢献度も大きくなるのではないかと思う
<大橋>
・沖縄でプロのトレーナー、プロのスポーツ選手を集めてキャンプを実施。
・目的はトレーナー育成のため、世界で活躍しているプロのトレーナーを3名招いた。そのプ ロのトレーナーのもと、インターンシップとして現場で学んでもらった。
・沖縄という場所について、世界が沖縄に目を向ける機会を作るということは、次のステップ