サウスバイサウスウエスト(SXSW)は米国テキサス州オースチン市で毎年3月に開催される 音楽、映画、ビジネスのカンファレンスです。ここ数年は10万人近くが参加し、セションやワ ークショップは数千を超えています。命名のいわれは、アルフレッド・ヒッチコック監督の Norht by Northwest(邦題『北北西に進路をとれ』)にあるともされます。
独立系ミュージシャンのビジネス化に起源をもち、最近はインターネットビジネスに中心が 移っています。サムソンやマイクロソフト、IBMなどが周辺のビルやレストランを借り切っ て大がかりなイベントを開き、世界のトレンドリーダーへの情報発信の拠点としての役割をも 持ちつつあります。
ダボス会議(スイスのダボスで毎年開催)が世界のエスタブリッシュな(功なり名をなした)
人たちを象徴するカンファレンスであるに対して、SXSWはインディーズな(名もなき)人た ちの息吹が渦巻くストリートパフォーマンスステージといえるものです。
運営は、SXSW社が行っています(SXSW Holdings LLC とSXSW Holdings Incが共同 で運営)。SXSW社は、音楽、映画、ビジネスからさらに、ゲーム、エコロジー、スポーツに も対象を広げています。また、オースチンだけではなく、全米各地をツアーするイベントを開 催されています。
参加者は米国だけでなく世界各地から集まるようになっています。SXSWアジアが日本を含 むアジア圏へのプロモーションを行っています。
参加費は、すべてのプログラムに参加できるプラチナム以下、カテゴリーごとにわかれてい ます。プラチナムは15万円以上となり、かなりの高額です。招待以外で出展を行いたい場合 も参加費が必要です。
ただし、出展各社主催のアワードが無数にあり、アワード(コンテスト)へのエントリーは 数十米ドルから行えるものもあります。選考を通れば、旅費だけで、アワード上位入賞者とし てのプレゼンテーションに参加することができます。
SXSW社を中核に、運営の多くがオースチン在住のボランティアによってなされています。
また、開催期間中には近隣ホテルは一泊一室10万円近くにまで宿泊費が高騰します。そのた め、参加者の多くは、郊外に民泊をします。そして、拠点から会場までの移動は地元の白タク
(UberやLift)が使われます。開催期間、地元では、ボランティアだけでなく、多く の人がSXSWにかかわり、経済的恩恵を受けています。
ビジネスイベントとしての発展は、米国のベストビジネスシティーにも選らばれるオースチ ン市の経済的発展と深く結びついているとされます。オースチン市には、テキサス大学の本部 校があり、民間団体のIC2(アイシースクエアー)が中心となって、SXSWに先立つ197 7年ころからシリコンバレー、ボストン地域を模範とした知的産業の集積地域として開発が進 められてきました。
図︓参加費(2017 年 2 ⽉ 20 ⽇現在、開始が近づくと⾼くなります)
図︓出店の場合の参加費