第 4 章 業務評価と今後の課題
4. 1 情報環境機構
情報環境機構(以下,「機構」という.)は,2005年4月,京都大学の情報環境整備のための全学支援機構として発足,
8年が経過した.機構は,第一期中期で掲げた目標を着実に達成,全学の情報環境の整備,充実に大きく貢献して きた.今後,第二期中期においても大幅な運営交付金削減が予想される中,大学の教育研究,運営管理業務を発展,
維持にはICT技術の導入によりコスト削減を図ることが緊縛の課題であり,機構の役割はますます重要になって おり,これらの要請に応えるために2011年4月,IT企画室を設置した.
機構は,京都大学の教育・研究活動を支える情報環境基盤の充実・整備・推進のための全学組織であり,(1)全 学の情報基盤に関する企画・立案,整備,管理・運用,(2)多様な利用サービスの提供,(3)高度な情報技術,情 報活用能力を備えた人材育成である.
機構業務は,IT企画室,学術情報メディアセンター(以下,「メディアセンター」という.」(教員)と情報部(事 務・技術職員)で構成される.メディアセンターの教員は,センターにおける研究開発の成果に基づき業務を支援 し,情報部の事務・技術職員がサービス業務を担っている.
機構の管理運営体制として,機構長,副機構長を置き,機構の人事案件など重要事項を審議する「協議会」,全 学情報基盤の整備等に関する企画・立案等の機構業務に関する重要事項を審議する「情報環境整備委員会」を,ま た機構の運営に関する事項について機構長の諮問に応じる「情報環境機構運営委員会」を設けている.
機構は各種サービスを提供するため,これらのサービス毎にセンターの教員と情報部の職員および利用者代表で 構成する運用委員会(情報セキュリティ対策室は運営委員会)を設けており,同委員会において,サービス業務の 管理・運営,改善・方針等の検討がなされている.
これらの運用委員会での検討状況・検討結果は,月1回開催される情報環境機構運営委員会(構成員:機構長,
副機構長,各運用委員会委員長及び情報部長,各課長,各グループ長,陪席者:准教授)で報告され,機構として 各サービスの活動状況の把握と情報共有を図っている.また,機構運営委員会においては提起された懸案事項等を 検討課題一覧として取りまとめ,担当を明確化し,随時進捗状況についてチェックを行い,サービスの向上に努め ている.
4. 1. 1 学術情報メディアセンター
学術情報メディアセンター(以下,「メディアセンター」という)は,「情報基盤及び情報メディアの高度利用に 関する研究開発,整備及び運用を行い,教育研究等の高度化を支援するとともに,全国の大学その他の研究機関の 研究者等の共同利用に供する」ことを目的とした全国共同利用施設であり,2010年4月,学校教育法施行規則の 改正に伴い,東京大学を中核拠点として7大学情報基盤センターおよび東京工業大学の8センターでネットワーク 型の共同利用・共同研究拠点として認定された.
運営管理体制として,センター長,副センター長を置き,センターの重要事項を審議するための「協議員会」,
全国共同利用の運営に関する事項についてセンター長の諮問に応じる「全国共同利用運営委員会」を設けている.
協議員会は,その運営内規により,センターの教授をもって組織する「教員会議」に日常的な事項についての権 限を委任しており,教員会議は,毎月1回開催され,センターの教育・研究活動に関する事項について,審議を行 い対応している.また,全国共同利用サービスに関する重要事項については,全国共同利用運営委員会に諮問し,
意見を踏まえて決定しているが,日常の大型計算機システムの維持・管理等については,情報環境機構スーパーコ ンピュータシステム運用委員会,汎用コンピュータシステム運用委員会において検討し,管理・運営を行っている.
全国共同利用運営委員会は,2012年度は2回開催し,全国共同利用サービスの現況を報告するとともに,予算・
決算の審議を行なった.
4. 1. 2 情報部
情報部は,情報環境機構及び学術情報メディアセンターの事務及び機構の提供する各サービスの実施とともに,
経営企画本部の一員として事務の情報化推進に係る種々の業務を情報推進課および情報基盤課で行っている.
■情報推進課
情報化推進に係る企画・立案,情報環境機構の運営,電子事務局の具体化,業務システムの企画・開発・維持・
管理,国立学校汎用システムの維持・管理・連絡調整,事務本部等の情報セキュリティ対策等を担っている.
名 称 要 員 所 掌 事 項
総務・財務担当主査 課長補佐
総務掛
掛長 1 一般職員 2 時間雇用 2
・ 情報環境機構,学術情報メディアセンター,情報部にかかる人事・給 与等総務関係業務及び連絡調整
・学術情報メディアセンター諸会議
・全国共同利用運営委員会等
・図書資料室の管理・運営 企画掛
掛長 1 一般職員 1 時間雇用 1
・学校基本調査等大学調査統計
・情報環境機構諸会議(運用委員会を除く)
財務掛
掛長 1 主任 2 一般職員 1 時間雇用 2 派遣職員 1
・情報環境機構,学術情報メディアセンター,情報部にかかる経理
研究協力掛
掛長 1 主任 2
時間雇用 2 ・学術情報メディアセンターにかかる外部資金,研究協力 情報管理主査 課長補佐
管理掛
掛長 1 主任 1 特定職員 1
・業務サーバ管理担当
・ソフト・データ管理担当
・事務用ネットワーク担当
・国立大学法人事務情報化推進担当
・人事給与システム担当
・財務会計システム担当
・国立学校汎用システム担当 運用掛
掛長 1 主任 1 一般職員 1
・学籍系システム担当
・履修成績系システム担当 電子事務局推進主査 課長補佐
電子事務局推進掛
掛長 1 技術専門職員 1 一般職員 2 派遣職員 1
・全学グループウエア担当
・電子決済・電子調達等担当
・電子会議・電子掲示版担当
■情報基盤課
学術情報基盤整備,学術情報ネットワークシステム,スーパーコンピュータシステム,汎用コンピュータシステ ム,遠隔講義システム,教育用コンピュータシステム,CALLシステム,全学認証システム等の維持・管理・運用,
全学情報セキュリティ対策,共同利用窓口等を担当している.
なお,2012年4月,共同利用支援グループは北館,南館にそれぞれ担当を設けていたが,事務組織のスタッフ 制からライン制への移行に合わせ,それぞれ共同利用第1掛,共同利用第2掛と掛体制に移行した.また,北館改 修に伴う移転を契機に,南館に物理的に統合,掛間での情報,業務共有を進め省力化ととに利用者サービス向上に 努めた.さらに,共同利用2掛,ICカードや学生アカウント発行業務を担う統合認証センターおよび機構サービ スの技術的な問合わせ対応を集約し,情報環境機構インフォメーションセンターを発足させ,情報環境サービスに 係る申請・問合わせ窓口の一元化を推進してきた.
143 4. 1 情報環境機構
■統合認証センター
認証ICカードの発行・管理,電子認証局の運用管理,その他関連部署との業務調整などIC関連業務の支援.
要 員 所 掌 事 項
センター長(情報推進課長が兼務)
技術専門職員1(情報環境支援グループ兼務)
特定職員2 再雇用職員1 時間雇用1
・ICカードの発行
・ 学生アカウント(ECS-ID),学生用メールア ドレスの発行
・認証システム運用委員会担当
名 称 要 員 所 掌 事 項
共同利用支援グループ 掛長 2 時間雇用 3 施設系技術職員 1 再雇用職員 2 技能補佐職 1
(共同利用第1掛,北館窓口担当)
・大型計算機システム(スパコン,汎用コン)利用申請,課金処理
・利用者広報,教育企画調整担当
・スーパーコンピュータシステム運用委員会担当
・汎用コンピュータシステム運用委員会担当
・情報環境整備委員会研究用計算機専門委員会担当
(共同利用第2掛,南館窓口担当)
・教育用システムシステム利用者対応
・CALLシステム運用委員会担当
・教育用コンピュータシステム運用委員会担当
・情報環境整備委員会教育用計算機専門委員会
・メディア南館・電話庁舎管理担当
・電話交換設備維持管理担当
・電話交換担当 研究支援グループ 技術職員 4
派遣職員 1
・スーパーコンピュータ運用管理
・アプリケーションライセンシングサービス
・コンサルティング,研究教育利用支援
・HPCI推進,共同研究利用支援
・コンピューティング事業委員会担当 教育支援グループ 技術専門職員 2
技術職員 2 派遣職員 1 再雇用職員 2
・教育用コンピュータシステムの運用管理
・教育用コンピュータシステムID管理
・情報教育支援サービス
・語学教育支援サービス
・遠隔講義支援サービス
・遠隔講義支援システム運用委員会担当 情報環境支援グループ 技術専門員 1
技術専門職員 4 技術職員 2 時間雇用 4 再雇用職員 1
(ネットワーク担当)
・KUINSの設計,運営,管理
・利用支援,KUINS-DB管理運営
・遠隔地,ユビキタス環境整備
・KUINS運用委員会
(学術情報基盤担当)
・学術情報基盤サービス担当
・全学電子認証基盤システム担当
・ホスティングサービス担当
・全学メール利用支援担当
・汎用コンピュータシステム運用委員会 情報セキュリティ対策室 技術専門員 1
再雇用職員 3
(情報セキュリティ担当)
・全学情報セキュリティポリシー企画担当
・全学情報セキュリティ対策担当
・情報セキュリティ教育担当
・全学情報セキュリティ委員会等事務担当
(ソフトウエアライセンス管理担当)
・ソフトウエアライセンス管理
・ソフトウエアライセンス管理運用委員会担当